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KDDI東海林副社長、ahamoや他社プランに対し「“必ず”ユーザーが満足できる料金プランを出していきたい」

記者からの質疑に応えるKDDI代表取締役執行役員副社長の東海林 崇氏

 KDDIの代表取締役執行役員副社長の東海林 崇氏は、12月9日の新料金発表会の質疑中、NTTドコモの新料金「ahamo」について、「今後、他社(ソフトバンクなど)の動向をみて、“必ず”ユーザーが満足できる料金プランを出していきたい」とコメントした。

 発表会の質疑でドコモの中容量料金プラン「ahamo」についての受け止めと、今後の対抗策などを問われた東海林氏は、「ahamoのサービス設計が把握できておらず、コメントできない」とし、「(ソフトバンクなど)他社の動向を見て、対応するかを検討していきたい」とコメントした。

 そのうえで、auやUQなどマルチブランド戦略で、“必ず”ユーザーが満足できる料金プランを出していきたいとの考えを示した。

 また、武田良太総務大臣の「サブブランドでは、乗り換えの手続きが多く不親切」という発言に関して、東海林氏は、ahamo対抗策となりうるプランの展開については、今後展開するオンライン特化型の新会社「KDDI Digital Life」(関連記事)を含め「どのブランドから出すかは決まっていない」との考えを示した。

 なお、移行手数料(解約料やMNP手数料)に関して東海林氏は、「武田総務相の言葉は真摯に受け止める」とし、移行手数料の減額には前向きに検討しているとした。