【2011 INTERNATIONAL CES】
Bluetooth省電力機能に対応した腕時計、スマートフォンとも連携

　カシオ計算機は、Bluetooth Low Energy Wireless Technology（Bluetooth Low Energy）に対応した腕時計を開発した。米国ラスベガスで開催される展示会「International Consumer Electronics Show（CES）」に出品する。

　今回開発された腕時計は、Bluetoothの省電力機能であるLow Energyに対応したもの。大きさは53.4×44.4×12.8mmで、重さは約50g。腕時計の電源はコイン型電池（CR2032）1つで、1日に12時間、通信機能を使った場合の電池寿命は約2年。この電池寿命は、通信機能を搭載しない従来型の腕時計と同等という。

　同じくLow Energyに対応するスマートフォンが今後登場すれば、相互に通信できる。スマートフォンが通信経由で取得した時刻を腕時計側に送信し、腕時計の表示時刻を補正できるほか、スマートフォンへの電話着信やメール受信を腕時計側に通知することもできる。着信中に腕時計を軽く叩いて、スマートフォンの着信音やバイブレーションを停める機能、あるいは腕時計のボタンを操作してスマートフォンのアラームやバイブを動作させる機能も用意される。スマートフォン向けアプリを開発することで、腕時計同士でコミュニケーションできるといった使い方も可能になるとしている。

　同社では、Low Energy対応の腕時計を2011年中に製品化する考え。アプリ開発についてはパートナー企業を募る。

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