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液体を硬化させ保護ガラスを全面吸着、「DOME GLASS」をドコモが独占販売

 NTTドコモは、画面の端が曲面になっている2.5Dディスプレイを搭載したスマートフォン向けに、液体シリコンで隙間なく接着する保護ガラス「DOME GLASS」を日本で独占的に販売する。発売は5月18日。販売はドコモショップの店頭のみで、貼り付け作業はドコモショップのスタッフが専用の器具を用いて行う。貼り付け作業は無料。製品の価格は5000円前後になる見込み。

「DOME GLASS」を貼り付けた「Galaxy S9 SC-02K」

 「DOME GLASS」は韓国Whitestoneの製品で、ドコモが日本で独占的に販売する。合わせて、ドコモの最新モデルに対応するよう、ラインナップも拡充している。

 ディスプレイの端が曲がっている2.5D処理のディスプレイが近年のスマートフォンでは増えているが、サードパーティが販売する保護ガラスは、端までカバーせず平面だけをカバーする製品や、ディスプレイに対応するようあらかじめカーブしている製品が販売されている。ただ、あらかじめカーブした保護ガラスは、微細な製造時のズレでも保護ガラスの浮きが発生するなどの問題があったという。

 「DOME GLASS」は(女性向けの)ジェルネイルが硬化する仕組みを応用。カーブした保護ガラスとディスプレイの間に液体シリコンを流し込み、紫外線照射装置で液体シリコンを硬化させることで、浮きが発生することなく保護ガラスを全面吸着できるようにした。また、保護ガラスを剥がした際は、ディスプレイ側には硬化した液体シリコンが残らないようになっている。

剥がしてもディスプレイ側には跡が残らない

 発売当初はHW-01K、L-01K、L-02K、SC-02K、SC-03K、SO-03K、SO-04K、SO-05K、SH-03K、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xの12機種に対応。製品のディスプレイ表面積に対応した容量の液体シリコンが付属し、貼り付けは専用の器具を用いて、ドコモショップのスタッフが行う。

ドコモショップで行う貼り付け作業の流れ

端末をドコモショップに用意されている専用器具にセット
スピーカーを保護し、ホコリを除去した後、液体シリコンを画面に落とす
端末に合わせて液体シリコンの容量は異なる
保護ガラスを液体シリコンの上に少しだけ乗せる
器具を傾け、液体を中央に移動させる
保護ガラスを落とし、液体シリコンが浸透するのを待つ
浸透は40秒ほどかかる見込み
紫外線照射装置で硬化処理(仮止め)を行う
器具から端末を取り出して細部を確認
最後に硬化処理を行う