【Mobile World Congress 2012】
「Optimus Vu:」「Optimus 4X HD」など最新モデルを展示するLG


最新端末を多数取り揃えて盛況なLGブース

 LGエレクトロニクスのブースには、5インチディスプレイを搭載した「Optimus Vu:」や、クアッドコアを採用した「Optimus 4X HD」など、最新端末が一堂に会していた。

 「Optimus Vu:」はタッチペンに対応し、スマートフォンとタブレットの中間にあたる5インチのディスプレイを搭載。タッチペンも利用でき、文字や絵を描くことも可能だ。特徴的なのが4:3という画面の比率で、同社の説明員によると「雑誌などがそのままのっサイズで表示できる」メリットがあるという。IPSディスプレイを採用しており、輝度も高い。CPUは1.5GHzのデュアルコアで、LTEに対応。サイズが大きいぶん、2080mAhとバッテリーも大容量だ。OSは現時点ではAndroid 2.3だが、Android 4.0へのアップデートも予定しているという。

5インチディスプレイを採用したOptimus Vu:4:3のディスプレイは電子書籍がちょうど収まる比率であることを強調
広い画面を活かし、Gmailを左右に分割して表示できる写真も画面にぴったり表示可能
ペン入力にも対応しており、ノート代わりに利用できる背面にはシボ加工のようなテクスチャーが施されており高級感がある

 クアッドコア搭載モデルとして、話題を呼んでいるのが「Optimus 4X HD」。1.5GHzのNVIDIA製Tegra3を搭載し、ディスプレイの解像度も1280×720ピクセルと非常に高い。ただし、LTEには非対応。OSはAndroid 4.0となる。会場では、クアッドコアのパワーを活かしたゲームコーナーが設けられており、テレビに出力しても十分なクオリティの映像を実現できることを確認できた。8.9mmと薄型ながら、2150mAhのバッテリーを内蔵しているのも、この機種のポイントといえる。

LG初のクアッドコア搭載モデルであるOptimus 4X HDテレビに出力しても映像のクオリティは高い

 また、昨年のMobile World Congressで発表された「Opimus 3D」を最新のスペックにアップデートした「Optimus 3D MAX」も展示されていた。このモデルは、裸眼立体視可能な3Dディスプレイや二眼カメラといった特徴はそのままに、CPUは1.2GHzのデュアルコアにスペックアップ。ディスプレイは4.3インチとなる。3Dコンバーター機能を備え、GoogleマップやGoogle Earthなども3D表示が可能になる。

Optimus 3D MAX。写真では分かりづらいが、立体表示になっている二眼カメラを備え、3Dの写真や動画も撮影できる
3D撮影の画面。リアルタイムで3D表示されている

 このほか、LGブースには「デザインにこだわった」(説明員)という、「L-Style」の端末が並べられていた。このカテゴリーのモデルは「Optimus L7」「Optimus L5」「Optimus L3」の3機種となり、デザインのテイストは同じだが、ディスプレイのサイズがそれぞれ異なる。数字が大きいほうがハイエンドに近く、複数のバリエーションを用意して「市場に合わせて投入するモデルを選んでいく」(説明員)という。Optimus L7は、4.3インチのディスプレイを搭載し、8.7mmの薄さとなる。対するOptimus L5は4.0インチで解像度もHVGA。Optimus L3はさらにコンパクトなモデルとなり、3.2インチのQVGAディスプレイを搭載している。OSは、L7、L5がAndroid 4.0、L3がAndroid 2.3を採用する。

Optimus L7Optimus L5
Optimus L3端末のほか、非接点充電を搭載したクレードルや、Bluetoothヘッドセットなどの周辺機器も展示されていた
端末のほか、非接点充電を搭載したクレードルや、Bluetoothヘッドセットなどの周辺機器も展示されていた




(石野 純也)

2012/3/1 12:04