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「Android 9 Pie」発表、AIを取り入れた新機能続々

 グーグルは、Androidの次期バージョン「Android 9 Pie」を発表した。3月にプレビュー、5月にベータ版が発表されていたが、今回、正式に案内された。あわせて新バージョンの愛称については、従来通り、お菓子の英名にあわせ「Pie(パイ)」と名付けられた。

アダプティブバッテリー

 Android 9 Pieでは、機械学習を取り入れ、アプリやサービスの利用頻度にあわせて電力消費を最適化する「アダプティブバッテリー」や、ディスプレイの明るさを自動的に調節する「アダプティブブライトネス」が搭載される。

アダプティブブライトネス

 スマートフォンを操作する時間帯や、状況にあわせて、次の操作をリコメンドしてくれる「App Actions(アプアクション)」も搭載される。たとえば仕事後にイヤホンを繋げば、音楽のプレイリストを表示したり、家族への電話を案内したりしてくれる。

 このほか、Google検索と、アプリの機能を繋げる「スライス」、テキストを選択すると適切な次の操作を案内する「スマートテキストセレクション」、より簡単なスクリーンショットの記録、睡眠時などで通知を抑えるDo Not Disturbモードなどが搭載される。

 またニューラルネットワークAPIの最新バージョンが追加された。複数のカメラへの対応や、画像フォーマットの「HEIF」のサポート、屋内測位への対応といった特徴も備える。

 まずはグーグルのスマートフォンであるPixel向けに提供される。今後は、ソニーモバイル、Xiaomi、One Plusなどが導入していく。