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トリプルカメラ搭載の新フラッグシップ「Xperia 1 SO-03L」

 NTTドコモは、ソニーモバイル製のAndroidスマートフォン「Xperia 1 SO-03L」を2019年夏モデルとして発売する。ドコモオンラインショップでの一括価格は10万3032円(税込)。新たに発表された「おかえしプログラム」の対象端末で、36回払いの24カ月目に端末を返却して1/3相当の割賦支払いが免除される。これを加味した実質価格は6万8688円になる。

Xperia 1 SO-03L

 Xperia 1は、従来のXperia XZシリーズに代わる新たなフラッグシップモデル。シリーズ初のトリプルカメラを搭載し、3つの画角を切り替えて撮影できるほか、スマートフォンでは世界初の瞳AFに対応する。一眼レフカメラのレンズを交換するように画角を変えられることを意識しており、トリプルカメラの画素数は1220万画素で統一した。

 カメラは上から標準、2倍相当の望遠、超広角が並び、35mm判換算で26mm、52mm、16mmになる。それぞれのF値は上から1.6、2.4、2.4。標準カメラは1.4μmのピクセルサイズと、F値1.6の明るいレンズに加え、RAWのままノイズリダクションをかけ、暗所時の性能を向上させている。超広角カメラはワイドレンズ独特の歪みも目立つが、設定で画質優先と歪み補正優先を切り替えることも可能だ。

 また、業務用シネマカメラ部門の協力による本格的な動画撮影機能も備える。動画は、光学式と電子式の手ブレ補正を両方使用する「ハイブリッド手ブレ補正」に対応しており、ブレの少ない映像を撮ることができる。4K HDRの動作撮影にも対応する。

 6.5インチの4K有機ELディスプレイを搭載し、HDRコンテンツも再生できる。画面の縦横比は21:9と縦長になっており、フルスクリーンでの映画視聴やマルチウィンドウ機能の利用に適している。マルチウィンドウで2つのアプリを簡単に起動できるようにするため、専用アプリも用意。ディスプレイ設定で、BT.2020の色域と10bit信号に対応した「クリエイターモード」を選択することもできる。

 従来よりもディスプレイが縦方向に長いが、ソニーモバイルがゲーム開発メーカーに働きかけた結果、このアスペクト比を生かしたタイトルも用意される。「フォートナイト」や「伝説対決 -Arena of Valor-」「アスファルト9:Legends」の3タイトルがプリインストールされる予定だ。「ゲームエンハンサー」も搭載。ゲームプレイ時にメモリを解放したり、パフォーマンスを取るか、バッテリーの持ちを取るかを選択したりといった設定を行える。

 立体音響技術「Dolby Atmos」対応のステレオスピーカーを搭載し、動画やゲームの音に合わせて振動する「ダイナミックバイブレーションシステム」で臨場感を演出する。指紋センサーは側面に搭載される。

主な仕様

Xperia 1 SO-03L(ブラック)
Xperia 1 SO-03L(パープル)

 チップセットはクアルコムのSnapdragon 855。メモリ(RAM)は6GB、内部ストレージは64GB。画面サイズは6.5インチ、画面解像度は3840×1644ドット。バッテリー容量は3200mAh。大きさは約167×72×8.2mm。重さは約178g。

 広角、標準、望遠のトリプルカメラを搭載し、画素数はいずれも約1220万画素。インカメラは約800万画素。IP68相当の防水防塵性能を備え、ワンセグ・フルセグとおサイフケータイに対応する。

 通信速度は下り最大1576Mbps、上り最大131.3Mbps。カラーはブラック、パープルの2色展開。au版にあったグレーや、au版、ソフトバンク版にあったホワイトは発売されない。