スターバックスカード

 大のおサイフケータイ好きで、行きたいお店やタクシーもおサイフケータイに対応しているかどうかで選ぶことも多い筆者ですが、電子マネーに対応していないお店もまだまだ数多くあります。お財布を取り出す面倒を少しでも省きたい、との思いで、電子マネーに加えてスターバックスの「My Starbuck」にも入会することにしました。

 My Starbucksは、スターバックスが提供する会員サービスの名称。オンラインストアやメールマガジン、セミナー案内といった会員向けサービスのほかに、入会することで専用プリペイドカード「スターバックスカード」による支払いシステムも利用することができます。

 カードはプラスチック型の専用カードのほか、おサイフケータイに対応した「モバイルスターバックスカード」、さらにはおサイフケータイが利用できないiPhone向けに、FeliCaチップを内蔵したiPhoneケース型の「STARBUCKS TOUCH」を販売するなど非常に幅広いラインアップ。筆者の場合はメインで使っているスマートフォンがAndroidなので、おサイフケータイアプリを使ってモバイルスターバックスに登録することにしました。

F-02HをMy Starbucksに登録

 スターバックスカードは事前に金額をチャージしておくプリペイドシステムで、支払いはクレジットカードまたはキャリア決済に対応。1000円以上であれば1円単位で入金することができ、オートチャージにも対応しています。なお、EdyやSuicaのような専用アプリ型ではなく、ヨドバシカメラの会員カードのように専用アプリは使わずブラウザでチャージする仕組みになっています。

 スターバックスは都内に数多く店舗があり利用頻度も高いこと、いざというときに残金がないとおサイフケータイの便利さがないことを考えてオートチャージを設定。指定金額を切ったらチャージ、という設定もできるのですが、指定金額は1000円、3000円、5000円の3種類。1000円を切ってからオートチャージがされるまでの間だと、コーヒー2つくらいの値段を支払えない可能性もあるな……、と考えた結果、3000円を切るごとに3000円チャージ、という設定で運用することにしました。

1000円以上であれば1円単位でチャージ可能
支払いはクレジットカードとキャリア決済に対応

 SuicaやEdyなどといった電子マネーに比べてスターバックス専用にチャージしなければいけないものの、財布を取り出してやりとりする手間に比べれば圧倒的に便利。スターバックス愛好家というわけではないのですが、それでも時間をつぶしたり、カフェで作業をしたいというときにスターバックスはよく利用するため、専用でチャージしても十分に便利です。

オートチャージの設定

 なお、利用にはいくつか注意するところもあります。1つはオートチャージが指定金額を切ってからではなく、指定金額を切った翌日の午前中に入金されるということ。あまり頻度は高くないかもしれませんが、1日に2回スターバックスを利用し、1回目に指定金額を下回った場合、オートチャージされないまま2回目の支払いをする、という可能性もあります。筆者は実際にこういうシーンに遭遇したことがあり、その場で残額をチェックしておいたので自分でチャージしましたが、いざというときに備えてチャージ金額は少し多めにしておくほうが便利そうです。

 また、機種変更の際は新しい端末をマイスターバックスに登録し、以前の端末から残高を移行する必要があります。カードを複数登録することもできるので、それぞれ個別にチャージすることもできますが、基本的にはメインのカードに集約しておいたほうが便利ですので、機種変更の際には忘れずに残高を移行しておくことをお勧めします。

 場所によってはSuicaが利用できるスターバックスの店舗もありますが、スターバックスなら必ず使える、という安心感はとても大きく、オートチャージのおかげでいちいちチャージすることも意識しないで済むためとても便利。スターバックスを月に一度くらいは使う人であれば十分にメリットがありそうです。


非接触充電の環境を改めて整える

 「Nexus 6」までは搭載されていて、「Nexus 5X」「Nexus 6P」になると省略されてしまった機能として、非接触充電機能がある。その理由をネット上で調べてみると、どうやらこれら最新機種では、USB Type-Cを採用し「端子の表裏の挿し間違い」が起こらなくなったため、薄型化に貢献する意味でも非接触充電機能を省いた、ということのようだ。

 日本市場を振り返ってみても、「おくだけ充電」と命名してQi規格を推進していたドコモですら、2015年夏モデルの「Galaxy S6 edge SC-04G」「Galaxy S6 SC-05G」を最後に対応モデルが途絶えている状況だ。スマートフォンに搭載されるバッテリーの大容量化や急速充電へのニーズなど、スマートフォンの進化・変化の速度にQiという規格が追いついていない側面はあるだろうが、対応モデル(Nexus 6とNexus 7 2013)のユーザーである筆者は非常に便利に使っているので、対応スマートフォンが出てこない現在の状況は残念でならない。

 もっとも、ウェアラブル製品やIoTなどの、スマートフォン以外にも視野を広げれば、まだまだ非接触充電機能が活躍する場面はあるだろう。実際にスマートウォッチなどは非接触充電を採用しているモデルも多い。とはいえ、ドコモとGoogle(のNexus)に切り捨てられた規格とあっては、少なくともスマートフォンでの利用を想定した充電台などは、新製品の開発・供給がどんどん先細っていくのではないだろうか……。

 そんな失意とともに、買うなら早めに確保しておこうと、Amazon.co.jpで改めてQi(またはQi相当)に対応の充電台を検索してみたところ、妙に検索結果に出てくる製品が多くて驚いた。これは勝手な予想だが、中国市場のスマートフォンで一定の需要があり、そのおかげで日本市場に対しても充電台の新製品が投入されているのではないかと予想している。最もありがたかったのは、かつては本当に選択肢が少なかった、背もたれの部分が非接触充電のパッドになっている“スタンド型の充電台”の製品が増えていたことだ。

 非接触充電の充電パッドは初期でも今でも、平台になっている製品が多い。しかし、卓上では、スマートフォンの通知をチラッと見たりそのまま操作したりするのに、スタンド型のほうが圧倒的に便利と感じている。

 というわけで、少し前だが、オフィスのデスク向けに「RAVPower」のワイヤレスチャージャースタンドを約2600円程度で購入した。現在まで2カ月ほど、問題なく使用している。同じ型番のモデルはAmazon.co.jpでは取り扱いが終わってしまったようだが、同じコンセプトの後継モデルが販売されている。

「RAVPower」のワイヤレスチャージャースタンド

 筆者が購入したモデル(RP-WCN15)は、本体のストッパーや背面の脚を展開することで、スタンド型、平置き型のどちらにも対応できるのが特徴だ。背面の脚を収納し、スマートフォン本体を立てかけるためのストッパーを折りたためば、表裏ともフラットな平台になり、持ち運びにも適した形になる。スタンド型で利用する場合、より安定するようにラバーのマットも付属していた。

 充電ステータスを表す本体のLEDランプが小さく、マットにセットすると見えなくなってしまうのはマイナスポイントだが、実際には、デスクにいる間、充電ステータスに関わらずスマートフォンを置きっぱなしにしているので、今のところシリアスな問題にはなっていない。

 充電パッドの内部のコイルは3カ所に搭載されており、さまざまなスマートフォンに対応したり、横向きでも充電したりできる。Nexusシリーズをはじめ、海外メーカーの非接触充電対応のスマートフォンの多くは、おサイフケータイのようなマークが無いため、受電コイルがどこにあるのか外観から判断できない。そのため事前に調べて知っておく必要があるのだが、コイルが3カ所に搭載された充電パッドではそうした“位置合わせ”も不要になっている。ちなみに「Nexus 6」側の受電コイルの位置は、端末の下から64mmで、「nexus」ロゴの「u」の部分と案内されている。

 USB端子の抜き挿しを1日2回行った場合、単純計算で、1年で730回の抜き挿しを行うことになる。端子にそうした回数に耐える耐久性があったとしても、1年に1回か2回は、斜めに挿そうとしてしまい無理な力を加えてしまったり、スマートフォンの端子にケーブルが刺さった状態でケーブルをひっかけたりするなど、端子の物理接触には一定のリスクがつきまとう。非接触充電に対応のスマートフォンを持っているなら、ぜひスタンド型で、その便利さ・気軽さを体験してほしいと思う。


充実してきたAndroidのハイレゾ環境。アプリ対応状況をチェック
6つのプレーヤーアプリのハイレゾフォーマット対応状況を確認してみた

 ARROWS NX F-02Gがリリースされた時のような盛り上げ方はなくなってしまったものの、最新のarrows NX F-02Hももちろんハイレゾに対応している。端末レベルで考えた時に、何をもってハイレゾ対応か、というのは議論が分かれるところもあるかもしれないけれど、少なくともAndroidスマートフォンの場合は、標準(プリインストール)のミュージックプレーヤーアプリを使ってハイレゾ楽曲をヘッドフォン出力で再生した時に、ハイレゾで再生していることを示すアイコンがステータスバーに表示されるかどうか、というのが目安になる。

 F-02Hを含めF-02G以降の標準の「ミュージックプレイヤー」アプリは、その意味でしっかりハイレゾ対応できており、192kHz/24bitまでのWAV/FLAC形式のハイレゾ音源をダイレクトに再生して、ハイレゾならではの高音質をヘッドフォンで楽しむことができる。ところが、最近ではアナログ的な音質を実現すると言われるDSD(DSFまたはDFF)形式のハイレゾ音源が配信される例も増えてきていて、一般のオーディオ機器で対応する動きが広がっているにも関わらず、ミュージックプレイヤーはまだ非対応。再生可能なハイレゾ音源が十分でないという面ではちょっと不満だ。

 この不満を解消するには、Google Playで配信されているハイレゾ対応のミュージックプレーヤーアプリを利用する方法がある。というわけで、代表的なハイレゾ対応のアプリをいくつかピックアップし、主にファイル形式における対応状況をまとめてみた。参考までに、F-02H標準のミュージックプレイヤーとGoogle Playミュージックのプレーヤーアプリについても比較している。

Onkyo HF Player NePLAYER Neutron Music Player USB Audio Player PRO Google Playミュージック 標準メディアプレイヤー
ヘッドフォンのハイレゾ出力 × × ×
USB DAC出力 × ×
WAV
WAV(32ビット) ○※ × ×
FLAC
Apple Lossless × × × ×
DSD(DSF) × × ×
DSD(DFF) × × × ×
フル版の価格 1000円 1800円 707円 975円 - -

※再生時にヘッドフォン出力を表すマークは表示されず

 こうして比較してみると、それぞれに一長一短あることが分かる。明確にハイレゾ音源のヘッドフォン出力に対応しているのは、標準メディアプレーヤーとGoogle Playミュージック、そして「NePLAYER」の3つのみ。DSD非対応で良いならNePLAYERは一番の候補になりそうだ(iOS版はDSDにも対応する)。

 ハイレゾ対応アプリとして比較的有名な「Onkyo HF Player」は、DSDにも、32ビットのWAVにも対応しているものの、どちらかというとヘッドフォンではなくUSB DACから出力することを前提にしたアプリと言える。ただ、ハイレゾ音質にこだわらなければヘッドフォンでもフツーに聞けるし、高音質で聞きたい時はUSB DACと一緒に使う、ということもできるので、対応範囲の広さも合わせて考えればやはり安心感のあるアプリだ。

グライコ表示が気持ちいい「NePLAYER」
USB DACと一緒に使いたい「Onkyo HF Player」

 「Neutron Music Player」は低価格ながら、対応フォーマットについてはかなり健闘している。DSD対応が中途半端になってしまっているのが残念なところだが、それに目をつぶればApple Losslessにも対応しているし、iTunesをよく使っていた元iOS端末ユーザーは特に便利そう。「USB Audio Player PRO」は対応しているファイル形式が多いとはいえ、そもそもUSB DACとセットで使うアプリだ。ヘッドフォン出力するには設定にひと手間必要で、使い方もちょっと難しいところがある。

低価格ながらApple Losslessにも対応する「Neutron Music Player」
ほとんどUSB DAC専用と言ってもいい上級者向けの「USB Audio Player PRO」

 この表はあくまでもF-02Hで実際に再生して確かめた結果で、他の機種だと違う結果になるかもしれない点についてはご了承いただきたい。アプリごとに使い勝手が異なるから、ユーザーによってそのあたりの好みも分かれるだろうと思う。これらの対応状況を見ると迷いそうだが、どれか1本のアプリに絞るのではなく、外出時と、在宅時のじっくり聞ける環境とで複数のアプリを使い分けるのもアリかもしれない。

定額制音楽配信サービスと統合されている「Google Playミュージック」
F-02H標準の「メディアプレイヤー」
ラブライブ!μ'sの「Snow halation」96kHz/32ビットバージョンを再生。こういったビット深度の高い音源が今後増えてくるかも
じっくり聞ける環境ではUSB DACを接続してのんびり音楽鑑賞したい

細かな改善で使いやすさが大幅向上した新生arrows「F-02H」
arrows NX F-02H

 毎年2回訪れるスマートフォン新モデルの時期、今回の冬モデルからは、前回の「ARROWS NX F-04G」に引き続き、arrowsシリーズの最新作「arrows NX F-02H」に機種変更しました。

 数ある冬モデルの中からF-02Hを選んだのは、arrowsシリーズのみが搭載する超高速ワイヤレス転送技術「TransferJet」を搭載しているから。前モデル「ARROWS NX F-04G」で初めて搭載したTransferJetですが、仕事や趣味のブログのためにスマートフォンで撮影した写真をパソコンへ取り込む機会の多い筆者にとってTransferJetは非常に魅力的な機能であり、次の機種もTransferJetがないのは考えられない! とarrows NX F-02Hに決定しました。

 実際に使ってみて感じるのは虹彩認証の向上。TransferJet同様、前モデルのF-04Gで虹彩認証が初めて搭載されましたが、以前に比べて認証するときのスピードが格段に高まっており、画面を見た瞬間にロック解除されるようになりました。精度も高まっており、眼鏡の状態でも認識されやすくなったため、使い勝手が圧倒的に高まっています。

超高速転送が便利なTransferJet
精度が高まり使いやすくなった虹彩認証

 前モデルも含め、2015年夏モデルのハイスペックスマートフォンで課題だった熱問題も大幅に改善。CPUをF-04GのSnapdragon 810からSnapdragon 808へ変更したことで、スペック上の数値は落ちているものの、体感的な不満はほとんどありません。一方、熱まわりについてはGoogleマップを長時間起動したり、動画を長いこと見続けたりと意図的に負荷を与えてみても、端末がほんのり温かくなる程度で、高熱のため機能が制限されるということは今のところ起きていません。F-04Gを使い続ける中で一番の課題が解決されたことで、F-02Hの満足度が大きく高まりました。

 CPU変更や熱対策が効いているのかバッテリーも以前より持つようになりました。もちろん、高画素密度のディスプレイを搭載しているだけに消費電力自体は大きいものの、今までは1日の中で必ず充電が必要だったのが、F-02Hは普段使いであれば充電をさほど気にしなくても1日は使い続けられます。

 カメラも改善されており、F-04Gでは正しく撮影しているつもりでもブレた写真になることが多かったのが、F-02Hではほとんど起きておらず、カメラの起動速度も高速になりました。また、ホワイトバランスと露出補正が手動で調整できるようになり、以前からきれいな写真が撮れると満足していたarrowsのカメラにより磨きがかかっています。

撮影サンプル(無加工)

 F-02Hの新たな特徴であるMIL規格は、幸いにもまだ落下したり、厳しい環境下で使用することもないので体験できてはいませんが、不慮の事故でスマートフォンが壊れてしまうというのは起こり得るものなので、そうした時に高い安全性が保たれているのは嬉しい限り。MIL規格ながら見た目にはそうした頑強さをイメージさせないデザインに仕上がっているのも嬉しいポイントです。

 MIL規格を除けば大幅なスペックアップはないものの、搭載する機能をブラッシュアップして着実に使いやすくなったarrows NX F-02H。ここ数年はモニターなどの機会を通じてarrowsシリーズを使い続けているのですが、これまでの端末の中でも満足度は非常に高く、バッテリーの持ちが非常によかった「ARROWS NX F-01F」並みのバランスの良さを感じています。

 F-02Hはバッテリー持ちではF-01Fほどではないものの、文字入力の使いやすさやカメラ性能の高さ、そして何よりTransferJet搭載という点ではF-01FよりもF-02Hが上。「arrows」が小文字表記になるという小さなリニューアルを遂げた本気でしたが、実際の使い勝手は文字表記以上の向上を感じるいい仕上がりです。


F-02GのAndroid 5.0化で、最新端末の魅力に改めて気付く
OSバージョンアップを機に、久しぶりに起動!

 1年ちょっと前にAndroid 4.4端末として発売された「ARROWS NX F-02G」。6月にAndroid 5.0へのアップデートが予告されてからというもの、今か今かと待ち続け、ついに11月、待望のOSバージョンアップが実施された。すでに後継となるF-04GやF-02Hも発売されているが、Android 5.0はマテリアルデザインの採用でインターフェースが大きく変わったタイミングでもあり、使い勝手も向上している。というわけで、具体的にどんなところが変わったのか、ARROWS NXならではの機能に焦点を当ててチェックしてみたい。

バージョンアップ完了!
Android 5.0で最も特徴的なのは、画面下部にあるナビゲーションバーのボタンデザインだろう
シンプルに指紋を模したイラストが表示されるロック画面

 まずスリープ復帰時の指紋認証が求められる場面から、さっそく微妙にグラフィックが変わっている。従来は指紋センサーを操作する際にシンプルな手のイラストか、端末を模したグラフィックのどちらかを表示していたところ、バージョンアップ後は指紋風の小さなイラストが表示されるごくシンプルな見た目になった。表示パターンはこの1種類しかなく、従来のように表示パターンを切り替えることはできなくなっている。

通知を非表示にすることで、ロックを完全に解除するまでステータスバー上のアイコンも表示されなくなる

 そしてこのロック画面では、「通知の表示・非表示切り替え」も行えるようになっている。これはAndroid 5.0で追加された標準機能だが、従来だとせっかくロック解除に指紋認証などのセキュリティ設定をしているのに、認証前でも画面上部のステータスバーで通知の有無に気付けてしまうという問題があった。しかし今回のOSバージョンアップにより、F-02Gをより安全に使えるようになったわけだ。

 OSバージョンアップによるもう1つの大きなポイントは、独自のネットワーク安定化・高速化技術である「マルチコネクション」を有効にするアプリを指定できるようになったこと。これまではChrome、Gmail、Twitterのような主要アプリにしかマルチコネクションは対応していなかったのが、基本的にはどんなアプリにも対応するようになり、あえてマルチコネクションの利用を除外したいアプリも明示的に選べることになった。この部分だけでもF-02GをOSバージョンアップする価値はあると思う。

マルチコネクションを有効にするアプリを個別に指定可能に
「NX!エコ」はそのまま残る。が、代わりにAndroid 5.0標準の「バッテリーセーバー」は利用できない

 バージョンアップ後のOSバージョンは5.0.2で、これは後継のF-04Gと同じOSバージョン。ざっくり言えば、F-04Gから虹彩認証機能を省いたものに相当する機能をF-02Gが備えることになる。唯一F-04GになくてF-02Gにある(残る)機能は、節電を図るための「NX!エコ」だけれど、オンにするとこれまで以上に顕著に快適さが損なわれるように感じる。代わりにAndroid 5.0標準の節電機能である「バッテリーセーバー」は利用できないが、十分なバッテリー容量のあるF-02Gだから気にするほどではないはず。なにより全体のインターフェースが変わって、新しい端末になったかのような気持ちよさが味わえるのはうれしいものだ。

 ちなみに筆者の場合、どうやらF-04G以降の虹彩認証に慣れてしまったせいか、今回のOSバージョンアップで久しぶりにF-02Gを使ってみたところ、ロック画面でしばらくディスプレイをにらみつけてしまうという問題が発生した。3秒後くらいに「ああ、虹彩認証じゃないんだ」と気付くのだけれど、指紋認証も手軽に使えるとはいえ、やっぱり新しい機種の虹彩認証は、なじみやすさ、使いやすさの面で優れた技術なんだなあと改めて実感した次第だ。


dポイントを駆使してXperia Z5用のイヤホンを買ってみた

 12月1日にドコモポイントがdポイントに切り替わった。dポイントは、共通ポイントとして、ローソンやマクドナルドなどリアルな店舗でも貯めたり、使ったりできる。ドコモ版のXperia Z5を使っている筆者も、さっそくカードをローソンでもらい、利用している。

Xperia Z5にはdポイントアプリも内蔵されており、アプリをアップデートすると利用可能になる
dポイントカードは、ローソンのレジ前に置いてあった

 自宅の1階がローソンで、事務所の近所にも最近ローソンができた自分にとっては、ポイントを貯めやすいのがメリット。元々はPontaを貯めていたのだが、dポイントなら、dデリバリーや新たに始まった「dケータイ払い+」でも支払いに利用できる。この2つのサービスは比較的利用頻度が高く、ローソンでも使えるため、少なくともポイントを死蔵させてしまうことはなさそうだ。

 キャンペーンは数々あるが、中でもメリットが大きそうだと思ったのが、dケータイ払い+でのポイント付与。本来は100円で1ポイントつくところが、1月31日まではポイントが10倍になっている。つまり、10%のポイント還元ということ。dケータイ払い+には、ソニーストアも対応しているため、Xperia Z5に関連した製品も買える。

dケータイ払い+対応店舗では、貯まったdポイントが使える
ポイント10倍キャンペーンが実施されており、非常にお得だ

 ということで、さっそくソニーストアをのぞいてみた。前々から、ノイズキャンセルとハイレゾの両方に対応したイヤホン「MDR-NC750」を購入しようと思っていたからだ。Xperia Z2から搭載されてきたノイズキャンセリング機能だが、イヤホンが限定されており、これまで発売されていたものは、必ずしも音質がいいとは言えなかった。そのため、飛行機などに乗るときだけ、イヤホンをわざわざつけかえていた。

MDR-NC750。現状で対応しているのは、Xperia Z5シリーズのみ

 このMDR-NC750は、ハイレゾにも対応しており、発表会などで試した限りでは、音質もまずまずといったところ。より高価なイヤホン、ヘッドホンにはかなわないが、そこそこの音質でノイズキャンセリングまでできるというのが特徴となる。これを使えば、わざわざ飛行機に乗るときだけ、ノイズキャンセリング対応のものに変える必要はなくなりそうだ。

 ソニーストアでクーポンを駆使したところ、価格は9000円弱まで下がった。貯まっていたdポイントを使って、これが約8000円に。ここに、10%のdポイントがつき、約800ポイントもらうことができた。クーポンが3枚も適用できたこともあって、価格は他の店舗を大きく下回っており、満足度が高い買い物ができたと思っている。ただ、実はソニーストアに在庫がなく、発送日は未定。本稿執筆時点では、まだ手元に届いていないのだが……。

ソニーストアのクーポンを使いまくった結果、価格は9000円を切ってしまった

 話をdポイントに戻すと、自分の生活圏ではポイントを貯めやすく、使い道もそれなりにある半面、少々不便だと感じていることもある。dポイントカードが、おサイフケータイに対応していない点だ。ローソンやマクドナルドではiDを使うことも多々ある、その際にもプラスチックカードをわざわざ財布から出さなければならない。Pontaはおサイフケータイに対応しており、端末を置くだけでポイントの取得から決済までを行えたため、これではある種の“後退”だ。

 共通ポイントという観点で見ると、まだ加盟店が少ないのもデメリット。クレジットカード機能のついたdカードを作ってしまえばいい話かもしれないが、自分はANAのマイルを貯めている関係もあり、支払いはそちらに集中させている。現金決済のときでも、もう少し気軽に貯められるとうれしいのだが……。この辺の印象は、生活圏や生活スタイル、普段利用するサービスによっても異なるところかもしれないが、少なくとも共通ポイントを目指すのであれば、今発表されている店舗だけでは物足りなさが残る。

 もっとも、ドコモでは、おサイフケータイ版の開発を進めており、加盟店を増やす意向もあるという。より利便性が上がるよう、今後のがんばりに期待したいところだ。


dカードGOLD+おサイフケータイジャケットでdポイント貯めまくり

 総務省による、料金値下げタスクフォースの議論がきな臭い方向に向かいつつある。このままだと、かつてのモバイルビジネス研究会で議論されていた「端末代金と通信料金の分離」と同じ道を辿ってしまいそうな雰囲気だ。

 おそらく、2016年からは、端末の割引価格に上限が設定され、消費者は今よりも高い金額で端末を購入することになるだろう。この仕事をしていると、端末価格の高騰はかなりのダメージを受ける。新製品は実際に日常生活で使ってみないことには善し悪しがわからないが、端末価格が上がるとなると、気軽に購入できなくなってしまう。

 そんな中、NTTドコモがポイントサービスを改定し、12月から「dポイント」に生まれ変わった。これまで、キャリアのポイントサービスは、あまり気にしていなかったが、よくよく考えると、NTTドコモのポイントは工夫をすれば、思いっきりたまる。今後のことを考えて、積極的にポイントをためていくことにした。

 もともと、DCMXのゴールドカードを持っていたのだが、ゴールドであれば、NTTドコモの通信料金は10%分のポイントが貯まる。これはかなり大きいということで、自宅の“なんとかバリュー”として組んでいた光インターネット回線がちょうど2年経っていたということで解約。「ドコモ光」にして、固定インターネット回線もNTTドコモにしてしまった。

 dカードGOLDの場合、年間の利用額が100万円以上なら1万円分、200万円以上で2万円分のケータイ購入優待券がもらえる。さすがに200万円以上を達成するのは厳しいが、100万円であれば、通信費や交通費、水道代や電気代、経費なんかをまとめまくれば達成できない数字でもなさそうだ。

 街中でも積極的にdカードを使うために、1年前に発売された「おサイフケータイジャケット」も購入。ローソンではdカードGOLDを提示して、ポイントを貯めつつ、それ以外のコンビニではiPhone 6sに装着したおサイフケータイジャケットで、いつでもどこでもササッと取り出して、iDで決済できるようにもしてみた。

 おサイフケータイジャケットは、iDに関しては、dカードを契約している回線のSIMカードを挿したiPhoneからでないと初期設定ができないという不便さがあったが、一度、設定してしまえば問題ない。iDだけでなく楽天EdyやANAのSKiPサービスも使えるのでかなり便利だ。来年、iPhoneの次期モデルが出ても、おサイフケータイジャケットを付け替えるだけで良いので、移行も楽だ。もっと早く使っていれば良かったと後悔したほどだ。あとはモバイルSuicaが使えれば、申し分ないと言える。

 とりあえず、この環境で、1年間、思いっきりdポイントを貯めまくってみたいと思う。


「OCN モバイル ONE」のプランを110MB/日から3GB/月に変更

 筆者はこれまで「OCN モバイル ONE」を、日次で110MBが利用できる「110MB/日コース」で利用してきた。「OCN モバイル ONE」の中でも最も安いコースで、音声通話対応なので月額1600円(税抜、以下同)だった。これを、12月から月間3GBの「3GB/月コース」に変更してみた。音声通話対応で利用料は月額1800円である。

12月から月間3GBの「3GB/月コース」に変更

 プラン変更に思い至ったのが11月初旬で、アプリからプラン変更を申し込んだが、適用は翌月からなので、12月に入って月間3GBになった。通話は最近のご多分に漏れず、定期的にかけるのは散髪と歯医者の予約ぐらいで、ほかにはたまに家族と通話する程度。もともと全体として十分安いと感じていることもあり、たまの通話料にインパクトは感じていない。もっとも、今回の変更により月額では200円上がっており、さらなる節約を狙ったものではない。

 プラン変更に至った大きな要因は、筆者の使い方では、1日に110MBを大きく超える、あるいは超えて使いたい日が、月に数回はあることが分かってきたからだ。

 1日110MBという容量だが、前日分は繰り越されるので、使いたい時には、だいたい200MB程度までは通常の速度で利用できた。深夜0時にリセットされるため、帰宅途中の電車の中で(0時を迎え)いきなり速度が復活したという場面もあった。この1日単位という分かりやすさは、「明日には復活している」という気楽な部分があるのは確か。無線LANを自宅、オフィス、公共施設と駆使すれば、パケット量はかなり抑えられるということも、自分の使い方の中で確認できた。

 一方、無線LANの無い環境であらかじめ大容量の通信をすると分かっていたり、急に大きなデータを送受信したりする場面になったとき、110MBや200MBという容量は心もとなく、たまのことではあるが、この足かせ感をちょっとしたストレスに感じはじめていた。追加で容量を購入できるが、割高なのでできれば利用したくないのが本音だ。

 加えて、例えば新しいアプリをインストールしても、「これは写真が多くて見た目もリッチだし、外で使うと容量食いそうだな……」と、利用にブレーキをかけてしまうことが増えてきたのだ。ニュースアプリなどはリンク先や掲載元の構成もさまざまなので、多くの記事を閲覧していると、予想以上に通信量が増えてしまう。仕事柄ということもあるが、このあたりはやはり気兼ねなく使いたいところだ。

 パケ死~パケ定の時代を経て再びパケット節約の時代を迎えているのはなんとも言えないところではあるが、幸いにして費用は格段に安くなっている。

 「OCN モバイル ONE」のモバイルアプリで、筆者のこれまでのデータ使用量の推移を見ると、直近では1.1GB程度に収まっていることが分かる。もちろんこれは、無線LANを可能な限り使うという節約スタイルも影響している。1日に110MBでも、30日で換算すると3300MB。足かせ感が強い日次プランとはいえ、結果的には、付与される1/3しか使っていなかったことになる。

 つまり「3GB/月コース」に変更しても、月換算なら使用できる容量はこれまでと大差なく、これまでの実績からするとかなり余裕のある付与量であり、1日に使用できる量もひとまず心配する必要がない、ということになる。

無線LANを多用する効果もあってか、徐々に増加しているものの、直近では月間で1.1GB程度

 ここまでくると「最初から月間3GBにしておけば良かったのでは」と思いたくなるところだが、実際に、自分の生活の中に取り込んで使ってみないと分からない、自分が予想していない、自分の行動というものがある。

 日次コースでは、リッチなアプリの外出先での利用や突発的な利用にブレーキをかけるようになり、ダウンロードしておいた電子書籍を読むなど、外出先・移動中にあまりパケットを使わないようにする“体質改善”が起こった。一方、月末になってじわじわと残容量が不安になる“パケット ブルー”とでも言うべき憂鬱とは無縁だった。無線LANを可能な限り使おうと心がけたのも日次コースゆえ。パケット消費を、無理のない範囲でどこまで節約できるのか、という試験的な意味でも、110MB/日コースはとても勉強になったといえる。

 今後警戒されるべきは、月間3GBになったことで、「今までの使用実績の3倍もの容量が一気に付与されている! しかも翌月繰り越し対応!」と水を得た魚のようにパケットを使いまくってしまうことだろうか。金銭面では筆者、このパターンに心当たりがある。しかしこれも、脳天気に使いまくってみて「あぁ、こういう使い方をするとここまでいくのか」という天井を知る勉強でもある。パケット消費道はまだまだ序の口のようである。


タフネスなコンパクトスマホ「Galaxy Active neo」ってどうなの?

 2015年冬モデルが続々と登場する時期に入り、筆者の相棒は、今夏使っていた「Galaxy S6 edge」から「Galaxy Active neo SC-01H」に切り替わった。MILスペック準拠というタフネス性能を備えつつ、800×480ドット(WVGA)という4.5インチディスプレイを備える機種だ。

 昨冬~今夏にかけて「GALAXY S5 ACTIVE SC-02G」を使っていたので、「Galaxy Active neo」を初めて手に取ったときには、「おお、このフォルム、この肌触りこそ……」と思ったり思わなかったりしたが、いずれにせよハイエンドモデルばかり使い込んできた身には、「1.2GHzのクアッドコア」というチップセットや、800×480ドットというフィーチャーフォンかと見まがうスペックのディスプレイに、少々不安を覚えたのだが、メイン端末として使ってみて1週間、スムーズに使えている、というのが正直なところ。

 もちろんまだ導入しているアプリはさほど多くはないが、グーグル謹製の「ハングアウト」も普通に使えているし、街中を歩いて遊ぶ新世代ゲームである「Ingress」のプレイにも支障はない。ただ、Ingressに関しては、ポータルが多数立ち並ぶ場所で高負荷な遊び方(硬めシールドおよび反撃Mod多数インストール済の高レベルポータルてんこ盛りな場所でバースターを連打する、とか)はまだ試していないので、これからストレスを感じる場面があるかもしれない。ただ、RAMが2GBということや、800×480という解像度も好影響を与えているのか、他のソーシャル系アプリやGoogle Play Music、ブラウザ、カメラを使い続けていても、今のところ困る場面はない。

 ストラップホールが用意されているのも、好印象を持った要素の1つ。ただ、4.5インチというコンパクトボディは、現在使用中の自転車用スマートフォンホルダーにはちょっと小さくて、ホルダーにおけるポジションは試行錯誤中だ。

 ちょっと困っているのが、ディスプレイの輝度設定。いわゆるオート調整のような機能がなく、環境にあわせて手動で明るさを調整している。夜や暗い場所では輝度を下げ、よく晴れた屋外では最大まで明るくして、なおかつ、「アウトドアモード」をONにする、という形だが、ある程度、自動で調節してくれるともっとラクチン。メーカーサイトを見ると、照度センサーは搭載しているようなので、ちょちょいのちょいで機能追加とかしていただけると嬉しいなあ。


arrowsの新作オリジナルホームアプリ「Leaf UI」が出た!
富士通の新しいホームアプリ「Leaf UI」

 ドコモ端末のarrows(ARROWS)シリーズでは、「docomo シンプル UI」や「docomo LIVE UX」の他に、富士通独自の「NX!ホーム」というホームアプリがプリインストールされているのだが、このたび新たに独自のホームアプリがGoogle Playに登場した。それが「Leaf UI」だ。

 このLeaf UI、実はarrows Fit専用ということではなく、MVNO向けの端末「arrows M02」にプリインストールされている標準ホームアプリなのである。arrows M02は、arrows Fitと端末としての仕様がほとんど同一で、ハードウェア面で目立つ違いといえば指紋認証機能の有無だけ。姉妹機とも言えそうな端末なだけに、ホームアプリも同じものが使える、というわけだ。

左がMVNO向け端末のarrows M02。指紋センサーがないだけで、他はほとんど差がない

 Leaf UIの特徴は、左右フリックだけでホームアプリの基本となる画面にアクセスできること。左端のスクリーンが電話の発着信履歴の一覧で、中央がアプリやウィジェットなどを配置する増減可能なスクリーンになっている。右端のスクリーンはインストール済みアプリを一覧するドロワーで、この一覧も左右フリックでスクロールする仕組みだ。

左端のスクリーンは発着信履歴の一覧
中央は一般的なホーム画面。線の細い、オリジナルのアナログ時計ウィジェットがお気に入り

 ドロワーでは好きなアプリに“Pin!”を設定することで、いわゆる“お気に入り”アプリとしてマークでき、Pin!を設定したアプリのみ表示する画面に切り替えることも可能。よく使うアプリだけPin!しておけば、すばやくアプリを起動して使い始められる。最小限の機能を備えたシンプルなホームアプリで、操作方法が分かりやすく、色使いやデザインもあっさりしていてわりと自分好み。アプリアイコンが小さめに表示される点や、専用時計ウィジェットのスタイリッシュさも、個人的に気に入っているポイントだ。

右端のスクリーンはドロワー
Pin!を設定したアプリアイコンのみ表示。使いたいアプリを探すのが楽になる
フォルダ作成とホーム画面の増減もOK。他に凝った機能はなく、シンプルだ

 ドロワーを右端までスクロールしてしまうと、ホーム画面まで戻るのに何回もフリックしなければならないのには少し戸惑った。ホームキーを押せば一発でホーム画面に戻るのだが、せっかく左右フリックで操作性を統一しているのに、ホームキーを押すという異なる流れの操作が求められるのがなんとなく違和感があるし、もったいないなと思う。それ以外は、アプリアイコンのフォルダ整理もできるし、ホームアプリにあまり多くの機能を求めない自分にとって最適なツールだ。

 そしてちょっと残念なのは、今のところarrows Fitとarrows M02以外には対応していないこと。たしかにこの2機種でしか使えないというプレミアム感はうれしいし、サポート範囲を広げたくないというのもあるだろうけれど、このシンプルさを他メーカーの機種でも体感できるようにすれば、arrowsのファンがもっと増えるんじゃないかなあと思ったり。


メイン端末にした「Xperia Z5」を10日間使ってみた
11月1日に、Xperia Z5を購入した

 前回の『みんなのケータイ』で色々と思案した結果として、冬春モデルのメイン端末は、ドコモ版の「Xperia Z5 SO-01H」にすることにした。2年契約の都合などもあって、機種変更は11月1日に実施。本稿執筆時点まで、ちょうど10日間使い続けている。

 Xperia Z5を利用するにあたって、気になっていたのが発熱の問題。パフォーマンスが高い半面、熱を持ちやすいとウワサの「Snapdragon 810」を搭載していることや、夏モデルとして発売されたXperia Z4での評判が芳しくなかったことが、その理由だ。同じSnapdragon 810を搭載し、Xperia Z4の後継機であるXperia Z5では、どうなるのかが少々心配だった。

参考のためにベンチマークも取ってみたが、スコアはまずまずといったところ

 ただ、ドイツ・ベルリンで開催されたIFAで何度も触れていたため、ここは大丈夫だろうと踏んでいた。10日経った今でも、その印象は変わっていない。自分はあまりスマホでゲームなどをしないためかもしれないが、特に熱すぎて持てなかったり、熱のためにパフォーマンスが低下してしまったりといったことは起こっていない。とは言え、Twitterのユーザーストリームをオンにしながら、ブラウジングをしたりすると、やはり本体は熱くなる。初期設定時に、150近いアプリをまとめてダウンロードした際も、かなり熱を発していた。

