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モトローラ、縦折りの5Gスマホ「motorola razr 5G」

 モトローラはフィーチャーフォンのように折りたためる5G対応のAndroidスマートフォン「motorola razr 5G」を発売する。日本国内での発売を検討しているが、日程や価格は未定。

 「motorola razr 5G」の特徴は、フィーチャーフォンのように折りたたみ可能である点。縦長の本体を上下に折りたたむことができる。折りたたんだ状態で約85cm3になるといい、トランプのデッキ大のコンパクトサイズになるという。

 折りたたんだ外側には、クイックビューディスプレイを搭載し、本体を折りたたんだ状態でも、メッセージの送信やビデオ通話などを楽しめる。このほか、ユーザー任意のアプリを立ち上げることができる。初期設定ではカメラ、メッセージ、電卓、Keep、Google News、Google Home、YouTubeの8つのアプリがパネル内に配置されているが、ユーザーがすぐに利用したいアプリを選んで配置できる。

クイックビューディスプレイ
直接電話できるショートカット
本体を閉じたまま通話ができる
メッセージの送信も可能
音楽のコントロール

 また、クイックビューディスプレイはジェスチャーナビゲーションに対応し、スワイプする角度でカメラや電話などのショートカットにアクセスできる。

 メインディスプレイは6.2インチでアスペクト比は21:9。ヒンジ部はディスプレイ部が折りたためるように、また開いた際に画面がフラットになるように調整されている。

 耐久試験は、落下や温度のほか折りたたみサイクル試験も実施しており、20万回の折りたたみに耐えられる。これは、1日100回折りたたむユーザーでも5年以上かかる計算だという。

 メインカメラは、クアッドピクセル技術を搭載した48MPカメラを搭載。低照度時の感度を4倍に向上させたほか、光学式手ぶれ補正機能、レーザーオートフォーカスをサポート。

 また、メインカメラはクイックビューディスプレイの上部に配置しており、自撮りカメラとしても機能する。グループセルフィー、ポートレートモード、スポットカラーなどのカメラモードを備えるほか、撮影中にクイックビューディスプレイにアニメーションを表示させることで、子供など被写体の目線をカメラに向けさせることができる。

 ビデオ撮影では、手ブレ補正機能のほか、水平な撮影をアシストする水平線補正機能をサポート。水平線に対してプラスマイナス5°までの角度の際、自動的に水平となるよう調整する。

 インカメラは20MPカメラを搭載。大きな液晶での撮影やビデオ通話を楽しめる。

 チップセットは「Qualcomm Snapdragon 765G」、GPUは「Adreno 620」を搭載する。メモリーは8GB、ストレージは256GBで、1つのnano SIMカードとeSIMをサポートする。

 バッテリー容量は2800mAhで15Wの急速充電に対応。Wi-FiはIEEE 802.11 b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0、NFCをサポートする。

 対応するバンドは、5Gがsub-6 n1/n3/n5/n7/n28/n41/n41 HPUE/n77/n78/n78 HPUE/n79/n79 HPUE。4G LTEは、1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/34/38/39/40/41/42/46/66/71をサポートする。

 本体の大きさは開いた状態で約72.6×169.2×7.9mm、折りたたんだ状態で約72.6×91.7×16mm、重さは約192gで、本体は撥水設計がなされているが、防水ではない。

 カラーはPolished GraphiteとLiquid Mercury、Blush Goldをラインアップする。

左からPolished GraphiteとLiquid Mercury、Blush Gold

 製品には本体のほか、15W急速充電アダプター、USB Type-Cケーブル、3.5mmヘッドセットアダプター、アクセサリーポーチなどが付属する。