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ドコモ、IoT向け通信方式「LTE-M」を10月から開始

 NTTドコモは、IoT向けの通信方式「LTE-M」を10月1日より開始する。提供エリアは、当初は東京都、大阪府、千葉県の一部。2019年3月末にはLTEと同等のエリアになる予定としている。

 「LTE-M」は、既存のLTE網を活用し、低消費電力での駆動や、通信モジュールの低価格化を図るIoT向けの通信方式。通信速度を制限する一方、機器は電池やソーラー電源での駆動も可能になり、LTE網に直接つながるため、幅広い用途での活用を見込む。

 ドコモはすでにIoT向け料金プラン「IoTプラン」「IoTプランHS」や、管理プラットフォームなど関連サービスを提供しており、今回開始するLTE-Mを含めて同一のプラットフォームで利用できる。

 ドコモのLTE-Mに対応した通信モジュールは、AM Telecom、京セラ、Quectel Wireless Solutions、Gemalto、Sierra Wireless、太陽誘電、Telit wireless solutions Japan、村田製作所、u-bloxが順次取り扱う。

 LTE-Mの通信速度(理論値)は下り最大300kbps、上り最大375kbps。料金プランにより利用できる通信速度は異なる。対応する料金プランは「IoTプラン」「IoTプランHS」。