 それでもあまり気にならないのは、本体上部に熱が集中しているためだろう。また、今のところ、パフォーマンスが大きく落ちることもない。もっとハードに使ったら別かもしれないが、熱対策はそれなりにうまくいっているようだ。少なくとも、自分はこの点には不満を持っていない。

自宅から事務所まで、約30分間使い続けた結果。今まで使ってきた他の機種より、電池の持ちがいい印象

 機種変更後のメリットとして真っ先に挙げておきたいのが、バッテリーの持ちだ。同じような環境で使っていた「GALAXY Note Edge」と比べて、3~4割バッテリーの持ちがいい印象を受けている。数値で見ても同様で、朝の出勤時に使った場合の電池の減りがかなり緩やかになった。同様に、しばらくメイン端末として使っていたiPhone 6sよりも、バッテリーは持っている。10日間使ったが、今のところ、モバイルバッテリーが活躍したのは、出張時に早朝から深夜まで使い続けたときくらいだった。

プレミアムおまかせオート設定時に、明るさや色温度を変更できるようになっている

 レスポンスは1年前のGALAXY Note Edgeに比べれば、かなり高い。カメラのオートフォーカスも速く、基本的には機種変更してよかったと思える仕上がりだ。カメラに関しては、「プレミアムおまかせオート」設定時に、明るさや色温度を調整できる機能も気に入っている。今まで同機能を使うと、写真が暗くなることが多々あったため、どうせなら自分で設定できた方がうれしい。

 側面に指紋センサーが搭載された点も、今までの環境と比べて便利になった点である。画面の点灯とロック解除を同時にできるため、端末を手に取ってすぐに使い始めることが可能だ。ただし、端末サイズに合わせているために、電源ボタンは細長い形状をしている。そのためか、左手人差し指でロックを解除しようとすると、指紋が読み取れないことが多々ある。どうやら、左手で持ったときは、右手で持って親指でボタンを押す以上に、指のさまざまな場所を使っているようだ。複数個指紋を登録してみたが、あまり改善されていない。

 また、フレームがディスプレイのガラスより、少しだけ飛び出しているところも、操作する際に気になっている。最近では、フレームと前面のガラスを一体化させ、端までフリックしやすい機種が多く、それに慣れているせいかもしれない。操作するたびに、フレームが指に当たるのは、小さなことかもしれないが快適ではない。もっとも、こうした形状には、落下時にガラス破損を防ぐメリットもあるため、一長一短と言えるのかもしれない。

読み取り速度は高いが、使う指によって精度はまちまち
フレーム部が少しだけガラスより高くなっている。好みもあるかもしれないが、自分は端までフラットもしくはカーブしていた方が使いやすいと感じている
ノイズキャンセリングにも対応する

 音楽機能に関しては、Xperia Z2以来、久々のノイズキャンセリング対応端末を使うことになる。幸か不幸か、Xperia Z5を購入してすぐに、4回飛行機に乗る出張が入り、こちらの機能も活躍した。ハイレゾとノイズキャンセリングを両立させたイヤホンも発売されているため、ゆくゆくは、これも試してみたいと思っている。

 ざっとではあるが、これが10日間実使用の環境で使ってみた、Xperia Z5の印象だ。ファーイストインプレッションとしては、総じて好印象。細かい部分で気になる点はあるものの、普段使いのスマホにしてよかったと感じている。これから使っていくうちに気づいた点などは、改めてこのコーナーで紹介していきたい。


「続きを読む」が便利なBookLive!の電子コミック
BookLive!アプリ

 NTTドコモが電子書籍のトライアルサービスを実施した2010年10月から5年。紙の本を置き換えるとまでは言わないものの、電子書籍も大きく普及し、筆者も最近ではできるだけ本は紙ではなく電子書籍で買うようになりました。

 いくつもの電子書籍が乱立する中で、筆者のお気に入りは「BookLive!」。電子書籍と言えばAmazon.co.jpのKindleを使っている人も多いと思いますが、ことコミックにおいてはBookLive!の「続きを読む」仕様が非常に便利なのです。

 例えばコミックを1冊読み終わって続きを読みたい時。Kindleの場合はコミックをいったん終了し、次のコミックを目視で探して再度タップして開く、という作業が必要なのですが、BookLive!は1冊読み終わると「続きを読む」が表示され、アプリ画面に戻ることなく次の巻を開くことができます。コミックにどっぷりのめり込んでいるときに余計な操作が発生するとせっかくのテンションも下がってしまいがちですが、BookLive!ならダウンロード済みのコミックであれば次々に開いていけるのが嬉しい。

コミックの最後でさらにページをめくると……
右上の「続きを読む」ですぐに続巻が読める

 電子コミックの管理方法も親切で、シリーズは自動的にまとめて1つに管理されるため、目的のコミックを探しやすい。さらに新刊や未購入の巻まで同じシリーズとして自動的に表示されるため、ついつい続きが気になって買ってしまうという恐ろしい仕様でもあります。

未購入の巻まで一覧に表示

 ダウンロードも非常に早く、移動中でも電波の状況がさほど悪くなければコミック1冊を1分かからずにダウンロードできます。先日Kindleを使って珍しくコミックを買ってみたところ、10分以上経ってもコミックがダウンロードされないのに驚きました。環境などの差もあるのかもしれませんが、たまにKindleを使うとやはりダウンロード速度はかなり重たいように感じます。

 コミックは電子派、には至れり尽くせりのBookLive!なのですが、ヘビーユーザーにちょっと哀しいのが登録できる端末が最大5台かつ端末の入れ替えは年内に10回までと制限されていること。ライターという職業上、スマートフォンやタブレットはちょこちょこ入れ替えているのですが、その際にBookLive!まで入れ替えているとあっという間に制限に達してしまい、元の端末に戻すこともできなくなってしまう。最大5台という制限は十分なのですが、せめて入れ替える回数はなんとか緩和して欲しいなと思う次第です。まあ、スマートフォンは1台だけ、という一般の方であればまったく問題ない回数ではあるのですが……。


Nexus 6がAndroid 6.0になりました

 ドコモのLTE網を使う「OCN モバイル ONE」のSIMカードを装着して利用している「Nexus 6」。筆者の端末は、10月23日に最新のAndroid 6.0へのアップデートが可能になったと通知が出た。

Android 6.0のアップデートファイルをダウンロード
基本は5.xと変わらないAndroid 6.0のホーム画面。日本語フォントは角ゴシック系に変更された

 10月23日というのはAndroid 6.0をプリインストールして出荷される「Nexus 5X」が発売された直後とあって、事実上の人柱状態であるため不安もあったが、筆者が利用している大人しめのアプリはいずれも問題なく動いている。例えば、不安なのは銀行系やクレジットカード系アプリだったが、三菱東京UFJ、じぶん銀行、三井住友カード(Vpass)はいずれもエラーなど出ずに起動した。デレステもしまむーが可愛いままで安心した。スクウェア・エニックスのワンタイムパスワード用アプリは、万が一起動できないとエオルゼアにある自宅に帰れなくなるが、こちらも問題なし。ヘビーユーザーになりつつある「BOOK★WALKER」も変わらず動いた。ハッカドールが通信によく失敗するドジっ娘なのは多分前からだ。

 というか、iOSの騒動を見ていると、SIMカードの動作そのものも大丈夫かな? と不安が頭をよぎったが、問題はなかった。ただ、APN設定ではプリインストールされている項目数が若干整理されて少なくなったようだ。

 Android 6.0では内部的にはいろいろ変更もあり、アプリ権限の変更により、一部のアプリはAndroid 6.0にアップデート後、初回起動時に再承認のダイアログが出る場合がある。検索についても強化されているが、こちらは今後試していきたい。

 アプリトレイ(一覧画面)については上下スクロールのみになり、最上段によく使うアプリが優先して表示される。実はこの仕様変更については、Android 6.0にアップデートされる直前、Android 5.x時代にもNexusシリーズには先行して適用されていた。

 日常的な利用で最も大きく影響があるのは、Android 6.0の日本語フォントが、それまでのデフォルトである丸ゴシック系ではなく、角ゴシック系になったことだろうか。しかもフォントに関する設定が存在せず、開発者系のアプローチでないと変更できないようだ。いわゆる“中華フォント”のような代替フォントではなく、きちんとした美しい角ゴシックで、アルファベットのフォントとバランスが取れた言えばそれまでだが、Androidらしい“選択の自由”が少し失われてしまったのは残念な気がする。もっとも、これはあくまでNexusシリーズに提供されるAndroid 6.0の話であり、端末のメーカーが違えば事情は異なると思われる。

 日常的にもうひとつお世話になりそうなのが、「通知」機能のカスタマイズ性の強化だ。

 スマホに「通知」が表示され、手元の作業を中断して確認してみたら、配信停止を忘れているショッピングサイトのメルマガだった……などという経験は誰しもあることだろう。メールに限らず、SNSなどの通知でも同様だが、“緊急の用事が通知によってもたらされた”という経験が過去にある限り、通知の類には、即座に開封しなければならないインセンティブが常について回る。

 加えて、アプリがそれぞれ自在に通知を行えることで、通知の頻度は益々増加傾向にあり、ユーザーが重要度を付けて、ふるいにかけなければいけない状況にきている。Android 6.0では、通知の制限機能として、まったく通知を表示しない「サイレント」、「アラームのみ」、アラームを含むリマインダーや予定、指定した人からの着信を表示・通知する「重要な通知のみ」を選べるようになった。「重要な通知のみ」は内容のカスタマイズも可能なほか、これら通知の制限時間を限定して適用することも可能になっている。

 例えば、「これから1時間」は「重要な通知のみ」という設定もできる。従来から、就寝中などの時間帯を指定して着信音をミュートにすることはできたが(★マークになるアレ)、もう一歩、カスタマイズ性を進めた形だ。

 ロック画面や通知エリアに表示される具体的な内容をマスクする機能もある。

 ちょっと離席した際に「ケータイ鳴ってるよ~」とスマホを渡されたものの、ロック画面にはニジエのメルマガのイキイキとした冒頭の文が表示されていた……などという事態は、円滑な社会生活のためには可能な限り避けねばならない。Android 6.0“マシュマロ”は、こうした尖った通知も優しく包み込んでくれるのである。


仕事で使える「Galaxy S6 edge」の録音機能

 さまざまな人に会って話を聞く、そんな商売をしていると、とても大事なツールの1つがレコーダーということになる。普段はICレコーダーを利用しているのだが、たまに電池切れになったりすることもあるので、もう1台、予備として録音できる環境が欲しい……ということで「Galaxy S6 edge」のボイスレコーダーを使ってみたのだが、これがまた使える機能であることが判明。もはやこれ1つでは十分ではないかと思うくらいの出来。

 録音データはM4A形式で記録され、内蔵マイクだけなのにステレオで記録される。本体で再生するときには、ICレコーダー並のインターフェイスで、再生速度の変更やトリミング、ブックマークなどもできる。

録音画面
再生画面

 録音ファイルはもちろんパソコンなどへ転送でき、共有メニューからクラウドサービスへ転送することもできる。DropboxやOneDriveなど、パソコンのローカルドライブと同期するサービスであれば、録音→クラウドへ転送→帰社したらすぐ聴き直して記事執筆、とワイヤレスのまま流れるように作業できる。

 この録音品質は、他のAndroidスマホでも同じなのかな、と漠然と思っていたのだが、他メーカー製スマートフォンではそもそも純正のボイスレコーダーアプリがなかったり(メーカーサイトで配付しているものはある)、音質がかなり厳しいものがあったりする。以前使っていた「GALAXY S5」のボイスレコーダーもわりと使いやすかったので、他のAndroidスマートフォンの状況を知ってから、一層、Galaxyシリーズのありがたみを感じた次第。今のところ、囲み取材やインタビューでの活用が主で、個人的には十分。もっとも、楽器の演奏などをする人にとっては、自身の演奏を録音する、といった用途で音割れしてしまうかどうかまでチェックしていないのでご容赦願いたい。そのあたりの使い勝手をご存知の方がいらしたら、Twitterなどでぜひ教えてください。


実は顔認証もOK、指紋認証との合わせ技でNX越え?
指紋認証だけじゃないarrows Fit

 基本性能をその時のフラッグシップモデルより抑えた、ミドルレンジにクラス分けされるarrows Fit F-01H。セキュリティ機能についても、フラッグシップのarrows NXにはIris Passportという最新テクノロジーの虹彩認証があるのに対し、arrows Fitはそれより前の世代のARROWS NXで採用していた指紋認証が搭載されるなど、やや控えめな仕様になっている。

 虹彩認証と指紋認証のどちらが優れているか、というのは、方式も違えばそれぞれに一長一短もあり、単純に比較することはできないのだけれど、指紋認証の方が実績は多く、どちらかというと安定した“枯れた”技術ではある。だからこそ、コストパフォーマンスを重視するミドルレンジ端末のarrows Fitに導入できたとも言える。

arrows Fitの指紋センサー
ARROWS NX F-04Gの虹彩認証に用いられているセンサー

 筆者がARROWS NXシリーズで長く使い続けてきた指紋認証ということもあって、端末背面のセンサーを指先でなぞるだけでロック解除できるのは、全く違和感がなく快適そのもの。サッとなぞればサッとホーム画面に切り替わってササッと操作できてしまう。ただ、初めて指紋認証搭載機を使う人でない限り、そこに新鮮さは感じにくい。ミドルレンジとはいえ、せっかく新しい世代の端末なのだから、もっと新しい体験はできないものだろうか……。

Android 5.0から加わったSmart Lock。端末、場所、顔、音声などをキーとして利用できる

 と思ったら、もちろんあったのだ。arrows FitはAndroid 5.1を採用しているため、Android 5.0から加わった新しいセキュリティ機能「Smart Lock」を利用できる。これはどういうものかというと、端末をスリープから復帰させた時のロック解除に、特定の端末(スマートウォッチなど)や特定の場所、特定の音声なんかをキーとして利用できるもの。例えば、自分のスマートウォッチが近くにある時や、自宅にいる時であれば、使用者本人である可能性が高いと判断されるので、ロック解除の認証を省略できるようになる。

 で、Smart Lockでは、内蔵カメラを使った顔認識によるロック解除方法(トラステッドフェイス)もサポートされている。あくまでも顔全体がキーであり、瞳だけがキーとなる虹彩認証とは違うのだけれど、カメラ(センサー)を自分の顔に向けて認証するという点ではかなり似た使い勝手のものだ。

顔の輪郭が収まるようにして認識させる
メガネをかけたり明るさを変えたりと、条件を変えて再認識させることで精度を向上させられる
画面点灯直後の状態。画面下部にあるロック解除のアイコンが人のマークになっている

 arrows Fitの場合、このトラステッドフェイスと指紋認証(とバックアップ用のパターン、暗証番号など)をほぼ同時に利用できるのが面白いところ。指紋認証を設定し、さらにSmart Lockも設定しておくと、顔認証でも、指紋認証でも、パターン認証や暗証番号でも、どの方法でもロックを解除できるのだ。

 画面点灯直後は真っ先に顔認証が行われるので、端末を顔から適切な距離を保って持つ。ほとんど瞬間的に認証処理が行われ、画面のカギマークが解錠状態のグラフィックに変化する。その後、最後に画面を上方向にスワイプするだけでホーム画面が表示される。顔認証が失敗した時は、指紋認証を使うか、バックアップ用として設定したパターン認証や暗証番号を使ってロック解除できる。

顔認証をパスするとアイコンが解錠状態のカギに。フリック操作すればホーム画面が現れる
顔認証に失敗するとカギのかかったアイコンに変化

 しかしちょっぴり残念なことに、顔認証は顔の輪郭を捉えられないと認識できないので、やや手を伸ばし気味にして(顔から離れた場所で)端末を持たなければならず、使い勝手が良いとは言いがたい(端末のインカメラの画角によって使いやすさは変わるだろう)。顔認証後にさらに画面をスワイプするひと手間が必要な点も、arrows NXの虹彩認証とは異なっている。自然な構えで認証でき、しかも処理後に即座にホーム画面を表示するarrows NXの虹彩認証は、その点よく考えられているなあと関心してしまう。

顔認証+指紋認証で、使い勝手はarrows NX以上に高まるかも

 が、それはともかく、arrows Fitでいちいち顔認証のために手を伸ばして構えるのが面倒なら、画面点灯直後から指紋センサーをなぞれば良い。顔認証と指紋認証の使い分け、あるいは顔認証しながら指紋認証も行う、いわば同時“ダブル認証”で、素早くロック解除が可能というわけ。

 指先が濡れている時や、周囲が極端に暗い時のように、それぞれの認証方法が苦手とするシチュエーションでも、両方同時に使えるarrows Fitならサクッと使い始められるし、セキュリティも保たれる。これはけっこう気持ちがいい。ミドルレンジながらも最新端末らしい機能を実現できる“ダブル認証”は、arrows Fitを手に入れたらぜひ試してほしいテクニックだ。


ドコモとソフトバンクの発表を見て機種変候補を考えてみた

 ドコモとソフトバンクの冬春モデルが出そろった。約1年間、「GALAXY Note Edge」を使い続けてきた筆者も、そろそろ機種変更をしようと考えている。ところが、2社のラインナップを見ると、「Galaxy Note 5」が見当たらない……。これまでNoteシリーズを未発売だったソフトバンクだけでなく、ドコモまで取り扱いを見送ってしまったようだ。

豊富な端末を取りそろえたドコモだったが、「Galaxy Note 5」は見送られてしまった
グーグルのAndroid担当上級副社長、ヒロシ・ロックハイマー氏まで招いて同社との関係の深さをアピールしたソフトバンクだったが、冬春モデルは「No Galaxy」だった
「dtab」が対応する手書き翻訳機能を力説する加藤氏。確かに注力ぶりは伝わってきたが、僕がほしいのはGalaxy Noteなんです……

 ドコモの代表取締役社長、加藤薫氏は「今期はdtabに注力した」と述べていたが、残念ながら、タブレットとノートでは用途が違う。最後の望みとしてauが残っているが、こちらも動きが聞こえてこない。むしろ、他社にないGalaxy Note 5があれば、大々的に発表してきそうなもの。この時期になってauが何もしていないのは、披露すべきラインナップがないと考えてもよさそうだ。

 Galaxy Note 5がない今、個人的な機種変更をどうするかは、非常に悩ましい問題だ。そのままGALAXY Note Edgeを使い続ける選択肢もあるが、パフォーマンスの面ではどうしても最新機種より見劣りする。新しい機種を触っていなければ気づかないことかもしれないが、仕事上、どうしても触らざるをえない。そうすると、やはり冬春モデルとの性能の違いを感じてしまう。

 冬春モデルは全体的にカメラの性能向上も目覚ましく、「Xperia Z5」のようにオートフォーカスが一瞬と言っていいレベルまで高速化したモデルまである。GALAXY Note Edgeではあまりに使いづらくてやめてしまったが、冬春モデルでは指紋センサーが搭載されている機種も多い。特に、iPhoneシリーズと同様、指を置くだけで指紋が認証される機種は、ロック解除が簡単なのが魅力だ。

 画面が大きな機種という点では、「Xperia Z5 Premium」もあるが、こちらはペン入力には非対応。「Xperia Z Ultra」のように、細いペン先を認識する機能もないようだ。Xperia Z Ultraも、そろそろ後継機があってもいいと思うのだが……。

どの機種も、サクサクだし、カメラのオートフォーカスは速いしと、うっかり触ると買い替えたくなってくる
画面サイズは自分のニーズに近いが、ペン入力がないのがネックだった「Xperia Z5 Premium」

 このように考えていくと、やはり機種変更してしまった方がいいような気がする。そこで苦肉の策として検討しているのが、2台持ち。ドコモは「シェアオプション」で2回線契約しているため、GALAXY Note Edgeを2台目として持って、メインでは別の機種を持つ。これなら、普段は最新のスマートフォンを使いつつ、Sペンを使った作業がしたくなったり、大画面でネットが見たくなったりしたときだけ、GALAXY Note Edgeを取り出せばよくなる(もっとも、今でもau回線でiPhone 6s、ワイモバイル回線でZenFone 2を持ち歩いているため、実際は4台持ちになってしまうが、あくまでドコモ回線のみの話と捉えてほしい)。

 練習として、しばらくiPhone 6sをメインにしつつ、サブでGALAXY Note Edgeを使ってみた。確かに最新端末であるiPhone 6sはパフォーマンスがよく、メモリも増えているためアプリの切り替えも速い。カメラの画質もよく、指紋センサーの認証もスムーズ。上記で挙げていた必要としている機能、性能はきちんと満たしている。GALAXY Note Edgeはメモをするときや、会見中の録音をするときだけに限って使用した。2台に作業を分散させたことで、1台で済ませるよりも、バッテリーの持ちがよくなったような気もする。

 一方で、あまり意識していなかったが、やはりおサイフケータイがメインの端末に入っていないのは不便だった。おサイフケータイはカバンの中に入れたGALAXY Note Edgeで使っていたが、電車に乗ろうとするたびに取り出すのはやはり手間がかかる。やはりおサイフケータイは、ポケットに入っているメイン端末に入っていた方がいい。Suicaをカードに切り替えればいいという向きもあるかもしれないが、筆者はiDやPonta、ANAのチケットなどもまとめておサイフケータイに入れている。今さら1つ1つをプラスチックカードに戻すことは、あまり考えたくない。

練習として、iPhone 6sをメインに2台持ちしてみたが、おサイフケータイ非対応なのが不便で、1週間ほどでGALAXY Note Edgeをメインに、iPhone 6sをサブに戻してしまった。余談だが、なんだかこの組み合わせは禁断な感じがする
Androidでは基本とも言える機能になったおサイフケータイ。基本すぎて忘れていたが、やはりないと、生活が不便になってしまう。Apple PayがFeliCaに対応してくれれば……と思わずにはいられない

 とは言え、冬春モデルのAndroidであれば、おサイフケータイには対応している。その他の点についてはあまり問題がなかったので、冬春モデルでは2回線を紐づけて持つつもりだ。GALAXY Note Edgeとかぶらないように、画面サイズは5.2インチ前後のものにする予定。上記で挙げた特徴を満たすモデルとして、「Xperia Z5」が候補になっているが、実際どの機種にするのかは、もう少し検討してみようと思う。


1万円以下で買えちゃう?! “本気”のミドルレンジ「arrows Fit」
arrows Fit F-01H

 SIMフリー端末の登場から、MVNO各社による格安SIM、そして格安スマホという流れを経て、お値段そこそこで性能もそこそこのミドルレンジ端末が今注目され始めている。これまでそういったミドルレンジ端末は海外製のものが元気だった印象だけれど、9月30日に発表されたドコモの2015~2016年冬春モデルでは、富士通も「arrows Fit F-01H」でそのジャンルに“本気で”参戦している。

 ARROWS NXシリーズをはじめ、歴代のフラッグシップを乗り継いできた筆者としては、それらより性能が抑えられたarrows Fitは「満足できるんだろうか」と不安な気持ちもあった。でも、しばらく試してみたところでは、いい感じに力の抜けた端末だなあ、これで十分だよな~、というのが率直な感想。

 OSはAndroid 5.1。チップセットはCPUクロックがやや低めの1.2GHzではあるものの、クアッドコアとしていて、メモリも標準的な2GBを搭載。ストレージは16GBで、ガンガン使うにはちょっと不足気味だから、この辺はAndroid 5.0から再び一般アプリでサポートされたSDカード(microSDXC 128GBまで対応)を上手に使いたい。おサイフケータイとNFCに対応し、arrowsシリーズではおなじみの指紋認証機能も搭載しているのもポイントだ。

シンプルな背面。指紋認証機能も搭載
おサイフケータイに対応する
ロゴがARROWSから、ちょっとかわいらしいデザインのarrowsに変わった

 arrows Fitのミドルレンジたるゆえんは、前述のCPUクロックに加え、ディスプレイが720×1280ドットと、フルHD以上が当たり前になってきた今の時代に、まさにミドルな解像度にしているところかもしれない。たしかに、以前のARROWS NX F-04Gのような高解像度で見る映像の美しさは「すげえ」と思うし、arrows Fitでは残念ながらそういう意味での感動はない。

上下側面のラウンド形状もかわいらしい
厚みはF-04Gとほぼ同等。カメラレンズの出っ張りの分だけ薄い
3DグラフィックだらけのFINAL FANTASY IVも快適にプレイできた

 のだけれど、逆に言うと映像や写真を鑑賞する以外では、実は高解像度の恩恵を感じる場面は少なかったりする。むしろ解像度が低くなるおかげでバッテリーもちが良くなったり、その分バッテリー容量を減らせて軽量化につながるのであれば、その方がうれしいと思う人も多いのではないか。3Dグラフィックを多用するゲームもサクサクプレイできるし、「ミドルレンジだから(体感的に)遅い」というようなことも今のところ一切ない。

 カメラは、リア810万画素、フロント240万画素。さすがに2000万画素を超えるフラッグシップ機には及ばないものの、機能面では以前の端末より使い勝手が良くなった。従来機種のカメラ機能は、あえて設定できる項目を減らし、誰でも簡単にきれいに撮れるように、という点にフォーカスしていたところ、arrows Fitでは露出やホワイトバランスを手動調節できるようになったのだ。

 露出とホワイトバランスが調整できるようになっただけで、何か変わるの? と思うかもしれない。が、例えば以下の比較写真をご覧いただくと分かるように、一部に太陽光が強く当たって反射しているような場面では、従来機種だと周囲の暗さに引っ張られて明るさを落とすことが不可能だった。一方、arrows Fitでは、露出をマイナス方向に振ることで、小さく反射した部分に合わせて明るさを調整できる。

両方ともarrows Fitで撮影。意図的に露出を下げた左側は、時計の針や文字盤がきちんと見えるが、従来機種と同じようにオートで撮影した右側は、反射して全く見えない
左がarrows Fit、右がF-04G。写真の最大解像度は異なるが、どちらも遠くまできめ細かく描写する。どうやら視野角はarrows Fitの方が微妙に広いようだ

 タッチした部分にピントを合わせ、同時にその部分の明るさ・暗さに合わせて全体の明度も自動調整してくれる「タッチシャッター」は便利な機能なんだけれど、ピントを合わせる場所と明るさの基準とする場所が同一になってしまうのが問題だった。arrows Fitなら、「手前の暗い部分を基準に全体を明るくしながら、ピントは奥に合わせたい」といったような撮影も可能で、個人的にはここがけっこううれしいところ。

 そして、ミドルレンジなのに米国防総省が用いている性能基準、MILスペックの14項目をクリアし、耐衝撃、耐温・湿度や、防水、防じんなどの性能を高めているのも面白い。ちなみに、同じタイミングで発表されたarrows NX F-02Hも同様にMILスペック準拠だ。今まで国産端末は、防水が大きな特徴として挙げられることが多く、それが端末選びの判断の1つになっていたと思うけれども、今後はMILスペックが国産端末(arrows)の標準的な仕様になっていくのかもしれない。

 arrows Fitは、画面解像度が低いことに加え、テレビ機能を備えないことも弱点ではある。とはいえ、それ以外はフラッグシップ端末と遜色のない機能をもち、さらに、10月15日時点で機種変更が実質1万8792円(ドコモの契約が10年超なら8424円)、MNPが実質2万8728円、新規が実質3万9528円という価格になっている(参考:docomo Online Shop)。

 機種変更の場合が最も安価に入手できる状況で、わりと気軽に「変えてみようかな」と思える値段に設定してきた。今回の冬春モデルの中で、最もコストパフォーマンスが高く、バランスの良い端末かもしれない。


旧モデルと使い比べて感じた「ARROWS NX F-04G」のいいところ
2013年冬モデルのF-01F(手前)と2015年夏モデルのF-04G(奥)

 基板の接続不良により販売を一時停止していた「ARROWS NX F-04G」ですが、私の使っている端末も同じ理由かどうかはわからないもののSIMがうまく認識できない状態となり、いったん修理をお願いすることに。その間は以前のARROWSシリーズである「ARROWS NX F-01F」を代替機として使っていたのですが、ちょうどこの記事を書く直前に修理が完了し、ARROWS AX F-04Gが手元に戻ってきました。

 サブ端末に安価なモデルを使うことはあれ、メインとして使っていた端末を型落ちモデルに切り換えることはここ最近あまりなかったのですが、しばらく昔のモデルを使ってから改めてF-04Gを手にすると、当たり前のように思っていたけれど実はとても便利で手放せない存在だったのだな、と気がつくことも多く、中でも「F-04Gがよかった!」と思ったポイントを3点ほどまとめてみます。

文字入力の快適さ
Super ATOK ULTIAS

 富士通のARROWSシリーズは、ATOKをベースにした独自の文字入力「Super ATOK ULTIAS」を搭載するなど、文字入力に非常に力を入れているのですが、F-04G修理中に使っていたF-01FはこのSuper ATOK ULTIASが搭載された「ARROWS NX F-05F」より1つ前のモデルのため、文字入力も「Super ATOK ULTIAS」ではなく「NX!input」を搭載しています。

 F-01Fをメインで使っていた時はあまり気にもならなかったのですが、F-04Gに慣れてからF-01Fを使うと文字入力まわりが明らかに違い、フリック入力したときの精度や入力したときの感覚などはF-04Gの方が使いやすいのです。Super ATOK ULTIASの場合はタッチ入力の精度を高める「プレミアムサクサクタッチパネル」という仕組みが搭載されていることもあるとは思いますが、久々に手にしたF-04Gは明らかに文字入力の手応えが違い、改めてSuper ATOK ULTIASの使いやすさを思い知らされました。

カメラの画質

 スマートフォンで気になるスペックの1つがカメラなのですが、F-04GとF-01Fではカメラの性能もかなりの差が。F-01Fも決して悪いわけではなく、F-04Gの画質が良すぎるというだけなのですが、食べ物や景色などの写真はスマートフォンで撮る機会が多いだけに、カメラの画質は自分にとって大きな問題。暗いところの撮影もF-04Gはかなり強いため、レストランや居酒屋などで写真を撮る時にも重宝しています。

カメラの画像比較(左がF-01F、右がF-04G)
TransferJet
ワイヤレスの超高速転送が便利なTransferJet

 この連載や「本日の一品」コーナーで何度も取り上げているTransferJetですが、これも一度使うと手放せなくなる便利さ。スマートフォンで撮った写真やスクリーンショットをパソコンに取り込みたい、けどオンラインにアップロードするほどではないという時に、わざわざケーブルを使ったりSDカードを取り出したり、という作業をすることなく、そして超高速にファイルを転送できるTransferJetは改めて非常に便利です。

 もちろん、パソコンに転送するにはパソコン側にTransferJetアダプターを装着する必要はあるのですが、自宅のパソコンは空いているUSBポートにTransferJetアダプターを装着しっぱなしにしているので、ほとんど内蔵と変わらない使い勝手。パソコンのTransferJetをダブルクリックで起動し、あとはF-04Gをかざすだけの簡単操作でファイルを転送できるTransferJetは、すべてのスマートフォンに内蔵して欲しいと思うほど手放せない機能になりました。

 なお、F-01Fも最新スペックと比べると劣る部分はありますが、使っていていいところもたくさんあります。3日持ちを公称する長持ちバッテリー、手に持ちやすいラウンドフォルムと片手に収まる大きさの画面サイズ、USBキャップレスで手軽に充電できるなど、ハイスペックを追求しすぎないバランスの良さはF-01Fの大きな魅力でもありました。

 その点では先日発表された富士通スマートフォンの新モデル「arrows Fit F-01H」も、ほどよいスペックでバランスのいい端末に仕上がっているところが気になっているのですが、TransferJetが搭載されていないのが悩みどころ。今後もTransferJet愛好家として、すべてのスマートフォンにTransferJetが搭載される世界を夢見つつ啓蒙を進めていきたいと思います。


背面保護カバーからディスプレイ保護ガラスに変えてみた

 「Nexus 6」を購入してからしばらくは、背面が透明で側面はラバー製の保護カバーを使用してきた。安心感という意味ではなかなかのものなのだが、本誌の「The クラッシュ!」の様子を見ても分かるように、近年、実際のクラッシュで最も問題になるのは、ディスプレイガラスを割ってしまうことだ。

 ボディの大型化により、手から滑り落としてしまう確率はますます高まっており、画面の面積の大型化により、落とした際の被害の大きさもひどくなっている気がする。個人的には、画面の保護フィルムに求める性能は、こと大型画面のスマートフォンにおいては、日常的な傷の防止よりも、(落下時の)破損の防止への期待のほうが大きい。もっとも、同コーナーに掲載された中には、保護フィルムごしにディスプレイが割れたというものもあり、保護できるかどうかはケースバイケースなのだが……。

 「Nexus 6」のディスプレイは約6インチ(5.96インチ)と、スマートフォンとしては現時点でもかなり大型の部類。先日発表された「Nexus 6P」(5.7インチ)よりも大きく、スマートフォンとしては同シリーズ最大級なのである。上記のような懸念も最大級(?)ということで、本体のスリムさは体感しながら画面だけは保護したいという観点から、保護カバーからディスプレイの保護フィルムに方針転換を図ることにした。

Deffの「High Grade Glass Screen Protector for Nexus 6」

 iPhone以外のアクセサリーというのは、旬を逃すと品薄だったり売り切れだったりと、在庫の面ではやや買いにくい傾向にある。一方、開発に時間のかかる商品は、端末の発売時には無いこともあり、探すタイミングが難しい部分でもある。

 今回購入したのは、ディーフ(Deff)の「High Grade Glass Screen Protector for Nexus 6」。旭硝子製ガラスプレートを使った、スクリーンプロテクターだ。ガラスなので、厚さは0.55mmと、フィルムタイプに比べると厚みは出てしまうが、硬度は9Hで、飛散防止や耐指紋コーティングなどの性能は万全。端面はラウンドエッジ加工が施され、手触りも滑らかだ。

 この製品のもうひとつの特徴は、「Nexus 6」のスピーカー部分2カ所と、照度センサー部分に設けた穴を、CNC切削で加工している点。綺麗で精密な丸い穴が開けられており、急造の保護フィルムといった印象は皆無だ。こうした丁寧な設計は、サードパーティの製品として、端末の発売からしばらく時間がたたないと実現が難しい点だろう。

ガラス製で端面は本体ディスプレイ同様のラウンド処理
スピーカーとセンサー部分は切削加工でガラスに穴が開けられている

貼り付けサービスで完璧な仕上がり

 利用する上でもうひとつ重要なポイントは、最初の貼り付けだ。筆者は、スマートフォンなどの保護フィルムの貼り付けサービスを行っていることを見越して、ヨドバシカメラで購入した。貼り付けサービス自体は、一部のビックカメラや、「UNiCASE」などスマートフォンアクセサリーの販売店で提供されている場合もある。

 ヨドバシカメラでは数年前から貼り付けサービス「保護フィルム貼りサービス」を提供しており、本誌でも2012年には「iPhone 5」で貼り付けサービスを利用したという記事が掲載されている。利用は簡単で、ヨドバシカメラで購入した保護フィルムとレシートを、クイック修理コーナー(新宿西口本店の場合)に持ち込むだけだ。持ち込んだ時にカウンターは混んでいなかったため、10分程度で作業は終了した。

 今回のディーフのNexus 6に対応した「High Grade Glass Screen Protector for Nexus 6」を持ち込んだ場合の料金は、「特殊フィルム貼り付け」として515円だった。この料金は、修理のみに使えるポイント「アフターサービスポイント」(2012年3月で新規の付与を終了)を利用することもできる。ヨドバシカメラのポイントカードを長い間使っている人で、修理をあまり依頼したことがない人なら、かなりの額が貯まっているのではないだろうか。かくいう筆者もアフターサービスポイントは1万ポイント以上貯まっており、貼り付け料金は全額ポイントで支払った。

 その仕上がりは、聞きしに勝るもの。上記の写真にもあるように、上下左右とも完璧に、ド真ん中に貼り付けられており、気泡やホコリはもちろん、位置の歪みも皆無。どんな道具でどうやって作業したのか、非常に興味をそそられるレベルだ(笑)。特に今回の保護ガラスは、マシン切削で精密に穴が開けられているため、正確に貼り付けられていると、サードパーティのアクセサリーであることが分からないレベルになる。ガラス製のスクリーンプロテクターのような単価の高い製品であればこそ、プロによる貼り付けサービスの併用も推奨したい。


エッジスクリーンはどうだったのか

 ドコモの冬モデルが発表されましたが、あいにくハイエンドのGalaxyシリーズは含まれておりませんでした。スペック的にも「Galaxy S6 edge」は、まだまだまだまだ一線級の機種であることに変わりなく、ラインアップとしてもその位置付けのまま、冬を迎えることになりました。

 と、業界ウォッチャー的視点はさておき、使い始めた夏から、いよいよ秋を迎えた「Galaxy S6 edge」の一番大きな特徴といえばエッジスクリーン。全体的なフォルムがほぼ同じようなものばかり、となるスマートフォンのなかでも、一線を画すシルエットを演出している曲面のディスプレイは、人に見せると「なにこれ!」と驚いてくれるシロモノ。先だっては、グッドデザイン賞の「グッドデザイン・ベスト 100」に選ばれたらしい。

 ただ、そのあと続けて「で、これ、どう使うの?」と問われると、夜間に便利な「ナイトクロック」を紹介できたものの、それでそれで? と好奇心に燃える質問には、ちょっと答えに窮してしまった。もちろん、よく連絡する相手をすぐに呼び出せる「People Edge」はいい機能なのですが、個人的にメインのコミュニケーションツールであるLINEやハングアウトとは連携していないので、それまで役立つ場面がなかった。このあたり、海外で発表された「Galaxy S6 edge+」に搭載されるアプリランチャー「App Edge」であれば、どんどん使うことになりそう。S6 edgeでも利用できるようになるといいなあ。

