LINE Payの決済高は1150億円――LINEの四半期決算は増収増益

MAUの動向

　LINEは、2017年度（12月期）の第3四半期（2017年7月～9月）の業績を発表した。LINEの各種サービスの利用動向が明らかにされている。売上収益は前年同期比17.4％増の1212億3300万円、営業利益は同33.8％増の244億7900万円だった。

　LINEの月間アクティブユーザー数（MAU）は、主要4カ国で見ると1億6800万人で、前年同期より700万人増えたが、前期より100万人減った。このうち日本のユーザーは7100万人。また、1日あたりのアクティブユーザーはMAUの74％。

　1日あたりの平均スタンプ送信回数は4億1300万回（前年同期は3億8400万回）、ゲームのMAUは2180万人。

　LINEが進めるスマートポータル戦略に沿って展開されているサービスのうち、今夏スタートした「LINEショッピング」「LINEデリマ」は毎月、利用が伸びており、具体的な数字は非開示ながら、7月に比べて8月は33.9％増、8月に比べて9月は38.8％増になった。LINE NEWSのアクティブユーザー率（MAU）は前年同期で30％増加し6000万人に到達。2017年度に入ってから大きな伸びはないが、インプレッション数は伸びている、つまり1人あたりで読む記事数が増えているという。

スマートポータル事業の状況

LINE Payの決済高

　そしてLINE Payについては、決済高が今期は1150億円に達した。前期に大幅な伸びを記録し、その勢いを維持した格好となっている。