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デカいけど、モバイルバッテリーにもなるeneloop充電器が便利、なのか?

モバイルバッテリーにもなるeneloop充電器

 仕事で撮影用に単3電池駆動のカメラ用ライトを持ち運ぶことが頻繁にあり、予備の電池も携帯している筆者。取材でちょっと遠出するとき、モバイルバッテリーと電池の両方とも持ち運ぶとなると、パソコンやその他諸々もあるのでバッグはもうパンパンである。実際のところ、予備の電池を使うことになるほど撮影枚数が多いことはめったにないのだけれど、万が一のことを考えると多少肩こりがひどくなってもフル装備で臨んだ方が安心なのだ。でも、せめてモバイルバッテリーと電池はどちらか一方だけにできないものか……。

5V 1A出力のUSBポートを1つ装備
電池をセットした状態で……

 そこで導入したのがパナソニック製「USB出力付急速充電器」。最大の特徴は、名前にある通りUSB出力機能があること。電池をセットした状態でUSBケーブルをスマートフォンなどにつなげば、その電池から給電(5V 1A)できるようになっている。電池を外しているときは、充電器をコンセントに接続している状態なら給電できる。つまり、手持ちの電池を使ってモバイルバッテリーにも、ACアダプタ式の充電器にもなるということだ。

反対の側面にあるボタンを押せば……
外部デバイスを充電できる
コンセントに直接差し込むタイプ。プラグは収納式
コンセントに接続した状態なら空でもUSB給電可能。電池をセットしていても、電池の充電は同時にはされない

 もちろん、eneloopシリーズや充電式EVOLTAに対応する普通のニッケル水素電池用充電器でもあるので、コンセントに差し込むだけで1〜4本までの単3、単4電池を充電可能。おまけに、セットした電池の真下には現在の電池残量を示すランプもある。赤なら残量20%以下、黄色なら80%以下、緑なら99%以下、消灯なら満充電状態というように、1本ごとの残量をざっくり知りたいときにも使える。

 カメラ用ライトの予備電池の電池ケースとして使えるうえ、緊急時にはスマートフォンなど外部デバイス用のモバイルバッテリーにもなる。さらに電池やデバイスの充電器としても活用できる。これ1台で電池兼モバイルバッテリー兼充電器になるお得な感じの機器で、お出かけするときの荷物も減らせるというわけだ。電池残量のチェック機能をうまく活用すれば、状況によっては予備の電池を持っていく必要もなくなるかもしれない。

電池1本ごとの残量を示すインジケータ付き
赤は残量20%以下、黄色は80%以下、緑は99%以下。消灯すると満充電になったことを表す

 ただし注意しなければならないところもある。まず、それなりにサイズがデカい。例えば写真にある単3電池の充電式EVOLTAの容量は1本1900mAh(最近は1950mAhらしい)で、4本セットすれば7600mAh(1.2V)になる。しかし、近頃のモバイルバッテリーは8000mAh(3.6Vなど)クラスでもかなりコンパクトだ。このUSB出力付急速充電器の体積は、モバイルバッテリーでいうと20000mAh以上の大きさはある。

 なので、モバイルバッテリーとしては実効容量も考えると緊急用の域を出ない。コンセントがあれば電池とデバイスの充電器にもなる、といったところに持ち運ぶメリットを見いだせるかがポイントとなりそうだ。宿泊が必要な遠方出張なら携帯したくはなるが、普段から持ち運ぶとなると……。

モバイルバッテリーと比較。左が26800mAh、右が約10050mAh。体積で見ると26800mAhに近い

 あとは、モバイルバッテリーとして使う場合、必ず電池を4本セットしておかなければならないことにも注意したい。3本以下だと給電してくれないのだ。ただ、セットする電池の種類は統一する必要がなく、単3×2本、単4×2本といった組み合わせでも問題なく給電される。

 もちろん充電器としてはメーカー純正の安心な製品だ。そういう意味では普段から役立ってくれるのだけれど、電池兼モバイルバッテリー兼充電器で、いろいろ便利そうなのに、よくよく考えると用途がそこそこ限定されそうな気がしないでもないアイテムであった。もう少し小さければなあ。

製品名購入場所価格
USB出力付急速充電器 BQ-CC57ヨドバシカメラ2680円