 このほかエッジスクリーンでは「情報ストリーム」という機能もあって、Twitterで話題のワードなども調べられる。これも良いのですが、Android 5.0では各種通知がロック画面上に表示されるようになったこともあってか、通知バーへのアクセス頻度のほうが圧倒的に多くてですね、エッジスクリーンからのアクセスという心理的な導線がなかなか確立されなかった、というのがこの3カ月ほどの感想でもあります。

 機能的にはまだ進化の余地があるのかも? と思えるエッジスクリーンですが、なにより手に持ったときの薄さ、全体的なフォルムといった手触りや、広がり感のあるディスプレイ表示などはまだまだ新しさを感じさせてくれる仕上がり。そんなところは、他のスマホにはあまりない体験と言えそうです。


ネットスーパーと「Amazonパントリー」、どっちがおトク?
Amazonパントリーを注文してみた

 Amazonが9月15日から新しいサービス「Amazonパントリー」を開始した。52×28×36cmサイズの箱に、最大12kgのAmazonパントリー専用商品を好きなように詰め込んで、290円の送料で配送してくれるというもの。品揃えは食品や日用品がメインで、一度にさまざまな種類の生活必需品を少量ずつ購入したい、という人にぴったりのAmazonプライムユーザー向けサービスだ。

Amazonパントリーのカテゴリーページ
アプリからAmazonパントリーへは、カテゴリーの最も下にあるリンクから行ける

 これまでも食品・日用品はAmazonでフツーに購入することはできたけれど、安価な単品だと「あわせ買い対象」という扱いになってしまい、一度に合計2500円以上の注文がないと発送してくれなかったり、単品ではそもそも取り扱いがなく、10個とか50個とかの、いわば「箱買い」で大量注文しなければならなかったりと、かゆいところに手が届かないものだった。

これまでは単品で買おうとすると「あわせ買い対象」になり、2500円以上の注文が必要になる
1個当たりは安価ながら、箱買いになってしまうものも
イオンネットスーパーのスマートフォンサイト

 Amazonパントリーでは、単品注文も比較的気軽にでき、しかも通常よりさらに安価に設定されている商品もあったりして、一人暮らしもファミリー世帯にも、うれしいサービスになっているようだ。が、実際のところ、どれくらいおトクなサービスなのか、ちょっと気になった。ということで、同様に食品や日用品をオンラインで購入すると配達もしてくれる「イオンネットスーパー」と比べてみることにした。

 商品は、我が家でよく購入するものを中心に、Amazonパントリーとイオンネットスーパーの両方で取り扱っているものを選択。商品数はAmazonパントリーの箱に入りきる分に合わせた。参考までに通常のAmazonでの販売価格も調べ、以下の通り表にまとめている。

商品 個数 Amazonパントリー イオンネットスーパー 従来Amazon
エスビー食品 生風味パスタソース たらこ 1パック(1人前×2袋入) 1 199円 199円 197円
エバラ食品 横濱舶来亭 カレーフレーク 180g 1 300円 300円 540円
カゴメ トマトケチャップ 300g 1 202円 203円 665円
サントリーフーズ 南アルプスの天然水 2L 2 178円 182円 362円
日清フーズ マ・マー 密封チャック付結束スパゲティ 1.6mm 600g 1 320円 321円 単品扱いなし
日清フーズ 青の洞窟 カルボナーラ 140g 1 224円 246円 単品扱いなし
日清オイリオ 日清キャノーラ油 1300g 1 332円 429円 577円
ネスカフェ ゴールドブレンドエコシステム 110g 1 578円 797円 810円
P&G ジョイコンパクト オレンジピール成分入 本体 200ml 1 130円 159円 130円
ライオン デンターシステマ ハブラシ超コンパクト 2 462円 388円 404円
ライオン リード ヘルシークッキングペーパー 38枚×2ロール 1 414円 410円 375円
水切りネット排水口用 1 118円(50枚) 95円(40枚) 268円(50枚)
日本製紙クレシア BOXティシュ 5箱 180組 1 300円 307円 430円
旭化成ホームプロダクツ サランラップ 30cm×50m 1 357円 365円 398円
送料 290円 324円 -
金額合計 4404円 4725円 5156円(参考)

 結果は300円ほどAmazonパントリーの方が安く上がった。といっても、1個1個の価格にそれほど差はなく、ごく一部の商品で安価になっていたり、逆に高価だったりしているものがある。商品ラインアップもだいたい同じで、どちらかといえばイオンネットスーパーの方がオリジナルブランドの商品がある分、選択肢が少しだけ多いかな、という感じ。Amazonパントリーの品揃えが不満、というほどではない。

Amazonパントリーでの注文結果

 なお、通常のAmazon(プライム)は、やはり単品購入だと割高で、見かけは安価でも個別に送料がかかるパターンが多い(表内は本体価格のみ)。唯一安価に買えるのが「クッキングペーパー」だ。

 配達にかかる時間は、注文のタイミングにもよるが、Amazonパントリーもイオンネットスーパーも翌日か翌々日で変わらない。ただ、イオンネットスーパーの場合、配達時間帯をある程度選べるのと、自宅を留守にしがちな人向けに、自宅とは別の指定場所に配達してくれるサービスもあるので、使い勝手はやや上と言えそう(Amazonパントリーでは配達時間帯の指定、コンビニなど登録住所以外の配達先指定はできなかった)。

 Amazonパントリーの方は、規定の箱のサイズ一杯に詰め込まないとどうしても損するような気になってしまうため、選ぶのに時間がかかる。商品1つ1つに箱に占める割合が明示されていて、購入するものを調整すればきっちり100%に収めることはできるので、余さず購入するのが大変ということはないのだが、余計に物を買ってしまいがちなのが欠点といえば欠点だ。

 それはともかく、「Amazonショッピングアプリ」からの商品検索が不便なのが気になるところ。商品カテゴリーのリンクが小さくて誤ってタップしてしまうし、キーワード検索ではいつの間にかAmazonパントリーのみ対象ではなく、全体を対象に検索していることがあって、やり直すことたびたび。

その商品が箱のどれくらいを占めるのか、箱に現在どれくらい入っているのか、分かるようになっている
商品カテゴリーのリンクが小さいなど、検索機能の不親切さが気になる

 とはいえ、これまでより食品や日用品を気軽に、安価に買えるようになったことは確か。いつも買っている商品で特に安価なものをあらかじめ探しておき、定期的にまとめて注文する、という使い方もアリかもしれない。せっかくならAmazonパントリー専用アプリを提供してもらえれば、通常のAmazonの注文と区別できて、すごくありがたいのだが。


「OCN モバイル ONE」で無料トライアル中のWi-Fiスポット接続サービス
「Nexus 6」にて「Secured Wi-Fi」のスポットに接続したところ。画面下部にダイアログが表示される

 3キャリアが導入している新料金プランをはじめ、MVNOの多くのプランでは、パケット通信量に応じた料金体系になっている。家庭やオフィスのほか、外出中でもなるべくWi-Fiを活用してパケット通信料を節約したいという考えは、以前よりも強くなっている。

 前回紹介しているように、筆者は「OCN モバイル ONE」で1日あたり110MB(翌日繰り越し対応)というプランで利用しており、自宅とオフィスではWi-Fiに接続しているため、今のところモバイル網のパケット消費量はこの枠に収まっている。

 しかし、外出時やスキマ時間にササッと使いたいニュース系アプリなどでは、アプリ内のWebブラウザでパソコン向けページに接続し、大きなサイズのデータを表示してしまうものもあり、まだまだ予断を許さない状況だ。ゲームなどはそもそもの起動がためらわれる。

 「OCN モバイル ONE」では、全国各所に整備されている公衆無線LANサービスに接続できる「Wi-Fiスポット 期間限定トライアルサービス」が提供されており、現在、9月30日まで無料で利用できると案内されている。

 MNPの場合は、転入から10日程度で「Wi-Fiスポット」に申し込めると案内されており、ここも「OCN モバイル ONE」の利用開始から少しだけ“おあずけ”だった部分だ。

 スポットの数は全国約4万8000カ所。大手モバイルキャリアが提供する公衆無線LANサービスに数では及ばないが、内容はNTT-BPが提供する「Secured Wi-Fi」を利用したサービスとなっており、Wi-Fi接続はWPA2方式での暗号化に対応するなど、NTTグループらしい手堅い内容と言えそうだ。

 利用可能エリアの一例として挙げられているのは、タリーズやロッテリア、セブン-イレブン、ローソン、イトーヨーカドーなどの飲食店を中心とした店舗で、駅や空港、ホテルなども対応している。

タリーズでケーキでも食べながらスマホで○○ステを楽しむことも……

「Wi-Fiスポット」に申し込む

 実際に申し込む手順だが、SIMカードの電話番号とSIMカード固有の番号を申し込みのWebサイトに登録すると、「Secured Wi-Fi」のIDが発行されるので、別途ダウンロードした「Secured Wi-Fi」の接続アプリにIDなどを入力しておく。あとは、端末のWi-Fiがオンになっていれば、Wi-Fiスポットの圏内に入ると自動的に接続される仕組みだ。接続・切断された場合は画面下部にダイアログが出る。

 今更ではあるが、「Secured Wi-Fi」を実際に使ってみると、都心の駅は数分おきに発車することが多く、自然と滞在時間が短くなるため、Wi-Fiに接続したり、電波環境の影響でまごついている間に電車がきたり、発車したりする。ホームの場所によっても電波環境にはけっこうな差がある。“次の急行待ち”とか、停車中の車内で“特急の通過待ち”などといった、数分以上とどまっている状況でないと、利用は現実的ではない印象だ。

 滞在時間という意味では、やはりカフェやレストランなどの飲食店が「Wi-Fiスポット」の利用のメインになる印象だ。インプレスのオフィスが入るビルの1階にあるタリーズでも、「Wi-Fiスポット」は問題なく利用できた。家庭のWi-Fi環境ほどの速度は出ないのと、まれにWi-Fi接続が切断される場合もあったので、ほかに利用しているユーザーの有無やその数など、不安定要因も多いと思われるが、概ね快適に利用できている。

 大手モバイルキャリアの公衆無線LANサービスと比較すると、「OCN モバイル ONE」が採用する「Secured Wi-Fi」は、スポット数や“発見のしやすさ”で劣る部分があるのは否めない。しかし、MVNOとして見ると、公衆無線LANへの接続サービスを無料で提供しているMVNOは限られており、この部分は「OCN モバイル ONE」の隠れた特徴になっているとも言える。無料期間が終わった後の対応がとても気になるところだが……。

デレステの急なLIVEデータのダウンロードもWi-Fiスポットなら安心。しかし不意にWi-Fiが切断されると大変なことになるので注意は必要(※アンテナピクトをわざと表示させた状態)
ちなみに「Nexus 6」は、(チュートリアルで)4段階中最高の「3D標準」の描写が可能と判定される

(C) 2015 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.


100GB、毎月1冊無料――Galaxy S6 edgeでトクしたこと

 Galaxyシリーズでは、「Galaxy Gifts」というサービスが提供されている。Galaxyを利用しているユーザーだけが得られる特典だ。今夏モデルで、筆者が使っている「Galaxy S6 edge」(とGalaxy S6)では、クラウドストレージの「OneDrive」100GB分が2年間無料という特典が用意されている。2年間だけか、と思われるかもしれないが、ストレージの単価が割安になっていたり、別の技術が進化していたりする可能性もあるので、期間限定というのはさほど気にしていない。とりあえずデータ容量をほぼ気にすることなく、アップロードしまくって、一緒に遊んだときの写真などを友人と気兼ねなく共有できる場があるのは本当に便利だ。

 それからAmazonの「Kindle」もサムスンユーザー専用のアプリがある。こちらは毎月3~4冊選ばれた本のなかから、1冊、無料で読めるという特典がある。どの本が選ばれるかわからず、誰もが知っているようなベストセラーではなく、知る人ぞ知る作品、というものから選ぶことが多いのだが、毎月必ず「これはちょっと読んでみたい」と思うものがある。もちろんダウンロードしたコンテンツは、読める期間の制限はなく、他のデバイスでも同じAmazonのアカウントなら利用できる。

 Galaxy Giftの特典としては、ほかにも「Evernote」プレミアム会員3カ月分や、楽曲認識サービス「Shazam」プレミアム版の無償提供などもある。こうした特典があることで、これまであまり利用する気にならなかったサービスに触れてみようと思うし、スマートフォンの新しい使い方に一歩踏み出せる。特典そのものよりも、ユーザーの世界を拡げようとする取り組みと言えそうだ。


Android 5.0時代のホームアプリとは?
これから長く使えそうなホームアプリを探してみた

 マテリアルデザインというシンプルで直感的なインターフェースを備えるAndroid 5.0。ARROWS NX F-04Gも含め最新の端末の多くがこのAndroid 5.0以降のOSを搭載しているわけだけれど、こういったUI周りの進化がどんどん重ねられていった結果、根幹となるホームアプリについては、どれもだいたい同じようなインターフェースに集約されていっている気がする。

 F-04Gにプリインストールされている富士通独自の「NX!ホーム」も、ドコモ製の「docomo LIVE UX」も、見た目はあまり変わらないし、使い勝手の面でも大きな差はなくなってしまった。ユーザビリティを追い求めたら結果的に同じものになってしまった、ということなのかもしれないが、実際に使っていても不満を感じることはほとんどない。Google Playで公開されている他の高機能とされているホームアプリも、基本的な部分はほとんど同じで、違いといえばカスタマイズ性や拡張性くらいだろう。

 というわけで、違いを出しにくくなっているAndroid 5.0時代のホームアプリ。多機能だとか、見た目が派手だとか、そういった点はもはや差別化の要素にはなりにくいように思える。個人的にホームアプリは「いかにアプリをすばやく起動して使えるかが全て」だと思っているし、結局は「検索」というところがキモになってくるのではないか。あくまでもそこにフォーカスして、「長く使いたくなるホームアプリ」を3つ探してみた。

Google Nowを統合した「Google Nowランチャー」

「Google Nowランチャー」

 「Google Nowランチャー」は、その名の通りGoogle製のホームアプリ。別アプリとしても提供されている、ユーザーに適した情報を自動表示する「Google Now」の機能を統合しているのが特徴で、ホーム画面を右方向にスワイプするだけでGoogle Nowに切り替わるようになっている。

 Google Now上ではユーザーの位置や趣味嗜好、受信メールなどを解析して、今必要と思われる適切そうな情報をカード風に表示。Web検索と端末ローカルのアプリの検索を同じ検索窓から行えるのもポイントだ。

 それ以外のホーム画面の機能については、Android標準のホームアプリとさほど変わらない。その変わらなさとGoogle Nowの便利さが共存しているのが、最大のメリットではないだろうか。筆者は以前のF-02Gから使い始め、F-04Gの入手後も真っ先にこのホームアプリをインストールしたくらいだ。

ユーザーに合った情報を表示するGoogle Nowが統合
eBayで購入したアイテムのトラッキング情報まで教えてくれる

蜂の巣状に表示するだけの「Hexy Launcher」

「Hexy Launcher」

 機能はとことん絞られているが、Android 5.0時代はこれくらいのシンプルさがちょうどいいのでは、と思えるホームアプリが「Hexy Launcher」だ。

 インストールすると、ホーム画面に蜂の巣状のマスが敷き詰められ、その1マスずつにインストール済みのアプリのショートカットがずらりと配置される。あとは、そこから使いたいアプリを選ぶだけ。アプリを起動していくうちに、中心部分によく使うアプリが集まるようになり、指を動かす範囲がどんどん狭くなって効率的に使えるようになる。

 中心部以外の周囲に並ぶアプリショートカットは、アイコンの色ごとにざっくりエリア分けされて配置されているのが面白い。アイコンの色を見て探す人はあまり多くないかもしれないけれど、例えばTwitterといえば青、YouTubeといえば赤、というように、アプリごとになんとなくのイメージはあるので、感覚的に探しやすいのではないだろうか。

 なお、アプリをアルファベット順で並べて一覧することもできるようになっている。ウィジェットも使えるが、ボタンを1度押してウィジェット専用の画面に切り替えなければならないことから、ウィジェットを駆使したい人には向かないかも。

アイコンの色で大まかにエリア分けして配置されている
画面右下のボタンを押すとウィジェット表示画面に遷移。通常のホームアプリよりもワンステップ増える

レイアウト変更も自在な「Search Launcher」

「Search Launcher」

 まさに“検索”にフォーカスしたホームアプリが「Search Launcher」。キーワード入力や音声入力で検索し、インストール済みアプリや電話帳、地図の検索履歴を探し出すことができる。また、Google検索の「急上昇ワード」を一覧表示するようにもなっていて、多くの人が気になっている情報やネット上の流行をワンタッチで追いかけられる。

 これらの情報を全て1画面内でタブ切り替えしながら閲覧できるほか、レイアウト変更して複数の情報を同時表示したりもできる。アプリ一覧では起動したアプリのショートカットが一覧の最上部に移動する仕組みになっているので、Hexy Launcherと同じように使い込んでいくうちに便利になるだろう。

左側にアドレス帳、右側に検索のトレンドを表示する
カラムを1つにしたり、3つにしたりもできる

余計な機能がなく、使いこなしに集中できる!?

 「探す」ことを効率化するために、検索のしやすさにフォーカスしたこれらのホームアプリは、見た目を変えるテーマとか、スクロール時に3Dグラフィックでぐりんぐりんアニメーションするとか、派手な機能は用意されていない。そのおかげで肝心の端末やアプリの使いこなしに集中できる気がして、個人的にはとてもお気に入りの3本だ。みなさんも時にはこういったシンプルさを追求したホームアプリで気分を変えてみてはいかがだろうか。


Android 5.0になり“本気”を出したGALAXY Note Edge
試してみたい一心でついつい電車での移動中にテザリングをつかってアップデートをしてしまった。なお、アップデート中はモバイルSuicaなどが一切利用できなくなるので、注意が必要。見事に改札から出られなくなってしまった

 7月23日、ドコモ版の「GALAXY Note Edge SC-01G」がAndroid 5.0にアップデートされた。筆者も、アップデートファイルが公開された日にすぐにダウンロードし、現時点で3週間強、使い続けてきた。

 真っ先にAndroid 5.0を感じられるのが、ユーザーインターフェイス(UI)だ。通知やアプリ履歴はもちろん、電話帳や電卓など、細かな部分にまでマテリアルデザインが採用されており、新鮮な気持ちで使うことができる。視認性もよくなり、最新モデルのような見栄えになった点で満足度が高い。

ホーム画面そのものの見た目はあまり変わっていないが、内蔵アプリの細かなところまで、マテリアルデザインが適用されている
VPN設定中でもパターンロックを利用できるようになった

 見た目が変わっただけでなく、機能にも改善が加えられている。ドコモのアップデートの案内には載っていない、非常に細かな変更も多い印象だ。筆者が一番恩恵を受けているのは、VPN設定時のロック方法の制限が緩和されたこと。これはOS自体の制限というわけではないが、アップデートに合わせて、仕様が変更されたようだ。

 Android 4.4の頃はVPNを設定しているとパターンロックができず、仕方なく指紋センサーを使っていたが、GALAXY Note Edgeの指紋センサーはスライド式のため認証に手間取ることもあった。これがAndroid 5.0では緩和されており、VPNを設定しながら、パターンロックを使用できるようになった。個人的にはスライド式の指紋センサーより、パターンロックの方が素早くロックを解除できるので、アップデートによってGALAXY Note Edgeに感じていたロック解除の不満が解決された格好だ。

Smart Lockを設定しておけば、外出時だけ端末にロックをかけるといったことが可能

 ロックつながりで言えば、Android 5.0になって「Smart Lock」を利用できるようになった。これも、非常に利便性が高い機能だ。Smart Lockとは、ペアリングした対になる端末があるときや、特定の場所にいるときに、ロックをかけない状態にする機能のこと。筆者の場合、ほかの人が端末を触る心配のない1人の事務所であれば、ロックをかける必要はない。こうした設定を自動的にできるのが、Smart Lockのメリットだ。

 本当は事務所にあるPCとペアリングした際にロックを解除するようにしたかったのだが、なぜかうまく機能しなかったため、位置情報を使うようにした。PCでの仕事中にLINEなどの通知をサッとスマートフォンで確認するときに、ロックを解除しなくていいので快適に利用できる。

ロック画面の通知は、内容だけを非表示にすることができる

 ロック画面に通知がキレイに並ぶのも、Android 5.0ならでは。通知の内容が見られたくないという人は、中身だけを消すことも可能だ。やや日本語が不親切なため、少々分かりにくいかもしれないが、「設定」の「サウンドと通知」から「ロック画面の通知」を開き、「プライベートな内容を非表示」にチェックをつければいい。

 また、OSとは直接関係ない部分だが、カメラのUIが大幅に改善された。今まではエッジスクリーンにシャッターボタンが表示されていたため、押そうとすると指が滑ってしまうことがあった。また、シャッターボタンは両手で横持ちするとちょうど人差し指のあたる場所にあり、人差し指を浮かせながら端末を持つことになる。そのため、撮影時に本体をきちんとホールドできない。これも、以前のUIが使いづらいと感じていた理由だ。

シャッターボタンの位置が変更され、カメラが撮りやすくなっている

 Android 5.0にアップデートされ、シャッターボタンは通常の画面内に表示されるようになった。これなら、親指でサッとシャッターを押すだけ。他の端末のUIと同じと言えば同じだが、無理にここでエッジスクリーンを使う必要はないと感じていたため、ユーザーにとってはうれしい改善と言えるだろう。

 デザインや使い勝手が向上したことに加え、パフォーマンスも一部上がっている。体感として分かるレベルでよくなったのが、Googleマップのレスポンス。これまでは、スクロールに画面が追従せず、ワンテンポ遅れて動作することも多かったが、Android 5.0にしてからはそれがなくなった。たまにアプリの起動が遅いこともあるが、Googleマップ以外でもおおむね以前より動作は軽快になっている。

 実際、ベンチマークを取ってみたが、結果も筆者の体感を裏付けていた。「AnTuTu Benchmark」では、Android 5.0にアップデートした後のスコアが4万7570なのに対し、Android 4.4では4万3288だった。細かなスコアを比較していくと、「Dalvik」の項目が2倍ほどに上がっていることが分かる。Android 5.0では、ランタイムエンジンを従来のDalvikから「ART」に変更しており、これによってパフォーマンスを上げている。GALAXY Note Edgeも、その恩恵にあずかれていたようだ。

左がAndroid 5.0にしたGALAXY Note Edge。パフォーマンスが上がっていることが分かる

 もっとも、パフォーマンスについては、もう少し改善してほしいところがある。例えば、カメラを撮ったあと、ギャラリーを開こうとするとかなり待たされることがあるし、通知からドコモメールやGoogle Playを開こうとした際になかなかアプリが立ち上がらないということもある。すでに海外では後継機も発売しているが、GALAXY Note Edgeもまだ発売から1年経っていない端末。できれば、今後も継続的なアップデートで使用感を上げていってほしい。


映画館はマナーモード? 電源オフ?

 仕事が忙しいときでも週末はよく映画を観に出かける。話題作は公開日の週末のレイトショーで観るし、観たい作品が重なったときは翌週、出直して、観たりする。本当に映画が好きな人に比べれば、まだまだ少ない方だけど、自分の周囲では結構、映画館に出かけている部類に入るようだ。

 映画館に着き、チケットを買い、ポップコーンと飲み物を手にして、シアターに入ったら、次にやるべき作業は携帯電話のチェック。本編前に流れる鑑賞マナーのムービーでも触れられているけど、上映中の携帯電話の操作は周囲の人の迷惑になるので、携帯電話を操作しないのはもちろん、あらかじめ利用できない状態にしておくのが基本。

 つい先日、映画館に出かけたとき、予告編が始まるや、前の席に座った2人組の女のコがスマートフォンを取り出し、端末をスクリーンに向けたときは「おいおい、それはダメだろ!」って思ったら、暗闇でツーショット自撮りをはじめて、ちょっと驚かされたなんてこともあった。予告編の間とは言え、ちょっとねぇ……。

 じゃあ、何をもってして、「利用できない状態」というのか。普通に考えると、マナーモードか、電源OFFってことになるんだろうけど、以前、どこかで見かけたアンケートではマナーモードと電源OFFが半々くらいの比率だったと記憶している。「通常のマナーモードで十分じゃないの?」っていう人が多そうだけど、着信時にバイブが振動して、映画のシーンによっては周囲に振動音が響いてしまうかもしれないし、自分の席の前の荷物フック(前の席の背中側)にカバンをかけておいたら、カバンの中に入っている端末が着信時振動して、前の席に伝わってしまった……なんていうこともありそう。

 最近、ボク自身がNTTドコモの回線で使っているAQUOS ZETA SH-03Gは、本体側面にイルミネーションが備えられていて、メール着信などを光で知らせてくれるんだけど、これも胸ポケットなどに入れておくと、上映中に煌煌と光ったりして、目立ってしまう。映画館以外でも気になることがあるので、サイレントマナーなどと連動して、イルミネーションを一時的に光らないモードも用意しておいて欲しいところだ。

AQUOS ZETA SH-03Gは本体側面に備えられたイルミネーションが光る。普段はいいけど、映画館など、場所によっては要注意
イルミネーションの設定ではイベントに応じた光り方の設定ができるけど、サイレントマナーなどと連動する設定が欲しいところ
Apple Watchは腕を傾けると、画面が点灯するので、ポップコーンを手にするたびに光ってしまうことも……

 また、もうひとつ気になる存在なのが最近増えてきた腕時計型のウェアラブル端末。たとえば、Apple Watchは腕を傾けると、ディスプレイに文字盤などが表示される。普段はこれが便利なんだけど、映画館などではポップコーンに手を伸ばすたびにApple Watchが光ってしまうなんていうことも……。しかたないので、最近は上映開始前に腕から外して、ジーンズのポケットにしまってます。Apple Watchに限った話ではないけど、ディスプレイが光るウェアラブル端末は一定時間、表示を簡単にOFFにできるモードがあると、便利かもしれません。

 さて、最終的に「利用できない状態」をどうするか。本編上映前の鑑賞マナーのムービーでは「電源をOFF!」なんてアナウンスされているし、映画館によっては鑑賞マナーのWebページを用意していて、TOHOシネマズのページでは「上映中は携帯電話の電源はお切りください」と明記されているので、やっぱり、電源OFFが基本なのかな。ただ、一度、電源を切っちゃうと、「次に起動に時間がかかるからイヤだ」なんていう人も居るだろうから、そういう人は飛行機に搭乗するときなどに使う「機内モード」にしてみるの手です。

 マナーの話は人によって、いろいろな考えがあるので、一概に「これが正解!」とは言えないけど、せっかくの映画なので、できるだけ周りに迷惑をかけないように楽しみたいものです。さて、今週末は何を観に行きましょうか。


周囲にある時はロックしない、ほどよいセキュリティ「Smart Lock」
Smart LockでBluetoothやNFCデバイスが接続した状態の時は常にロックを解除

 ARROWS NX F-04Gが世界で初めて搭載した虹彩認証は、目で見るだけでロックを解除できるという仕組みが面白便利ではあるものの、屋外でうまくいかなかったり、眼鏡をかけていると認識率が低かったりと一長一短。そんな虹彩認証と組み合わせると便利なのが、Androidの「Smart Lock」というセキュリティ機能です。

 Smart Lockは、Android 5.0で搭載されたセキュリティ機能。複数のセキュリティ機能が統合された機能ではありますが、Android 5.0では新たに特定の条件下では本体のロックをかけず、条件から外れた場合にロックをかけるという半自動ロックシステムが利用できるようになりました。具体的にはBluetoothやNFCで指定した端末と接続していたり、GPSを利用して指定した場所ではロックをかけないという使い方が可能です。

 この機能を使うと、自宅やオフィスなどでは常にロックを解除しておき、置き忘れや盗難の危険性がある外出時のみ本体のロックをかけるという使い方に加え、Android WearなどのBluetooth搭載スマートウォッチと接続している時はスマートフォンも側にあると判断し、ロックをかけないといった運用ができます。見るだけでロック解除できる虹彩認証も便利なのですが、身の回りにある時はそもそもロックをかけないSmart Lockはセキュリティのバランスがほどよく、非常に便利に使っています。

 スマートフォンをどこかに忘れてしまったり、家に置いてきてしまったりと身近にない場合には虹彩認証によるロックがかかるため、盗難や忘れ物対策は万全。残念ながら身の回りの人が勝手にスマートフォンを操作するということはSmart Lockでは防げないのですが、勝手に使われることを望まない気持ちと、身近にあるときは常にロックがかからない便利さのどっちが魅力的か、がSmart Lockを利用するポイントでしょうか。

 前述の通り、BluetoothやNFCに対応していればSmart Lockは利用できるのですが、使っていて便利なのはやはり腕時計。Bluetoothヘッドセットなどの場合、鞄にしまったまま自分の席を離れてしまうとロックがかかってしまいますが、常に装着している前提の腕時計ならその心配もありません。とはいえ、そもそも腕時計を付け忘れて家を出るとあまり意味がないのですが……。

Android 4.xでも利用できるAndroid Wearアプリ「Wear Unlock for Android Wear」

 なお、この機能はAndroid 5.0以上の端末でないと使えないのですが、Android Wearは持っているけどAndroidが5.0ではない……、という人向けに「Wear Unlock for Android Wear」というアプリが提供されています。自分の近くにいるときはロックをかけない、というほどよいセキュリティが好みの方はこのアプリも試してみてください。


SIMフリーカウンターで即日MNPしてみた

 先日のニュース記事にもあるように、一部のMVNOでは、Webサイトで受け付けるMNPでも不通期間を無くす取り組みを開始し、9月頃から提供されるようだ。すでにau網のMVNOでは実現されているが、ドコモ網のMVNOでも対応されることになる。ドコモから提供される仕組みを利用するとのことなので、遠からず、多くのMVNOで利用できるようになるのではないだろうか。

ヨドバシAkibaのSIMフリーカウンター

 さて、今回は筆者が契約している2つの回線のうち、あまり活用できていなかった方の回線を、MNPで“格安SIM”に乗り換えるというものだ。「Nexus 6」を先に買う形になってしまったが、回線の2年契約の更新月が8月だったため、8月までデータ通信のプリペイドSIMでしのいできた。ちなみにプリペイドのデータ通信容量は、手続きに行く3日前に使い切った。音声通話の不通期間はあまり問題にならない方の回線なので、Webサイトから契約・購入してもよかったが、せっかくなので店頭の即日開通カウンターで契約することにした。

ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの1階にあるSIMフリーカウンター(5月の発表時)

 訪れたのは東京・秋葉原にあるヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの1階に設けられているSIMフリーカウンター。5月に設置されたもので、ワイヤレスゲートやOCN、BIGLOBEなど複数のMVNOに対応している。

 8月上旬の週末、夕方に訪れたが、カウンターは8割程度が埋まっている様子だった。周りには最新のスマートフォン複数台をカウンターに並べて店員と相談している若者から、「あまりこういうの、詳しくないんですけどね」と言いながら席に座る中年の男性まで、なかなか幅広い印象。

 店員には、店頭に並んでいた「OCN モバイル ONE」の音声通話対応版のカードを渡し、MNPであることをまず告げた。すると、MNP用の用紙が用意され、そこにMNPの転出番号を記入。その後は契約するMVNOの通信サービスについて、キャリアのショップのように、注意事項や補足事項が書面とともに説明され、APN設定はユーザー自信で行う、とも案内された(設定方法を書いた書類はもらえる)。途中でフリーテルの通話料半額アプリの案内が挟まれるあたりは家電量販店らしいが、キャリアショップで同時に契約を案内されるあれやこれやと比べれば可愛いものかもしれない。

 対応してくれたスタッフはiPadを使い、専用の(?)Webサイトにアクセスして契約者の情報や提示したクレジットカードの情報を入力していき、免許証をその場でiPadのカメラで撮影して送信。登録の確認ページでは契約者(筆者)による確認のほかに、別のスタッフを呼んでのダブルチェックを行って、契約手続きは終了となった。

 最後にはSafariの履歴の削除と、カメラの撮影データが残っていないこと(元から端末に残さない設定とのこと)を見せて、1時間後に受け取れると、引換券を渡された。この際、新しいSIMカードでは、すぐに音声通話を利用できるが、データ通信は利用できるまで1時間半ほどかかる場合があるとも案内された。受け取り時にはパッケージ代の1390円を支払って、手続きは完了した。

「OCN モバイル ONE」110MB/日コース

 今回、「OCN モバイル ONE」は音声対応で1日110MBのコースを契約した。SIMカードのサイズは「Nexus 6」に合わせてNano SIMカードだ。

 帰宅後にセットアップし、音声通話、データ通信ともに、「Nexus 6」で問題なく利用できた。セットアップといっても、モバイルネットワークの設定で、端末にプリセットされているリストから「OCN」のLTEのプロファイルを選ぶだけだ。

 SIMカード挿入後、データ通信は最初にアンテナピクトが「H」(3G)でつながったため、あれ? と思ったが、筆者の自宅はドコモの電波が入りにくい場所だったことを思い出した。外出時は問題ないほか、自宅でも多くの場合はLTEの電波をつかんでいる。今回のSIMカードは音声通話、SMS対応ということで、データ通信専用のSIMカードでは表示されていた「通信サービスはありません」表示も出なくなった。

 少し残念なのは、店頭で即日開通の手続きですぐに使えるようになっても、「OCN モバイル ONE」アプリや、「050plus」の利用をすぐに開始できない点だ。これらの利用の開始にはOCN発行のメールアドレスとパスワードが必要で、OCNのISPの会員でない筆者には、書類が郵送されてくるまでメールアドレスとパスワードが分からないからだ。

 上記のように、サービスの利用開始、という意味では細かいところで少しバラつきがあったが、それでも店頭で即日開通できるのは分かりやすく便利。分からないことを相談しながら契約できるという点も心強いと感じた。


真夏の直射日光下で街をぐるぐる巡るゲームをやってみたら

 都心では1週間連続の猛暑日を記録し、強烈な日射しに辟易する毎日。街のなかにあるアートや歴史的な遺物、あるいはお地蔵さんを巡りまくって、その前で一筆書きしまくるゲームを楽しむ私にとって、熱中症だけではなく、直射日光によるスマホへの加熱もまた、とても気になるところだ。

 春まで使っていた「GALAXY S5 Active」であれば、そのあたり、何の心配もいらなかったが、はたして「Galaxy S6 edge SC-04G」はどうなのか。側面にメタル素材を用い、前面と背面はガラスで覆われたこのボディは、日本の真夏のお日さまにどう対抗するのか……と使い込んでみたら、これがかなりキビキビ動く。

 機種やメーカーによっては、直射日光で熱せられると、CPUが発熱した場合への対策のためか、CPUクロックを下げてディスプレイの輝度もあわせて落とす、つまりひたすら静かにして難を逃れようとするものがある。これはこれでなるほど、と思うが、実際のところ使い勝手としてはちょっと厳しい。街中を歩き回って立ち止まってゲームしたい私にとっては、遅々としてプレイが進まなくなってしまいかねない。

 自宅から駅まで10分程度歩くだけでも、そんな状況になってしまうのが、日本の夏――なのだが、「Galaxy S6 edge」を同じような環境で使ってみると、動作の反応にそんな影響を感じられない。直射日光を浴びたことで、「Galaxy S6 edge」本体は熱く感じるのだが、動作に影響はないのだ。さくさくプレイして、さくさくとゲーム中で爆弾を連打できる。ゲームだけではなく、カメラの起動なども含めて普通に使える。このあたり、夏が来るまでは、どうなるかまったくわからなかっただけに嬉しい。

 ちなみに、ときおり、ディスプレイの輝度が自動調節なのに暗くなってしまい、とても見えづらくなる場面がある。また防水には対応していないので、この季節、屋外にいると天気が急変しないか、以前よりも敏感になった、という部分もあるが、この動作のキビキビ加減はお気に入りだ。


鈴鹿8耐でARROWS NXのカメラ性能を再確認
鈴鹿8耐とARROWS NX F-04G

 2000万画素を誇るARROWS NX F-04Gのカメラだが、実は旧モデルのF-02Gと比べても画素数は変わらない。F-04Gでは4K動画を撮影できるようになったという進化はあるものの、静止画撮影の性能だけを見れば差はないように思えてしまう。

 本当に差はないのか? もし差があったとして目で見て分かるほどの違いがあるのか? 7月23日から26日にかけて鈴鹿サーキットで開催された「2015 FIM世界耐久選手権シリーズ第2戦“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第38回大会」、長いが、要するに鈴鹿8耐へ行ってきたので、F-04Gのカメラ性能を前モデルのF-02Gと比較しながら確かめてみることにした。

キアヌ・リーブス氏にズームイン

 鈴鹿8耐の決勝前日には、自らハーレーエンジンベースのオリジナルマシンを作り上げてしまったというキアヌ・リーブス氏が、そのバイクを空輸して日本に持ち込み、サーキットを走るというイベントが開催。遠くからしか眺められなかったので、思いっきりズームインしてみたのがこちら。F-02Gはセンサートリミングによる仮想的なズームと思われ、画質は良好ながら拡大はあまりできない。

 一方のF-04Gだとデジタルズームでかなり寄れるものの、画質はあまり高くない。どちらがいいかは難しいところだが、少なくともF-04Gならキアヌがどこにいるかがすぐ分かる。

【F-04G】これは間違いなくキアヌ
【F-02G】キアヌはどこだ?!

