【WIRELESS JAPAN 2009】
ウィルコム、「XGP」のデモを披露


XGPのデモコーナー

 ウィルコムのブースでは、現在エリア限定で展開している高速データ通信サービス「XGP」のデモンストレーションが行われていた。

 ブース内はXGP対応のデータ通信端末を装着したノートパソコンが複数設置され、実際に操作できるようになっていた。動画共有サイトや通信速度計測サイトなどにアクセスして、XGPの実力を試す来場者も見られた。担当者によれば、下り4Mbps程度、最大で8Mbps程度で通信できているという。

 また、21日にフェイスとの共同開発が発表された「家庭用情報端末」も展示されていた。これは地方自治体での導入が想定されているもので、いわゆるセットトップボックスになる。XGP経由で防災情報などを取得し、テレビで閲覧するといった使い方が想定されている。ターゲットとなる自治体では、地上デジタル放送のニーズが高まっていることから、「家庭用情報端末」では地上デジタル放送のチューナー機能搭載も検討していく。

 同社ブースでは、数多くのコンセプトモデルが展示されていた。バイクのヘルメットに装着するものや自転車のハンドル付近に装着するものなどで、東芝や日本無線などメーカー名とともに紹介されていたものの、実現の目処などについては特に案内されていなかった。このほか、発売済みのPHS端末や、法人向け端末も手に触れられる状態で展示されていた。


対応端末現地で試したところ、下り最大8.54Mbps、上り最大4.5Mbpsとなった
フェイスとウィルコムが共同開発する家庭用情報端末ベッドの近くに置く端末も
自転車のハンドル付近に装着するコンセプトモデルマイバッグに通信機能を搭載
ヘルメットに装着するコンセプトモデル心拍数を計測するコンセプトモデル
販売中のPHS端末法人向け端末も

 



(関口 聖)

2009/7/22/ 21:22