【CTIA WIRELESS 2010】
サムスン、Android 2.1搭載の「Galaxy S」を紹介
Galaxy S |
サムスン電子は23日(米国時間)、Android 2.1搭載のスマートフォン「Galaxy S(GT-I9000)」を発表した。同社ブースでは同機種を中心として、さまざまな端末が紹介されている。欧州や南北米、オーストラリア、アジアで5~6月頃に発売される予定。
「Galaxy S」は、“Smart Life”をコンセプトにしたスマートフォン。4インチ、400×800ピクセルの有機ELディスプレイ、オートフォーカスや笑顔認識対応の500万画素カメラを装備する。Google MapsやGmailといったグーグルのアプリケーションが利用できるほか、DLNAを使って他の機器と連携できる「All Share」、日々の予定や天気、ニュースなどを利用できる「Daily Briefing」、SNSと常に接続してコミュニケーションを促進する「Social Hub」、画面上のQWERTYキーをなぞると、そこで触れたキーから入力すべき単語を推測して表示する「Swype」などの機能が用意されている。
GSM/GPRS/EDGE方式やW-CDMA(HSDPA 7.2Mbps、HSUPA 5.76Mbps)に対応する。GPSやBluetooth、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)をサポート。自社開発という1GHz駆動のアプリケーションプロセッサを搭載する。最大32GBのmicroSDカードも利用できる。大きさは64.2×122.4×9.9mm、重さは118g、バッテリー容量は1500mAh。
23日のプレスカンファレンスでは、同社モバイルコミュニケーションビジネス部門トップのJK Shin氏が「人々の生活をスマートにする端末」と挨拶したほか、生活のさまざまな場面に応じて、Google Mapsのカーナビ機能を利用したり、パソコンとBluetooth経由でデータを送受信したり、外出先で広告を撮影して「Google Goggles」したりできるといった使い方が紹介された。
JK Shin氏 | Jk Shin氏(中央)のほか、来賓としてTwitterモバイル事業担当のKevin Thau氏(左から2番目)も登場した |
ラスベガスコンベンションセンターの南ホールにある同社ブースのうち、半分が「Galaxy S」の紹介コーナーとなってた。「Swype」や「Socila Hub」など特徴的な機能が1つ1つ体験できるようになっていた。
このほか同社ブースでは、Android搭載の「BEHOLD II」、スライド型の「Flight」や「Strive」、横スライドの「GRAVITY 2」「Rogue」の実機を展示。また既に発表済みのプロジェクター搭載型試作機の展示コーナーも用意されていた。
通信技術関連では、WiMAXやLTEの機器を並べた一角を設けていた。LTEについてはカード型端末に有線でデータを流し、通信のデモを披露したほか、コンセプトモデルとして、LTE内蔵ノートパソコンなどが展示されていた。
サムスンブース | Galaxy Sの展示コーナー |
BEHOLD II | Flight |
Strive | GRAVITY 2 |
Rogue | プロジェクター搭載の試作機 |
投影の様子 | モバイルWiMAXの基地局装置 |
LTE内蔵というノートブック | USB接続のLTE対応データ通信端末でデモ |
フェムトセルも | LTE対応のチップセット |
(関口 聖)
2010/3/24/ 12:42