【WIRELESS JAPAN 2009】
VMware、携帯向け仮想化プラットフォームをデモ


ヴイエムウェアのブース

 「WIRELESS JAPAN 2009」のヴイエムウェアのブースでは、7月21日に国内で披露された携帯電話向けの仮想化プラットフォーム「VMware MVP」のデモが行われている。

 「VMware MVP」は、携帯電話やスマートフォンに導入することでハードウェアとソフトウェアを分離し、複数のOSや環境を1台の端末上に構築できるというもの。21日に報道陣向けに公開されたデモではノキアのインターネット端末「Nokia N800」が使用されていたが、「WIRELESS JAPAN 2009」の同社ブースではさらに試験用端末を用いてのデモが実施されている。

 N800はCPUにTIのOMAP2ファミリーを採用しているが、試験用端末はOMAP3ファミリーが搭載されているとのことで、より高速なCPUでのデモとなっている。加えて、試験用端末はテンキーを搭載し音声通話を想定した端末となっているのも特徴。ただし、仮想化プラットフォームを導入した端末での音声通話のデモは行われておらず、来月以降に対応する予定と案内されている。

デモはN800と試験用端末の2種類で実施2つのOSを切り替えるデモ用のUIを搭載している

 



(太田 亮三)

2009/7/23/ 19:40