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ゲーマー向けの性能も備えた軽量スマホ「AQUOS zero2」、ドコモから

 NTTドコモは、シャープ製のAndroidスマートフォン「AQUOS zero2 SH-01M」を2019-2020年冬春モデルとして発売する。発売は他モデルよりやや遅く、発売時期は今冬とアナウンスされている。オンラインストアでの価格は8万2080円程度になる見込み。

AQUOS zero2 SH-01M

 AQUOS zero2は、Snapdragon 855や8GBの大容量メモリ(RAM)、6.4インチの有機ELディスプレイを搭載した大画面のハイエンド機でありながら、140g台と軽量に仕上げたことが特徴。

 本体は背面パネルが樹脂製、側面フレームがマグネシウム合金製で、軽量化が重視されている。開発中のため本体重量は確定していないが、発表会に展示されていた実機を展示ブースのキッチンスケールで測定したところおよそ140gだった。参考までに、メーカー発表では約143gとなっている。

 AQUOS zeroシリーズはNTTドコモ向けには今回初めて登場する。製造元のシャープでは、従来のAQUOS Rシリーズが写真や動画をシェアする、人とつながるといった要素を重視する「ビジュアルコミュニケーションフラッグシップ」であるのに対し、AQUOS zeroシリーズはゲームや動画などを楽しむコアユーザーに向けた「エンターテインメントフラッグシップ」と位置付け、ダブルフラッグシップとして展開している。

 高い水準のスペックを要求するゲーム用途向けの仕様として、残像を抑える黒フレーム挿入による疑似240Hz駆動の4倍速ディスプレイや、毎秒240回のタッチ検出を行う高速タッチパネルを採用する。高速タッチパネルは「タップが高速すぎて認識されない」という「タップ抜け」の現象を防ぐ効果があり、アクションゲームではもちろん、リズムゲームで特に高い効果が期待される。

 また、ゲームをしながら充電するようなシーンを想定し、2つの充電ICで熱源を分散して発熱を抑える抑えるパラレルIC充電という仕組みを備える。

 このほか、AQUOSシリーズ初のディスプレイ内指紋認証に対応する。ドコモの2019年冬春モデルとしては唯一、Android 10を搭載して発売される。

主な仕様

 チップセットはクアルコム製の「Snapdragon 855」。メモリー(RAM)は8GB、内部ストレージ(ROM)は256GB。外部ストレージには非対応。バッテリー容量は3130mAh、OSはAndroid 10。下り最大1576MbpsのLTE通信に対応する。

 画面サイズは6.4インチ、画面解像度は2340×1080ドット(フルHD+)。アウトカメラは約1220万画素+約2010万画素のデュアルカメラで、インカメラは約800万画素。

 端末の大きさは未定で、重さは140g台。防水・防塵性能を備え、ワンセグ・フルセグは非対応、おサイフケータイに対応する。生体認証は指紋認証と顔認証に対応する。ボディカラーはAstro Black(アストロブラック)、Misty White(ミスティホワイト)の2色。

写真で見るAQUOS zero2 SH-01M