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マイクロソフトのパネイ最高製品責任者が語る「Surface Duo」の魅力とは

Surface Duo

 12日、米マイクロソフトは、2画面Androidスマートフォン「Surface Duo」を9月10日に発売すると発表した。同日公開されたパノス・パネイ最高製品責任者(CPO)がブログを公開、その魅力を語った。

 Surface Duoの価格は1399ドル~(約15万円)で、パネイ氏は「市場で最も薄いモバイルデバイス。2つのPixel Sense Fusion Displayで8.1インチの画面を実現し、360度の回転ヒンジで、2画面を個別に使うことも、一緒に使うこともできる」と説明する。

回転ヒンジ

2画面活かすアプリの使い方

 パネイ氏は、「モバイルデバイスの生産性、創造性における次の波を考えると、Surface Duoで新たな何かを創造する機会があることがわかる。スマートフォンを改革するのではなく、ポケット内のデバイスの使い方を考え直したくなるような機会がある」と説明。

 オフィス文書アプリサービスのMicrosoft 365と、Androidのアプリを同時に使えるSurface Duoの活用例として、たとえばMicrosoft Teamsでは、2画面のうち、ひとつで参加者を確認しつつ、もう一方でPowerPointのスライドを見せてプレゼンできるとアピール。

 プライベートで使う際にも、AmazonのKindleアプリを使うと、実際の本のように楽しめるという。

2画面をひとつに扱えるようにする技術

 画面の間でアプリを簡単に移動できるほか、アプリのグループを作っておき、ホーム画面で1回タップするだけで全て開く、といった使い方もできる。

 スムーズな体験を実現するため、2つの画面の色と輝度は高いレベルでキャリブレーションされている。独自のデジタイザーアルゴリズムにより、画面の継ぎ目を行き来するような操作も配慮されている。

Windows PCとの連携

 Surface DuoとWindows 10 搭載パソコンとの間では、シームレスな体験を実現する。

 Surface DuoではYour Phoneアプリを使うと、通知やメッセージ、電話の発着信、写真の共有、DuoのデュアルスクリーンのWindowsパソコンへのミラーリングなどを実現。

 コンテンツもパソコンとの間で簡単にコピー&ペーストできるとのことで、たとえばデータの受け渡しのために自分自身でメールやメッセージを送信する必要はない。

Surface Duoを体験してもらうことが待ち遠しい

 パネイ氏は「Surface Pro を発表した時も、タブレットがノートパソコンの代わりになるとは誰も思っていませんでしたが、実際にはそうなりました」と過去を振り返り、マイクロソフトのハードウェアが価値観をあらためたと説明。

 Surfaceシリーズで7年以上にわたり、忍耐強く取り組みを続けていることに触れて、「マイクロソフトと共に次の一歩を踏み出そうとしているSurface ファンの皆様、Microsoft 365 ファンの皆様、Android ファンの皆様に、Surface Duo を体験していただくのを待ち遠しく思っています」と結んでいる。