【東京ゲームショウ2009】
ドラクエIIIとFF IVを展示するスクウェア・エニックス


 スクウェア・エニックスからは、久しぶりのナンバー付きビッグタイトルの移植作品である「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」と「ファイナルファンタジーIV」が展示されている。スクウェア・エニックスは同社自身のブース内でもケータイコンテンツを展示しているが、「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」と「ファイナルファンタジーIV」についてはドコモブースでのみ試遊デモが行われている。

 「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」は1988年にファミリーコンピュータで発売されたロールプレイングゲームの移植版。グラフィック・サウンドを最新のケータイに合わせてリファインしており、見た目はスーパーファミコン向けのリメイク版に近くなっているが、基本的にはファミコン版をベースにしているとのこと。ただしケータイ版オリジナル要素として、同シリーズの「IV」以降に採用されている「さくせん」の概念が取り入れられている。なお、同ゲームは撮影不可となっていたため、写真は掲載できない。

 今回の展示では、「ドラゴンクエストIII」のみ、外装を隠した機種不明の端末で試遊デモが実施されていた。配信時期は2009年秋で、同社のサイト「ドラゴンクエスト モバイル」で配信される予定となっているが、価格や対応機種については未定。現行モデルでプレイできるかなども明らかにされていない。

携帯電話キャリアとしては唯一出展しているNTTドコモのブースでは、各ゲームメーカーから最新作品が紹介されているドラゴンクエストIIIの展示模様

 「ファイナルファンタジーIV」は1991年にスーパーファミコンで発売されたロールプレイングゲームの移植版。2009年10月5日に配信予定となっていて、対応機種は903iシリーズ以降となっている。同社のケータイ向けサイト「ファイナルファンタジーモバイル」にて、800ポイントで配信される予定。基本的にオリジナルのスーパーファミコン版を忠実に移植しているが、グラフィックやサウンドはケータイ向けにチューニングされ、パーティの入れ替えやエクストラダンジョンといったオリジナル版にない要素も追加されているという。

 ちなみに「ファイナルファンタジー」シリーズは1作目と2作目がケータイに移植されているが、3作目は移植されていない。3作目がケータイに移植されるかは未定とのこと。

 このほか、「聖剣伝説2」も展示されている。「聖剣伝説2」は、1993年にスーパーファミコンで発売された発売されたアクションロールプレイングゲームの移植版。同社のケータイ向けサイト「聖剣伝説モバイル」にて1ダウンロード840円で配信される予定。対応機種は903i以降となっている。

 配信中タイトルとしては、「ドラゴンクエストもっと不思議のダンジョン」も展示している。こちらは月額525円で、9月14日より配信を開始している。

ファイナルファンタジーIVの展示。こちらはまもなく配信開始予定配信中の「ドラゴンクエストもっと不思議のダンジョンMOBILE」も展示されていた

 

(白根 雅彦)

2009/9/24/ 21:53