ハイスピードで駆け抜ける8耐マシンを連写

 ただ、個人的にはやはりデジタルズームではなく、光学ズーム的な方がありがたい、と実感したのがこちらのサンプル。コーナリングしていくマシンを連写モードでズームさせて撮ってみると、やはりF-02Gの写りの方が明らかにきれいで、撮影しがいがある。F-04Gだとどの拡大率でもデジタルズームになるようで、特にこういったシーンはちょっと厳しい。

【F-04G】デジタルズームのため画質が荒く、すっきりしない見栄え
【F-02G】マシンのカウルに描かれたロゴまでしっかり見える

 次に、連写モードでズームせずに流し撮りしてみた。といっても、十分に早いシャッタースピードを稼げているおかげで、「バイクだけくっきり見えて、背景が流れている」ような見栄えにはなっていない。色味は、どうもF-02Gは黄色か赤に転びがちで、F-04Gは青に転びがちのようだが、どちらかというとF-04Gの方がホワイトバランスは安定していて安心感がある。F-02Gの場合、撮影するたびに色味が異なることがあり、不安定さがちょっと気になる。

【F-04G】十分なシャッタースピードを稼げているおかげか、ブレは全くなし
【F-02G】こちらもきれいに撮れているが、撮影するごとにホワイトバランスのばらつきが大きい

レースクイーン

 レースといえば、見どころの1つはレースクイーン。日が暮れてしまって撮影状況はあまり良くないが、彼女らにご協力いただき撮影してみたところでは、F-04GとF-02Gとでほとんど差はないように感じるものの、NGKの看板を見るとF-02Gの方がややノイジーな印象だ。

【F-04G】ノイズが少なく滑らか
【F-02G】上部のNGKの看板のノイズがやや荒く見える

夕暮れのホームストレート

 日が落ちてきた鈴鹿サーキットのホームストレートを撮影してみた。やはりここでも主に空の色合いが異なり、F-02Gの方が赤みがわずかに強い。また、ゲートの上端あたりが分かりやすいが、F-02Gはより輪郭が強調されているように見える。対してF-04Gは、それよりも肉眼で見たものに近い色合いに感じ、輪郭もきれい。全体的にはF-04Gの方が好ましい見栄えになった。

【F-04G】色味は肉眼で見たのと限りなく近い
【F-02G】若干輪郭が強調され気味のよう

カワサキNinja H2RとホンダRC213V-Sを激写!

 鈴鹿8耐の前夜祭でデモ走行したスーパーチャージャー搭載のカワサキH2Rと、ホンダのMotoGPコピーマシンRC213V-Sの走行シーンを撮影してみた。猛烈なスピードで迫り来る2車種を連写で流し撮りしたのだが、すっかり日が暮れてしまったこともあって、ご覧の通り残念な結果に。さすがに高性能なセンサーでも、明かりがない中で高速に動く物体を流し撮りするのは無理があるようだ。

【F-04G】誰がなんと言おうと、H2R
【F-02G】誰がなんと言おうと、RC213V-S

ARROWS ケータイのフィーチャーフォンっぷり10点
ARROWS ケータイ F-05G

 Androidを搭載したフィーチャーフォン「ARROWS ケータイ F-05G」だが、使っていない人にとっては「OSがAndroid? メニューがごちゃごちゃしてそう」「難しそう」と思われていそうだ。しかし、F-05GではAndoridが見事にフィーチャーフォン向けにカスタマイズされている。とくに実感した10点を挙げてみる。

(1) 3Gなのにサクサク
(2) 操作もサクサク
(3) PCサイトもスムーズ
(4) メインメニューは同じ
(5) 3日の電池持ち
(6) カメラがシンプル
(7) 画面キャプチャー実現!
(8) 折りたたみでポケットに収まりやすい
(9) 折りたたみで画面が守れる
(10) 使用スペースがコンパクト

 (1)は通信速度が筆者のまわりで実測3Mbps程度(BNRスピードテスト画像読込み版使用)なので、それほど高速とは言えない。当然、LTE対応のスマホと比べれば通信速度は遅くなるが、情報量が多いPCサイトであってもストレスを感じない時間で閲覧できる。

フィーチャーフォンらしい「ケータイモード」ならカーソル移動、「マウスモード」ならポインタを操作して画面を自在に動かせる。これが従来のフィーチャーフォンには見られないスムーズさ

 また、(2)の通り、フィーチャーフォンらしいカーソル操作もスムーズ。Webサイトのスクロールも速い。ボタンを押したときの反応も良く、操作自体フィーチャーフォンをほぼ踏襲しているので戸惑うことも無い。

 (3)ではスマホ向けのサイトになることも多いが(ケータイ Watchもそうだ)、従来のフィーチャーフォン向けサイトより情報量が多い。それでも画面の切り替え・表示がモタモタしないので快適だ。スマホのタッチ操作はもちろんもっと速いが、誤操作も多いので、「確実に素早く操作できる(しかも片手で)」のはF-05Gを使うメリットの一つだろう。

 (4)はAndroidの機能・設定が厳選されたこともあるのだが、本当にフィーチャーフォンらしいメインメニュー。完全にカテゴリー分けされて整理されているので、興味の無い設定を間違っていじってしまう恐れも無し。

メインメニューの画面はAndroidとは思えないほど、従来のフィーチャーフォンそのもの
設定メニューを開いても項目が厳選されていて、Androidスマホの設定画面とは大きく違い、フィーチャーフォンと同じ感覚で使える

 (5)については、厳密なテストではないけれども、3日で電池切れ。電池容量がスマホよりも相当小さいのだから健闘している。

 (6)はスマホのカメラも十分シンプルという意見もあるだろうが、ARROWS ケータイの主な機能はセルフタイマーくらいと徹底している。それでいてオートで撮影するだけで明るい1枚が撮れる。フィーチャーフォンではこれくらい簡単でもいいはず。

 (7)は従来のフィーチャーフォンに搭載していなかったスクリーンショット機能。「この機能があったら」と思った人は意外といるのでは? お気に入り機能ボタン「2」+カーソルキーやダイヤルキー、サイドキーなどの同時押しで可能だ。やはりキャプチャーができると、画面のメモや説明をするにも便利だし、今まさにこの記事のようにF-05Gのことを紹介するにも便利。

 (8)(9)(10)は当たり前過ぎるものの、板形状のスマホでは実現のしようがない。とくに筆者は先日スマホの画面を割ってしまい、画面を自然と守れる「折りたたみ型」の良さを改めて実感。片手操作+小さな画面で、混雑した電車内で操作するにも最適。スマホだと両手操作が必要で、画面も大きく、意外と利用している空間が広く、まわりにも覗かれやすいが、F-05Gならその空間がコンパクトに収まり、手もと、懐近くで見続けられる。

 こう書き綴ってみると「折りたたみ型」「フィーチャーフォン」という選択肢はこれからも残してほしいと強く思う。


ジェスチャー感覚でアプリを呼び出せるスライドインランチャー
他のアプリを使用中でも好きな時に呼び出せる

 虹彩認証、TransferJetと他のスマートフォンにはない特徴的な機能を備えたARROWS NX F-04Gですが、発売から1カ月以上経過して一番利用頻度が高いのは、ARROWSシリーズで以前から搭載されているスライドインランチャー機能です。

 スライドインランチャーとはその名の通りランチャー機能で、利用頻度の高いアプリや設定を登録しておき、簡単に呼び出せる機能。ランチャーは最大4つまで設定でき、1つのランチャーには8つまでアプリや設定を登録できます。

 スライドインランチャーの一番の特徴は、画面の隅や端から呼び出せること。ホーム画面だけでなく他のアプリを起動している時も簡単にアプリを呼び出せるので、利用頻度の高いアプリはもはやホーム画面には置かずスライドインジェスチャーにだけ登録しているほどです。

現在の設定状況。余っているスペースすべてにランチャーを設定したい

 画面の隅から呼び出し、さらに8方向でアプリや設定を指定する操作方法は、慣れてくるとまるでジェスチャーのような感覚でささっと呼び出すことができます。端末を初期化したり、新しいARROWSを入手したりした時も、体が完全に慣れてしまっているので、アプリを再設定するのも苦には思わなくなってしまいました。

 ランチャーアプリは他にもいろいろとありますが、スライドインランチャーは端末標準ということもあってサクサク動作で使いやすいのが魅力。あまりに使いやすすぎて愛用しているだけに、ランチャーが最大4つまでしか登録できないことが逆に困るほど。そろそろ次のモデルあたりではすべての設定エリアにランチャーを設定したいものです。


「Galaxy S6 edge」のカメラにわりと満足

 昨夏から「GALAXY S5」「S5 Active」を使い続けてきた筆者は、カメラ機能を頻繁に利用しながら、その性能にはそこそこ満足していた。ところが「Galaxy S6 edge」を使い始めてからは、それが「満足していたつもりだった」と考えを改めた。「Galaxy S6 edge」は、使い勝手も、写真の仕上がりも、グッと向上したからだ。

6月上旬の夕日。美しいグラデーションにTwitterでも話題になっていた

 使う場面としては、どうしても食事が多くなりがちではあるが、せっかくなので、ふと心に感じるものがあれば、すぐシャッターを切るよう心掛けることにしてみた。ホームボタンの2回押しですぐ起動でき、焦点があうのも速い。思い通りの写真だと感じている。

中瀬にある石ノ森章太郎のミュージアム。今回は外壁の修繕を行っているようだった。手前の旧北上川の静かな水面もきちんと記録され、奥にある日和山の木々の様子もわかる
6月21日、石巻取材の途中で口にしたカキ。大振りでとても美味しかった。また行こう
石巻の商店街エリアの一画にあった場所。ここでゴハンを食べてから復興バーに行くのも良さそう
仙台駅前にある、とある店で牛タン。一般的な蛍光灯の照明下で撮影
HDRをONにして窓越しに夜景を撮影

 Galaxy S6 edgeには、プロモードという設定もあり、ホワイトバランスや露出を変更することもできる。個人的には、プロモードよりも、オートでさくさく撮りたいときに撮る、という場面ばかりになりそうだが、普段持ち歩くカメラは、この1台だけになりそうだ。


激アツのディープラーニングをスマホで体験してみよう
F-04Gが搭載するSnapdragon 810の次の世代から、人工知能にもとづく機能が搭載される

 今、人工知能分野界隈では「ディープラーニング」と呼ばれるテクノロジーが激アツらしい。過去に2回訪れたという人工知能ブームだが、今回のディープラーニングは技術的に有望とされ、学会・研究レベルで大きな成果を上げているだけでなく、すでに商用レベルで実用化していることもあり、期待は大きいようだ。

 人間の頭脳にあるとされるニューロンとシナプスの仕組みを模倣し、コンピューター自らが多数のデータに共通する“特徴”を見つけ出して“深く”学習することで、例えば写真に写っているものが何であるかを認識できるようにするのが、ディープラーニングを用いた人工知能。2012年にCPU 16000コア分のコンピューターを3日間動かして1000万枚の画像をディープラーニングの技術で学習し、“猫”や“人間”の顔を認識できるようにしたというGoogleの研究成果が発表されたのはまだ記憶に新しいところ。

クアルコムのイベントで見たZeroth技術の一端。瞬時に写しているものが何であるかを判断する

 スマートフォン向けチップセットを開発するクアルコムも、今筆者が使っているARROWS NX F-04Gが搭載するSnapdragon 810の次の世代、Snapdragon 820から「Zeroth」という認識技術プラットフォームを搭載する。これもディープラーニングの基礎である機械学習の仕組みを応用していて、あらゆるものを認識し、ユーザーエクスペリエンスの向上に役立てようとしている。ディープラーニングや人工知能はもはやスマートフォンにとっても関係の深いものになりつつあるわけだ。

 で、そんなディープラーニングは、画像だけじゃなくて自然言語処理など、さまざまな分野へ応用が始まっていて、ことによってはライターである我々の仕事もいずれなくなってしまうかも! みたいな危機感から、近頃はいろいろ調べてディープラーニングの仕組みを試せるPC環境を作ってみたりもしていた。では、PCじゃなくてスマートフォンで、今すぐにディープラーニングを体験できる方法ってあるのだろうか?

 スマートフォン周りでディープラーニングにまつわる分かりやすいところとしては、「Google フォト」かもしれない。一定画質までの写真と動画なら、容量無制限でオンラインストレージにバックアップできるというアプリ・サービスだ。実はアップロードした画像・動画は裏で自動的にタグ付けされていて、キーワード検索で画像を見つけることができる機能にディープラーニングが用いられている。また、Androidの音声認識機能でもディープラーニングが活用されているようだ。

 他にも探してみると、Yahoo!が提供している「Yahoo! JAPAN」「Yahoo!カーナビ」「Yahoo!地図」「Yahoo!乗換案内」などのアプリでも、それぞれが搭載する音声認識エンジン「YJVOICE」でディープラーニングを用いているという発表があった。

Google フォトでは画像検索の技術にディープラーニングが用いられている
毎日のように使っている「Yahoo!乗換案内」。この音声認識にもディープラーニングが!

 しかし、Google フォトの場合は検索しても画像がヒットする確率がまだまだ低いみたいだし、音声認識に関わる機能だと、ディープラーニングのメリットがいまいち見た目で感じられない。もっとはっきりと、ディープラーニングのすごさや面白さに気付けるアプリがないものか、と思って探したところ、そのものズバリの「Deep Learning」というアプリが見つかった。

 このアプリでは、写真撮影した対象物が何に分類されるものであるかをサーバー上で処理して認識し、結果を確率表示する。試しに目の前のMacBook Airを撮影してみると、「laptop」や「notebook」を候補に挙げたので、完璧に正解。次に椅子を写してみると「folding chair」(折りたたみ椅子)と認識されたが、確かにちょっとユニークな形の椅子なので、少し誤認されても仕方ないかも。

MacBook Airの認識結果
IKEAの椅子は折りたたみ椅子と判定された

 仕事に使っている一眼レフカメラを撮影すると、最初はなぜか「knee pad」(膝当て)になってしまったものの、花形フードを外して角度を変えてみると、正しく「reflex camera」(リフレックスカメラ=レフ付きのカメラ)として認識された。学習内容はまだ完全ではないようだけれど、普段自分が見ているものを人工知能がどのように判断するのか、なかなか興味深い結果が出たりするので、面白い。

一眼レフカメラはなぜか「膝当て」として認識
花形フードを外して角度を変えてみると、無事正確にカメラとして認識された
クルマもほぼ正しく認識された
しかし横浜家系ラーメン(食べかけ)は「鐘」に見えるらしい
ルンバは「サッカーボール」だ

 ごく最近の話題では、人間との会話の中で人工知能が「怒った」というトピックもあった。ディープラーニングによってスマートフォンや世界がどんな風に変わっていくのか、本当に楽しみな時代がやってきたように思う。仕事がなくなってしまうのはちょっと困るけれど。


ARROWS ケータイで久々のいじる楽しさを味わう
「サブ液晶」といういかにも「ザ・フィーチャーフォン(ガラケー)」の機能にLINEの通知がくる。それだけなのになぜか面白い

 「ARROWS ケータイ F-05G」が登場した。Androidを搭載した新しいフィーチャーフォンである。スマホですら新機種にほとんど新鮮味を感じることが無くなった今、F-05Gにしたところでもう……と思いきや、結構ハマっている。いじっているのが楽しい。

 どんな動作をするのか予想がつかない部分があり、それを知っていくのが面白い。「お、こんな機能にしたのか」「あ、これはそうしたのね」と一人で勝手に合点してウムウムと頷いて、たまにニヤけている(キモイ)。

 とくにこのケータイが「従来のフィーチャーフォン」とも「スマホ」とも違うのをすぐに実感できるのは「LINE」。従来のフィーチャーフォンの「LINE」はブラウザで無理矢理使うだけだったが、F-05Gではメインメニュー内に機能として用意されている。

 使ってみればスマホのアプリとほぼ同じUI。ハードウェアのテンキーで操作するものの、サクサク進む。通知があれば「サブ液晶」やステータスバーに表示。もっともリアルタイムで通知があったと思ったら、なぜかしばらく待たされたりと、既知の動作も予想がつかない(笑)。この辺は大らかに受け入れたい(多くの場合すぐに通知が来るけど)。

 ワンプッシュでパチっと開けば、もうLINEの通知表示。Androidなので画面をロックできるのだが、通知があれば、まず表示(その後解除)という、一つ一つの操作はおなじみなのに、組み合わせるとやたら新鮮。しばらく何度も閉じたり開いたり。

ケータイをポチッと開けばすぐにこの画面。ロック画面を設定している場合、このあとにパスワード入力
トークの画面はスマホと同じ。通知があればすぐに反映されるので、従来のフィーチャーフォンのようにブラウザを手動で更新なんてことは不要

 実はF-05GのLINEは一部機能が除かれている。たとえばアプリを追加インストールできないので、LINE Gameといったカテゴリはそもそも無い。友だちを追加する「ふるふる」も延々検索中……。

 だが、LINE電話は可能(筆者はドコモ・iPhoneのデータ専用SIMをそのまま挿してみたがOK)で、コールクレジットの購入もできる。トークもスムーズ(もちろんスタンプも使える)。スタンプショップもある。友だちの追加はQRコード、ID検索が対応しているので、そう不便には感じない。

 これでテンキーの反応が悪かったら興醒めだが、ストレス無く使えている。文字入力でいちいち別画面に移らないし、ソフトキー、カーソルキーもスムーズに動く。今となってはタッチでフリック入力のほうが速いけれども、フィーチャーフォンに慣れている人ならレスポンスの良さに満足できるはずだ。

 また、なんの無理もせずに自然と片手操作で進んでいるのも、気付いたときに「おっ!」と思う。今どきの大画面のスマホではちょっと難しいもの。

 一方でアプリが追加できないから、他のSNS、TwitterやFacebookから、地図や乗換案内までブラウザを使う。しかもGoogleマップやYahoo!地図はあまりスムーズに動かなかったり。が、それはそれで面白かったり。

 決してスマホのような高スペックではないし、割り切りもある、搭載されている機能も見慣れたものなのに「いじる楽しみ」が久しぶりに湧いてくる。そして最後に「よくできてんなぁ」と笑ってしまう。かつてあったAndroidスマホ+テンキーではなく、明らかにフィーチャーフォン、それがなんだかとっても愛らしい。しばらくニヤつきながら使ってみるつもりだ。


一度使うとやみつきになる超高速のファイル転送「TransferJet」
TransferJet機能

 前回はARROWS NX F-04Gが搭載した世界初の機能である虹彩認証「Iris Passport」に触れましたが、F-04Gにはもう1つ世界初の機能「TransferJet」があります。

 TransferJetとは、ファイルを超高速かつワイヤレスに転送する機能。ポイントはワイヤレスなだけでなく「超高速」なところで、理論上のスピードは最大560Mbps、実際の速度は最大375Mbpsと、USB 2.0と有線で接続するのとほぼ変わらないくらい高速な転送速度をワイヤレスで実現しています。

 本誌の名物コーナー「本日の一品」でもこれまでTransferJetを取り上げ続けているほどTransferJet好きな筆者としては、「TransferJet対応のスマートフォンが登場する」という情報を聞き、F-04Gが発表された時には虹彩認証よりもTransferJetを実際に使うことを楽しみにしていたほど。そして実際にF-04Gを手にしてTransferJetを使ってみて、あらためてTransferJetの便利さを痛感しました。

 これまでもTransferJetという技術自体は利用可能でしたが、スマートフォンやPCで使うには別途アダプターを装着する必要がありました。ソニーの「サイバーショット」シリーズもTransferJetに対応したモデルが発売されていますが、これもパソコンへ画像を取り込むには専用のクレードルが必要と、TransferJetを使うまでには若干ハードルがあった、というのが正直なところです。

 それに比べて、ARROWS NX F-04GはTransferJetを「内蔵」していることが大きな違い。パソコンに取り込むときこそパソコン側にアダプターが必要ですが、スマートフォン側にアダプターを装着しないだけでも使い勝手は飛躍的に高まります。

今までTransferJetを利用するには外付けアダプターが必要だった
TransferJet内蔵のF-04GならアダプターはPC側だけ

 旅行やイベントで撮影した写真はもちろん、端末やWebサービスのレビュー用に保存したスクリーンショットなどをパソコンに取り込むときはこれまでオンラインサービスに保存してパソコンでダウンロードすることが多かったのですが、ARROWS NX F-04Gを手にしてからはTransferJetで画像を取り出す機会が圧倒的に増えました。最近は自宅のパソコンとオフィスのパソコンそれぞれにTransferJetのアダプターを装着し、画像を取り出すのに便利に使っています。

【TransferJetの利用】
TransferJetでF-04Gの写真を取り込み

 虹彩認証は便利な反面、認証が苦手なシーンもあったりと一長一短なのですが、TransferJetに関しては対応アダプターさえあれば誰もが便利になれる機能。ぜひともTransferJetがF-04Gだけでなく他のスマートフォンにも搭載され、さらにはMacでも使えるほど普及する日を楽しみにして、今後も地道にTransferJetの啓蒙活動を続けていきたいと思います。


「Galaxy S6 edge」の動画撮影で遊んでみた

 この夏の相棒として、「Galaxy S6 edge」を使い始めた。筆者のメイン回線にあわせ、ドコモ版の「SC-04G」となる。メタルフレームに曲面のガラスなど質感は前評判通りで、手に持った際の満足感は高い。普段使いのアプリを使ってみると、だいたいサクサク動いてこちらも良い感じ。あ、Ingressのスキャナとしての評価はもう少し使い込んでから、ということで、次回以降でご容赦を。

 で、さっそく気に入ったのはカメラ機能の動画撮影、それもスローモーションとファストモーションだ。

 スローモーションは、最近のスマートフォンではサポートするものが増えてきた機能で、撮影後に好みの場面の再生速度をスローにできる、というもの。一方、ファストモーションはその逆で、好みの場面の再生速度をギュッと速くできる。

 個人的にはスローモーションのほうが「こんな動画を撮りたい」と想像しやすい。ただ、ファストモーションは想像しづらい分だけ、実際やってみたときの楽しさは上、という印象。家族で一緒にお出かけするときなど、写真に加えて、こうやってちょっとした短い動画を撮っておくと、想い出が今まで以上にくっきりと残るようになる。梅雨入りしてお出かけしづらいところもあるが、次は雨粒のしたたる様や、川の流れなどをちょっと撮影してみようかな。


“GetRight”なARROWS NX F-04Gの通信機能に注目!
「マルチコネクション」と「高速ダウンロード」がさらに強化されたARROWS NX F-04G

 その昔、「GetRight」というファイルダウンロードを効率化するWindows用フリーソフトが大活躍した時代があった。ダウンロードを中断しても後から再開できる機能や、ファイルを分割・同時ダウンロードして高速化する機能を備えていた。家庭のネット環境の主流が64kbpsのISDNから数MbpsのADSLに移り変わる前後で、ファイルを置いているサーバー側のバックボーンもまだまだ貧弱な頃だったと思う。

 今となっては何をそんなにダウンロードしたかったのか、思い出すこともできないが、ARROWS NXシリーズが搭載している「マルチコネクション」と「高速ダウンロード」の機能は、その時の記憶をうっすらよみがえらせる。とはいっても、当時と比べると事情はだいぶ変わっていて、今はローカル側もサーバー側もインフラ整備が行き届き、ある意味ソフトウェアで頑張れば頑張るほど実速度を出しやすい状況になった、と言えなくもない。

マルチコネクションと高速ダウンロードの設定画面

 ドコモ端末において、F-05Fで初めてWi-Fiと3G/LTEをスムーズに切り替える「マルチコネクション」機能を搭載したARROWS NXは、次のF-02Gでファイルのダウンロード処理を分割して高速化する「高速ダウンロード」機能を搭載し、今回の新しいF-04Gではその両方を強化。キャリアアグリゲーションで最大225Mbpsに速度アップしたモバイルネットワークや、複数のアンテナで1Gbpsに迫ろうかという最大867Mbpsにまで引き上げたWi-Fi MIMOの合わせ技で、徹底的に高速化を図っている。

 「マルチコネクション」では、例えばWi-Fi通信のスピードが遅くなってきた時に3G/LTE通信に切り替えるという点で変わるところはないのだが、F-04Gからは新しく「適用アプリケーション」という設定機能が追加された。マルチコネクションを有効にする場面をアプリ単位で設定できるもので、Webブラウジング中はWi-Fiの速度が遅くなったとしてもWi-Fiのまま閲覧し、YouTubeでの動画再生中はモバイルデータの通信量が増えてもかまわないから最大限スムーズに見られるようにしたい、といった使い分けができる。

ぜひオンにしておきたいマルチコネクション
アプリ単位でマルチコネクションの有効・無効を切り替えられるようになった

 「高速ダウンロード」機能も、Wi-Fiと3G/LTEの組み合わせ方として「シングル高速化・マルチ高速化(Wi-Fi優先)・マルチ高速化(フルスピード)」の3パターンがあるのは従来と同じ。「シングル」はWi-Fiのみか、もしくはWi-Fiがオフの時は3G/LTEでのダウンロードを高速化し、「マルチ」はWi-Fiと3G/LTEの両方を利用して高速化するもの。この高速化の仕組みに用いられているのが、(1MB以上の)ファイルダウンロードの際に、複数のセッションに分割して同時並行で処理する手法だ。まさにGetRight。

最大16セッションまで分割する高速ダウンロード

 で、前機種のF-02Gでは最大8セッションまでだったところ、F-04Gでは2倍の16セッションにまで拡張している。すなわち、理論的には2倍の効率でダウンロードできるわけで、225Mbpsのモバイル通信と、867MbpsのWi-Fi通信がベースになっていることを考えれば、F-02G(モバイル通信最大150Mbps、Wi-Fi通信最大300Mbps)とは比べものにならないほどスピードアップしていることになる(あくまでも理論上は)。

 じゃあ、そんなに高速になったところで何に使うのか、という話になるのだけれど、個人的に“ダウンロード熱”みたいなものがとっくに冷めた今となっては、取り立てて高速にダウンロードしたい何かが存在するわけではない。高速データ通信の容量制限もあるし。

 それでも、アップデートのあった複数アプリをGoogle Playから一括ダウンロードする時なんかは、感覚的に完了までにかかる時間が圧倒的に短くなった。これに限らず、通信に関係する部分の“待ち”の時間が、いつの間にか気にならなくなったというか、確実に減ったなあ、と思っている。

 クラウド化の流れで、今まで端末内で完結していた機能でも、より時間のかかる通信を必要とする機能に変わっている例もあるはず。それらも含めて考えると、端末全体ではパフォーマンスが落ちても不思議ではないのに、実際はなぜか逆で、年々快適さが増している。バックグラウンドなどユーザーが意識しないところで処理するようなソフトウェア上の工夫もあるだろうけれど。

 虹彩認証、高精細ディスプレイ、4K動画撮影など、目新しく派手な要素がありつつも、F-04Gの意外にすごいところは、これらネットワーク機能の完成度の高さなのかも、と思ったり。


今どきのフィーチャーフォン vs. iPhone 6スタミナ対決

 何度も語られていることではあるけども、スマホ全盛のいま、ガラケー(フィーチャーフォン)のメリットは何か。まず「料金」。本体代、月額料金ともに安い(機種やプラン、考え方にもよるが)。それに「携帯性」。小さいし軽い。

 さらに「片手で使いやすい」点。実際、鉄道の吊り革に掴まって操作をしているときは、ホント楽。落とす心配が無い。

 そして恐らく「スタミナ」、電池の持ちが浮かぶはず。

 しかし最近のスマホの電池持ちは大きく改善し、あんなに蔓延していたスタミナの不安もどこへやら……。公式スペックでも、算出方法の違いがあるとはいえ、ドコモのガラケー「N-01G」は連続通話時間が4時間50分、アップルのiPhone 6は最大14時間となっている。

 “今の”スマホはガラケーよりもはるかにスタミナがあるのか? ちょっと実験してみることにした。

 用意したのはそのN-01GとiPhone 6(ドコモ版)。どちらも“今の”ガラケー、スマホと言える。ただし2台を同じ土俵で比較するのが難しいため、いくつか条件をつける。

 まず2台の受信するメールを同じ(iPhoneにはGmailを同期、N-01GにはそのGmailを転送して)に設定。次に常に2台を一緒に持ち歩き、テスト以外で使用しない。さらに画面を開く時間はどちらも同じにする(ブラウザを見るときもタイマーを用意して、同じ時間だけ使う)。

 そして使用する機能はアプリの違いはあるものの、メール(iモードメール、Gmailアプリ)とブラウザ(iモードブラウザ、Safari)、地図(ドコモ地図アプリ、Googleマップ)のみ。画面の明るさは自動調整、iPhoneは自宅でWi-Fi接続、など本体の設定やインストールアプリに関しては筆者が使いやすいままとした。

 以上の条件で、2つのテストを実行。

 1つ目は「待受時」のスタミナチェック。画面を消灯し待受状態で、メールだけを受信し、毎日電池残量をチェックする。

 2つ目が「日常使用時」のスタミナチェック。2台で同じ時間、同じ機能を使う。3日間で2時間58分使用(画面を開いた)し、その電池残量をチェックした。

 なお、N-01Gの電池消費はバッテリーアイコンの5目盛りを参考に、1目盛り20%として計算した。

 結果は表の通り。どちらもiPhone 6が勝つ。どうやら似たような条件なら、今ではスマホのほうが電池は持つのだ(機種にもよるだろうけど)。

待受時(単位:%)
N-01G iPhone 6
1日目 100 100
2日目 60 93
3日目 40 86
4日目 40 72
5日目 20 60
6日目 20 40
7日目 0 35

 「待受時」でまったく使わないままなら、N-01Gは7日で電池切れ。iPhone 6もギリギリだが、それでも電池は35%残った。N-01Gは2日目に一気に減ったが、以降は電池の目盛りなかなか減らない。ガラケー時代によく「電池(の目盛り)が残り2本、1本でも結構持つよね」なんて話した通り。

日常使用時(単位:%)
N-01G iPhone 6
1日目 80 82
2日目 40 61
3日目 0 33

 「日常使用時」では1日3回程度15分~30分の使用時間を設けた。3日目にN-01Gの電池が空に。対してiPhone 6はその時点で残量33%。

 ただ公式スペックほどの差は感じないし、見方を変えると、電池容量の小さいガラケーがここまで持つのだから「敗れて強し」とも言える。

 しかもガラケーの使い方を考えると、スマホのように長く画面を見続けることは少ない。一方のスマホは、このテストよりもはるかに激しく使用する人が大半。というわけで結論は以下の通り。

 「ガラケーとスマホの使い方が同じなら、スマホがスタミナは上」

 「だがそれぞれ“普通”の使い方をすれば、ガラケーのほうが電池は持つ」

いつもはあっという間に減る電池が、こういう実験に限ってなかなか減らない。逆にいえばそれだけ“普通の”使い方が激しいのだろう

 ちょっとどころか10日間も続けた実験の最後が、こんなありきたりの結論になってしまった。読者の皆様にとっては当然? いまさら? 論外? 予想外?

 しかしこう考えると自然に「使い方を抑えられる」というのもガラケーのメリットかも。スマホ中毒気味の人は久しぶりにガラケーを使ってみませんか?


一度使うと元には戻れない「見るだけロック解除」の快適さ
世界で初めて虹彩認証を搭載した「ARROWS NX F-04G」

 指紋認証をいち早く導入し、隠していることすら隠せるプライバシーモードなど、セキュリティに関しては他社よりも熱心な富士通が、2015年のNTTドコモ夏モデル「ARROWS NX F-04G」の新たなセキュリティ機能として、「虹彩認証」を世界で初めて搭載しました。

 今でこそiPhoneやGalaxy、AQUOSなど数多くのスマートフォンが搭載する指紋認証ですが、富士通が初めて携帯電話に指紋認証を搭載したのは2003年7月に発売された「ムーバF505i」と、今から12年も前のこと。その後も2011年11月には指紋認証を搭載したスマートフォン「REGZA Phone T-01D」を発売するなど、生体認証にはいち早く取り組んできました。

 そんな富士通が今回新たに選んだ虹彩認証機能「Iris Passport」は人間の目の中にある「虹彩」と呼ばれる薄い膜を認証に利用したセキュリティ機能。ディスプレイを見つめれば本体に触ることなくロックを解除できるだけでなく、認証の誤認識率も指紋認証と比べて1/10程度に抑えられるなど、セキュリティと利便性を高めた新しい方式なのです。

本体右上部に虹彩認証専用のカメラを搭載
おなじみのスマート指紋センサーは背面から姿を消す
実際に認証しているところ

 とはいえ、今まで指紋認証に慣れた身からすると「本体を見るだけで解除」というのはどんな使い勝手なのか不安もありましたが、実際に使ってみるとこれが驚くほど簡単。初回登録は10秒程度本体を見つめて自分の虹彩を登録する必要がありますが、一度登録してしまえばあとは本体を見るだけで一瞬にして本体のロック解除が可能。実際には本体のスリープを解除するために本体を操作する必要はあるのですが、ディスプレイを見つめるだけでロックを解除できるという体験は新しさだけでなく実用性にも優れています。

虹彩認証の設定画面
目の高さまで本体を上げて画面を見るだけでロック解除

 ディスプレイには自分の顔と目を合わせる最適な位置が表示され、画面の通りに目を合わせればロック解除できますが、毎回毎回ロック解除のたびに自分の顔を見るのは個人的にはあまり嬉しいものではありません。しかしこの顔表示も設定からオフにすることができます。。顔表示がない場合、虹彩認証の最適な位置を自分で把握する必要があるのですが、認証の際にディスプレイではなく虹彩認証用のカメラを見つめることで精度を大幅に上げることができました。虹彩認証がいまいちうまくいかないという方はカメラを見つめるという手法もお試し下さい。

 本体のスリープ解除も一工夫が加えられており、「タッチでON」機能を使うと画面の一部分だけをタッチしたときにスリープを解除できます。タッチエリアは自由に指定できるため、自分の利き手近くに小さく設定しておけば、「鞄やポケットの中で勝手にスリープが解除された」という心配もありません。スリープは本体横の電源ボタンでも解除できるのですが、画面の下をタッチするだけで解除できると指を大きく動かす必要もなく、さらに虹彩認証と組み合わせれば必要最低限の動きで本体ロックを解除できます。

認証時のインカメラはオフ設定も可能
画面オフ時に任意の部分をタッチしてスリープを解除できる「タッチでON」

 これまで愛用してきた指紋認証も非常に便利でしたが、手を触れずにロック解除できる虹彩認証なら指紋認証の時はできなかったことも可能になります。指が水で濡れていたり、手袋をしていて指紋認証が使えないなんて時も、虹彩認証なら画面を見るだけでOK。乾燥肌でどうしても指紋が認証されにくかった、なんて人も虹彩認証なら簡単に本体をロック解除できます。

 一方で虹彩認証も完璧ではなく、苦手なシーンもあります。一番苦手なのは晴天時の屋外など明るすぎる場所で、周囲が明るすぎると虹彩をうまく読み取ることができません。その時は日陰を探したり手で太陽を遮ったりという工夫をするか、虹彩認証と一緒に設定するパターン認証など他の認証方法で解除する必要があります。その他、眼鏡装着時は認証自体はできるものの、眼鏡が汚れていたり光を反射して光ってしまったりすると認証が難しくなります。眼鏡で虹彩認証は日頃から眼鏡も綺麗に保つようにしておきましょう。

虹彩認証を他の人も試せる体験アプリがプリインストール

 と、得手不得手はあるものの、「触らずにロック解除できる」という体験は非常に画期的。面白いことにF-04Gでは、虹彩認証を体験するためだけのアプリもプリインストールされています。この体験アプリはスマートフォン所有者以外でも簡単に試せるだけでなく、本体に虹彩認証のデータが残ることもないので、友人でF-04Gを持っている人がいたら、ぜひ一度虹彩認証を体験してみてください。


F-04Gの虹彩認証はおめめパッチリじゃなくても使用可能
虹彩認証対応の「ARROWS NX F-04G」

 ドコモの夏モデルとして5月28日に発売された「ARROWS NX F-04G」は、指紋に続く次世代の生体認証技術として、世界で初めて虹彩認証機能「Iris Passport」を搭載した。虹彩認証は、指紋と同じように一人ひとり異なるとされる瞳の中の模様を認識して、端末のロック解除時などに使える機能だが、虹彩認証搭載スマートフォンの試作品が発表されたのが3月で、それからたったの3カ月弱。まさかこんなに早く製品として登場するとは……。

 というわけでこの虹彩認証、実際にどんな風に使えるのか、従来の指紋認証と比較してどう違うのか、筆者のような“ちっちゃい目”でも問題ないのか、気になるところをチェックしてみた。

端末のロック解除以外にも使える!
これが赤外線カメラのレンズ

 F-04Gの虹彩認証機能は、端末の上部にインカメラのように内蔵された専用の赤外線カメラと、赤外線LED照明の組み合わせによって実現されている。アニメーションによる手順説明に沿って、自分の虹彩を映して認識させることで、端末のロック解除時や、従来からある「パスワードマネージャー」と連携したパスワード自動入力、アプリの起動をパスワードロックできる「アプリケーションロック」の解除、さらにはdocomo IDによるログインが必要な場面で虹彩認証を利用可能だ。

お姉さんが虹彩認証の手順を教えてくれる
「パスワードマネージャー」は進化してID・パスワードの自動入力が可能に
「アプリケーションロック」でアプリ起動に施したロックを虹彩認証で解除できる
docomo IDを使ったサービスのログインにも虹彩認証が使える

