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Apple Watchの心電計心拍数モニタプログラムが医療機器承認を取得

 お茶の水循環器内科は、アップルのスマートウォッチ「Apple Watch」に搭載されている「家庭用心電計プログラム」「家庭用心拍数モニタプログラム」が医療機器承認の取得を確認したと発表した。

 また、同医院では2つのプログラムを活用した「アップルウォッチ外来」を開始した。

 医療機器センター(JAAME)の医療機器の承認速報では、アップルから申請された2つのプログラムが4日に承認されたことが確認できる。ひとつは「家庭用心電計プログラム(Appleの心電図アプリケーション)」で承認番号が「30200BZI00020000」。ふたつめは「家庭用心拍数モニタプログラム(Appleの不規則な心拍の通知プログラム)」で承認番号は「30200BZI00021000」。

医療機器センターの医療機器の承認速報より

 同プログラムの医療承認をうけて、お茶の水循環器内科では、「Apple Watch」の不整脈の記録などを活用した「アップルウォッチ外来」を開始した。

 不整脈の発作時の記録をもとに、不整脈の疑いの評価、さらなる精密検査の必要性、治療の必要性などを相談できる。

 お茶の水循環器内科によると、「正確な診断のためには症状出現時の心電図記録が極めて重要」としており、心電図を記録するデバイスの選択肢が増えるのはいいことであるとコメントしている。