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iOS 13.6をリリース、車のデジタルキーに対応

 Appleは、iPhone向けの「iOS 13.6」の提供を開始した。

 対応する自動車のエンジン始動などができる車のデジタルキーに対応したほか、ヘルスケアアプリに新しい症状やカテゴリを追加し、ほかのアプリと共有する機能が追加された。

車のデジタルキー

 車のデジタルキー機能は、自動車の物理キーがなくても、自動車とiPhoneでロックの解錠や施錠、エンジンの始動ができる。iPhoneのNFC機能を用いる。

 デジタルキーはWalletアプリで管理できる。万一iPhoneを紛失した場合でも、iCloud経由でデジタルキーを削除できる。

 また、iMessageでデジタルキーを共有でき、ユーザーごとにフルアクセスの許可や運転を制限できる。

 万一、iPhoneのバッテリーがなくなってしまっても、予備電力により最大5時間、自動車のロック解除やエンジンの始動ができるという。

 6月時点でのデジタルキー対応自動車は、BMWのモデルは1、2、3、4、5、6、8、X5、X6、X7、X5M、X6M、Z4に対応する。

 また、デジタルキーが使えるiPhoneは、iPhoneXR、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone SE(第2世代)で、いずれも同アップデートを適用すれば利用できる。

ヘルスケア

 発熱、悪寒、のどの痛み、咳などの新しい症状を記録できるようになり、他社製のアプリと共有できる機能を追加した。

追加された症状

 これら以外にも、不具合の修正や機能改善が図られている。