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eSIM初採用、8.4インチの2Kタブレット「dtab Compact d-01J」

dtab Compact d-01J

 NTTドコモが5月25日に発売する「dtab Compact d-01J」は、8.4インチのディスプレイを搭載するAndroid 6.0タブレット。製造はファーウェイが担当する。価格は4万5360円(税込)。月々サポートによる割引を差し引いた実質負担額は2万円台半ばとなる。

 ファーウェイの「MediaPad M3」をベースモデルとして、NTTドコモのdtabブランドで提供される端末となる。8.4インチの前モデル「dtab Compact d-02H」とほぼ同サイズでより高精細な2Kディスプレイを搭載した。カラーはSliverのほか、Goldを新たにラインナップする。

Sliver
Gold

 dtabとしては初めて、指紋認証センサーを搭載。指紋認証によるdアカウントへのログインも対応する。チップセットはファーウェイが上位機種に採用する「Kirin 950」を搭載。メモリも前機種の1GBから3GBへと増量されている。

 OSはAndroid 6.0を搭載し、今後、Android 7.0へのバージョンアップが予定されている。プリインストールアプリにはMicrosoft Officeが追加されている。

nanoSIM型の「eSIM」を搭載

 「dtab Compact d-01J」は、組込型SIM「eSIM」を搭載する。eSIMはネットワーク経由で契約者情報を書き換える機能を持っているが、今回、搭載されるeSIMは通常のnanoSIMカードと同じ形状で、取り外しも可能。SIMカードとしての動作は通常のnanoSIMと同様で、ユーザーの使用感は変わらない。

 eSIMを搭載した状態で出荷され、端末の初期設定の中でSIMカードの開通が可能となっている。ドコモオンラインショップで機種変更する場合、ユーザーの好きなタイミングでSIMカードを開通させることができる。機種変更時に通常のSIMからeSIMに切り替えるためのSIMカード発行手数料は無料。

d-01Jに搭載されるeSIM

 「dtab Compact d-01J」取り外したnanoSIM型のeSIMは、従来のnanoSIM対応端末での利用は動作保証外となっている。d-01JからeSIM非対応の機種にSIMを差し替えて使う場合はSIMの再発行が必要となり、手数料がかかる場合がある。

 なお、「dtab Compact d-01J」は回線契約をせずに、端末単体での購入も可能となっている。

【お詫びと訂正 2017/05/24 16:40】
 初出時、eSIMを「他の端末に入れ替えて使うこともできる」としていましたが、これは誤りです。お詫びして訂正いたします。

主な仕様

 8.4インチのTFTディスプレイを装備する。解像度はWQXGA(2K)で、1600×2560ドット。メインカメラ、インカメラともに800万画素で、電子式の手ブレ補正機能を搭載する。OSはAndroid 6.0。

 CPUはHiSilicon製の「Kirin 950」(オクタコア、2.3GHz×4+1.8GHz×4)で、メモリは3GB。ストレージは16GBで、最大256GBのmicroSDXCをサポートする。

 下り最大150Mbps、上り最大50MbpsのLTE通信をサポートする。対応周波数(バンド)は、LTE(FDD-LTE)がband1/3/19、3G(W-CDMA)はBand1/5/19。

 Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/acに対応、Bluetooth 4.1、指紋認証機能をサポートする。4980mAhのバッテリーを搭載し、LTEでの連続待ち受け時間は約700時間としている。大きさは約216×124×7.3mmで、重さは約325g。カラーはGoldとSilverの2色。

「dtab d-01H」から引き続きジェスチャー機能を搭載