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米政府を提訴したファーウェイ、会見でちゃっかり「Mate X」をアピール

 3月7日、ファーウェイは中国本社でグルーバルに向けた記者会見を開催した。幹部が総出で登壇、ファーウェイ製品を排除する法案は米国の憲法に違反しているとして、米国政府を米国の連邦地方裁判所に提訴したと発表した。(関連記事

 中国・深センにある本社から、YouTubeやFacebookなどさまざまなプラットフォームを通じてグルーバル向けに生中継された(登壇者はすべて英語で会見)ことも注目を集めるが、外国人の弁護士などを除き、ファーウェイ側の登壇者は全員、2月24日に発表されたばかりの5Gスマートフォン「HUAWEI Mate X」を手に登壇、折りたたみ型の画面を開いた状態で(おそらく)原稿を表示し、会見に臨んでいた。端末を手にした全員が、公演台に置くことなく、手に持ってカメラに映るようにしていたようだ。

大きな画面は原稿の表示にもぴったり?

 「HUAWEI Mate X」は発表されたばかりで、折りたためるディスプレイを搭載する革新的なモデルということもあるが、5G対応も謳われている先端的な仕様の端末。5Gを機に米国でファーウェイ排除の動きが強まったことを「米国の消費者の利益も損なう」とした同社の主張を裏付けたいという意味もありそうだ。

「HUAWEI Mate X」。2019年半ばに発売される予定