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グーグル、新型コロナ対策での世界の移動データを公開

 グーグル(Google)は、世界的に感染が拡大している新型コロナウイルス感染症について、匿名化したデータを集計した「COVID-19 Community Mobility Reports」(COVID-19 コミュニティ モビリティ レポート、英文のみ)の公開を開始した。

日本の情報を参照する際は「Japan」を検索するかスクロールしてさがす

 外出自粛などの政策で人々の行動がどのように変わったかをデータ化し公開するもので、娯楽施設や店舗・公共交通機関などの大分類を用いこれらの場所の傾向を時系列のグラフで表示している。

 訪問率の増減は表示するが、絶対数は公開しない。また、個人の位置や連絡先・移動先など個人を特定できる情報は含まれない。

例:米国ルイジアナ州のレポート

 日本を含む131カ国を対象にしており、都道府県単位など地域ごとでの情報も提供している。今後対象となる地域は拡大していくようだ。

 グーグルではこのレポートを用いて店舗の営業時間の変更や公共交通機関の増減便などを検討する際などに参考にすることができるとしている。また、このレポートの情報が市民・地域社会の健康と安全を守る支援となることを期待しているとのこと。