【CEATEC JAPAN 2012】
カメラでとらえれば自動翻訳する「うつして翻訳」など


 ドコモブースの一角では、スマートフォンを活用する翻訳サービス「はなして翻訳」「うつして翻訳」が体験できるようになっている。

 10月11日から利用できるようになる無料サービス「うつして翻訳」は、専用アプリを使って、外国語で記されたレストランのメニューや、観光ガイドの地図などをカメラで捉えると、自動的に日本語へ翻訳してくれるアプリ。通信は行わず、アプリ内に辞書を用意して、合致するワードを表示する。辞書は観光用途に適した内容になっているとのことで、海外渡航前に辞書データをダウンロードしておけば、渡航後も利用できる。

 画面上では、カメラが捉えた外国語の単語の上へかぶせるように、翻訳結果である日本語の単語を表示する。こうした処理は瞬時に行われる。。コーナー自体は小振りで、デモもシンプルな形だが、「かつて思い描いていた未来の技術」が実際に体験でき、興味深い展示の1つとなっている。

うつして翻訳の概要メニューにかざして翻訳
地図にかざすと……すぐに翻訳
フランス語のネイティブスピーカーと対面で会話

 もう一方の「はなして翻訳」は、これまで「通訳電話」として試験サービスが提供されていたもの。11月1日から提供され、通話での翻訳、対面での会話における翻訳が利用できる。今回、体験コーナーでは、フランス語や中国語のネイティブスピーカーと「はなして翻訳」を通じた会話が楽しめるようになっている。なお同サービスはクラウド上で翻訳処理を行うため、対面ではパケット通信料が、通話では通常の通話料に加えてパケット通信料がかかることになる。

言語を選んで翻訳質問して翻訳、そして相手にスマホを渡して喋ってもらい、その場で翻訳




(関口 聖)

2012/10/2 15:33