 前モデルのF-02Gまでに搭載されていた指紋認証は端末のロック解除にしか使えなかったけれど、F-04Fの虹彩認証ではこのように応用範囲が広がって、端末自体のセキュリティ保護に加え、ネットワークサービスの利用時もより安全を保ちながら使えるようになったわけだ。

お風呂スマホがはかどる! カバーも選ばない!
水に濡れた状態だと指紋を正しく読み取れない

 虹彩認証の利点は、“映すだけで使える”というところ。従来の指紋認証だと、物理的に指を接触させて使うセンサーを用いていたので、指とセンサーの間に何か遮るようなもの、水や汚れがあるとうまく認識してくれなかった。せっかくのお風呂対応スマホだったF-02Gだが、濡れた指では指紋認証がうまく動作してくれず、筆者の場合、予備の認証機能として設定していたパターン認証を使ってロックを解除していた。

 虹彩認証なら、赤外線カメラ部が曇ったり、水滴が付いたりしない限り、お風呂場でも問題なく認証してくれる。もしくは料理中にレシピを見ようとして、油でぎっとぎとになったニンニク臭のむせかえるような指をスマートフォンにすりつけることもない。ディスプレイをワンタッチするだけでスリープから復帰する「タッチでON」機能も組み合わせれば、端末をほとんど汚すことなくロックを解除して料理の手順を確認できる。

「タッチでON」を使う時は反応する範囲を少し小さめに設定しておくのがコツ。画面全体に設定すると端末を置く時などにもうっかり画面に触れて反応し、画面が点灯してしまう
こういうカバーをしていると、指紋認証が難しい

 もう1つ、指紋認証と比べた際の虹彩認証の利点は、カバーを選ばないこと。F-02G以前のスマートフォンにカバーなどを装着した時、指紋認証を使いにくくなった経験はないだろうか。もちろん個別の機種ごとに最適な形状で作られているカバーなら、指紋センサー部分は隠されることはないのだけれど、多少厚みのあるカバーになってくると、うまくセンサーに指の腹を押しつけられず実用できない場合もある。ところが虹彩認証ならこんなトラブルも発生しない。

無理に目を見開く必要はなし!
なんとなく姿勢を正して使い始めたくなる

 ここまでメリットばかりを挙げてきたけれど、虹彩認証を使う際にちょっとだけ気を付けておきたいのは、認証時の姿勢。指紋認証だと、どんな姿勢でも指でセンサーをサッとなぞるだけで端末のロックを解除できる手軽さがあったのだけれど、虹彩認証は赤外線カメラをしっかり自分の目に向けないとならない。ただ、これはメリットでもある。なぜなら、認証時の姿勢が端末を使う際の姿勢と全く一緒だから。認証から端末利用までの流れが違和感なく、スムーズに感じられる、気がする。

 さて、そうはいっても虹彩認証の処理に時間がかかってしまうようだと、スムーズに使い始めることはできない。開いてるんだか開いてないんだかよく分からない筆者のような小さい目の持ち主だと、ここぞとばかりにカッと目を見開かないと認識してくれないのではないか……。

 と思ったのだが、結論から言えば、大丈夫だった。最初の虹彩登録時はまぶたに虹彩が隠れないよう、全体がしっかり認識される状態にした方が順調に処理が完了するけれど、認証時はある程度眠たい感じの目でもサクッと認識してくれる。端末のロック解除時などに虹彩認証の処理を行うたび、虹彩データを補完登録するような仕組みになっているおかげかもしれない。最初はやや認識しにくいことがあっても、使い続けるうちにどんどん虹彩認証の精度が高まり、認証時のサクサクさが増していく。

カッと見開くしかないのか……?
実際のところは、こんなふてくされた感じの目&メガネ装着状態でもちゃんとロック解除できる
前モデルからわずかにコンパクトになったF-04G

 前モデルのF-02Gと比べ、ディスプレイサイズは同じながら、わずかに薄く、細くなり、ハイパーダイヤモンドタフコートで外装の耐久性がアップするなど、筐体自体の品質がアップし、クアッドコアCPUで性能も向上したF-04G。まだまだたくさん紹介したいところはあるのだけれど、もしF-04Gを手に入れたなら、何よりもまず虹彩認証を使ってみてほしい。筆者のミニマムおめめでもしっかり認識してくれたF-04Gの良さをますます実感してくれるはずだ。


「GALAXY Note Edge」と「iPhone 6」でつないだ中国のTD-LTE

 5月、7月と立て続けに中国本土に出張することになった。5月は、本誌にもすでに記事が掲載された、「Lenovo Tech World」の取材。7月は、上海で開催されるMobile World Congressのアジア版「Mobile World Congress Shanghai」に参加する予定だ。

上海で開催された「Lenovo Tech World」を取材した。写真右は同イベントで発表された、「Magic View」を試している筆者

 中国で仕事しようとすると、もっとも困るのがやはりインターネット環境。ご存知のように、同国には「金盾」や「グレートファイヤーウォール」と呼ばれる検閲システムがあり、TwitterやFacebookといったサイトがブロックされている。SNSが使えないだけならまだいいが(むしろ仕事がはかどることもありそう?)、Googleの各種サービスまで遮断されてしまうため、仕事に支障が出る。中国政府の意向には困ったものだが、何としてもこれは回避しなければならない。

現地SIMを使ってVPNを経由するのも、選択肢の1つ

 手としてあるのがVPNで日本国内にいったん接続するということだが、これも万全ではない。VPNが度々切断されてストレスがたまるし、回線によっては速度も十分出なくなってしまう。普段使っている端末は、ほぼすべてVPNをワンタッチで呼び出せるようにしているが、何度も接続し直すのは面倒だ。1つだけ、金盾を完全に回避する方法としてあるのが、国際ローミングを使うこと。ただし、海外パケ・ホーダイだと1日の料金は最大2980円。滞在期間が長いと、大きな負担になる。

 そこで、今回活用したのが、同じ中国でも特別行政区としてインターネットの“自由”が認められている香港のSIMカード。中国移動香港が出しているSIMカードの中に、中国での国際ローミングが1日68香港ドル(約1088円)のものがある。香港発行のSIMカードのため金盾の規制がかからず、しかも、「4G」対応で通信速度も期待できる。このSIMカードを出張前に手配。本誌でもおなじみ、香港在住の山根康宏氏にお願いして、出張前にこのSIMカードを送ってもらった。

山根氏にお願いして入手した、中国移動香港のSIMカード

 4Gとは言え、中国で主流なのはTD-LTE方式だ。対応しているSIMフリーのスマートフォンも、そこまで多くない。ただ、筆者が普段から利用している「GALAXY Note Edge SC-01G」は、国際ローミング用としてTD-LTEに対応している。TD-LTEの対応バンドは、2.6GHz帯(Band38)、1.9GHz帯(Band39)、2.5GHz帯(Band41)の3つだ。

 以前台湾でLTEに接続しようとした際に四苦八苦したため、少々警戒していたが、中国に到着して、SIMカードを挿したところGALAXY Note EdgeはあっさりTD-LTEにつながった。サービスモードで確認したところ、Band 38でTD-LTEに接続しているようだ。期待していたほど速度は出ず、数Mbpsほどだったが、大容量のデータをやり取りしようとしなければなんとかなる。

 なぜかあっさりつながったTD-LTEだが、設定を確認してみたところ、VoLTEが自動でオフになっていた。台湾のときはVoLTEの設定にたどり着くまでが大変だったが、どうやらどこかのタイミングのアップデートで、この設定が変わったようだ。今はドコモ以外のSIMカードを挿すと、VoLTEが自動でオフになる。

Band 38でTD-LTEにつながっている
ドコモ以外のSIMカードを挿すと、VoLTEがオフになるようだ

 これで快適に仕事ができると思いきや、北京市街を移動していると、2G(EDGE)になってしまうことが度々あった。おかしいなと思って中国移動の運用している周波数帯を改めて調べたところ、どうやら2.3GHz帯(Band 40)のエリアもあるようで、ここにGALAXY Note Edgeが対応していない。

 そこでSIMカードをiPhone 6に差し替えてみた。あくまで体感だが、GALAXY Note Edgeよりもエリアが広いように感じられる。実際、GALAXY Note EdgeがTD-LTEにつながらなかった場所でiPhone 6のフィールドテストモードを開いてみると、Band 40につながっていた。やはり、中国移動からも発売されているiPhone 6だけに、対応状況は完璧。街中ではTD-LTEでつながっていることの方が多い。

GALAXY Note Edgeが非対応な、Band 40にも対応している
調子がいいと、10Mbps以上出ることもある

 残念だったのは、ホテルの部屋が15階のせいもあり、TD-LTEの電波が安定しないこと。2.3GHz帯と高い周波数のためか、窓から離れるとすぐ2Gになってしまう。ホテルにいるときは窓際にiPhone 6を置いてテザリングするので、何とかなってはいるのだが……。このように、エリアばかりは現地に行くまで分からず、ギャンブル的な要素もある。過信しすぎるのは禁物だ。


今年の夏は新世代か、タフネスか

 ようやく携帯各社の2015年夏モデルが一通り発表された。もちろんいわゆる大手携帯会社だけではなく、最近は手頃なスペックで割安なSIMパッケージを利用できるSIMロックフリースマホも登場してきているが、街中を歩き回って、お地蔵さんや寺社仏閣、アートなどを愛でて、一筆書きをしまくるゲームなどを楽しむ筆者にとって、パートナーとなるスマートフォンにはある程度、長持ちするバッテリーや激しい描画を処理できる高いスペックが必要。つまりどちらかと言えば、大手キャリアのスマホがメイン端末になる。

 そこで今回の夏モデル、そして昨冬からこれまで利用してきた「GALAXY S5 Active」を比べてみると、ずいぶんと悩む。スペック的には、今夏モデルは64bit対応のAndroid、そして新世代のチップセットということもあって、キビキビと動いてくれるだろう、と期待が大きい。だが、夏は、暑い。

直射日光があたると、画面の色を変えて見やすくするGALAXY S5 Active

 いや、おまえ何を言ってるんだと思われるだろうが、一般的なスマートフォンは、直射日光に対する性能が計測されていないため、どの程度、頼りになるかがわからない。これは「頼りにならない」というわけではない。屋外での活動時間が少し長くなる場合(家族にちょっとお散歩してくる、と朝に告げて小一時間のつもりが夕暮れ時に帰宅するなど)、直射日光にさらされるスマートフォンが期待通りの稼働時間になってくれるのか、熱がこもってカメラが起動しづらくなったりしないか、などと思ってしまう。もちろん、実際使ってみたら案外行けるのではないか、とは期待しているのだが、日本の真夏の日射しは、なかなかの迫力だ。少なくともタフネス性をウリにする「GALAXY S5 Active」は耐日射性能があるので、そのあたりは安心して利用できそう。もちろん、auから今夏もタフネススマホが登場するのだが、チップセットなど挙動の面では、昨冬モデルの「GALAXY S5 Active」のほうが、負荷の激しいゲームでも楽しめると思う。

 新世代となった今夏のAndroidスマートフォン、世代的にはやや劣るとはいえ十分なスペックを持ちタフネス性がある「GALAXY S5 Active」……本誌編集としてはもちろん新機種を今後使っていくことになるだろうが、果たして、街中のアートやお地蔵さんを巡りまくって一日中駆け巡る、そんな場面ではどちらをパートナーに選ぶべきか。夏モデルのなかでは新たなデザインテイストを採用し、「GALAXY S5/S5 Active」の後継でありながらかなりジャンプ感のある「GALAXY S6 edge」も気になるところだが、今もまだ結論は出ていない。


今のガラケーはiPhone 6に勝てるの? カメラで対決だっ!!

 スマホが広まりはじめた頃、ガラケー(フィーチャーフォン)とスマホ、ガラケーとiPhoneを比較する記事や表が世の中にあふれていた。今もごくたまに見かけるが、その内容はとても簡略され「詳しく述べるまでもなくスマホの圧勝」という結論で大方納得されるだろう。

 だが筆者の使っているN-01Gは2014年の11月発売。iPhone 6は同年9月発売。N-01Gは“iPhoneよりも新しい”機種である。それならきっと、スマホに勝てる部分が何かあるに違いない……というわけで古いガラケー(SH-02B)も混ぜてカメラ勝負をしてみることにした。

 まずはカメラの起動時間をストップウォッチで計測。

N-01G(カメラボタンから)……2.23秒
iPhone 6(ホーム画面から)……1.40秒
古いガラケー(カメラボタンから)……3.01秒

 N-01Gの負けである。古い機種よりは早いが。2回目は撮影スピードを確認してみた。こちらは1分間に同じ被写体を何枚撮れるか。

N-01G(クイック)……53枚
iPhone 6……100枚
古いガラケー……12枚

 クイックショットだがN-01Gの負けである。iPhoneがちょうど100枚。脱帽。ただしN-01G、古い機種よりは明らかに進化している。

ヒンジのおかげで三脚不要で撮影が可能。インカメラは無いがこのヒンジでアウトカメラが使える。いかにもガラケーらしいスタイル

 ならば流行りの自撮りは? N-01Gがここでガラケーらしい技を見せる。インカメラは無くともヒンジが曲がるため、自立が可能で三脚は不要。セルフタイマーを使えば自撮り棒もいらない。……そもそもほとんどの自撮り棒の対応OSがAndroidとiOSだけれど。

 SNSへの画像のアップロードは誰もがご存知の通りガラケー惨敗。いやTwitterに関してはN-01Gにプリインストールアプリがあるので、簡単に投稿が可能だ。しかしガラケーのアプリについてはdマーケットのガラケー向けアプリストアが1月いっぱいをもって終了しているため、将来性は無い。

 LINEはiモードから接続し、表示されたリンクからメールを起動して画像を送信できる……が、面倒くさい。Facebookもiモードから画像の投稿画面を表示……したかったがエラーが出て無理。もはやAndroid搭載の次世代機種に期待するしかない。

 PCへの画像の取り出しも筆者には大事。iPhoneならケーブルで接続するだけ。N-01GならmicroSDを取り出して……いや、市販の平型端子+USBの専用ケーブルを使えば、microSDモードにすることでスマホと同様にケーブルを挿すだけで画像を取り出せる。専用ケーブルが今も売っているの? という問題はあるが、大丈夫、最悪ネットで買える。

 最後にカメラでもっとも大事な画質を比較。N-01GとiPhone 6で山盛りのそばを撮影してみた。それが掲載の写真。うーん、これまたN-01Gにとっては厳しい結果。それにガラケーでは横画面の撮影が少々面倒だ。

N-01G(標準モード)で撮影したそば。シーン選択に「料理」もあったが、"そば"はこちらのほうがキレイ
iPhone 6で撮影したそば。何の設定をすることなくキレイに撮れてしまうiPhoneにため息が出てしまう。明らかにこちらが美味そうだ

 結局、やはり冒頭の通り「詳しく述べるまでもなくスマホの圧勝」を再確認しただけ。少なくともカメラに関しては、ガラホ、次世代ケータイに期待するしかないようだ。


「GALAXY Note Edge」で飯ウマ写真に挑戦してみた
GALAXY Note Edgeで撮った写真。フォーカスが合うのが早く、スナップ写真をサッと撮れるのがうれしい。暗いところでも、そこそこキレイに写る

 「GALAXY Note Edge」で、意外と気に入っているのがカメラ機能。高速オートフォーカスに対応しており、すぐにピントが合ってシャッターを切れるのがいい。画質も比較的高く、満足している。さすがに最新機種の「Galaxy S6 edge」などと比べると劣る面もあるが、このくらい撮れればそこまで強く不満を感じることもない。実際、以下の写真はスナップ感覚でサッと撮ったものだが、仕上がりは悪くない。

 そんなGALAXY Note Edgeのカメラだが、アプリでモードを追加すると撮影の幅がもっと広がる。撮影時にエッジスクリーンに表示される「モード」ボタンを押し、「ダウンロード」を選択すると「Galaxy Apps」が起動する。ここから、必要なアプリをダウンロードするだけと手順も簡単だ。特に気に入ったのが、この中にある「Food shot」。なぜか英語のままだが、ダウンロードすると日本語になり、「食べ物」というモードが加わる。あえて意訳すると、「飯ウマ」モードといったところだろう。

サムスンが運営するアプリマーケットの「Galaxy Apps」から、追加のモードをダウンロードできる
インストールが終わると、カメラのいち機能のように呼び出せる

 このモードを使うと、どのくらい飯ウマ写真になるのか。ご飯中に撮影できそうなタイミングを見計らって、何度かチャレンジしてみた。うっかり画角を4:3に変更するを忘れてしまい、写真の比率が変わってしまっているが、使用前・使用後を何回か試してみたので、以下で比較していく。

 まずは、ラーメンの写真。食べ物モードの方が、より色味がこってりしている印象を受ける。玉子やスープの色味を見ると、その違いがよくわかるはずだ。

オートモードで撮影したラーメン
食べ物モードにしたところ、やや色がこってりした印象

 次がオイスターの写真。オートで撮影した写真は、白っぽいのに対し、食べ物モードは暖色が増している。個人的には、ことオイスターに関してはオートモードの色味の方が好みだが、この辺は判断が分かれるところかもしれない。なお、目で見たときの印象はオートモードの方が近い気もしている。

オートモードで撮影したオイスター
食べ物モードだと、オイスターが暖色寄りになっていることが分かる

 最後にアヒージョ。こちらも、オイルの色がはっきり違っている。細かな点を見ると、バゲットの色味も食べ物モードだとやや暖色が強い。

オートモードで撮影したアヒージョ
食べ物モードだと、よりオイルの色がはっきり出ている
オートモードで撮ったアヒージョの彩度を、プリインストールされたアプリで上げてみたところ、食べ物モードで撮った写真に近くなった

 食べ物モードにすると、全体的に彩度が上がり、オレンジっぽい色合いが強くなるようだ。試しに、オートで撮ったアヒージョの写真を使い、内蔵ギャラリーの画像加工アプリで彩度を上げてみたところ、料理モードで撮ったものに近い仕上がりになった。食べ物モードにし忘れてしまったときは、この手を使うのもありかもしれない。

 このように追加でモードを加えることができるのは便利でいいが、Galaxy Appsにあるのはわずか7種類。全部を使いこなすかどうかは別にしても、もう少し数が多いと、撮影がさらに楽しくなると感じた。また、被写体を認識して、自動で食べ物モードにするような機能もほしい。モード変更を忘れてしまうこともあるし、やはりおいしいご飯を食べる前の撮影は、サッと済ませたい。モードを変える手間も減らしたいところだ。実際、自分のギャラリーを見ても、モードを変更しないまま撮ってしまった写真がかなりある。せめてプリインストールはしていてほしいが、先日発売された「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」でもこのモードはダウンロードコンテンツの扱いだった。次の機種やアップデートでの対応に期待したい。


モールス信号も送れる! トーチライトの使い方

 最近は、ほとんどのスマートフォンにカメラ用としてLEDフラッシュが搭載されている。サードパーティアプリなどを使って、フラッシュを一時的なLEDライトとして使う人もいるだろう。

 GALAXY S5 Activeの「トーチライト」という機能は、LEDをもう少し踏み込んで利用できるようにした機能。明滅の間隔や明るさを調整でき、簡易的なLEDライトとして利用できるのはもちろん、英数字を入力してモールス信号を送る、ということまでできる。またLEDライトではなく、ディスプレイの明るさや色、点滅間隔を設定して、“面で光らせる”といった使い方もできる。

英数字を入力してモールス信号を発信。リピートしつづけることもできる。編集長からは「自転車乗りながらそのメッセージを発すればいいのではないか」とのお達し。試してみたいが、反応されるのもちょっと怖い

 この数カ月、「GALAXY S5 Active」を使い続けてきた中で、もっともよく利用したのは、やはりLEDライトとしての機能。街灯の少ない道、それも初めて訪れるような場所では、トーチライトをONにして地面を照らして、つまづかないようにするとともに、周囲に存在をアピールしようと試みた。自転車に乗っている最中も、メインのライトに加えて、スマートフォンホルダーに装着したまま、トーチライトをONにすることで、補助的な光源として手元の道路を照らす、といった使い方もしたことがある。最大の輝度まですると、それなりに明るくなって、安心感が増した。

 トーチライトは、「Active Zone」というGALAXY S5 Activeオリジナルのアプリのなかからアクセスできるが、ホーム画面にショートカットを置くこともできるので、ワンタップで点灯できて便利。もちろん使いすぎはバッテリー残量を減らすことになるので、限られた時間だけになってしまうが、夜間のお伴として、多少なりとも役立つと思う。ただ、モールス信号の発光機能を頼る状況は、これからも避けたいところだ。


消え行くガラケーのアクセサリーと対応状況

 今もガラケー(フィーチャーフォン)を使っているユーザーにとって、困るのがアクセサリーの購入だ。売り場がものすごい勢いで減っている。ほとんどがスマホのケース売り場に変わってしまった。

 家電量販店のように売り場が広ければ、まだ隅のほうに残っているものの、小さなケータイショップではほとんど見かけない。売っていてもほんの少し。充電器ならまだ店頭で買えるものの、変換ケーブルやPC接続用USBケーブルといった類は、店頭で探すよりネットショップで購入するほうが早い。

 そんなわけで困ってしまった。N-01Gにイヤホンを挿したいのだが、多くのガラケーがそうであるように、N-01Gにもイヤホンジャックが無い。スマホで当たり前にある3.5mmのイヤホンジャックが無い。昔はガラケーに「平型イヤホンジャック」なんてものも搭載されていたが、いつの間にか省かれ、今では充電端子に変換アダプタを挿してイヤホンを接続するのが当たり前だ。

 ここまで書いて、俺は一体何年前のケータイの記事を書いているのだ? と妙な気分になっていたりするのだが、ともかくガラケー全盛のときにその手のアダプターは何本か買った覚えがあるので探してみたが、出てきたのはau用のみ。

 スマホなら端子はほぼ共通だが、ガラケーは違う。前回のPodcastの再生もだが、スマホしか使ったことがない若いユーザーなら「ガラケーは面倒くさい」と思いそう(最近はスマホと同じmicroUSBで充電というガラケーも増えているけど)。かつて(今も?)はガラケーユーザーがスマホに機種変更すると「分からない」と苦しんでいたのに。

オーディオテクニカの「AT331T/S」。ヨドバシカメラで税込454円。スマホ時代にこの情報役に立つのか? と思いながら写真を撮る

 ともかく家電量販店の隅の、さらに棚の下のほうからオーディオテクニカのドコモ・ソフトバンク用ヘッドホン変換コード「AT331T/S」を探しだし購入。一応「対応機種」もチェック。まあ当たり前のようにN-01Gは対応すると思うが、案の定、N-01Gは適合リストに……「載っていない」。そう、まったく載っていない。

 なぜならオーディオテクニカの適合リスト(公式サイトからダウンロードできる)は2012年2月3日で止まっているのだ。現在発売されているガラケーのアクセサリはこんな例が多い。2012年はキャリアから発表される機種がスマホばかりになった年。ここでも歴史を感じてしまう。

 まあ結局無事に使えたわけですが、だけどスマホと同じように本体に直接イヤホンを挿したい。長く使っているとこのアダプター周りから壊れてきそうだし。昔は丸型イヤホンジャックを搭載していたノキア製とかありましたよねえ。

AT331T/Sを介してイヤホンを装着。使い続けると充電キャップが千切れそうな予感……。スマホしか知らない世代には新鮮な写真だろうか?
オーディオテクニカのサイトからダウンロードできる適合リストの一部。懐かしい機種名が並ぶなか、右上に「2012年2月3日現在」の文字が

 「ガラホ」が出てきたいま、そんなイヤホンジャックが直接挿せる折りたたみ型ケータイが復活してほしいなあ、と思うのですが、そうなるとガラケー向けアクセサリーがさらに減るのか……。それでも期待しておりますよ、3.5mmイヤホンジャックを搭載したスマホじゃないケータイ。


ドコモのLTE国際ローミングを中国で使う
中国でドコモの「GALAXY Note Edge SC-01G」をLTE国際ローミングで使う

 中国でドコモの「GALAXY Note Edge SC-01G」をLTE国際ローミングで利用してみました。中国での4G LTEサービスは、過去に紹介したように現地で4G LTE対応のプリペイドSIMカードを購入するという方法もありますが、今回は現地の滞在時間が短く、また1日の中で台湾・香港・中国を行き来する日程であったため、各地でプリペイドSIMカードを買う手間と費用を考慮した上でドコモのLTE国際ローミングをメインに利用しました。

 ドコモの中国向けLTE国際ローミングサービスは、2014年11月より中国移動のTD-LTE方式に対応する機種にて利用が可能となりました。その後、2015年4月現在では中国聯通のFDD-LTEでもLTE国際ローミングが利用可能となったため、中国にてLTE国際ローミングに対応する機種が拡大しています。

香港では「3」(3 HK)に接続。こちらもLTE接続が可能
中国聯通でもLTEが利用可能となり、中国におけるLTE国際ローミング対応機種が拡大

 ドコモのスマートフォンは、SIMロックを解除して使ってもドコモ以外のSIMカードで利用時にテザリングが利用できないケースがありますが、国際ローミングでの利用はあくまでも「ドコモ契約のSIMカード」での利用となるため、この種の問題を気にせずに現地でデータ通信を利用することができます。

ローミング利用時は「テザリング」もOK

 各キャリアの提供する国際ローミングサービスは、現地でプリペイドSIMカードを購入して使うのと比べると通信料が割高ではありますが、中国で国際ローミングサービスを利用するメリットの一つに、中国国内の回線からは利用することができないTwitter、Facebook、Google検索などの各種サービスが日本国内と同じように利用できる点があげられます。

 海外で特定のSNSやサービスが使えない、アクセスできないドメインがあるということは中国に限った話ではありませんが、中国では日本でも多くの方が使っているサービスが利用できなくなっているため、ローミングによってこの問題を解決できるメリットは他の地域での利用と比べて大きくなります。

 先述の通り、テザリング利用も制限が無い点を含めて、感覚的には国内で利用するのと同様に使える点は国際ローミングの大きな利点です。また、ドコモは海外パケット定額サービスを提供している国ではどの事業者に接続しても海外パケ・ホーダイまたは海外1dayパケの定額料金が適用されるため、ローミング利用での「海外パケ死」を心配する必要がありません。

 普段使っている端末を、普段使っているのと同じように使えるという点では非常に便利な国際ローミングサービスですが、利用料金は1日あたり最大約3000円と、料金面では「普段通り」にいかない点が最大のデメリットです。

 一方で、日本の親会社と海外の子会社という少々特殊な例にはなりますが、ソフトバンクが提供している「アメリカ放題」では、ソフトバンクモバイルのiPhone 6などを米国スプリント社のネットワークに接続して利用した通話料・通信料については国内と同様の通信料が適用されるサービスも開始されています。

 国内のスマートフォンは、2015年5月以降に販売される機種から「SIMロック解除」の対応が義務付けられる方針ですが、いざという時に便利な国際ローミング関連でのサービス拡充・改善についても引き続き各キャリアの動きに期待したいと思います。


手放せなくなりそうな「GALAXY Note Edge」のあの機能

 Mobile World Congressで「Galaxy S6 edge」と「Galaxy S6」の2機種が発表された。サムスン電子幹部によると、この2機種は日本にも導入されるという。そうなると、悩ましいのが機種変更。特にデザインが刷新されたGalaxy S6 edgeは魅力的な半面、今使っている「GALAXY Note Edge」で手放せない機能があり、非常に迷うところだ。

 その機能が「Sペン」と関連するアプリケーション。GALAXY Noteシリーズを“ノート”たらしめる中核の機能だ。2048段階の筆圧を検知し、紙に書くのに近い感覚を味わえる。中でも頻繁に使っているのが「Sノート」。いわゆるメモアプリだが、展示会のような立ちながら話を聞くときに重宝している。GALAXY Note Edgeのサイズなら、ギリギリ、パンツのポケットに入れておける。残しておきたいと思った情報があった際に、サッと取り出してメモを取ることが可能だ。

2048段階の筆圧を検知し、スラスラと書けるSペン
立ちながら取材するときは、GALAXY Note Edgeをメモ代わりにすることが多い

 それだけなら紙のメモ帳でもいいかもしれないが、やはり便利なのはデジタルデータとしてファイルを残しておけるところ。自動的にEvernoteと同期でき、他のデバイスから簡単に参照できるため、わざわざデータをコピーする必要がない。手書きの文字を自動的に認識して、必要なメモだけを検索する機能も用意されている。走り書きのようなメモが多いこともあって精度はイマイチだが、「CA」や「4G」のように、単純なキーワードだけならそれなりに抽出できる。

メモはサムスンアカウントかEvernoteと同期させることが可能。前者の場合はデータがそのまま残るが、PCから閲覧するのが面倒なのがネック。他メーカーのスマホやタブレットで見られないのも難点
キャリアグリゲーションに関係するメモを検索したところ。このように、単純なキーワードなら認識されることが多い。ただし、メモが丁寧ならの話だが……。
エッジスクリーンの一番下にある指のアイコンをタップすると、タッチ操作を受け付けなくなる

 もちろん、紙のノートのようにページがなくなったりする心配はない。タッチパネルにペンで書くというと、誤タッチが心配かもしれないが、SノートにはSペンの反応だけを検出する機能が搭載されている。これをオンにすれば、端末の持ち方に気を使わずメモを取ることができる。

 ブックマークを残しておくほどでもない情報を切り取っておくのに便利なのが、スクラップブック。残したい範囲をSペンで切り取り、URLとともに記録してくれる。ネットにアクセスする必要なくあとから必要な情報に当たれるのに加えて、情報が更新されたときに確認もしやすい。こちらは、Sノートほど頻度は高くないが、出先でネットを見ているときに使うことが多い。

残しておきたい情報を切り取っておくことが可能。ローカルに残すまとめサイト的なものと考えれば、用途がつかみやすいかもしれない

 これらに加えて、単純にタッチ操作で手や指が疲れたとき、端末を置いてSペンで操作するのもお気に入りの使い方。ペン先が細いため、表示が小さくても正確にリンクをタップできるのもうれしい。

 普段使いのSペンと言えば、GALAXY Note Edgeでは、一般的な操作にまでSペンの機能が拡張された。たとえば撮った写真を保存しておけるギャラリーでは、Sペンによる範囲選択が可能だ。画面を分割して2つのアプリを立ち上げておき、ドラッグ&ドロップでファイルを移動するときにも、Sペンが活用できる。ただ、こちらに関しては、わざわざ端末を両手に持ち替えて、ペンで操作するのが面倒なこともあり、ほとんど使っていない。やはり、自然に使えるという点では、メモに勝るものはないと感じている。

 このように、日々の取材にもSペンとSノートが欠かせなくなってしまった。GALAXY Noteシリーズはリピーター率が非常に高い機種だと聞くが、なんとなく継続してNoteを買う人の気持ちは分かる気がする。フラッグシップのSシリーズを大胆にリニューアルしたサムスンだが、そうなると、次のNoteがどうなるのかも気になるところ。例年通りのスケジュールだとすると、まだ発表まで5カ月ほどあるが、サムスンがどんな手を打ってくるのかが今から楽しみだ。


2015年のF1観戦スタイル
Mobile World Congress取材のついでにカタロニアサーキットでF1のテストを観戦

 ついに始まったF1シーズン。今年は、日本人ドライバーが不在という寂しい年ではあるが、ホンダが復活し、マクラーレン・ホンダとして、グリッドに帰ってくるのはうれしい限りだ。

 ただ、パワーユニットの開発には相当、苦労しているようで、シーズン前のテストでは、ほとんど走行距離を稼ぐことができていない。実はMobile World Congressの取材でスペイン・バルセロナに行った際に、カタロニアサーキットまでF1テストを観に行ったのだが、その時も、一瞬だけマクラーレン・ホンダのマシンを見ることができたのものの、すぐにピットに入ってしまっていた。

 アロンソがクラッシュし、開幕戦を棄権するなど、順調なスタートとは言えないが、かつてのマクラーレン・ホンダの活躍を再び、期待したいものだ。

 開幕戦でメルセデスが独走していたので「今年もつまらないシーズンになりそうだな」と思っていたら、第2戦マレーシアGPでは、フェラーリに移籍したベッテルがまさかの優勝。今年はフェラーリがかき回してくれそうな気がしてワクワクしている。

 さて、F1シーズンが始まるとなると、毎年、準備が必要なのが「観戦方法」だ。一昔前はF1を生中継で見ようと思ったら、CS放送しかなかったが、ここ最近は、ネット配信も増えてきて「どれで見ようか」と迷えるほどになってきた。

 今年、最初に選んだのが、ニコニコ生放送による配信だ。F1中継を行っているフジテレビNEXTsmartが、昨年中盤から一日中、ニコニコ生放送で配信されるようになったので、今シーズンはこのプラットフォームで視聴しようと思っていた。

 実際、開幕戦オーストラリアGPの直前に、月額1200円を支払って、契約したものの、視聴する段階になって「スマホやタブレットで見られない」ということに気がついた。PCであれば全く問題ないのだが、やはり外出先や出張先でも気軽に見たいだけに、ちょっと不便を感じている。

 ニコニコ生放送で、他の人のコメントも一緒に見られるかと思っていたら、コメントを書き込んだりもできないようになっている。これではニコ生で見る期待感がないので、4月以降はフジテレビオンデマンドに切り替えようかと検討中だ。フジテレビオンデマンドであれば、スマホやタブレットでも視聴できるのは確認済みだ。昨年もフジテレビオンデマンドだったので、今年も問題なく使えるだろう。

 また、今年からは、あのNOTTVでもF1中継が見られるようになった。フジテレビONEがもともとF1中継をやっていたが、4月からNOTTVで放送チャンネルが増えることで、「NOTTVでもF1」という環境が整った。NOTTV関係者には、開局当初から「F1が見たい」とお願いしてきたが、ようやく見られることはちょっと感慨深かったりもする。ただし、開局当時は、今のようなネット配信がなかっただけに、NOTTVに活路を求めたが、すでにフジテレビNEXTsmartができてしまった。もうちょっとNOTTVが早ければと思うと残念でならない。また、NOTTVの場合は生中継ではないと言う点も、F1ファンからすると物足りないのだ。

現在の筆者の観戦スタイル

 今年、驚いたのがF1公式アプリの充実度だ。2700円と高めなのだが、毎レース、リアルタイムにマシンの場所やタイム計測などが把握できるので、F1ファンにとっては必需品のアプリだ。

 今年はニュースや去年のダイジェストなどの動画が見られるという点が新しいのだが、さらにレースや予選セッション中は、英語音声の実況中継を聞けるようになっていた。英語なのがとても残念だが、「F1もここまでインターネット対応するようになったか」と感心してしまった。

 F1人気は世界的に下降線を辿っている感もあるが、テレビだけでは、なかなか中継されずにファンが増えないという実態があるだけに、こうした「アプリでファンを増やす」という取り組みはどんなプロスポーツにおいてもこれからさらに強化していく必要があるのだろう。


スキャナを素早く起動せよ! Ingressエージェントのショートカット利用法

 スマホを使っていると、毎日使うアプリはおおむね決まってくる。そのためよく使うアプリをいかにスムーズに呼び出すか、というのはみんなが工夫するところだろう。ただ、機種によってはホーム画面にアプリのショートカットをどう配置するか、といったところが主になる。

 「GALAXY S5 Active」では、そうしたショートカットの導線がほかにも用意されている。たとえば「GALAXY S5」にもあった「ツールボックス」はもちろん、イヤホン装着時のショートカット、そして「GALAXY S5 Active」で搭載されたアクティブキーといったところだ。

表面が青色のアクティブキー

 まずGALAXY S5 Activeならではの要素と言えるアクティブキーは、画面左上に用意されている。短押しした場合、長押しした場合、それぞれで異なるアプリを呼び出せる。呼び出せるアプリはあわせて2種類ということになるが、ハードキーなのでとりあえずスマホを手にしていれば、すぐアプリを起動できる。これがまた使い勝手がよく、一番よく使う。ただ、ブラウザが起動しているときなどではアクティブキーによる起動が機能しないこともある。

 ツールボックスは、いわゆるアプリランチャーで、画面上のどこにでも配置でき、ワンタップで登録したアプリのショートカット最大5つが表示される。どんなアプリを使っていても、すぐ呼び出せるのが嬉しい。

 イヤホン装着時のショートカットは、通知バーから呼び出す形。音楽をよく聴く人にはうってつけだ。ただ、個人的にはワイヤレスのBluetoothヘッドセット、それも片耳タイプのものを装着するほうが好みなのだが、この場合、イヤホン装着と認識されず通知バーにショートカットが出てこない。これはちょっと寂しいところだ。

ツールボックス
イヤホン装着時には通知バーにもアプリのショートカット。カスタマイズ可能だ

 ここまでして、いったい何のアプリを起動するのか、という疑問もあるだろうが、たとえば動画を観たり、Webブラウジングしている最中にLINEを使ったりするなど、好みのアプリをパパパと切り替えたくなる場面は誰にでもあるはず。筆者の場合、2013年11月から、街中のアートやお地蔵様を訪れまくる「Ingress」というゲームにドハマりしており、歩きスマホを避けつつ目的の場所へ着いた瞬間、スピーディにアクティブキーでスキャナ(Ingressのアプリのこと)を起動したり、あるいは、チャットアプリで仲間とやり取りしつつ、スキャナでアクションといった切り換えという使い方で、「GALAXY S5 Active」のこれらの機能が活躍している。ストレスを少なくして、快適なIngressライフを送る上で、こうした機能が役立ったことはあらためて紹介しておきたいポイントだ。


N-01GでPodcastを聴く

 ガラケー(フィーチャーフォン)の「N-01G」を使っている筆者だが、スマホも使っている。そのなかでよく使う機能の一つに「Podcast」がある。ただし、スマホの電池が減りやすくなるので、N-01GにPodcastを再生させることにした。

 とはいえ、スマホほど簡単ではない。ガラケーはファイルの対応形式がシビアで、適切なフォルダーに入れる必要があり手間がかかる。それでも昔のガラケーと比べればだいぶラクだ。

 まずiTunesにPodcastのエピソードをダウンロードしていれば、PodcastのファイルがPC内の「マイミュージック」→「iTunes」→「iTunes Media」→「Podcast」とフォルダを開いていけば見つかる(筆者の使用PCはWindows 7)。

 ただし、PodcastのファイルはそのままだとMP3形式。N-01Gでは対応しているファイル形式もビットレートも違う。とくにファイル形式の変更には気付いても、「ビットレート」は確認していないことがありがち(筆者だ……)。

 N-01Gの説明書を見ると、音楽CDや音楽配信サービスで入手したWMAファイル(DRMなし)は、microSDカードに保存して再生ができるとのこと。ビットレートは「32~192kbps」にする必要がある。

 PodcastのファイルにDRMは設定されていない(ファイルを右クリック→「プロパティ」→「詳細」でコンテンツの保護の項目が「いいえ」になっているはず)ので、これをWMA形式と適切なビットレートに変換する。

 変換ソフトはいろいろあるが、筆者は無料で使えてシンプルな、RealNetworksの「RealPlayer Converter」を使用した。ファイルを追加して「変換後のフォーマット」を「WMA」→「詳細」→「品質」を192kbpsステレオとした。あとは「スタート」をクリックすれば変換される。

 このファイルをmicroSDの「PRIVATE」→「NEC」とフォルダーを開き、「Music」フォルダーが無ければ作成し、ペーストすればN-01Gのミュージック機能でPodcastが再生できる。

iTunesでダウンロードしたエピソードはPC内のフォルダに保存されている
エピソード一覧。MP3形式だ
RealPlayer ConverterでPodcastのMP3ファイルを選び、「変換後のフォーマット」を「WMA」とする
「WMA」のフォーマットの詳細設定で品質を変更できる。ここでは192kbpsとした
microSDカードにMusicフォルダーを作成し、WMAに変換したエピソードを保存するとN-01Gでも再生できる。なお「デモ」から再生を行う
Podcast再生中の画面

 なお、ビデオPodcastはMP4形式だが、WMA形式に変換すれば音声ファイルとして利用できる。

こちらはビデオPodcastをWMV形式に変換し、N-01Gの「SDムービー」から再生した画面

 しかし、普通はビデオPodcastの映像も見たいので、WMV形式に変換する。ファイルサイズが大きい場合や、解像度が高いと正常に再生されない(試すと音声だけが流れる)が、筆者の試した1分半ほどの映画の予告編は、RealPlayer ConverterでWMV形式に変換し、詳細設定で品質「10Mbps」、解像度が「640×480」、オーディオ側がWMA形式でビットレート「320kbps」までなら正常に再生した。これでファイルサイズが40MB程度だ。

 microSDの「PRIVATE」→「DOCOMO」フォルダーの下に「Movie」フォルダーを作成し、WMVに変換したビデオPodcastのファイルをペーストする。N-01Gでの再生は「iモーション・ムービー」→「microSD」→「SDムービー」から。

 もっともスマホと比べれば画面が小さいのでビデオPodcastの品質はもっと下げても問題は無い。しかし音声については、あまり下げ過ぎると高音部が聞こえない、ザラザラモワモワと聞くに耐えないことがあるので、なるべく高い設定が良いようだ。


ついカッとなってアプリを作ってみた
ARROWS NX F-02Gが開発用端末に!

