OKINET、月額200円の位置情報を利用した報告集計支援サービス


 OKIネットワークインテグレーション(以下OKINET)は、携帯電話の位置情報を利用して、外回りスタッフの位置・時刻・報告内容をリアルタイムで集計・管理可能な、報告集計支援サービス「UBIOS-R」を11月5日から提供開始する。初期費用はなしで、月額利用料は1IDあたり200円から。最小販売数は50 IDからで、IDの追加購入は10 ID単位の販売となる。

「UBIOS-R」のサービス構成イメージ

 「UBIOS」シリーズは、位置情報と時刻情報を利用したASPサービスのシリーズで、これまでに出退勤管理サービス「UBIOS-LT」、起床管理サービス「UBIOS-W」、モバイルサイト向け位置情報提供サービス「UBIOS-CoCo」を提供。

 位置情報は携帯電話の機能を利用して取得するが、GPSが内蔵された機種ではGPS情報を優先し、GPSがない機種では基地局との位置関係から位置情報を取得する。GPS内蔵の携帯電話でも、地下などGPSが取得できない場所では、自動的に基地局情報に切り替える。

 今回UBIOSシリーズで新たに提供開始する報告集計支援サービス「UBIOS-R」は、外回りスタッフの報告管理や状況確認をサポートする。

 具体的には、「UBIOS-R」を用いてPCから報告依頼メールを配信し、携帯電話またはPCのWebブラウザから回答を登録することで、回答結果を自動的に集計しPCで確認するなどが可能になる。携帯電話からの回答時には位置情報を取得するため、外回りスタッフの実際の位置も把握できる。

 OKINETでは、外回りスタッフからの簡易業務報告や集計、社員への簡易アンケートなどのほか、パンデミック時の社員の健康状況を報告させるなどの用途も想定している。

営業報告画面例健康状態報告画面例

(工藤 ひろえ)

2009/10/16 06:00