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119番通報をスマホからビデオ通話で、日立が消防向けに販売

 日立製作所は、スマートフォンを活用した「119番映像通報サービス」を開発した。17日より、全国の消防機関に対して販売する。提供開始は2018年4月~。

 「119番映像通報サービス」は、スマートフォンの専用アプリから、ビデオ通話で119番通報できるサービス。通報者の位置情報を送信する機能や、手書き入力・チャット機能、5カ国語の通訳対応なども用意されている。同サービスを利用することで、消防指令員が患者や火災現場の状況を視覚的に把握できるほか、音声通話が困難な通報者や外国人による通報も対応可能となる。

119番通報をスマホからビデオ通話で、日立が消防向けに販売 利用イメージ
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 アプリ不要のWeb版も用意される。Web版は、消防司令員から通報者の電話番号宛に送信する専用URLから利用する形となる。

 消防機関向けのサービス利用料は1ライセンスあたり月額20万円~。通報者用のアプリは無料で提供されるが、ビデオ通話などの通信料は通報者の負担となる。

 日立製作所は11月1日~2日に東京国際フォーラムで開催するイベント「Hitatchi Social Innovation Forum 2017 TOKYO」にて、「119番映像通報サービス」の紹介展示を用意する。