MTBでCAMELBAKでボトルでハイドレーション

2011年2月16日 06:00

 最近、MTB(マウンテンバイク)ばっかり乗ってる拙者。冬はMTBがナニカとイイ!! とか痛感中である──ロードバイクほどスピードが出ないので体が冷えにくく、町中や林間などの風が弱めのエリアを問題なく走れるし、坂道上がるのも得意なので激坂チャレンジで負荷が強めにかかって体が温まりまくる。

 それに加えて、ていうかコッチが核心だが、MTBでのトレイル走行(舗装されていない不整地を走ること)がヒッジョーに楽しい。未舗装林道とかをガシガシ走る。ロードバイクなどで走ったら一瞬でパンクするようなガッタガタのダートロードを走るのが超オモシロいのである。

 ただ、難点がヒトツ。土の道を走るのでソッコーで自転車が埃だらけ~泥だらけになる。同時に、自転車の装備品も汚れる。とくにフレームに装着している飲料入りボトルが砂埃だらけになって、実質、走行中に飲めなくなっちゃう。ボトルの飲み口が砂埃だらけで、飲めば口のなかがジャリジャリ。それ以前に非衛生的ですな。

 というわけで、バックパックにボトルを入れて走行するようになった。ちなみに、使っているのはポーラーのボトルにキャメルバック(CAMELBAK)のボトルキャップをセットしたもの。

 しかしこのスタイルも面倒。バックパックのサイドポケットからボトルを抜きにくいのだ。走行中はたいへん危険。でもいちいち止まって飲むのもなぁ……。

 というわけで、キャメルバックの自転車用ハイドレーション製品を使おう……と思ったが、しかし、以前に使ってプチ懲りていたのであった。フツーに便利な製品なのだが、ケアが面倒なのだ。

 キャメルバックなどのバックパックタイプのハイドレーションシステムは、たとえばリザーバーと呼ばれる水袋に飲料を入れて背負うかたちになる。で、まず、この袋への給水~バックパックへのセットが少々面倒。水を入れるとけっこーダフンダフンな感じで、バックパックに挿入しにくいのだ。

 それと、拙者はリザーバーにスポーツドリンクを入れたい派。なのだが、そういう飲料をこういった水袋に入れると、使用後、かなりしっかり洗う必要がある。スポーツドリンクの養分もあってか、わりとカンタンにカビが生えたりするからだ。ちなみに一般のボトルも同様、テキトーに洗ってるとソッコーでカビる。あまり意識していない方は、たまにボトルの内部を細かくチェックしたほうがいいと思う。

 結局、バックパックタイプのハイドレーションシステムは飲料を詰めてバックパックにセットするのが面倒で、使用後はすぐ入念に水洗いしないとダメ。キッチリしたツーリングやレース向け!? 気軽なサイクリングには向かないニャ~、と。

 そこで使い始めたのが、キャメルバックのボトルハンズフリーアダプター。キャメルバックのボトルキャップと組み合わせると、本来は手で持って飲むボトルから、手を使わずチューブを使って飲むことができる。ちなみに、このボトルキャップはキャメルバック製以外の多くのボトルにフィットするので、手持ちの自転車用ボトルをチューブで飲めるハイドレーションシステムに変えられる可能性が非常に高い。

 具体的には、ボトルをバックパックに入れて、そこからのびるチューブを肩当たりにたらし、そうして走行中に飲んでいる。とてもスムーズに飲めるし、安全でもあるし、もちろん飲み口が砂埃だらけになることもない。また、事前/事後のケアもラク。やはり硬質なボトルは洗いやすい。チューブは少々洗いにくいが、まあ前述のリザーバーを洗う手間を考えたらヒッジョーにラクと言えよう。

 あと、予想外の副次的効果も。

 冬場はスポーツドリンク粉末が水に溶けにくいので、40℃程度のお湯で溶かしている。ボトルに粉末入れてお湯注いでキャップ閉めてシャカシャカと。それでカンペキに溶ける。ボトルは前述のポーラーのボトルを使っている。で、このボトルをバックパックに入れるわけだが、スポーツドリンクが冷えにくくてイイ感じ。2時間程度なら「温かいとは言えないが冷たくはない飲料」で補給できるのだ。

キャメルバックのボトルキャップ。ストロー付きなのでボトルを傾けずに飲むことができる。飲み口を倒せば飲料が出てこない保冷対応のポーラーボトルで使用中。このように多くの他社製ボトルに装着できちゃったりするストロー式ボトルキャップなのだキャメルバックのボトルハンズフリーアダプター。同社のボトルキャップとの併用で、ボトルからチューブで飲めるようになる
こんなふうに飲み口部分を取り外し、かわりにボトルハンズフリーアダプターを取り付けるだけでOK。なかなかお手軽なのであった飲み口はこんな感じ。軽く噛むと穴が開き、飲料を吸い上げて飲むことができる。黄色い部分は飲料をこぼれなくするストッパーうかちゃんもニャメルニャックで飲んでみたいニャ。スポーツドニンクは酸っぱいよ。じゃあイヤです。ぼくもイヤです。みたいな