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三木谷社長「楽天モバイルの基地局展開、予定通り」

 6日、楽天モバイルは10月開始の携帯電話事業に関する発表会を開催した。最初に登壇した楽天代表取締役社長の三木谷浩史氏は「当初の予定通り」として、東名阪でサービスを開始する方針を明らかにした。

 三木谷氏は「他社と異なり、ベースステーションというハードが必要ない。(設置の計画は)当初遅れていたが、順調に回復している。基地局をネットワークに繋ぐオペレーションも、多少課題はあるが、現在解決し、9月中には当初の予定通り、東京23区、名古屋、大阪という独自で展開するところではサービスをローンチできる見通し」と語る。

 なお東名阪以外のエリアは、auのネットワークをローミングで利用する形になる。

 楽天副社長執行役員の武田和徳氏は、現在、アンテナと集約局を繋ぐ段階と説明。初めての経験のため、若干時間を要したが、その分、クオリティの高い工程になっていると自負し、「大きなジャンプアップになる。稼働にむすびつけたい」と語った。

 サービスエリアについても図版で示し、東名阪の中心部の屋外を自社設備でカバーできると説明。「屋内については、屋外からの照射とKDDIの支援でしっかりやっていきたい」(武田氏)とした。

 基地局設置数も、10月時点では十分エリアをカバーできると武田氏。2020年3月末時点についても、順調に進められるとの見通しを示した。