 外でスマートフォンを使う時に以前から不満に感じていたのが、極端に通信速度の遅い無料Wi-Fiスポットに自動接続する場合があること。たとえばARROWS NX F-02Gはドコモ端末ということで、ドコモが設置している無料Wi-Fiスポットを利用できる。通勤時なんかに駅のホームなどでモバイル通信のデータ量を抑えつつ高速通信できるのはとってもありがたいのだけれど、時間帯によっては全然通信しないことがあるのだ。

 快調な時はWi-Fiなのかモバイルネットワークなのか意識することなくすいすいネットできるものの、一度通信が途絶えがちになると画面上部のステータスバーのWi-Fiアイコンを見て初めて、「どうやらWi-Fi接続が遅い」ことに気付く。で、Wi-Fi設定の画面を表示させて、そこで改めて「やっぱりいつもの遅いアクセスポイントにつながっている」ことが分かるパターンばかり。これは、高速なLTEネットワークが充実していることの裏返しでもあるのだけれど。

 簡単に解決するなら、Wi-Fiをオフにするという手もあるかもしれない。が、某Ingressのような位置情報が重要なゲームでは、Wi-Fiがオフの場合に位置情報をつかむのが遅くなってしまう。それに、F-02Gが備えるWi-Fi+モバイルネットワークで高速通信できる「マルチコネクション」を有効活用するためにも、やはりWi-Fiは常にオンにしておきたいところ。

 そもそもこの「気付いたら遅いWi-Fi」問題は、通信しにくいことよりも、いちいちWi-Fi設定画面を開いてどのアクセスポイントに接続しているのかを確認したところで、「やっぱりこれか」という気持ちになるのが一番つらいのだ。できるだけ少ない手間で今接続しているアクセスポイントが分かれば少しは気が休まるのに、と思うものの、ちょうど都合のいいアプリも見つからない……。ならば作ってしまえ、と思った。

2日間かかった超大作(?)「Shakeinfo」

 そうして自作したのが「Shakeinfo」というアプリ。2日間もかけて完成させた超大作、と言いたいところだが、ソースコードの9割方はネット上の解説サイトを見ながらコピペした内容で、「端末を振ったらアクセスポイント名をステータスバーに表示する」という、ものすごく単純なもの。

 ただ、単機能ながらも、ちゃんとバックグラウンドで動かしていたりとか(不意にOS側で終了されてしまう可能性が高いけれども)、通知パネルからわざわざ消す操作が面倒な人向けに通知を残さない設定もできたりとか、最低限のところは実装できたかなーというところ。何よりほとんどコピペだけでちゃんとできあがるのは、すばらしい。ここからちょっとずつアップデートしていけば、それなりのものに仕上がるだろうか?

 このアプリで「気付いたら遅いWi-Fi」問題を解決できるわけではない。でも、どこに接続しているのか即座に分かるだけでもわりと気休めになる、気がする。

 今はHTMLとJavaScriptでアプリを作れるような開発環境も広まっていて、誰でも簡単にアプリ開発者になれる。その一方でネイティブアプリもネット上に資料が大量にあるので、最近はハードルがかなり下がってきたなあと感じる。2015年はAndroid WearやApple Watchのようなウェアラブルデバイスも盛り上がってきそうだし、対応アプリの開発にも勢いで手を出してみようか……なんて考えたり考えなかったり。

通知パネル内に表示するが、自動で消すこともできるようにした
汎用的な統合開発環境「Eclipse」でコーディング
最近はEclipse上で簡単なアプリアイコンまで作れるようになったようだ
ちなみにGoogle謹製の統合開発環境「Android Studio」も試したが、依存関係の問題を解決できなかったので、結局Eclipseで作り直した

海外の旅先でも日本のテレビが楽しめる

 この記事が掲載されている頃にはすでに帰国しているはずだけど、現在、筆者はMobile World Congress 2015の取材で、スペイン・バルセロナに来ている。連日、プレスカンファレンスや取材がめじろ押しで、いつも以上のタイトなスケジュールに振り回されている。

 そんな中、ときどき気になるのが日本の様子。昔と違い、インターネットのニュースで大まかなことはわかるけど、日本のテレビを見たり、録画しておいたお気に入りの番組を楽しみたくなることもある。

「リモコン&テレビ番組表:TV SideView byソニー」を起動。日本にいる間に、左のメニュー内で機器登録を済ませておく

 そこで便利なのがテレビのリモート視聴。本コーナーではこれまでも「外出先でテレビを見る?」「AQUOS PADでリモート視聴」でも紹介してきたけど、現在使っているNTTドコモ版のiPad mini 3で海外からのリモート視聴を試してみた。

 リモート視聴のための機材としては、「AQUOS PADでリモート視聴」のときにも紹介したソニー製BDレコーダー「BDZ-ET2100」に加え、nasneも同じネットワークに接続。ちなみに、nasneはPS4/PS3などのゲーム機が必須だと誤解されることもあるみたいだけど、パソコンがあれば、セットアップ可能なので、これからリモート視聴環境を整えたい人にはおすすめ。

 ハードウェアのセットアップができたら、今度はiPad mini 3にApp Storeから「リモコン&テレビ番組表:TV SideView by ソニー」をダウンロードして、インストール。自宅の同じネットワーク内でiPad mini 3をWi-Fiで接続し、ソニー製BDレコーダーやnasneにリモート視聴をするクライアントとして、機器登録をしておく。ちなみに、「リモコン&テレビ番組表:TV SideView byソニー」はGoogle PlayでAndroid版が配信されている。Windows 8.1/7環境については、「PC TV with nasne」というアプリが提供されているけど、こちらは外出先からのリモート視聴に対応しておらず、自宅内(同一ネットワーク内)での視聴に限定されている。また、チャンネルによってはリモート視聴を制限しているものもあるので、その点も注意が必要だ。

Mobile World Congress 2015のプレスルームで録画済みの番組を再生してみたところ、何度となく、止まってしまった。やはり、ヘビーユーザーが多いからか……

 さて、実際の利用状況についてだけど、今回滞在したバルセロナのホテルの場合、昼間はWi-Fiの通信速度が5~7Mbpsくらいなので再生できるけど、夜はWi-Fiの通信速度が1~2Mbpsに落ちる上、遅延も大きくなるので、ちょっと厳しい感じ。Mobile World Congressのプレスルームでも試してみたけど、こちらは周囲にヘビーユーザーが多いためか(笑)、再生が止まってしまうことがあった。また、航空会社のラウンジや少し大きいホテルのWi-Fiなどは十分な通信速度が出ているので、比較的、スムーズに再生できている。最終的にはiPad mini 3が接続するWi-Fiのパフォーマンスに大きく左右されるわけだ。

 逆に、自宅側の環境は光ファイバー回線であれば、まず、問題が起きることはなさそうだ。今年の春はドコモ光をはじめ、「光コラボレーションモデル」を利用した光ファイバー回線によるインターネット接続が注目を集めているけど、光ファイバー回線はADSLよりも上り方向の通信速度が高速な上、通信も安定しているので、リモート視聴にも適している。今回試したソニー製BDレコーダーやnasne以外にも多くの製品がリモート視聴に対応し始めているので、光ファイバー回線を導入した人はぜひ一度、リモート視聴を試してみて欲しいところだ。

録画した番組の内容なども記録されていて、いつでも確認することができる
番組表を確認して、今、放送されている番組を視聴することもできる。ただし、リモート視聴が制限されているチャンネルもある

S HealthとGoogle FitとFitbit、歩数のカウントはどれだけ違う?

 数年前から1日1万歩を目標に、最寄り駅の1つ隣りの駅まで歩くといった行動を行っていたものの、だいたい8000~9000歩止まりだった筆者は、1年ちょっと前から街中にあるアートやモニュメントなどをよく愛でるようになり、毎日1万歩を超えるのはもはや当たり前というスタイルになってきた。

 この歩数をカウントするのに、いまや最もお手軽なアイテムは携帯電話、スマートフォンだ。誰もが常に持ち歩いているわけで、日々の動きをおおまかにつかむのにはもってこい。「GALAXY S5 ACTIVE」にも当然、歩数計機能は搭載されており、目標に到達するとメダルを表示したり、サムスンの独自アプリ「S Health」を通じて、海外のユーザーを含めたランキングを見ることもできる。

 この1つだけでも事は足りるのだが、最近リリースされた「Google Fit」を入れてみた。またリストバンド型活動量計の「Fitbit Flex」も身に着けることにした。あわせて3つのサービスで日々の活動を記録することになったわけだが、当初はどれも大差がないのだろう、と思っていた。しかし実際確認してみると、Google Fitの数字が少なく算出される日があるようだ。

各アプリの歩数データ一覧。そもそもGoogle Fitは一覧にしても表示される件数が少ないのだがそれはさておき、2月13日は各アプリとも近い数字になっているのだが、それ以外の日については、Google Fitの数字はちょっと少ない

 スマートフォンで歩数をカウントするのは、加速度計など内蔵のモーションセンサーを用いている。手に持つ、あるいはポケットに入れていればある程度カウントされる。Fitbit Flexは手首に装着して動きを検知している。体の揺れなどから歩数を算出している、ということで、各アプリがぴったり同じ数字になることはないだろうし、そもそもその数字はある程度の目安として捉えるべきだろうが、今回、チェックした範囲ではS Healthの歩数計機能とFitbit Flexはそこそこ近い数字になっていたところ、Google Fitは少し少なめに算出する日が目立った。だからといってすぐ困るようなケースは思いつかなかったのだが、スマホアプリとして稼働する「S Health」と「Google Fit」で違いがあるとは思っていなかったのでちょっと驚いた次第。またFitbit Flexに近い数字ということで、「S Health」単体でもそれなりに参考にしていいのかもしれないとあらためて感じた。余談だが、自転車に乗ったときには、この3つのサービスのうち「Google Fit」だけが自動的にアクティビティを検出してくれた。これはこれで便利なポイントなので、無料アプリと言うこともあり、余裕があれば併用するのもいいだろう。


ガラケーでGmailを受信! フィルタの作成・迷惑メール対策

 フィーチャーフォン(ガラケー)「N-01G」を使うにあたって、絶対必要な機能が「Gmail」。仕事のメールはすべてGmailで受信しているからだ。というかiモードメールのアドレスはそもそも使わない。Gmailのアドレスだけ使えればいい。

 とはいえ、スマホではないからGmailのアプリは無い。フルブラザから見るのは操作が面倒なので嫌。となると、というか当たり前だが、Gmailをiモードメールに転送するのがラク。

 設定はPCでGmailを使っていればおなじみ。PCのブラウザでGmailを開き、ツールアイコンをクリック。「設定」を選び「メール転送とPOP/IMAP」を選択。「転送先アドレスを追加」で、iモードメールのアドレスを登録すればOK。

 なお、筆者はスマホやPCでも同じGmailを見たいので「Gmailのメールを受信トレイに残す」を選択している。

 ただし、このままではガラケーに転送されるメールが多過ぎる。1日50通とか100通はザラである。スマホのアプリならサクッと飛ばしながら読むこともできるが、ガラケーの画面ではスクロールするのが遅いし、一通読み終えるのにも時間がかかる。

 そこで転送するメールを「フィルタ」を作成して絞ることにした。転送したいメールアドレスや、件名、キーワードの有無、添付ファイル、ファイルサイズから条件を決めて、転送先のiモードメールアドレスを登録。

 このままではまだメールがすべて転送されるので、次に先ほど「メール転送とPOP/IMAP」で作成した転送設定だが、「転送を無効にする」にチェックを入れて、画面下の「変更を保存」をクリックする(忘れがち)。

 これでガラケーで特定のGmailのみを受信するようになる。まあ、だけどこのフィルタも、キーワード設定が不十分といったことで「転送抜け」がありそうで不安になり、結局フィルタのほうを無効にしてしまうのですが……。

 もっともGmail自体が迷惑メールを弾いてくれるので、本当に邪魔なメールの受信はそもそも少ない。むしろiモードメールのアドレスに迷惑メールが届くのがイライラ。

 そこで、こちらもiMENUの「メール設定」から迷惑メール対策。「受信拒否 強」にすることで、個別のメールを登録しないと受信しなくなる。次に「詳細設定」→「次へ」→ステップ3の「宛先指定受信」で「受信したいパソコンの転送元アドレス」にGmailのアドレスを登録。

PCのブラウザを開きGmailの設定へ。「メール転送」にiモードのアドレスを追加
フィルタの設定では、特定のキーワードを含んだメールだけを転送する、といったメールの絞込みが可能
フィルタを有効にする場合は、最初の転送設定を一度無効にして「変更を保存」する
迷惑メールを防ぐのはiMENUの「メール設定」から
転送されてくるGmailだけを見たいのなら、まずは「受信拒否 強」を設定
その後「詳細設定」で「宛先指定受信」でGmailのアドレスを登録しておけばよい

 これで転送されてきたGmailのメールが届くようになる。文章にするとやたら長いが、Gmailやガラケーを使いこなしていれば、当たり前のように思い浮かぶ手。ただ「スマホからガラケーに戻る」と忘れていたり(筆者がそうだ)、ケータイデビューがいきなりスマホ、なんて人もそろそろいるはず。そんな人の参考になれば幸いです。


留守電がテキストに! MVNOスマホにも便利な留守電サービス
留守電の内容をテキスト変換してくれるサービス「TRANSREC」
各種設定とクレジットカード情報を登録して使用開始

 着信に気付かなかったり、会議中や移動中だったりして電話に出られない時、ありがたい存在が留守番電話サービス。通話できない場面でもひとまず留守録メッセージを聞いて、用件を把握している人も多いと思う。

 ただ、留守録メッセージにも弱点がないわけではない。こちらから話すことはないにしろ、電話しにくいマジメな会議中はスマートフォンを耳に当てるという態度がそもそもそぐわないし、混雑する騒がしい場所では音声を聞き取りにくかったりもする。

 そんな時どうするか、というわけで試してみたのが「TRANSREC」という留守番電話サービス。申し込んだ後、丁寧なガイドの通りに設定して留守番電話専用の番号に転送設定するだけで使い始められる。

キャリア、使用環境ごとの転送設定方法を詳細に教えてくれるのがうれしい

 これのスゴいところは、なんと留守録メッセージをテキスト化してメールで通知してくれること。電話がかかってきて留守電に切り替わると、まず着信があったことを知らせるメールが指定アドレス宛に届き、さらに相手がメッセージを吹き込むと、その内容をテキスト変換して、元の音声メッセージもMP3形式でファイル添付したうえで、もう一度メールで送ってくれる。

着信して留守電に転送されると、まずこのように着信通知がメールで届く
相手がメッセージを吹き込むと、その内容をテキスト変換し、音声ファイルも添付してもう一度メールが来る

 すなわち、電話に出られないような状況でも、メールをチェックすれば相手がどんな用件で連絡してきたのか、一切ダイヤルも通話もせずに、ある程度把握できてしまうわけ。一度使ってみると、おー! と声を上げるくらいに面白いし、実際便利だ。

 が、スクリーンショットを見ると分かる通り、正直なところ、留守録メッセージのテキスト変換の精度は、決して高いとは言えない。おそらく他人が読んでも、何を言っているのかさっぱり分からないはずだ。ところが、電話を受けた当人にとっては、(それまでのやりとりの延長であれば)相手の伝えたいことがなんとなく理解できる、というギリギリのラインで変換されている。この当人でなければ全然分からない絶妙な“暗号”具合が、セキュリティ的には逆に都合がいい、気がする。

 最初はちょっと試しに……という気持ちだったのだけれど、なんだかしばらく使い続けたくなってきた感じ。筆者のような一般的な留守電の使い方もあるが、電話がかかってきても関係ねー的な、目の前の仕事に集中したいプログラマー気質な人、あるいは電話で話すのが嫌いな人にもおすすめできる。

 筆者が所有するARROWS NX F-02Gのような大手キャリアのスマートフォンであれば、留守電サービスが用意されているけれど、昨今話題のMVNOが提供するいわゆる格安SIMや格安スマホなんかでは、そもそも留守電サービスが用意されていないところが多い。そういったスマートフォンを使っている人にも向いているし、このサービス自体は転送機能を利用するだけなので固定電話でも使えるから、場合によっては会社でも活用できそう。

 あとは、1アカウント月額300円という価格を高いとみるか、安いとみるか(最大受信件数は月100件まで。それを超える分は1件につき+2円)。大手キャリアの留守電サービスは、無料のところでも保存件数が数十件までだったり、MVNOを含めオプションで提供される単純な留守電サービスも同じ月額300円で提供されていることが多いと考えれば、これはけっこう良心的なんじゃ? とは思うのだけれど。

利用者向けのダッシュボードでは過去のメッセージの一覧や各種設定が可能
留守電の案内メッセージの内容を編集できるのも気が利いている

もっと早くしてほしかった「GALAXY Note Edge」のアップデート
3カ月が過ぎ、ようやくアップデートが配信された

 発売日に購入してから3カ月強が経ち、「GALAXY Note Edge」にようやくソフトウェアアップデートが行われた。さまざまな記事で、折に触れて指摘していたとおり、GALAXY Note Edgeはコンセプトがおもしろい半面、完成度はイマイチだった。

 この時期のスマートフォンとしてはありえないほどの“モッサリ感”は、その代表例。特にChromeやGoogleマップといったGoogle謹製アプリとの相性が悪く、これらを開くとフリーズすることもしばしばあった。寒空の下、駅の改札を出たあと、取材先をマップで調べようとしたら固まってしまったときには、そのまま端末を叩きつけて本誌の「The クラッシュ!」送りにしようかと思ったほど。ちょっと大げさだが、そのくらいストレスフルだったということだ。

 GALAXYシリーズは、Android端末の中では抜群の安定感を誇り、細かな部分にまでカスタマイズが行き届いていた。そのような点を評価していたため、GALAXY Note Edgeの完成度は非常に残念だった。もうそろそろ使い続けるのは限界かもしれない……そう思って別の機種を物色していた矢先に、先に述べたアップデートがあった。

画面を上下反転できる機能が追加された。IFAで発表された際にはあった機能だが、国内発売時に削除されていた。左手で操作するのに便利

 このアップデートを適用した結果、今まで感じていたレスポンスの悪さは、ある程度解消されたように思える。とりあえず、Chromeで固まることはなくなったし、マップを開いても普通に動く。他の機種と比べて格段にいいというレベルにはなっていないが、使っていてウンザリするようなストレスは感じなくなった気がする。また、悪いと感じていた電池の持ちも、体感レベルで改善されている印象だ。

 アップデートにより、新機能も加わった。特徴であるエッジスクリーンを残したまま、端末の画面だけを上下反転できるようになり、左手で使うことも可能になった。エッジスクリーンに表示する画像の「Express me」や、Flip Wallet使用時に表示される時計には、新たなデザインが追加されている。もう少し実用的な機能追加もほしかったところだが、やや持て余し気味だったエッジスクリーンの設定をもう一度見直してみようと思えたのはうれしいポイントだ。

デザインのパターンも増えている
地味にうれしいのが、通話終了時のボタンの変更。今までは短押しで簡単に再発信になり誤操作しがちだったが、ここがスライド式に切り替わった

 気になっているのは、アップデートの配信に時間がかかった点。日本はかなり発売時期が早かったこともあり、ソフトを詰めきれていないところまでは、まだ仕方がないと思える。ただ、レスポンスがここまで悪かったのを3カ月以上放置しており、2月まで一度もアップデートがなかったのは非常に残念だ。アップデートの配信をコントロールしているドコモには、強く改善を求めたい。一気にさまざまな点を改善するより、小まめにアップデートした方が満足度も高くなったはずだ。

 また、アップデートの詳細がきちんと告知されていないのも、疑問に感じた部分だ。ドコモからのアナウンスには、「通話中、相手の声に雑音が混入する場合がある」という点しか書かれていない。その他の改善は、「下記以外にも、より快適にご利用いただくための更新や一部仕様および表示変更などが含まれています」と非常にアバウトな注にまとめられている。

 一方で、アップデート時に表示された画面を見ると、パフォーマンスの改善や新機能の追加があることが分かる。念のため、サムスン電子からも、パフォーマンスなどに手が入れられていたことを確認している。こうした点は、アップデートの際にきちんと開示してもらいたいところだ。その方が、きちんとアップデートするユーザーも増える気がする。

 Androidのバージョンが上がるに従い、安定性が増し、一時期よりはアップデートについて騒がれることは少なくなった。記者会見などの場で、こうした質問が出ることも減っている。ただし、今回のGALAXY Note Edgeのように例外はあるし、当然、セキュリティホールに対しては迅速に対応すべきだ。先進的なユーザーを取り込もうと投入したGALAXY Note Edgeであれば、なおさらアップデートは積極的にしてほしい。


ARROWS Tabは外でも便利だった!

 相変わらずお風呂で楽しんでいるARROWS Tab F-03G。あるとき「ここまで軽いのだから、鞄に入れて持ち歩いたらどうなるかしら」と思いはじめました。そこで携帯しながらうろうろしてみたところ、自宅では感じられなかった新たな魅力が見つかって感動しております。

安心の大画面!

 まずベタではありますが、地図が見やすかったです。10インチもあるので当たり前なのですが、目的地まで距離があっても、全ルートが1画面で見やすいのはとても助かります。私はかなりの方向音痴で、自分が今どこにいるのかも把握しながら進まないと心配になってしまうのですが、ARROWS Tabだと建物名などもチェックしながら、全体のどのあたりにいるというのも分かりました。持って歩くのは目立ちますが、道を間違えるよりはマシ!

これが虫眼鏡アイコン

 地図を使うときに便利な機能もありました。「+」マークの虫眼鏡アイコンです。表示中の画面を1段階拡大してみせてくれるだけという非常に地味な機能ですが、地図に使うとかなり便利なんですね。というのも、地図は拡大しても文字は大きくならないのでこれで大きくするというわけ。1段階だけですが、大分見やすくなります。スマホの地図は見にくくて、という方にはぜひ使っていただきたいと思いました。

拡大してもまだ見にくいと感じるなら……
虫眼鏡アイコンでさらに拡大! 再度タップすると戻ります

 写真関連でもメリットがありました。写真が大きなサイズで楽しめるのも10インチタブレットの魅力ですが(SNSによく流れているジューシーなお肉の写真などはかなりヤバい)、持ち出しても結構使えると分かりました。たとえば今回なら、本稿を書くに当たりパナソニックのGF6で撮影した写真をGF6内蔵のWi-Fiで繋いで見たのですが、10インチならピントがあっているかどうかもハッキリ分かるので、確認にピッタリ。その場で確認しました。NFC搭載なので、マークを合わせるだけで接続できて設定も簡単。撮ったばかりの写真を人に見せたいときにも重宝しそうです。また、リモート撮影機能を使うと、カメラの液晶では確認しにくい細かい部分もチェックでき、そのまま撮影にも使えます。

撮影した写真の確認にも
カメラの液晶よりはるかに見やすい

 開始1カ月でA8になるなど、最近どハマりしている陣取りゲーム「Ingress」も、ARROWS Tabならではのよさがありました。ARROWS Tabで見る巨大なポータルからは、スマホでは得られない迫力が感じられます(笑)。

「Ingress」はこの通り。ポータルの密集地向きかも?!
新宿西口付近をIntel Mapで表示してみたところ

 「Ingress」は意外とシニアのエージェントも多いとか。屋外で10インチというのはなかなか勇気がいりますが、6インチのスマホでも眉間にシワが寄ってしまう場合は、思い切ってARROWS Tabというのもアリかもしれません。

 表示に時間はかかりましたが、Intel Mapが見やすいところもメリットです。おまけに防水! 天候に関わらず出撃したいエージェントは、サブ端末として持っておくと役に立ちそうな気がします。ただ、画面が大きい分、グリフハックは大変ですが……。

ちょっと一息入れたいときにも。この薄い端末が100誌以上に相当すると考えるとすごい

 あとはやはり電子書籍ですね。特に「dマガジン」との相性のよさを感じました。「dマガジン」は月額400円(税抜)で100誌以上の雑誌が読み放題になるというサービス。ARROWS Tabで利用すると、1冊に満たない程度の重さで、雑誌100誌カバーなわけです。ふらりと入ったカフェで、気分に応じて好きな雑誌から気になった記事だけつまみ読みし放題。こういうのは自宅でもいいのですが、外で読むとまた気分が違うんですね。いつもは見ない雑誌にも興味が沸いたりするから不思議です。

 自宅で使うと、どうしても動画や読書、ブラウジングという用途に限られてしまいがちですが、持ち出してみると活躍の場所が広がっていいですね。スマホの画面が大きくなって、押され気味にも思えるタブレットですが、やっぱりいいなあと再確認したのでした。


ドコモの2014-2015冬春モデルはSIMカード変更に注意!

 ひと昔前に比べると、スマートフォンの機種変更は随分とラクになった。かつては電話帳やメールデータ、写真、音楽、ブックマークなど、いろいろなデータを引き継ぐために、データを変換したり、パソコンを使ったりと、手間がかかることもあったけど、現在では各携帯電話会社がバックアップアプリを配布している上、「ドコモ電話帳」や「ドコモメール」のように、携帯電話会社自身が提供するクラウドサービスを提供していることもあり、機種変更後も比較的早いタイミングで、元の環境に近い状態で使いはじめることができるようになってきた。MNPなどに伴う機種変更やプラットフォームを跨いだ機種変更もDropboxやGoogleドライブ、OneDriveなどのオンラインストレージを活用することで、従来に比べると、格段にデータを引き継ぎやすくなった印象だ。

 「おサイフケータイ」関連についてもケータイ時代にみんなで苦労したことが報われ(笑)、スマートフォンの機種変更時のデータの引き継ぎがスムーズになっている。方法はサービスによって違うけど、電子マネーやクレジットカードなどの金融系サービスでは、機種変更前に元の端末で各サービスのアプリから契約情報をサーバーに預け、機種変更後の端末に同じアプリをインストールして、サーバーから契約者情報を受け取って、復元するという流れになる。かつてはサービスによって、端末にSIMカードが入っていないと、アプリが起動できなかったり、契約情報が受信できないというものもあったけど、最近は意外にもWi-Fi経由で情報を預けたり、受け取ったりできるサービスもあるようで、機種変更前に預け忘れてもわりと何とかなっている(笑)。

 ただ、昨年末にNTTドコモの回線でAQUOS ZETA SH-01Gに機種変更したとき、部分的に『何ともならない』事態に陥ってしまった。機種変更はいつもお世話になっているドコモショップに出向き、手続き前には「ドコモバックアップ」で端末の情報をバックアップし、DCMXなどのおサイフケータイ関連の契約者情報もアップロードした。新しい端末を受け取り、今度はドコモバックアップで端末データを復元し、おサイフケータイの契約者情報も無事に受け取ることができた。

 ところが、「iD」アプリを起動してみると、なぜかアプリ画面右上に「確認」と表示されている。この部分にはNTTドコモが一昨年から提供を開始した「iD/PayPass」機能の状態を表示するエリアで、本来であれば、「有効」という文字とPayPassのロゴが表示されるはず。ちゃんと契約者情報をサーバーに預け、新しい端末で正しく受信できたのに、なぜこんな表示になるのだろうか。

 実は、iD/PayPassのサービスはSIMカード(UIMカード)と紐付いた形で提供されているため、SIMカードが変わってしまうと、カード情報の再設定が必要になる。今回、機種変更したAQUOS ZETA SH-01Gをはじめ、NTTドコモの2014-2015冬春モデルは、これまで採用されてきた「ドコモminiUIMカード」(microSIMカード)だけでなく、iPhoneと同じ「ドコモnanoUIMカード」(nanoSIMカード)が採用されている機種が多い。そのため、機種変更すると、SIMカードが変わってしまい、紐付けられたサービスが使えなくなったというわけだ。一部のソーシャルゲームなどで、SIMカードと紐付けられていることは知っていたけど、iD/PayPassはちょっと気付かなかった。

「iD」アプリを起動してみると、画面右上に「確認」の文字が……
機種変更でSIMカードがmicroSIMカード(手前)からnanoSIMカード(トレイ上)に変更されたため、再設定が必要に

 サポート窓口のDCMXセンターに電話をかけると、すぐに再設定に必要な暗証番号などを送ってもらうことができた。必要な情報を設定することで、「iD」アプリを起動したときにPayPassのロゴが表示されるようになり、PayPassが利用できる環境が整った。

 あとはPayPassを使うだけなんだけど、国内ではなかなか使える場所に出会わない上に、海外ではかつての日本と同じように、PayPassの決済端末が置いてあっても店員さんが面倒くさがって、使わせてくれないことがあったりして、まだ使うチャンスが少ない。今年こそは一回くらい、どこかでiD/PayPassで決済してみたいなぁ。

DCMXから再設定に必要な暗証番号などをもらい、カード情報を再設定
無事に「PayPass」のロゴが表示され、使えるようになった。さて、海外で使えるチャンスが来るか

Ingressの「ミッション」用メダルをAndroidの「フォト」アプリで作ってみた
フォトアプリ

 「GALAXY S5 Active」片手に、さまざまな場所で、最近話題の位置情報ゲーム「Ingress」にはげむこの冬。そんな中、Ingress関連で利用頻度がグイグイ向上しているのが、Android標準の「フォト」アプリ。こいつを使って、Ingressのある機能に向けた画像を作るのだ。

 たびたび新機能や仕様変更が実施されるIngressでは、最近、「ミッション(MISSION)」を楽しむユーザーが増えてきた。そのミッションのほとんどは、ユーザーが作り上げるもの。どこかの誰かが作ったミッションに挑み、訪れる場所を探し当ててクリアしていく――という形で遊ぶもので、近隣にある歴史的な施設、あるいは多くの来場客が訪れるコンサートホールなどをテーマに「〇〇を訪れる」などといったミッションが数多く作成されている。

 筆者は今のところ、プレイするよりも作り手としてミッションを楽しみたいという気持ちが強いのだが、そこで1つの壁が立ちふさがった。それは、「メダル」と呼ばれる画像を作る必要があることだ。メダル用の画像は、ミッション一覧で表示されたり、クリアした人に付与されたりするもの。たとえば、甲子園球場をテーマにしたミッションを作るのならば、甲子園球場そのものをモチーフにメダルを作りたいところだが、筆者にはイラストを書き上げるような力がない。そこで写真を撮ってメダルにしよう! と思いついたはいいが、そのままでは何だか味気ない。そこで試しに画像加工アプリを使ってみたのだが、サードパーティのアプリに手を出す前に気に行ったのが「フォト」の加工機能だったというわけ。

最近はこんな仕上がりにしている(この写真を使ったミッションはまだ作っていません)

 筆者の場合は、撮影時に正方形で写真を撮る、あるいは「フォト」で正方形に切り取ってから、HDR効果、彩度アップ、周辺のぼかし……といった手順を踏むことが多い。HDRを効かせすぎた写真を好まない人もいるだろうが、そこはまぁ、人それぞれということでひとつ。個人的には、街に溶け込んでいた風景を切り出して、ドラマチックな表情を強めることが、なんだか「The world around you is not what it seems.(あなたを取り巻く世界は、その目に捉えたままではない)」というテーマを掲げて、これまで気付かなかった周囲を発見する「Ingress」にマッチしていると感じている。さらに言えば、「フォト」が標準アプリというのも面倒さが軽減され、好印象なポイントの1つ。

 また写真自体の撮影も、オブジェや建物だけを切り取りたくても、場合によっては人や車が写り込んでしまうこともある。そこは「GALAXY S5 Active」のカメラ機能にある「ショット&エフェクト」で撮影してみる。すると動いた物体を見つけ出して、写真から削除する「消しゴム」機能によって、写り込んだ人・クルマをなかったことにしてしまえる、というわけだ。

消しゴム機能で……
写り込んだ人も
消せちゃう

 ミッションをいざ作ろうと考えると、歴史的な場所を訪れるよう案内するなど、その場所に応じた何らかのテーマを探したくなる。そこでそのテーマにあった写真も、どこを撮影するか、どういう写真にするか考えながら撮影することになってきた。あなたも世界の異なる面を切り出すエージェントになって、他の人たちに新たな道を示してみる、というのはいかがだろうか。


N-01G&iPhone 6をセットで、料金プランはどうする?

 ドコモの回線はガラケー(フィーチャーフォン)とスマホの2回線を契約しているのですが、料金プランは旧プランのまま。ガラケーに関してはほとんど使っていなかったのですが、N-01Gの利用が本格化すると、パケット料金が大変なことになります。私のこれまでの契約内容は以下の通り(主な割引を適用。基本料金とパケット定額サービスのみ掲載)。

・ガラケー(N-01G)
基本料金/タイプシンプルバリュー(月743円)
パケット定額/なし
合計/月743円~

・スマートフォン
基本料金/タイプXiにねん(月743円)
パケット定額/Xiパケ・ホーダイ ライト(月4700円/3GB)
合計/月5443円

 2台合計で月6186円~。なんとガラケーはパケット定額に加入していません! でも、それで困らなかったんです。タイプシンプルバリューはメールが使い放題ですから。Webサイトは全部スマホで見ていましたし。

ガラケーの利用額。11月までは2000円前後で推移していたのが、12月になり跳ね上がる!
ガラケーの利用額内訳11月分。iモードの有料サイト契約をしたままだったので2000円前後になっていたが、それでも安い

 しかし、N-01Gを本気で使い始めればパケット料金はうなぎのぼり。これは怖い。しかもちょうどスマホが更新月。というわけで、スマホをiPhone 6に変更し、全面的に料金プランを見直すことにしました。新しい契約内容は以下の通り。

・ガラケー(N-01G/親回線)
基本料金/カケホーダイプラン(月2200円)
パケット定額/データSパック(月3500円/2GB)
合計/月5700円

・スマートフォン(iPhone 6/子回線)
基本料金/データプラン(月1700円)
パケット定額/2台目プラス(月500円)
合計/月2200円

 2台合計で7900円。えー、1714円も値上がりですか……。しかもデータ通信容量が2GBに下がっている。iPhone 6は通話ができない(後でカケホーダイに変更は可能)。一人暮らしの待受派には苦しいですなあ。

ガラケー(N-01G)の利用額12月分。このタイミングで新料金プランに変更。前回の「SIMカードのサイズ変更」もあり、12月は9528円の請求に……痛い
こちらはiPhone 6の利用額12月分。今月は日割計算だが、オプションもあって、結局4837円の請求。結局12月の請求はドコモ2台で計1万5000円近い。まあ1月請求分から下がるので……とはいえ痛いなぁ

 さらに実はスマホ、機種変更ではなく「解約」して「新規契約」し直しています。そのほうが月々サポートの割引が大きいので。だけど番号を変えたくない人、長期契約している人は難しいですよね。

 そのかわりパケット代は定額なので使い過ぎても安心。旧プランならガラケーを「パケ・ホーダイ シンプル」にする手もあるのですが、これガラケーでパケット通信使い放題ですが上限は月4200円。すると旧プランの2台合計は月9643円!

