【Mobile Asia Expo】
中国向けの「G'zOne」や、コンセプトモデルを出展したNEC


NECのソリューションと、NECカシオの端末を出展したNEC

 NECは、自社の基地局やソリューションを紹介するとともに、同ブース内でNECカシオのスマートフォンを展示していた。

 発売済みの端末として紹介されていたのが、中国市場向けの「G'zOne」である「NEC 909e」。ベースはKDDIから発売されるauの「G'zOne IS11CA」で、耐衝撃性、防水、防塵などの仕様はこの端末と同等だ。OSにはAndroid 2.3が採用され、チップセットはクアルコムのSnapdragon(MSM8655)となる。アプリランチャーの「Active Slot」や、これを起動するための専用ボタンも搭載される。通信方式はKDDIと同じCDMAで、同方式を採用する中国のチャイナテレコムのネットワークに接続できる。会場の説明員によると「現地のディストリビューターを通じて販売中」とのこと。いわゆるメーカーブランドの端末で、前面にはNECのロゴが配置されている。


中国市場で発売中の「NEC 909e」。耐衝撃性、防水、防塵が特徴

 MEDIASシリーズはコンセプトモデルを展示。国内でも公開していた2画面モデルの「MEDIAS W」や、ハイエンドで薄型の「MEDIAS X」のモックアップがケース内に置かれていた。


MEDIASシリーズのコンセプトモデルも展示
コンパクトで高性能な基地局が置かれていた。ドコモ向けのものだが、TD-LTEに対応させ中国展開もにらんでいるという

 

(石野 純也)

2012/6/21 13:16