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JR東日本、QRコードにも対応した「タッチしやすい自動改札機」を試験導入

 JR東日本は、「タッチしやすい自動改札機」の実証試験を2月1日から行う。ICカードリーダーの角度変更とQRコードによる改札機利用の2点を中心に、改札通過への影響を評価する。

 現行の改札機のICカードリーダーは進行方向に向かって13度の緩やかな傾斜が付けられているが、試験機では左側(通路部分)に向けて大きく傾けた。車椅子利用者など低い位置からカードをかざす場合にも配慮したデザインだという。QRコードリーダーは視認性を重視し、従来のICカードリーダーの位置に近い手前の部分に配置される。

 試験導入される駅は、新宿駅と高輪ゲートウェイ駅の2駅。試験期間は2月1日~9月30日、高輪ゲートウェイ駅では開業日の3月14日から実施される。

 5月10日まではICカードの試験のみを行い、5月11日~6月30日のうちの複数日にQRコード改札のモニター評価実験を行う。7月以降は予備期間とされ、実証試験終了後、「タッチしやすい自動改札機」は2020年10月頃に順次撤去される。