 なるほど、このケースでは新料金プランのほうが1743円も得しているわけですね。旧プランの場合、パケットのシェアもできませんし。これは魅力、ですが……。

 それでも筆者のような待受派や通話が少ない人には「カケホーダイ」は無駄な料金を支払っている感じがつきまとう。どうしても、「通話が少ない人」向けの「基本料金が安い」「パケットのシェアができる」プランがあればいいのになあ、と思わずにはいられません。作ってくれないかなあ、作ったらユーザーは嬉しいんだけどなぁ。


Bluetoothテザリングのススメ
ARROWS NX F-02GはBluetoothテザリングにも対応!

 機能面では前モデルからあまり変わっていないように見えて、実はいろいろなところが拡張されているARROWS NX F-02G。その中でもおそらくトップクラスで目立たない点ながら、なにげに便利だったりするのがBluetoothテザリングに対応したこと。

 他の機器からスマートフォンを経由し、モバイルネットワークを介してインターネットに接続できるテザリングは、これまでUSBテザリングとWi-Fiテザリングが一般的だった。特にWi-Fiテザリングは、仕組みとしてはスマートフォンがWi-Fiルーターになるようなものなので、接続方法が分かりやすく、そこそこ通信速度も高速で使い勝手も良いので、活用している人も多いはずだ。

 USBテザリングの場合はケーブル接続が必要なうえに、PCがMacの場合は、別途Macの方にも接続用のアプリケーションが必要になるので、環境によってはちょっと手間がかかる。ただ通信速度は一番高速で、スマートフォンを充電しながら使えるというメリットもある。

 そして新たに加わったBluetoothテザリング。これは、実はテザリング時の通信速度が最も遅い方式だ。にも関わらず、なぜ便利なのか。そのポイントとなるところはけっこうある。

Bluetoothテザリングを始めるには、まずBluetoothをオンに。その後、この画面にあるように最上段の「F-02G」の項目をタップし、F-02Gを他の機器から参照できるようにする
PCとペアリング
ペアリングが完了したらBluetoothテザリングをオンに
あとはPC側から接続操作をすればOK。以降、Bluetoothテザリングが端末側でオンになっていれば、このPC側操作だけでテザリングできる

 1つはWi-Fiと同時に使用できること。Wi-Fiテザリングでは、オンにした瞬間にスマートフォンのWi-Fi通信がオフになってしまうが、これに対してBluetoothテザリングではWi-Fiをオンにしたまま運用できるので、いろいろと応用的な使い方が考えられるのだ。

 たとえばモバイルルーターの機種によっては、公衆無線LANへのブリッジ接続が可能なものもあるけれど、テザリング時にWi-Fiも使えるということは、つまりはこれと同じようなことがF-02Gでもできるということ。公衆無線LANがない場所ではモバイルネットワークを利用し、公衆無線LANが使える場所では大事なデータ通信容量を消費せずに無線LANを使って、快適にネットアクセスできるわけ。

 さらに応用すれば、さまざまな公衆無線LANサービスのアカウント情報をF-02Gの1台に集約して、PCの方では公衆無線LANのことを意識せず「とりあえずF-02Gにつなげばオッケー」という環境を作ることもできる。

 Bluetoothテザリングの場合、消費電力がWi-Fiテザリングと比べて少ないのもうれしい。外出先でWi-Fiテザリングしているとバッテリーを激しく消耗し、PCとUSB接続して充電しながら使うことになって、「結局USBテザリングと変わらないじゃん!」という経験を何度もしている。Bluetoothテザリングにしてからは、そういう意味不明なパターンはさすがに減った。

 下記のグラフを見るとBluetoothテザリングは通信速度が圧倒的に低速とはいえ、上り下りともに1~2Mbpsは確保できているし、ファイルのアップロード・ダウンロード以外の普段使いでは取り立てて不都合を感じていない。端末への接続を確立するのに、Wi-Fiテザリングほど時間がかからないサクサクさも気に入っている。F-02Gに限らず、お使いの端末にBluetoothテザリングの機能があるなら、ぜひ試してみてほしい。

テザリング方式ごとの通信速度

ARROWS Tab F-03Gをお風呂で使っていたら新しい習慣が発生
ARROWS Tab F-03G

 昨年12月上旬に引っ越しをしました。引っ越し前の部屋の悩みは、冬の風呂場の寒さでした。広くて明るくお気に入りではあったのですが、木造でとても大きな窓があり、窓一面にエアーキャップ貼り付けないと冷気が降りてくるのが分かるほど。当然冬はお風呂読書の時間も短くなっていました。

 しかし、新居は凍えるような寒さがまったくない! 新居での生活に慣れるにつれて、再び冬のお風呂読書を楽しもうという気になってきました。

 というわけで、私のお風呂読書に欠かせないのが防水タブレットです。非防水でも専用のビニール袋に入れて持ち込んでしまうんですが、今のお風呂はもともと室内が温かい分、袋の外側の曇りがなかなか取れなくて読みにくいという問題が発生。ここはやはり素で持ち込める防水端末でしょ! お風呂に強いといえば……富士通でしょ! ということで、ARROWS Tab F-03G(以下、F-03G)を手にすることになったのでした。

大きいのに軽い! カタログスペックでは433gとなっていたが、実際に量ってみたところ、426gと出た

 なぜとっさに富士通かというと、さかのぼること約1年前。「お風呂で電子書籍&動画がクセになる? 最新ARROWS Tabをレビュー!」とこのようなレビューをさせていただいているのですが、このときの「水滴をものともしなかったなぁ」という記憶が蘇ったのと、開発者インタビューでの最新モデルの触り心地によるものです。

 開発者インタビューをさせていただいたときも感じたのですが、F-03Gはとにかく軽い。10.5インチなので、持ち上げるその瞬間までは多少の重さは覚悟するのですが、毎回拍子抜け(笑)。しかも薄くて、縦に持っても横にして持っても楽に使うことができます。しかも幅広い年齢層を意識されているせいか、印象は尖ったところがなく、とても丸い端末なんですよね。

ナビゲーションバーを左寄せにしてみました

 とても地味な機能ですが、気に入っているのがナビゲーションバーの位置を変えられること。スマホよりも大きいので、アイコンが中央に集まってると指を大きく動かす必要があります。それが左右どちらかに寄せられるので、グリップした状態で操作できるようになります。私の場合、両手でホールドしているときは、ページめくりなどのフリックは右手、ナビゲーションバーは左手と使い分けていることが多いので、非常に楽になりました。

 そんなわけで即お風呂に持ち込んだら、扱い使いやすさは健在でした。濡れた手でもまったく誤動作がなく、動きもするするとなめらか。さすがにシャワーを浴びせると反応することはありますが、お湯がかかって多数の水滴がついても、誤動作することはありません。なのに、指の操作にはしっかり反応してくれるので、安心して使えるのです。

シャワーの勢いだと、多少反応するが
相変わらず水に強いARROWS Tab!
おっと、そろそろ飲料水が切れるな、ということで水を物色。どれにしようかな~がしやすい

 そうやって操作しているうちに、読書以外の新しい習慣が生まれておりました。通販です……。これまでも7インチクラスのタブレットでも電子書籍の購入はしてましたが、モノの場合はお気に入りに入れる程度であまり買うまでには至らず。F-03Gは10.5インチなので、パソコンの画面スタイルでも商品がよく見えるんです……。おまけに複数の商品を比較しやすいので、日用品の購入なんかは入浴中に終えられるのでとても便利!

 買うか買うまいかと悩んでいる商品があったら、お風呂でリラックスしながら再考するといいかもしれません。ただ、画面同様大きな気持ちになって、そのまま買ってしまう可能性は高いですけどね。


キャリア版iPadは海外SIMフリーを確認

 この年末年始は円安傾向にもかかわらず、海外旅行が好調だったようで、各空港の国際線ロビーはたいへんな賑わいだったという。筆者は仕事の都合もあり、あまり長く休めなかったが、12月半ばに5日間ほど、おなじみのバンコクに出かけてきた。

バンコク・スワンナプーム国際空港のAISのカウンター

 海外に出かけるとなれば、当然、SIMロックフリー端末を用意して、現地でプリペイドSIMカードを購入して……という流れになるわけで、そのあたりの話はこれまでも「海外のプリペイドSIMカードで使える専用アプリ」などで書いた通り。たとえば、バンコクのスワンナプーム国際空港は到着ロビーに出たところに、AIS、True mobile、dtacの3事業者のカウンターがあり、旅行者向けにプリペイドSIMカードが販売されている。各社の旅行者向けパッケージは299バーツ(約1080円)で1.5GB/7日間というプランが中心で、大容量のものとしては599バーツ(約2160円)で4.5GB/30日間というものも販売されていた。日本のMVNO各社のSIMカードも安くなってきたので、単価的に安いとは言えないけど、それでも日本からの渡航者にとっては1日当たり最大3000円弱という海外パケット定額の料金を節約できるわけで、相変わらず、その恩恵は大きい。

 今回はSIMフリー端末として、ファーウェイのAscend Mate7、サムスンのGALAXY S5(海外版)、パナソニックのLUMIX DMC-CM1を用意し、それぞれに各社のプリペイドSIMカードを挿し、自分と家族で利用したんだけど、それとは別に、もう1枚、プリペイドSIMカードを買うことにした。

 前々回のエントリーの「iPad mini 3はキャリア版を選んでみた」でも書いたように、現在、ボクはNTTドコモ版のiPad mini 3を使っている。過去の記事でも触れられてきたことだけど、国内で販売されているiPadは基本的に国内事業者向けのSIMロックが設定されていて、海外の携帯電話事業者で利用するときはSIMフリーになるはず。ただ、ボク自身はここ1~2年、SIMフリー版iPadばかりを使ってきたため、国内のキャリア版を海外に持ち出したことがなく、今回は検証も含め、買ってみたかったというわけ。

 今回、バンコクでiPad mini 3用に購入したプリペイドSIMカードは、AISのもので、テザリングにも使えるだろうという判断で、前述の4.5GB/30日のプランを選んだ。設定のために、iPad mini 3を手渡したところ、カウンターのお姉さんは慣れたもので、iPadのメニューを英語などに切り替えることもなく、慣れた手つきでテキパキと入力。あっさりと使える環境を整えることができた。

バンコク・スワンナプーム国際空港のtrue moveのカウンター。LTEサービスも提供中だが、空港では買えなかった
バンコク・スワンナプーム国際空港のdtacのカウンター。dtacのTRAVELLER SIMは何もオプションを付けなかったけど、一部のエリアではLTEで接続された

 1月に入り、2015 International CESにもiPad mini 3を持っていき、今度は米国ラスベガスのショッピングモール「FORUM SHOPS」にあるApple Storeで「Apple SIM」を4.99ドル+税(8.1%)で購入。Apple SIMはiPad mini 3(iPad Air 2でも可)に挿すと、設定画面の[モバイルデータ通信]-[Set Up Cellular Data]からオンラインサインアップすると、AT&T、Sprint、T-Mobileのいずれかに契約できるというしくみで、今回は10ドルで5GB/5カ月間というキャンペーンをやっていたT-Mobileと契約した。日本でもMVNO各社が増えてきているので、このしくみの導入を期待したいところだ。

 ちなみに、これまでのSIMフリー版iPadでは、国内でMVNO各社のSIMカードを利用していたため、APN構成ファイルが登録してあって、これを削除しないと、渡航先のプリペイドSIMカードがうまく動作しないというケースがあった。しかし、今回は何もプロファイルを削除したり、追加したりすることもなく、簡単に使うことができ、帰国後もSIMカードを入れ替えるだけで、すぐにNTTドコモのネットワークに接続することができた。このあたりの手間の少なさは、SIMフリー環境に慣れていない人にもうれしいだろう。

以前にも紹介したAISのiPad用ユーティリティ。利用期限や残高などが確認できる
無事にAISの3Gネットワークに接続。LTEに慣れてしまっているので、ちょっと物足りないけど、安定しているので、不満はないレベル

 ところで、同じiPadの話題として、前回のエントリーでは、auのLTEデータプリペイドでSIMカードを契約し、SIMフリー版のiPad Air 2で使うという話を書いた。そこで「データギフトにも対応している」と書いたけど、その後、データギフトのサービスが開始され、残念ながら、「LTEデータプリペイドはデータギフトの受け取りに非対応」ということになりました。当初、聞いていた話と違う気がするんだけど、原稿執筆時点ではサービスが開始されていなかったこともあり、確認が不十分でした。お詫びして、訂正します。

 ちなみに、auのLTEネットワークを利用したiPad Air 2は、とても快適なんだけど、やっぱり、31日間という有効期限、1GBで1500円という料金は、MVNO各社と比較してもちょっと割高な印象が否めない。同じauのネットワークを利用するKDDIバリューイネーブラーと沖縄バリューイネーブラーの「UQ mobile」では、「データ高速プラン」で2GBで980円という料金設定をしていることを考えると、こっちの方が得な気もする。ただ、UQ mobileではmicroSIMカードしか提供していないうえ、動作確認端末一覧のページにはApple製品の情報がまったく掲載されておらず、今のところ、iPad Air 2での利用は期待できそうもない。

 そうなってくると、もう少し割安に使うために、LTEデータプリペイドの契約でもデータギフトを受け取れるようにして欲しいところなんですが……。「あたらしい自由」を謳ってるんですから、もうちょっと自由に使わせてください。>KDDIさん


「YouTube観ながら」がはかどるマルチウィンドウ

 最近のスマホの一部には、複数のアプリを同時に表示にしながら利用できる、マルチウィンドウ機能が搭載されています。GALAXYシリーズ、そして「GALAXY S 5 Active SC-02G」でももちろん利用できるこの機能、個人的にはYouTubeと何か、という組み合わせがちょっとお気に入り。

 というのも、YouTubeのアプリは、最近バックグラウンド再生がサポートされた、というのですが、「GALAXY S5 Active」の設定メニューにそのような機能が見当たらない。実際、再生中にホームボタンを押すと再生がストップします。そこで出番となるのがマルチウィンドウ。2つの窓を用意して、一方をYouTubeにしておけば、Facebookやブラウザなどを利用できるというわけです。スマホで動画を観るのはお手軽ではありますが、その分、時間が必要。個人的には“ながら視聴”のほうが便利なので、「GALAXY S5 Active」ではマルチウィンドウを使ってアレコレすることに。

組み合わせ(右上のアイコン)を登録しておくこともできます
ウィンドウサイズも変更可能

 ただ、全てのアプリがマルチウィンドウ対応というわけではありません。たとえば「Ingress」をプレイしながら、メッセンジャーアプリ、といった使い方ができないかと考えたのですが、マルチウィンドウ対応アプリの一覧に「Ingress」が出てこない。とまぁ、全て思い通りに行くわけではありませんが、少し前のスマホにはできなかったことが普通にできる、というこの感覚、オススメです。


私はなぜ最新ガラケー「N-01G」を手にしたか

 どうも今回から「みんなのケータイ」に加わる小林です。これからしばらく最新機種を使ってイマドキのガラケーについて、いろいろご紹介できればと思います。

 ……ええ、さり気なく書きましたが、ガラケーです。フィーチャーフォンです。というのも私、最新のスマホをまったく買っていません。だから私、編集部に言ってやりましたよ。「古いガラケーを使ってウケを狙いましょう!」と。即却下されました。最新機種なら……ということで「N-01G」となりました。

N-01G(左)とSH-02B(右)
スマホと比べるとやはりコンパクト

 それにしてもガラケーの話題、ありませんねぇ。最新機種が発売されても、みんな「どうせ同じだろ」と思っているんですよ。だけど私は言いたい。「使っていないのに“同じ”と判断してよいのか」と。使って評価を下すべき、と。

 実は私、SH-02Bの回線がまだ残っているのです。いやぁ懐かしい。本体は中古で手に入れたものですが、もともとは2009年11月の発売。5年前の機種です。このSIMをN-01Gに挿して使い比べ、違いを探してみましょう。

microSDカードは電池を外さずに脱着可能

 あっさり見つかりました。N-01GはmicroSIM(miniUIM)対応、SH-02Bの標準SIMではないんですね。あとは外部メモリの対応容量が増えました。microSDHCカード、最大32GBまで。2009年頃はSDHCがまだ高価でした。今ならお手頃価格。CLASS 10・UHS-I対応32GBのカードを装着しましたよ。フルHDや4Kの動画も安心して撮影可能、データを取り出すのも速い!

 が、N-01GはHD動画までしか撮影できない。……むむ、なんだろうこの空回り感。も、もちろん、違いは“まだまだ”ありますよっ! 無いわけがないでしょうが! 次回以降、最新ガラケーの凄さに恐れ慄くことになるんですよ! フィーチャーフォンにまだ興味がある方、生暖かい目で読んでいただければ幸いです。


Apple IDが突然使えなくなってアタフタ

 ある朝、起きたら、iPhoneが使えなくなっていた。というのは大げさだが、Apple IDのパスワードが無効になり、メインで使っているiCloudメールが受信できなくなり、アプリの更新もできなくなってしまった。ちょうど、iPadの使い方を解説する本の制作中で、1日に何度もApple IDを使う必要があったので、ショックは大きかった。

アップルからこのメールが届き、それ以降、Apple IDに登録してある、この@mac.comのアドレスでメールを受信できなくなった
メールに記されたURLに接続すると、パスワードをリセットできるページに進めるが……

 夜中にアップルから届いていたメールには、「ご利用のApple IDが無断で使用された可能性があります。セキュリティ保護のため、古いパスワードを無効にさせていただきました。できるだけ早く新しいパスワードをリセットしてください」と書かれていた。

 早速、そのメールに記されていたURLに接続した。画面の案内に従ってリセットすれば、すぐに使えるようになるだろうと思っていたのだが、甘かった。それから、Apple IDを使えるようになるまで、丸2日を要してしまった。

 パスワードをリセットできるページに進むと、リセットの方法として、Apple IDに登録してあるメールアドレス宛てにメールを送ってもらって認証する方法と、登録時に入力した秘密の質問に回答する方法のいずれかを選べるようになっていた。

 まず、前者を試したのだが、筆者が登録しているメールは@mac.comのアドレスだ。これは、@icloud.comの前に使われていた@me.comのさらに前のアカウントで、現在はiCloudメールとして使えるもの。筆者はiCloudにも同じApple IDを設定しており、すでにメールは送受信できない状態になっていた。Apple ID取得時に登録した予備のメールアドレスでも認証できるという旨の表示が出たが、あいにく、それはすでに解約してしまったプロバイダーのメールアドレスで、覚えていないし、そもそも使えない。というわけでメールでの認証は断念した。

 次に、秘密の質問での認証を試みた。生年月日を入力すると、2つの質問に回答する仕組みだった。表示された質問は、「子供の頃に住んでいた町」と「初めて飛行機で行った場所」。子供の頃は大阪に住んでいて、初めて飛行機で行った旅行先は北海道なので、それを入力したが、残念ながら「確認できません」といった旨の表示が出た。筆者は川崎市で生まれて、その後、大阪に移って堺市、富田林市へと引っ越しているので、それらも試してみたが、ことごとく失敗。北海道に行く前に、今はなき広島西飛行場から飛行機に乗った記憶があるので、「行った」わけではないが……と思いつつ、「広島」も試してみたりしているうちに、パスワードリセットそのものがロックされてしまい、以降8時間は利用できないという表示が出てしまった。

 なんとか、その日中に復旧させたいと思い、Appleのサポートページにアクセスし、電話サポートを利用してみることにした。この手の電話サポートは、なかなかつながらなかったり、何度もプッシュ操作をしなければならなかったり、結構面倒だったりすることが多い。なので、筆者は、なるべくヘルプページなどを見て自力で解決するように心がけている。そんなわけで、Appleの電話サポートは初めての利用だった。

Appleサポートのページで、Apple IDについて調べていると、このページにたどり着いた
電話でのサポートを利用する場合、待ち時間の目安がわかり、電話をかけてもらう日時を指定することもできる。これは、かなり便利!

 この電話サポートが大正解! 申し込みフォームに電話番号を入力すると、ほんの1~2分後に電話がかかってきて(かけてもらう時間を予約することもできる)、すぐに現状についての相談ができた。筆者は、SIMフリーのiPhone 6 Plus(データ専用SIMを使用)と、ソフトバンク回線のiPhone 6を使っている。電話はiPhone 6で受けたのだが、そのIMEI番号や生年月日などを口頭で告げることで本人確認ができた。ちなみに、秘密の質問への回答は3つを登録していたようで、口頭でも確認してもらったが全滅だった。地名の場合は「世田谷」か「世田谷区」など、入力した表記を正確に覚えておく必要があるようなので、今後はきっちりメモをして残しておこうと思った。

 その後の手続きは、パスワードリセットのロックが解除される8時間後でないと行えず、その日(土曜)の電話サポートは17:00までだったので、翌日の朝に再度電話サポートにアクセスした。すでに本人確認は済ませていたので、パスワードを再発行する手続きを進めてもらい、パスワードリセットのメールを受信するための追加のメールアドレスを電話で告げて登録した。しかし、そのメールはすぐに届くわけではなく、24時間後に届くシステムになっているという。多少がっかりしたが、アドバイザーの対応はよく、解決への道が見えたので、この時点で気分的にはスッキリした。

予備のメールアドレスとして新たに追加したGmail宛に届いたメール。ここからは1分もかからないくらい、すぐにパスワードの再取得ができた

 翌朝、指定したメールアドレスにメールが届き、記されていたURLにアクセスすると、新しいパスワードを入力する欄が表示され、無事にパスワードを変更することができた。

 時間は要したが、Appleサポートのアドバイザーの説明はわかりやすく、非常に親切だった。無料だし、Apple StoreのGenius Barのように待つ必要もないので、今後、Apple製品でトラブルが生じた場合には、積極的に利用しようと思う。ただ、筆者は従来、Apple IDのパスワードに6桁の数字を使っていたのだが、リセット後は、現在のルールである数字・大文字・小文字を含む8文字以上にする必要があった。シンプルなパスワードが気に入っていたので、それだけは残念であった。


「エッジスクリーン」、その使い勝手は?
右はじだけがラウンドした、「エッジスクリーン」を搭載。写真のように、アプリのショートカットを置くことができる

 「GALAXY Note Edge」と言えば、側面がラウンドした「エッジスクリーン」。自分がこの端末を購入した動機の1つでもあり、パッと見で分かる他の機種との大きな違いだ。このエッジスクリーンには、アプリのランチャーや、通知などが表示される。サムスン端末用のアプリストア「GALAXY Apps」から、追加でアプリをダウンロードすることも可能。

 ほかにも、フリップ型の純正カバー「Flip Wallet」を装着している際に、フリップを閉じると時計やエフェクトを表示できたり、ロック中に自分で作ったメッセージを表示できたりと、デザイン的な要素にもなっている。

時計やメッセージなどを表示して、デザインを楽しむことができる

 自分がよく使うのはアプリを格納するランチャー。1画面に7つまでアイコンを置くことができ(それ以上置いた場合はスクロールする)、フォルダも置けるため重宝している。

 次にいいなと思ったのは、時刻や天気を常時表示できる「ナイトクロック」。これを設定しておけば、フリップを閉じたままでも時刻が表示されるため、エッジスクリーンをサブディスプレイとして活用できる。

時計や天気が常時表示される「ナイトクロック」。文字が薄いのは、暗い部屋で見ることを想定しているため。エッジスクリーンを左右にこすると、通常表示に切り替わる
常時表示可能だが、最長12時間までしか設定できない謎の仕様

 ただし、残念ながら、この機能は最長で12時間までしかオンにできない。名前がナイトクロックということからも分かるように、就寝時などの利用を想定しているようだ。せっかく便利な機能なのに、これはもったいない。充電中は常時表示できるようにするなど、何らかの改善はしてほしい。24時間設定可能にして、オンにする時間はユーザーに委ねてくれればいいのだが、12時間に限定されている点はちょっと押しつけがましい印象を受ける。

タスクマネージャーの「EdgeTaskManager」。「GALAXY Apps」からダウンロードした1本だ

 「その次は?」と聞かれると、少々返答に困ってしまう。ランチャーとしては便利だし、時刻を確認できるのもいいが、何かもう1つ、2つ、画期的な使い方があってもいい気がする。ためしに、パネルをGALAXY Appsから何本かダウンロードしてみたが、結果として常用しているのはタスクが表示される「EdgeTaskManager」のみ。これですら、エッジスクリーンに常駐している必要性は薄い。とりあえず、あっても困らないから置いているというのが本当のところだ。

 ランチャーとして使うなら、ブックマークがあってもいいが、GALAXY Appsで提供されているアプリは、標準ブラウザのみの対応。筆者が使うChromeのブックマークは読み込めない。「乗換案内 for エッジスクリーン」もダウンロードしてみたが、検索した乗換案内の結果が流れるだけで、実用性に欠けている印象を受けた。それではもったいないと思い、ニュースを流してみたものの、これも常時表示ではないため、わざわざエッジスクリーンを点灯させて見るのが面倒になってやめてしまった。

エッジスクリーン対応アプリは徐々に増えているが、いまだに決定打と呼べる1本に出会えていない

 まとめると、ランチャーとしては便利で、曲がっているため指をかけやすいのも好印象だが、サブディスプレイとしてはかなり粗削りで物足りないというのが、筆者の率直な印象だ。たとえば、充電時だけ常時表示が可能な設定ができれば、ここにニュースを流しておける。乗換案内は、終電が近づいたら自動でエッジスクリーンにその情報が流れるような仕組みであれば、むしろぜひ設定しておきたいと思うだろう。ブックマークだって、Chrome対応なら使おうという気になる。加えて、エッジスクリーンのモチーフである「ノートのインデックス」は、もっと各アプリのデザインに反映させてほしい。

 このように考えると、現時点では物足りない一方で、まだまだ発展の余地はある。新しいカタチなだけに、サードパーティだけでなく、サムスン自身のこまめなアップデートにも期待したいところだ。


待望のハイレゾ対応はイヤホン出力もUSB出力もOK
ハイレゾに対応したARROWS NX F-02G

 ドコモの2014-2015冬春モデルでは“ハイレゾ”が目玉の1つということで、ARROWS NX F-02Gもついにハイレゾ対応を果たした。CD音源よりはるかに大容量のデータで“いい音”を実現する環境がスマートフォンにも広がり、ハードルが高く感じがちなハイレゾを誰でも手軽に体験しやすくなったと思う。

 F-02Gのハイレゾの細かい対応状況はというと、標準のメディアプレーヤーで192kHz/24bitまでのWAV/FLACフォーマットを再生でき、イヤホン端子から出力できる、というもの。今のところハイレゾ配信サイトで中心となっているWAV/FLACをしっかりカバーしつつ、イヤホンを接続すればすぐにその高音質を楽しめるわけだ。

標準のメディアプレーヤーで192kHz/24bitまでのWAV/FLAC形式に対応
イヤホン端子に好みのヘッドホン、イヤホンをつなげてハイレゾを体感できる

 とはいえ、オーディオファンにとってはちょっと物足りないのも事実。USB端子に接続したUSB DAC(ポータブルヘッドフォンアンプ)経由でのハイレゾ再生やDSDフォーマットの再生には、公式に対応していないのが残念なところだ。

 だからといって諦めるのはまだ早い。「USB Audio Player PRO」というアプリをインストールすることで、F-02Gでもハイレゾ音源をUSB出力することが可能だ。メーカー公式のアプリではないにしろ、このUSB Audio Player PROは、元となった「USB Audio Recorder PRO」の頃からUSB DACに対応してきた実績あるアプリで、多くのUSB DACとスマートフォンに対応している。

USB DACの電源を入れて「USB Audio Player PRO」を起動すると、自動で認識してくれる
WAV/FLACはもちろんのこと、DSDにも対応する

 これに手持ちのiFI nano iDSDというUSB DACを組み合わせ、OTGケーブルと呼ばれるUSB変換アダプターを使ってF-02Gと接続してみると、問題なく認識してUSB DAC経由で聞くことができた。出力中の音声フォーマットの種類を知らせるUSB DAC側のランプ表示を見ても、正しくハイレゾで鳴らしていることが分かる。WAV/FLACだけでなく、DXDとDSD64/DSD128(2.8/5.6MHz)も当たり前のように再生できた。DSD256(11.2MHz)のファイルは正常に再生できなかったけれど、これはUSB Audio Player PRO自体が対応していないようだ。

iFI nano iDSDと接続
ランプ表示を見ると正しくDSDが出力されている

 では、たとえば同じハイレゾ音源をF-02Gのイヤホン端子から聞くのと、USB DAC経由で聞くのとではどう違うのか。192kHz/24bitのサウンドトラック「NEON GENESIS EVANGELION 【2013 HR Remaster Ver.】」を何度も聞き比べてみたのだけれど、明確な差はほとんどなかった。強いて言えば、USB DACで聞いた時は全体的にこぎれいにまとまっている感じがあり、おとなしめながらも細部まですっきりした解像感。一方、イヤホン端子で聞くと、若干メリハリが加わったダイナミックな雰囲気で聞かせてくれる感じ。

 ここまで来ると好みに左右されるところも大きいだろうから、どっちが“いい音”か、というのは一概には言えない。いずれにしろF-02Gは、わざわざUSB出力しなくてもイヤホン端子で十分に高品質な音を奏でられる実力をもった機種、と言えるだろう。

 好みやシチュエーションに合わせて身軽に、それでいて高音質でハイレゾを堪能できる“イヤホンスタイル”と、DSDなどでじっくり音楽鑑賞する“USB出力スタイル”の2パターンを選べる楽しさがある。F-02Gはそんな面白い機種なのだ。


ひかり電話デビューでタブレットを固定電話の子機に
固定電話の子機になったSH-08E

 つい先日、築ン十年の木造戸建ての2階から、マンションという名の鉄骨の建物に引っ越しました。

 引っ越すと、あらゆることが変わります。当然配線も変わりますね。なぜこんなところにコンセントがあるのかしら! といったことはよくありますが、固定電話のモジュラージャックもその1つ。新居は本来親機を置きたい仕事場と、台所のモジュラージャック位置がかなり離れており、ケーブルを這わせるのはちょっとどうかというレベルなのです。しかも、それまで使っていた付属の子機のバッテリーも寿命を迎えつつあり、たまの通話中でもバッテリー切れを知らせるアラームが鳴ってうるさいという状態。

 家の電話はあまり使わないので維持費下げたいということで、今回の引っ越しにあたり、NTTの電話回線を休止し、フレッツ光ネクスト(マンションタイプ)を使った「ひかり電話」に変更しました。そのため、「離れた場所のある固定電話を仕事場でも使いたい」という目的において、3つの選択肢がありました。

(1) 新しい子機を増設して仕事場に設置する
(2) NTT東日本の「スマホdeひかり電話」を導入して、スマホを子機にする
(3) スマホが子機になる電話機を導入する

 ただでさえ物が多く、たこ足配線になりがちなので、これ以上コンセントを埋めるものは置きたくないということで、子機の増設は却下。

 とっても興味を抱いた「スマホdeひかり電話」ですが、使うには別途月額300円(税別)の無線LANカードをレンタルする必要があるそうです。ただ、すでにAirMac Time Capsuleを導入済みだったため、できればそちらを使いたい。あれこれ調べてみたのですが、自分がトライするには相当ハードルが高そうだということで断念しました。

左はレンタル中のひかり電話ルーター、中央が「VE-GDW03DL」、右がAirMac Time Capsule

 というわけで、電話機そのものをパナソニックのデジタルコードレス電話機「VE-GDW03DL」に買い替えることにしました。親機をアクセスポイントに接続し、iPhone 6 PlusとiPhone 5s、Nexus 5に専用アプリをインストールして子機化成功。

 スマホを3つも子機にしたことで、一番手元に近いどれかで電話の発着信が可能になりました(あまり使わないのに)。しかし、ここでまた気になることが。当たり前ですが、アプリを常駐させていないと着信できないんですよね。3つもあればどれかは起動してそうですが、バッテリーのことも考えるとどうかなと思ってしまいました。

使うときに縦にすればいいし

 そこで思い出したのが、いつもクレードルにどっかりと座っているタブレット「AQUOS PAD SH-08E」の存在。こいつなら仕事デスクに充電した状態で設置できます。iPhone 6 Plusの登場で出番が激減していたSH-08Eですが、まさかの復活!

 早速アプリをインストールしてみたところ、いい感じに運用することができそうだと分かりました。アプリ「スマートフォンコネクト for GDW03」が回転しないため、横置きは画面が倒れて妙な感じですが、バッテリー切れの不安もなくアプリを常駐させるという目的は達成できました。

 と、あまり使わないのに、なんだか燃えてしまったのでした。


スマホ対応手袋かな? いや、あれは手袋対応スマホだ!
手袋をしたまま操作できる、真冬も快適なARROWS NX F-02G

 いよいよ冬本番。日々寒くなっていくのが身にしみて感じられる季節になってきたわけだけれど、この冬のマストアイテムはARROWS NX F-02Gであると、声高に主張しておきたい。

 なぜなら、F-02Gには冷え性ユーザーや手袋ユーザー待望の「手袋タッチ」機能が新たに搭載されたから。手袋タッチをオンにすれば、いわゆる“タッチパネル対応手袋”ではない普通の手袋でも、手にはめたまま問題なく画面操作できるようになるのだ。

「手袋タッチ」は端末設定のうち“便利機能”の1つとして用意されている
筆者のお気に入り手袋でも、もちろん操作は全く問題なし

 実は他の機種でも最近になって「高感度タッチ操作」や「手ぶくろモード」という名前で同等の機能が搭載され始めており、F-02Gの場合は「手袋タッチ」というより分かりやすい表現になっている。手袋タッチの利点は、なんといっても、操作するためにいちいち手袋を外して、はめて、外して……(あるいは脱いで、はいて、脱いで)を繰り返す必要がないこと。寒さに震えながら意地になってスマートフォンを操作しなくてもいい。

 たとえば冬空の下、あたたかい格好で悠々とF-02Gを操作していると、周囲から「えっ!? 手袋のまま使ってる!? スマホ対応手袋かな? いや違う! あれはARROWS NX F-02Gだ!!」みたいな注目を一身に浴びる、ような気がする。操作感としては、軽くなでるようなタッチの仕方では反応せず、指を少し押し込むようなイメージ。その点だけ意識すれば、違和感なく使いこなせるだろう。

 タッチパネル対応手袋だと種類のバリエーションが少ないわけで、手袋にファッション性を求める人にはやや物足りない。でも手袋タッチが可能なF-02Gであれば、よほど厚手の手袋でない限り操作できるので、お気に入りの手袋をそのまま使えるし、手袋を新調する時でも選択肢がほとんど限定されない。これって実はけっこう大きなメリットではないかな、と思う。

 ただ、気を付けなければいけないポイントもある。まず手袋をしていると当然ながらF-02Gの特徴の1つである指紋認証機能が使えなくなってしまう。また、画面操作時に隠れる部分が広くなるので、細かい箇所を正確にタッチするのが難しい。ボタンタッチやスクロールといった基本的な操作は全く問題ないけれど、文字入力はちょっと大変。QWERTYキーボードだと入力ミスが増えるけれど、フリック入力だとなんとか大丈夫かな、というところ。

指紋認証は当たり前だけれど使用不可能
フリック入力であればキーボード操作もなんとかなりそう
すばやくオン・オフを切り替えられるように、通知パネル内の機能スイッチを長押しして、手袋タッチを追加しておこう

 それでもこの冬、手袋タッチが役に立つであろうことは間違いなし。寒風吹きすさぶ駅のホームで電車を待つ間も、凍えることなく余裕でスマートフォンを使えるし、実際のところ、筆者の場合は自転車、徒歩、電車と乗り継ぐ自宅から会社まで一度も手袋を外すことなく移動できている。

 これからどんどん冷え込みが強まる日本列島、あなたのスマホが手袋に対応していなくても、本当に大丈夫?


