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運転中の「ながらスマホ」事故が2.3倍に、警察庁が注意喚起

 警察庁は、自動車の運転中にスマートフォンを注視する「ながらスマホ」が原因の事故が増加しているとして、注意喚起を行っている。

 平成28年(2016年)度には、運転中の携帯電話操作が原因の事故が1999件発生。5年前と比べて約1.6倍に増加している。その中でも「ながらスマホ」など携帯電話の画面を見たり操作したことが原因となったケースは約2.3倍と、大幅に増加。平成28年度に27件発生した死亡事故のうち、63%を占めている。

 道路交通法は、携帯電話などを運転中に操作したり、注視したりする行為を禁止しており、違反すると懲役・罰金刑が課される場合もある。警察では運転中の携帯電話使用について、年間100万件程度の取締を実施。あわせて、業界団体とも連携して「ながらスマホ」の危険性についての啓発活動を実施している。

ポケモンキャラクターを使用した「ながらスマホ」防止キャンペーンのポスター