厨二ゴゴロくすぐる魔法陣が輝くワイヤレス充電パッド

　iPhoneも8/X以降はワイヤレス充電機能が搭載されたためか、ワイヤレス充電パッドのバリエーションも充実著しい。どちらかといえば価格重視の傾向が強く、デザイン面では今ひとつな感じのものが少なくなかったのだが、ここにきてグッとくるものが出てきた。今回紹介する「魔法陣充電器 MAGIE CERCLE（マジーセルクル）」は、その名前通り魔法陣発動するギミックで充電のたびに楽しませてくれるアイテムだ。

パッケージ外観。一辺30cmくらいある。一般的な充電パッドよりも遥かに大きい。

　この充電パッド、直径25cmと結構場所をとる大きさなのだが、一応意味はある。このサイズがギミックを堪能するには必要な大きさだからだ。使う前から見てお分かりのとおり、いわゆる「魔法陣」らしき意匠が全面に彫られている。これだけでもなかなかアレな雰囲気なのだが、ワイヤレス充電対応のスマホをこの上に置くと刻印が「光」ギミックが組み込まれている。

充電パッド通電前。この状態でもそれっぽい外観ではある。直径25cmは大きい。使わないときはどこかに立てかけておいたほうがいいかもしれない。

電源を接続してアクション開始直後の状態。まずは外周円が輝き始める。結構楽しい。

　スマホを置く前に最初に通電させるとウォーミングアップでもするかのように一通りのアクションを見せてくれる。内周側の文字はスマホで隠れてしまうので実をいうと全貌を眺めるならこの機会しかない。まずは外周部の円がぐるっと輝き始め、追って外周の文字が順に光り始める。最後に内周部の図形、文字と続けて浮かびあがって陣が完成。ここまでで１サイクル完了する。言葉にするとなんてことないのだが実際やってみるとなかなか楽しい。そのあたりの雰囲気は動画もご覧いただきたい。

一通りアクションが終わるとこの状態に。輝度が結構あるので暗い部屋だとまぶしいかも。

　光源はLED電球。ほんのりと温かいようには思うがスマホ本体が熱を持つほどにはならない。陣が完成するまではいいとしてそのあとずっと魔法陣が光りっぱなし？ と思うがそこはまあ大丈夫。充電開始後30秒で自動的に消灯する。もちろん充電は続行する。ちなみに充電開始後に陣の描画が始まり完成するまでは約6秒だ。充電に要する時間はバッテリーの消費状態にも左右されるので一概には言えないが、ワイヤレス充電パッドでの充電は有線での充電よりも若干時間がかかることが多いのでそのあたりは見込んでおいたほうがよさそうである。

　動作環境だが、スペック表では対応機種としてiPhone 8/8 Plus/X/XR/XS/XS MaxなどのiPhoneシリーズのほか「ワイヤレス充電対応」のスマートフォンとある。筆者は手持ちのiPhone XRで試してみたが全く問題なく動作している。注意しなければいけないのはACアダプターで、「5V/2A以上」の入力を指定されている。5V/1Aでも動くには動くが、動作が不安定になる可能性が高いという。本機のパッケージにはUSB充電ケーブルは含まれているがAC充電器は含まれておらず別途手配が必要だ。

　最近のスマホ付属の充電器は2Aの出力を超えたものも少なくないが、手元にある充電器を流用する場合にはアンペア数の確認を忘れないようにしておきたい。筆者はiPad（第4世代）付属のAC充電器を使ってみた。これだと2.1Aなので要求仕様は満たしているはずである。最近はタブレットでの充電も考慮して2A以上の出力電流を持つAC充電器も多く販売されているのでそのあたりをよく見ながら選んでいただきたい。

撮影後うっかりかたづけないでおいたら魔獣が召喚されてしまった（笑）