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ブロックチェーンスマホ「FINNEY」、日本発売へ

 SIRIN LABSは、暗号通貨を扱うためのセキュリティを強化したスマートフォン「FINNEY(フィニー)」を日本で展開する。公式サイトで日本向けの販売を開始しており、価格は999米ドル(約10万9000円)。

FINNEY

 FINNEYは、ビットコインなどのブロックチェーン技術によって成り立つ暗号通貨の取り扱いに特化したスマートフォン。マルウェア感染やハッキングによる不正送金などの被害を防ぐため、オフラインで暗号通貨を保管する「コールドウォレット」を搭載。通常のスマートフォンとしてのディスプレイとは独立して、コールドウォレットの情報を表示するためのスライド式セーフスクリーンを備え、インターネットから切り離された状態で管理できる。

 OSは、Androidベースの独自OS「SIRIN OS」を採用。セキュリティ機能の強化に加え、取引所ごとの異なるトークンを用意する手間なく、ワンストップで仮想通貨を購入できるトークンコンバージョンサービスや、分散型アプリを購入できる独自ストアなどを搭載する。

 Foxconn子会社のFIH mobileを製造パートナーとしており、SIRIN LABSは主に、コールドウォレットとSIRIN OSの開発を担当している。

 FINNEYは公式サイトでの販売に加えて、Amazon.co.jpや東京にオープン予定の実店舗での販売も予定している。

主な仕様

 チップセットはクアルコムのSnapdragon 845。メモリは6GB、ストレージは128GB(eMMC)。最大2TBのmicroSDカードを利用できる。ディスプレイサイズは6インチ、解像度は2160×1080ドット。リアカメラは約1200万画素、フロントカメラは約800万画素。

 OSはAndroid 8.1ベースのSIRIN OS 3.01。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0をサポート。外部端子はUSB Type-C。バッテリー容量は3260mAh。

 SIMカードサイズはnano SIMで、対応LTEバンドは1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/38/41/66。

 大きさは158×74.6×9.3mm。重さは209g。ボディカラーはコールブラック、ペブルグレーの2色。