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Withings、睡眠時無呼吸症候群を感知する新型スマートウォッチ

 Withings(ウィジングズ)は、米ラスベガスで開催中のCES 2020において、ハイブリッドスマートウォッチの新機種「ScanWatch」を発表した。

 同社は、ScanWatchを心房細動(不整脈)のリスクと睡眠時無呼吸症候群(SAS)を認識できる世界初のハイブリッドスマートウォッチとしている。同製品は北米とヨーロッパで2020年第2四半期に発売され、38mmモデルの価格は249ドル(約2万6900円)、42mmモデルは299ドル(約3万2000円)。日本での発売は未定。

 ScanWatchは心電図測定機能を備え、側面のボタンを押してベゼルの両端を触ると測定が開始される。循環器専門医と共に開発したというアルゴリズムにより、約30秒で不整脈の有無や心拍の速さを分析する。

 測定結果は時計のディスプレイに表示され、スマートフォンアプリで測定履歴や評価、推定症状といった詳細な情報を確認できる。また、継続的にユーザーの心拍を測定し続けることで、異常を感知した際に心電図測定を促す早期警告システムを搭載する。

 睡眠記録機能も強化され、酸素飽和度(SpO2)センサーによって夜間に血中の酸素飽和度の推移を測定。呼吸の乱れによる異常値を感知し、睡眠時無呼吸症候群(SAS)とみられる症状を感知する。従来機種と同様に、睡眠の長さや深さ、質を分析する「Sleep Score」や、睡眠リズムの分析結果に基いて目覚めやすい時間にユーザーをバイブレーションで起こす「Smart Wake-up」機能も備える。

 本体はステンレスケースとサファイアガラスの風防で構成され、防水性能を備える。時刻は時針と分針で表され、文字盤の上部には情報表示用のPMOLEDディスプレイ、下部には目標歩数の達成率を表示するサブダイヤルを搭載する。