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au、物理キーボード搭載の「BlackBerry KEY2」をSIMフリーで発売

 KDDIおよび沖縄セルラーは、au公式アクセサリー「au +1 collection」のラインナップとして、本体前面に物理QWERTYキーボードを搭載するBlackBerryブランドのスマートフォン「BlackBerry KEY2」を、全国のauショップや公式オンラインストア「auオンラインショップ」で9月7日に発売する。

「BlackBerry KEY2」

 auオンラインショップでの販売価格は8万9800円(税込、以下同)で、本体代金は一括支払いのほか、割賦支払にも対応する。通常のauスマートフォンと異なり、機種購入に伴う月額料金の割引などは適用されないが、auの携帯電話サービスを契約していなくても端末を単体購入できるほか、同機種の購入に伴う事務手数料などは発生しない。また、SIMロックもかけられていないため、好きな通信事業者のSIMカードで使用できる。

 プライバシー保護とセキュリティに特化したBlackBerry端末専用アプリ「DTEK by BlackBerry」がプリインストールされ、マイクやカメラ、位置情報、個人情報などにアクセスしているアプリを個別に監視およびコントロールできる。

 BlackBerryシリーズの特長であるQWERTY物理キーボードは、前モデルの「KEYone」より21.6%大きくなり、物理キーボードによる入力がより正確に行えるようになったという。また、物理キーボードはタッチパネルや指紋認証機能も備えている。

 物理キーに任意のアプリ起動を割当できるショートカット機能が改善され、本体の右下に配置されたスピードキーと対象のキーを押すことで、アプリを実行中に別のアプリをショートカット起動できる。同機能は、従来機種ではホーム画面でのみ有効となっていた。

 本体スペックは、約4.5インチのディスプレイ、解像度は1620×1080ピクセル。リアカメラは1200万画素のレンズを2つ搭載するデュアルカメラ仕様で、フロントカメラは800万画素。OSはAndroid OS 8.1、チップセットはQualcomm Snapdragon 660、RAMは6GB、ストレージは128GBで最大2TBまでのmicroSDカードに対応する。

 バッテリー容量は3500mAhで、充電用のポートはUSB Type-C。急速充電規格Quick Charge 3.0に対応する。大きさは71.8×151.4×8.5(mm)、重さは160g。SIMカードはnanoSIMを採用する。KDDIが販売するモデルはシングルSIMとなり、本体カラーはブラック。

 au契約で使用する場合、VoLTE対応機種向けのau Nano IC Card 04またはau Nano IC Card 04 LEが必要となる。4G LTEの対応周波数帯はB1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/38/39/40/41で、国内正規代理店であるFOXによるとdocomo、au、SoftBankのSIMカードに対応するという。最大で3つの周波数帯を束ねて使う3CC CAをサポートし、通信速度は下り最大225Mbps。

 auショップで購入したBlackBerry KEY2に故障などのトラブルが発生した場合、対応はauショップではなく、BlackBerryの国内販売代理店であるFOXがサポート対応する。また、auスマートフォン向けの補償サービスは対象外となる。

 KDDIは、BlackBerry KEY2の発売を記念したキャンペーンとして、9月6日までの期間中に予約した上で購入すると、専用ケース「LORNA PASSONI Kipskin Leather Folio Case for BlackBerry KEY2」のブラックまたはオレンジをもれなくプレゼントするキャンペーンを行う。

Black
Orange

Amazonやビックカメラグループでも取扱い

 このほか、BlackBerry KEY2は全国のビックカメラグループ(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ)各店舗やAmazonなどのECサイトでも9月7日に販売される。

 これらの店舗で販売されるBlackBerry KEY2は、シルバーとブラックの2モデルで、カラーバリエーションによって本体スペックが若干異なる。具体的には、シルバーではストレージ容量が64GBとなるほか、SIMスロットがデュアルSIM仕様になる。販売価格は、シルバーが7万9800円、上位モデルとなるブラックが8万9800円。

 au直営店の「au SHINJUKU」、「au SENDAI」、「au FUKUOKA」のほか、ビックカメラの主要店舗などにデモ機が設置される。