手袋&高感度タッチ操作で一筆書きもスイスイ

 日を追うごとに風の冷たさが増してきた。街の木々の葉も散って冬の到来を誰もが感じる。タッチパネルのスマートフォンが普及してから、防寒用手袋では操作しにくいということで、スマホ対応手袋が登場し、一部のAndroidスマホも「手袋モード」のような機能を備えつつある。

軍手でもWebサイトのスクロールなども操作可能だ
通知パネルからON/OFF

 もちろんGALAXY S5 Activeにも「高感度タッチ操作」という機能がある。これをONにすると、手袋をしたままでも操作しやすくなる、というが、実際どうなのか。筆者はまず軍手で試してみたところ、OFFのときにはうんともすんとも言わなかったのに、ONにしたら、少しぎこちなさはあるものの操作できるようになった。

 そして、100円ショップで見つけたスマホ対応手袋では、スイスイと操作できる。しかも指そのものより、画面上で滑らかに指を動かせる。

 余談だが、この滑らかさ、この反応、これならば街のいたるところで一筆書きしまくらなければならない人にもオススメできるのでは……と思い、一週間ほど実際試した。ときには8人以上集まって、短時間で集中的に一筆書きしまくる場面もあったが、なるほどこれはスタイラスペンなしでも、いけると確信。今回の報告に添える次第だ。

 ただ反応が過敏になる、ということで、たとえは水滴がつきやすい状況で、「高感度タッチ操作」をONにすると、水滴が触れただけで反応するようだ。OFFの場合はそういったことがない。お風呂のなかや、雨が降りしきるときの操作に影響しそうだが、そもそも、そういうときはスマホを少しお休みすべきかも……。


“二刀流×2”でキレッキレの通信
富士通が独自にネットワークを高速化しているARROWS NX F-02G

 会う人会う人に、ARROWS NX F-02Gの背面の触り心地とWQHDの高解像度ディスプレイを見せびらかしているのだが、そういう目に見える外観だけでなく、F-02Gは中身も着実に進化しているのだということを訴えておきたい。中でも、他の機種にはない独自のネットワーク高速化技術である「高速ダウンロード」と「マルチコネクション」は注目したい機能だ。

F-02GのWi-Fi設定画面

 マルチコネクションは前モデルのF-05Fでも搭載されていた機能なので、ご存じの方も多いだろう。従来は、ざっくり言うと、Wi-Fiがつながりにくい状態になるとモバイルネットワークに通信経路を切り替えてくれる、というものだったのだけれど、このF-02GからはWi-Fiと3G/LTEの同時通信が可能になった。どちらかの電波が不安定な状態でも、限りなくスムーズに高速な通信が継続される。

 そして、新たにF-02Gから加わったのが高速ダウンロード機能。1つのファイルをダウンロードする際にサーバーに対して複数のリクエストを要求し、そのリクエストごとにファイルの異なる部分を並行ダウンロードすることで、ダウンロードにかかる時間を短縮できるものだ。

 当然ながら、サーバーが許容する同時リクエスト数、1リクエストごとの速度制限、途中経路の混雑状況などによっては、必ずしもダウンロード時間の短縮につながるとは限らないわけだが、条件が合えばF-02Gの性能を全力で発揮してダウンロードする。3G/LTEはもちろんWi-Fiでも有効なので、外であっても自宅であっても高速ダウンロードの恩恵を受けられるだろう。

今度のマルチコネクションは同時通信が可能
高速ダウンロードの設定画面
3つの通信パターンから選択可能

 これら2つの機能は、それぞれ単独で動作させることもできれば、組み合わせてさらなるスピードアップを図ることも可能だ。高速ダウンロードの設定オプションには3つの選択肢があって、Wi-Fiと3G/LTEのいずれかを単独で使って高速化する“シングル高速化”、Wi-Fiをメインに使い3G/LTEでの通信も同時に行う“マルチ高速化(Wi-Fi優先)”、Wi-Fiと3G/LTEの両方を最大限に同時利用する“マルチ高速化(フルスピード)”から選び、安定性と高速化を両立させて通信できる。

 これらのうち“マルチ高速化”の2つが、高速ダウンロードとマルチコネクションを組み合わせて使う機能となる。Wi-Fiとモバイルネットワークの“二刀流”と、高速ダウンロードとマルチコネクションの“二刀流”で、片手に2本ずつ構えた“四刀流”とでも言えそうなネットワーク性能を実現しているわけだ。

 ただし、これらの機能がいつでも、どんな状況でも有効になるわけではないことに注意。マルチコネクションはF-05Fの時と同じようにChrome、Gmail、Twitter、YouTube、LINEなど17種類のアプリが対応しており、高速ダウンロードはGoogle Playからアプリをダウンロードする時、もしくはWebブラウザー上でファイルをダウンロードする時などに有効。主に、画面上部のステータスバーにダウンロード状況が表示される、共通のダウンロードインターフェースを用いたアプリで高速ダウンロードが活きてくる。

高速ダウンロードは、ステータスバー(通知パネル)にダウンロード状況が表示される場面などで有効だ
高速ダウンロード+マルチコネクションのイメージはこんな感じ

 そんなに高速に通信できても、月間の通信容量の上限が低ければあまり有効活用できないのでは、なんて思う人もいるかもしれない。しかし、ダウンロードの待ち時間が短縮するだけでも快適さはやっぱり変わってくるもの。ダウンロードに長時間かかると、途中で通信が切れてやり直し、なんていう場面に遭遇するかもしれないが、短時間で済めばそんな可能性もいくらかは低くなるはず。結果的に通信容量は節約できることになる。

 むしろこういった“力技”の通信機能を実現できたのは、データ通信プランが細分化され、ある意味“明朗会計”になったことも影響しているのでは、と思ったり。通信容量は節約するが、通信速度には妥協しない、そんな人に猛烈にプッシュしておきたい機能だ。


手にした瞬間から良かったARROWS NX F-02G
すっごくイイ感じのARROWS NX F-02G
直近3代のARROWS NXそろい踏み

 ARROWS X F-10DからARROWS NX F-05Fまで、ほぼ代々乗り継いできた富士通のARROWSシリーズ。10月19日に新モデルとなる「ARROWS NX F-02G」が発売されたので、なんだか当然のごとくサクッと発売当日に機種変更してきた。

 ドコモの発表会で少し触ったりしていても、その場の短い時間ではどうしてもチェックしきれないところがある。だから期待半分、不安半分でいつも購入しているのだけれど、今回はF-05Fの時以上に、実際に購入した後の満足度が高い気がする。

 なぜかというと、その理由の1つはおそらく、外観。特にオレンジのボディカラーが本当に自分の好きな色だからだ。と、あまり主観が入りすぎるのもよろしくないかもしれないが、色自体については好みがあるにしろ、側面から背面にかけてのマット調のさらさらした手触りは、誰にでも一度触らせたくなるくらい質感がいい。

このオレンジがイイっす!
このオレンジが!
側面はメタルエッジフレーム

 これは店頭に行かないと体感できないので、騙されたと思って一度見に行ってほしいな、と思う。側面は表側がテーパー状に切り落とされた「メタルエッジフレーム」となっている。個人的には輝きすぎているようにも感じられるが、それも好みと言ってしまえばそれまでだ。

 で、今回のF-02Gの一番のポイントとなるのは、やっぱり画面解像度。1440×2560ドット、564ppiというこれまでのフルHDを余裕で超えるWQHDディスプレイは、もはやホーム画面の壁紙を見た瞬間に「ふーん、まあこんなもんか」と平静を装いつつも内心では「果実のツヤ、キモッ!」と思ってしまうほど。

デフォルトのホーム画面。縮小画像では伝わりにくいかも……
カメラで撮影してみたが、写真でも伝わりにくいかも……

 5インチクラスのフルHD解像度あたりのレベルで、ドットを裸眼で視認するのはもはや不可能になっていたので、そういう意味では以前のF-05FやF-01Fなどと変わらないはずなのに、同じ画像をF-05Fで表示して見比べても、F-02Gで感じる目に迫ってくる何かがない。よーく目を凝らして見ると、特に目立つハイライトの周辺、微妙なグラデーションの加減がF-05Fではのっぺりした見栄えになっている。

左がF-02G、右がF-05F。並べて比較すると違いがお分かりいただけるだろうか

 F-02Gにプリインストールされているサンプル動画(2560×1440ドットのMP4)をF-05Fでも再生してみたのだけれど、再生できるパフォーマンスがあるのはすごいとは思いながらも、やはり感動がなかった。

 このあたりは、F-05Fまでは太陽光下の視認性を重視した「ホワイトマジック」液晶だったのを、今回のF-02GでIPS液晶に変更したのが大きな要因なのかもしれない。解像度だけでなく、色再現性も確実にF-05Fを上回っているようだ。

 解像度が高くなると心配になるのが、画面描画の速度。似たような解像度の端末として2560×1600ドットのNexus 10も持っているのだが、このタブレットの場合、CPUパワーが発売当時としては不足していたせいか、縦置きにしてWebサイトを高速に上下スクロールさせてみると、画面の左右で明らかに描画タイミングがずれていて、画面表示が斜めに見えていた。

 おかげさまでF-02Gは最新のチップセットを使っているためか、そんな描画のズレは目で見る限りはゼロ。高解像度でも問題なく気持ちよく動いてくれるし、3Dグラフィックを多用するゲームでもパフォーマンスの低下は感じられない。ちなみにベンチマークプログラムを実行した結果は以下の通り。体感ではわからなかったが、グラフィック性能の値は若干落ちるようだ。

【Quadrant Professionalの実行結果】
Overall CPU Mem I/O 2D 3D
ARROWS NX F-02G 21603 84379 17072 4502 267 1797
ARROWS NX F-05F 19149 71907 16132 4849 647 2209
F-02Gの結果
F-05Fの結果

 そんなわけで、F-02G、筆者の中では歴代ARROWS NXシリーズ最高の期待感をもって使い始めている。

防塵にも対応したため、USB端子はキャップ付きになった
USB端子がキャップ付きになった代わりクレードルが付属し、立てかけるだけで充電できるように
おなじみの指紋認証ももちろん搭載
テレビアンテナもF-05Fと同様に内蔵

SIMロック解除した「GALAXY Note Edge」を700MHz帯のLTEに接続

 「GALAXY Note Edge SC-01G」を購入した主な理由は前回このコーナーで紹介したとおりだが、この機種にはもう1つ期待していたことがある。対応周波数帯が広いというのが、それだ。ドコモが販売している端末なので、同社が言うところの「フルLTE」にはもちろん対応。国内では、2GHz帯(Band1)、1.7GHz帯(もしくは1.8GHz帯のBand3)、1.5GHz帯(Band21)、800MHz帯(Band19)が利用できる。

 おもしろいのが、このほかにも対応している周波数帯があること。GALAXY Note Edgeでは、「APT700」とも呼ばれる700MHz帯(Band28)や、北米向けの700MHz帯(Band17)も利用可能だ。また、日本ではAXGPやWiMAX 2+として知られるTD-LTEにも対応。こちらは、2.6GHz帯(Band38)、2.5GHz帯(Band41)、1.9GHz帯(Band39)が利用できる。ドコモは、これらの周波数帯でサービスを行っておらず、基本的には、国際ローミング時に現地のキャリアに接続するための対応という位置づけだ。ただし、700MHz帯(Band28)については、ドコモも2015年にサービス開始予定で、GALAXY Note Edgeで利用可能になると見られる。

SIMロックを解除して、台湾のネットワークに接続した「GALAXY Note Edge」
台湾モバイルのショップ。写真は、6月に撮影したもの

 ここで気になってくるのが、SIMロックを解除したときの挙動。GALAXY Note Edgeも、SIMロック解除対象機種で、海外渡航時などに現地のSIMカードを挿すことができる。現地のLTE対応SIMを挿せば、上記の国際ローミング用周波数を利用できるのかどうかという点が、気になっていた。そんな中、11月上旬にGoogleのイベントを取材するため、台湾を訪れる機会があった。台湾では、台灣大哥大(台湾モバイル)というキャリアが、9月にLTE対応のプリペイドSIMカードを発売した。台湾モバイルは、1.8GHz帯(Band3)と700MHz帯(Band28)でLTEを開始しており、日本と同様、電波が回り込みやすい700MHz帯でエリアを広げている。GALAXY Note Edgeを使うには、ピッタリのキャリアというわけだ。

 現地に着いたら、早速台湾モバイルのショップに駆け込み、SIMカードを入手した。LTE対応の料金プランは2つあり、300台湾ドル(11月19日現在、約1140円)で1.2GBのデータ通信、100台湾ドル(約380円)分の音声通話が利用できるプランと、500台湾ドル(約1901円)で2.2GBのデータ通信、195台湾ドル(約741円)分の音声通話が利用できるプランがある。テザリングまで使いたい筆者は、後者のプランを選択した。

700MHz帯は端末側から見えているが、ネットワークに弾かれ、圏外になってしまった

 ところが、いざGALAXY Note EdgeにSIMカードを挿してみると、まったくLTEにつながらない。再起動やフライトモードへの切り替えなど、思いつく限りの手を試してみたが効果がなかった。3Gでもそこそこ速度が出るため、このまま使ってみようかと考えたが、テザリングも利用できない。これでは、せっかくLTE対応のSIMカードを買った意味がない。

 電波状態を確認してみようと、GALAXY Note Edgeのテストモードを開いたところ、1.8GHz帯(Band3)と700MHz帯(Band28)は、端末側からは見えていることが分かった。ただし、接続の段階で、ネットワーク側に弾かれているようだ。この状態をTwitterに投稿。ネットワークに詳しいフォロワーの方々に見解を求めてみたところ、「もしかしたらVoLTEがオンになっているのがいけないのではないか」という回答をいただけた。

 確かに、台湾ではまだVoLTEが始まっていない。そこにVoLTE対応端末を持ち込んで、設定がオンのままネットワークにつなごうとすれば、何らかのトラブルが起こっても不思議ではない。そこで、音声通話の設定から、VoLTEをオフにして、再起動をかけたところ、アンテナピクトが変化、あっけなくLTEにつながった。LTEにつながったあとは、なぜかテザリングも利用できた。

アドバイスに従い、VoLTEをオフにしたところ、あっけなくLTEにつながった
速度も安定しており、通信環境に困ることはなかった

 LTEが開始した直後ということもあり、速度もまずまずの速さ。下りは10~20Mbps程度の速度が出て、滞在時に通信環境で困ることはなかった。気になった点としては、テザリングをオンにした際の挙動がやや不安定になることを挙げておきたい。オンにすると、国内にいるときと同様、すぐにテザリングに切り替わるのだが、オフにした際に3Gにフォールバックしてしまう事象が何回か起こった。その際に、LTEに復帰できない。端末を再起動すると再びLTEにつながったが、挙動としては少々不安定だ。

 VoLTEの件も含め、痛感したのは、やはりGALAXY Note Edgeはドコモのネットワークに最適化されている端末だということ。SIMロックを解除した際に他のネットワークで使おうとすると、今回のようなトラブルはまま起こる。以前、ドイツでNexus 5を試した際も、LTEにつながるまでにさまざまな手を試したが、やはりLTEは、端末とネットワークの相性が3Gよりシビアなようだ。今回は、そこにVoLTEという要素も入ってしまい、さらに事情が複雑になった。

台湾ということで、それっぽい写真も載せておきたい。「GALAXY Note Edge」で撮影したが、ピントが高速で合うため、すぐにご飯を食べられたのがうれしい

 翻って、日本では、総務省でSIMロックの解除が義務化されることが決定した。個人的には、今回記事にしたように、海外で現地のSIMカードを挿して使えるため、歓迎したい気持ちがある半面、ネットワークにつなげないなどのトラブルが起こらないかが心配だ。キャリアが他のネットワークにつないだときの挙動まで担保できるわけもなく、SIMロックを解除した端末を持ち込む際には「自己責任」が求められる。SIMロック解除を義務化する前にこのような考え方を根付かせないと、サポートセンターがパンクする事態になってしまいかねない。利用者が少なければ大した影響がない可能性もあるが、大々的に報道されているだけに、トラブルが頻発しないかは気になるところだ。


iPad mini 3はキャリア版を選んでみた

 前回の記事が掲載された10月23日から順次、販売が開始されたiPad Air 2とiPad mini 3。これまでもこのコーナーで取り上げてきたように、個人的にはiPad Retinaディスプレイ(iPad 4)Verizon版、iPad mini Retinaディスプレイ(iPad mini 2)AT&T版、iPad Air Wi-Fi版(国内モデル)を持っている。「おまえ、何台iPad持ってんだよ!」と突っ込まれそうだけど、個人的に利用するだけでなく、書籍の執筆にも使うので、新しいモデルは必ず購入している。今回の新しいiPadの2モデルも何らかの形で調達しないといけない。

 まず、iPad Air 2は国内向けの販売が開始された直後、オンラインのApple StoreでSIMロックフリー版を注文。普段、仕事のときはパソコンを持ち歩いているので、iPad Air 2をいっしょに持ち歩くことはほとんどないという判断もあり、容量は中間の64GBをチョイス。注文したiPad Air 2は10月23日に到着し、仕事が落ち着いた数日後にセットアップをはじめた。

 新しいiPadとして設定するか、他のiPadのバックアップを書き戻すかを悩んだけど、世代がもっとも近いiPad Airのバックアップを書き戻すことにした。移行作業としてはiPad Air 2の初期設定をはじめ、途中でiTunesがインストールされたMac miniに接続して、書き戻すという流れになるんだけど、これがなぜか失敗の連続。

 先日、スタパ氏が本誌のスタパブログで、「最新型iPad両機……復元失敗しまくり」というエントリーを書いていたけど、まさにこれと同じ症状。iTunesで復元中にエラーで停止したり、復元後にネットワークの設定を変更したら、ハングアップしてしまうなど、どうも動作がおかしい。他の環境での復元やDFUモードなども試したけど、問題は解決できなかったため、最終的にはバックアップの復元を諦め、新しいiPadとして初期設定をすることにした。手間はかかったけど、初期設定の完了後、従来のiPad Airと同じアプリをインストールして、何とか「手動で復元」することができた。どうも今回のiPad Air 2はiTunesのバックアップからの復元にトラブルが多いようだ。

 一方、iPad mini 3をどうするか。今回のiPad mini 3は従来のiPad mini 2と比較して、違いがあるのはTouch IDくらいだけど、仕事的には1台あった方がベターなので、国内向けモデルを買うことにした。悩みどころはキャリア版するか、SIMフリー版にするかという問題。

結局、iPad Air 2もiPad mini 3も何となくゴールドを選んでしまった。iPhoneはともかく、iPadではちょっと目立ちすぎかも
共に、指紋認証センサー「Touch ID」を搭載。上段のiPad mini 3はガラスタイプの保護シートを貼ったが、下段のiPad Air 2はまだそのまま

 SIMフリー版のメリットは、やはり、MVNO各社のSIMカードが使えること。MVNO各社のSIMカードをiPadで使うリスクも前回の「SIMフリー版iPadにはSMS対応SIMカード?」で説明したように、とりあえず、SMS対応SIMカードを選んでおけば、大きな問題になさそうだ。ただ、Wi-Fi+Cellular版の価格は128GBモデルが8万9800円(税別)と、なかなかお高い。月々の通信料はMVNO各社のプラン次第だけど、今までiPad mini 2で利用してきたIIJmioの「IIJmio高速モバイル/Dサービス」のSMS機能付きデータ通信SIMであれば、2GBで月額1040円と安い。

 一方、キャリア版は2年間の継続契約による「月々サポート」などの月額割引サービスに加え、各社スマートフォンとのセット割引が利用できるのがメリット。キャリア間の差は、iPhoneなどと同じように、ネットワーク対応がポイントだけど、iPad Air 2が新たにWiMAX 2+やAXGP(SoftBank 4G)対応の違いがあるのに対し、iPad mini 3はiPad AirやiPad mini 2同じなので、WiMAX 2+やAXGP(SoftBank 4G)には非対応。つまり、各社の3GとFDD-LTEのネットワークのエリアを気にするだけ。ちなみに、キャリア版はSIMロックがかかっているけど、iPhoneと違い、基本的には国内の他キャリアに対するSIMロックなので、海外渡航時に現地のSIMカードを購入して利用することは可能なはず。

 スマートフォンとのセット割引については、各社ともWebページに情報を掲載しているんだけど、正直なところ、この仕事をしているボクでもイヤになるくらい、わかりにくい。NTTドコモの「『カケホーダイ&パケあえる』かんたんシミュレーション」が辛うじて及第点というのが本音。各社ともキャンペーンや割引を声高に叫ぶのはいいけど、もう少し、このあたりの見せ方を考えないと、2台目需要は掘り起こせないと思いますよ。

 これらの要素を検討した結果、最終的に今回はNTTドコモでiPad mini 3を機種変更で購入することにした。本体の値段は128GBモデルで8万1000円(税別)なので、SIMフリー版よりも少しお安いけど、NTTドコモの月々サポート割引で、2375円×24回(5万7000円)の割引が受けられる。そのため、実質負担額は2万4000円となり、SIMフリー版との差額は約6万5000円という計算。

iPad mini 3にNTTドコモがiPad向けに提供するアプリをひと通りインストールすると、こんな感じ。実際は必要なものを入れるだけでいいけど……

 月々の料金はすでに利用中のiPhone 6 Plusの2台目プラスとして組み合わせたため、基本プランがデータプランで1700円、プロバイダー料金がspモードで300円、パケットパックがシェアオプションで500円となり、合計2500円で済む。利用できるデータ通信量はiPhone 6 Plusで選んでいる「データSパック(2GB/月額3500円)」とのシェア(共用)なので、利用できるのは2GBまでだけど、NTTドコモの「iPadボーナスパケットキャンペーン」「iPhoneボーナスパケットキャンペーン」のおかげで、最大13カ月はiPadとiPhoneで1GBずつが追加されるため、実質的にはシェアできるデータ通信量の上限は4GBになる計算。月額料金で比較すると、NTTドコモ版の方が1460円、高いんだけど、2年間の差額は3万5040円なので、本体のSIMフリー版との差額を埋められるほどではない。

 今回の新しいiPadは、MVNOの格安SIMが増え、AppleがSIMフリー版を最初から売り出したこともあって、SIMフリー版が注目を集めているけど、国内でいろんなキャリアのSIMカードを差し替えたりしない限り、価格面ではキャリア版の方が負担が少なく、2台目プラスのような契約が利用できるときは、意外に買いやすいという印象だ。なかなか一概に比較できない面もあるけど、新しいiPadが気になっている人は、ちょっとキャリア版にも目を向けてみると、いいかもしれません。


2台持ちだからこそできる「2画面」の良さ

 前回の複数台持ちに関するエントリーは賛否両論好みが分かれる意見を多数いただきましたが、同じ複数台持ち派から寄せられた意見で「そういえば確かに便利」と思ったのが、フィーチャーフォンとスマートフォンの2画面同時使用でした。

 当たり前のことではありますが、スマートフォンで電話をしている最中は、イヤホンやBluetoothヘッドセットなどを使わない限り、スマートフォンの画面を見ることができません。待ち合わせに遅れてしまい、一生懸命地図を見ながら待ち合わせ相手にも電話したい、というときは、スマートフォンを耳に当てたり画面を見たりと忙しい動作が必要になってしまいます。

 その点、2台持ちなら、電話しながら画面を見るのも簡単。地図はもちろんのこと、グルメサイトの情報を見ながら電話したり、電話中にカレンダーを開いてスケジュールを調整したりという作業をストレスなく行うことができます。

 最近ではイヤホンを使ってスマートフォンで電話している人も増えており、そうした使い方なら1台でも十分と思いますが、イヤホンをたまたま装着していないということもあるでしょう。いままで複数台持ちが当たり前すぎて気がついていませんでしたが、通話と情報閲覧を別々にやりとりできるのは改めて複数台の便利なところだなあと痛感しました。


MILスペックは安心感が違う

 この冬、わたしの相棒は「GALAXY S5 ACTIVE SC-02G」になった。防水防塵だけではなく、耐衝撃性能などをサポートする、いわゆるMILスペックに対応した機種を長期間、使うのは今回が初めて。

 「GALAXY S5 ACTIVE SC-02G」にはストラップホールがないものの、斜めに窪みを付けて刻まれた加工はグリップ感があって手にしっかり馴染む。角の部分はウレタンコーティングもあいまって、耐衝撃性能が伝わってくる仕上がり。こうした外観デザインも含めて、タフネス性能というものが与えてくれる安心感は、本当に心強い。あわせてホーム、バック、タスクといったキーがきちんとクリック感のあるハードボタンであることもいい。これからの時期、寒くなって手袋を使っていても使いやすそうだ。

 これまでGALAXY S5を使っていたので、ソフトウェアやアプリ面の違いはあまりないようだ。たとえば「ホームボタン+電源キー」「手のひらでキャプチャ(手の側面を画面に当てて、端から端までスワイプする)」といった手段でスクリーンキャプチャを保存できるのは今まで通り。ちなみに、メモアプリの「Sノート」はどこかに行ってしまったのか、見当たらない。

 一方で、オリジナルの機能も当然あり、その1つとして、コンパスや気圧計といった機能にアクセスできるアプリ「Activity Zone」が利用できる。また「GALAXY S5 Active」には、専用のハードキー「アクティブキー」がある。初期設定では、短押しでActivity Zone、長押しでカメラを起動でき、さら設定次第でカメラのシャッターキーにもなる。カスタマイズが可能で、とりあえずもっとも起動回数が多い「Ingress」を短押しで起動するよう設定しておいた。

 これから徐々に楽しめる要素を見つけていくことになりそうだが、もし「ここはどうなってるの?」という気になるポイントがあれば、この記事のTwitterアイコンからぜひ教えて欲しい。冒頭でも触れたが、ひとまず、MILスペックならではの安心感を存分に味わっていきたい。


キャリア問わず使える、KDDIの「Syn.」はまだβ版?
「Syn.」のホームページ

 10月16日にスタートした、スマートフォン向けのさまざまなサービスを横断的に利用できるようにするプラットフォーム「Syn.」。現在(2014年10月22日時点)は11社の計12サービスが参画し、それぞれのWebやアプリ上で各サービスのリンクを共通サイドメニューにまとめ、アクセスしやすくしている。将来的には各サービス間での機能連携も強めるとされているものだ。

 KDDIが主導するプロジェクトだが、au端末だけに対応している、というわけではない。キャリアの違いを問わず利用できるとしていて、筆者のドコモ端末ARROWS NX F-05Fでも利用可能だ。実際のところSyn.はどんな風に使えるのか、各サービス・アプリでの対応状況を見てみることにした。

 手始めにSyn.に参画しているサービスの1つ、「ウェザーニュース」のWebサイトにアクセスしてみた。画面左下にメニューボタンが表れ、タップすると画面左側にサイドメニューが出現。サイドメニューの最上部には大きな広告バナーが、その下にサービス独自の機能メニューが、続いて“おすすめサービス”として各社サービスのリンクが並ぶ。

ウェザーニュースでは左下のボタンからサイドメニューを表示
ウェザーニュースのサイドメニューはメインコンテンツの長さに合わせてスクロールしてしまう

 サイドメニュー上のこういった大まかなレイアウトは、全サービスで共通。サービスの表示順序も変わらない。サイドメニューの大きな違いを挙げるとすれば、全体のカラーリングが各サービスのテイストに合わせたものになっている、といったあたりだ。

 ただ、サイドメニューを出現させるボタンの位置、出現する方向はサービスによって異なる。細かく見ていくと、サイドメニューの幅、メニュー項目の大きさ、スクロール範囲などにも違いがあったりする。共通メニューではあるけれど、実際の表示のさせ方はある程度各サービスに裁量があるようだ。

 全12サービスのうちいくつかは、Webサービスではなくアプリだ。たとえばスケジューラーの「ジョルテ」、なんでもランキング化する「Qrank」、ファッションコーディネートの「iQON」は、アプリをダウンロードしていない状況でメニューを選ぶとGoogle Play Storeのダウンロードページにジャンプする。アプリ上では、他のWebサービスと同じようにアプリ内の1機能として共通サイドメニューを表示する仕様となっている。

報道ヘッドラインも同じく左下のボタンから
NAVITIMEは右上のボタンから
LUXAは右下のボタンから
iQONは左上
はてなブックマークは左上で、メニュー幅がかなり広い
アプリの場合はGoogle Play Storeのダウンロードページにジャンプ
ジョルテはアプリ画面の左下からサイドメニュー表示
iPhone(Chrome)でジョルテなどのリンクを選ぶと真っ白のWebページに遷移してしまう(※この事象は現時点では解消されています)
nanapiは個別の記事ページの左上からサイドメニューを表示できるが……

 気になったのは、これら3つのアプリが全てAndroidのみ対応であり、iPhone上でサイドメニューからアクセスしようとすると正しくリダイレクトされず、真っ白のWebページしか表示されないこと(※2014年10月22日の時点では、Chrome利用時にこのような状態になっていましたが、10月末までにこの事象は解消されています)。キャリアを問わず対応してはいるけれど、OSの違いについては考慮されておらず、ユーザーの混乱を招きそうな状態だ。実質的にAndroid端末専用の機能であると言っても良いだろう。

 また、Webサービスでも「nanapi」だけはトップページでサイドメニューを表示する手段が今のところない(2014年10月22日時点)。スタートしたばかりだし、サイドメニューの表示方法には裁量があるように見えるとはいえ、全てのサービスで公平にユーザーを誘導できている状況ではまだないようだ。

 ユーザーにさまざまなスマートフォン向けサービスを利用する機会を与え、サービスの組み合わせでシナジーを生み出す、というコンセプトは面白いし、ぜひうまくいって市場が盛り上がってほしいとは思う。でも、まだ12サービスしかない時点ですでにサイドメニューの統一が各サービス間で完全に守られていないうえに、時代とともに変化するUIトレンドや、サービスごとに異なるであろう適切なUIに、共通メニューという形で将来に渡って対応させられるのか、ちょっぴり不安が残るなあ、と思った。

トップページにはそれらしきボタンがない
しかもウェザーニュースと同様にメインコンテンツの高さに合わせたメニューになっていて長々とスクロールする

「GALAXY Note Edge」を入手、その印象は?
曲面ディスプレイのエッジスクリーンを採用した「GALAXY Note Edge」

 冬商戦が始まり、メインのスマートフォンを機種変更することにした。決して、東京都の石野純也さんが「Xperia Z2 SO-03F」を壊したからではなく、この時点ですでに予約していた端末を予定通り購入した格好だ。選んだのは、右端が曲面になったディスプレイを採用した、「GALAXY Note Edge SC-01G」。この原稿を書いている10月23日に発売され、仕事の合間をぬって入手した。

 なぜこの機種にしたのかというと、一言でコンセプトがおもしろかったからに尽きる。IFAで発表された際に実機を見ていたが、実は当初はピンときていなかった。残念ながらソニーと時間がかぶってしまい発表会に出られなかったこともあり、よくある手持ちの技術をとりあえず採用してみた“色物”だと感じていたのかもしれない。しかし、しっかり実機に触れ、サムスン電子の話を聞いてみると、この機種こそがGALAXY Noteシリーズの正統な後継者ではないかとすら思えてきた。特にフリップタイプのカバーである「Flip Wallet」をつけると、それが際立ってくる。

「Flip Wallet」をつけると、まるで手帳のように見える

 サムスン電子によると、GALAXY Note Edgeのエッジスクリーンは、手帳やノートのインデックスがモチーフになっているという。Flip Walletがこの部分を覆っていないのは、そのため。紙の手帳だとインデックスを頼りにしてページをめくるが、GALAXY Note Edgeの場合は“スマートフォンのページ”とも言えるアプリを配置することができる。また、アプリの通知もエッジディスプレイに表示される。アナログな手帳では不可能なことだが、自動的に書き加えられたページにインデックスがつくといったところだろうか。

 もともと、GALAXY Noteシリーズは大画面でパワフルなスマートフォンにペンを載せ、デジタルとアナログを融合させることを目的としていた。その意味で、エッジスクリーンが搭載されたGALAXY Note Edgeは、より「手帳っぽさ」「ノートっぽさ」が増したとも言えるだろう。エッジスクリーンのお陰で、「S View Cover」のような小窓が空いたフリップカバーを採用する必要がなくなったのも、そう思える要因の1つだ。似通った形のスマートフォンが多い中、ここまでコンセプトを明快にして、デザインにまで落とし込んでいる端末はなかなかない。

 あまりコンセプトばかりを語っていると、だんだんポエムのようになってくるので、もう1つ実利的な理由を挙げておきたい。筆者はメイン端末とは別に、KDDI版の「GALAXY Note 3 SCL22」も普段から持ち歩いていた。Sペンを使ってメモを取ったり、取材時のボイスレコーダーとして使ったりと、まさに「仕事道具」としてフル活用していた。GALAXY Noteシリーズの使い勝手のよさは、それで分かっていたというわけだ。

 上記のような理由で特にペンを使うことが多いため、書き味は重要だ。GALAXY Note Edgeは、そのSペンの感度が2倍の2048段階で、GALAXY Note 3と比べても格段にメモが取りやすくなっている。また、3つのマイクで、誰がしゃべっているのかをきちんと判別できるボイスレコーダーも搭載する。この2つの機能は、まさに自分の使い方にピッタリ。どうせなら、メイン端末にしてみようと思い購入に至った。

Sペンの感度が2倍に上がり、書き味もよくなった
3つのマイクを使い、方向まできちんと記録するボイスレコーダー

 まだセッティングを済ませてから1~2時間程度しか触っていないので大まかなインプレッションしか語れないが、エッジスクリーンはやはり便利。アプリのショートカットをギュッと詰めておけるので、ディスプレイを広々と使えるし、着信や通知にも気づきやすい。エッジスクリーンを除いたディスプレイの解像度もWQHDで、フルHDだったGALAXY Note 3より文字や画像が締まって見える。もちろん、レスポンスも十分だ。

VPNを設定すると、PINコード以上のセキュリティが必要になる

 一方で、完全には慣れていないこともあり、片手で操作するとたまに間違ってアプリが起動してしまう。また、細かな点だが、VPNを設定した際に、パターンロックが使えない点にも少々戸惑っている。セキュリティの都合上、AndroidではVPNを使おうとすると何かしらのロックをかけなければいけないのだが、今までの機種はパターンロックでも大丈夫だった。一方で、GALAXY Note Edgeは最低限PINコードにしなければならず、少々ロックの解除が面倒。ここは変更できるとうれしい。

 購入にあたっては、Flip Walletの入手に少し苦労した。機種変更した家電量販店では置いてないと案内されたため、同じ系列のGALAXY SHOPが設置された店舗に行ってみたが、やはり品切れ。最終的には、親切なTwitterのフォロワーの方が目撃情報を教えてくれたため、何とか手に入れることができたが、そこは最初に機種変更した店舗だった。置いてないという情報は、間違いだったのだ。

 そもそも、GALAXY Note Edgeは、エッジスクリーンが売りの端末。であれば、Flip Walletをつけた方が、よりコンセプトも際立つ。個人的には、先端的な商品を目指したGALAXY Note Edgeをせっかく販売するなら、Flip Walletは本体に同梱すべきと思うほどだ。コストとの兼ね合いで難しいとしても、せめて端末の近くに置くなど、もう少し分かりやすく売っていくべきだと感じた。また、GALAXY Note Edgeの販売国が少なく、中でも日本がトップバッターということもあり、Flip Walletのバリエーションが2色と少ない。GALAXY Note 3のように、カラフルなカバーが選べないのは残念だ。この点は、今後の拡充に期待したい。


ガラケー・スマホの2台持ちで手に入れる自由
最近はフィーチャーフォンとスマートフォンの複数台運用。スマートフォンは時によって2台以上にも

 ここ最近の記事でも取り上げている通り、筆者はフィーチャーフォンとスマートフォンの複数台持ち。HT-03Aのために新規契約して以来、フィーチャーフォンとスマートフォンは常に別回線で持ち歩いています。

 2台持ちは面倒に思われがちですが、2台持つことによって生まれるメリットや便利さも意外とあるもので、今回はフィーチャーフォンにこだわる2台持ちのメリットをご紹介。ちなみにこれができるのはフィーチャーフォンでほとんど電話やメールをしないという前提であり、まだまだばりばりフィーチャーフォンでメールしますという人向けの話ではないことご容赦下さい。

端末選びが気楽

 キャリアの2年縛りなどはあるものの、メインで使うメールアドレスや電話番号はフィーチャーフォンに設定しているため、スマートフォンはキャリアを変更したり、キャリアを解約してMVNOに乗り換えてもさほど影響がありません。そのためドコモもauもソフトバンクもY!mobileもMVNOも、気軽に契約変更を検討できます。

バッテリーが持つ

 通信のほとんどはスマートフォンで行ない、フィーチャーフォンは着信とメール受信だけ、という使い分けをしていることもあり、バッテリーが驚くほど持ちます。ほとんど使わない時は1週間近く充電せずに持ち歩いたこともありました。おサイフケータイはフィーチャーフォンに設定しているため、スマートフォンのバッテリーが切れて改札を通れない、買い物ができない、という心配もいまのところありません。

2台持ちでも意外と安い

 今回の本題はこちら。あくまで音声通話と携帯電話メールをほとんど使わないという前提ですが、携帯電話キャリアのフィーチャーフォン向け料金プランは月額1000円程度で維持できるため、1回線追加してもさほど料金は上がりません。しかも最近人気のMVNOを組み合わせればさらに安価に維持することができます。

 以下はNTTドコモを例に、既存プランと新プランでのスマートフォン1台持ちと、NTTドコモのフィーチャーフォンとMVNOのスマートフォンとの組み合わせを比較してみました。NTTドコモの場合すでに既存プランは受付終了しているため事実上新プランのみですが、他のキャリアはまだ既存プランも加入可能なことに加え、料金プランはほぼ横並びになっているのでさほど変わりません。

 補足しておくと、フィーチャーフォンは音声通話もパケット通信も従量課金のために追加費用が発生しますが、筆者の場合は1日1通あるかないか程度の受信メールとおサイフケータイのチャージ程度でパケット費用は毎月300円程度。さらに音声通話は楽天でんわを組み合わせているので通話料金も通常より安価になっており、こちらも毎月数百円程度。これらを合計して実質毎月1000円程度がフィーチャーフォンの費用です。

 新料金プランは家族で契約すると安価になる場合もあるため一概には言えませんが、1人で契約することを考えた場合、メールアドレスや電話番号を維持するため2台持ったとしても、MVNOを使うと料金は半額以下に。しかもIIJmioの「ファミリーシェアプラン」ではデータ通信量も7GBとたっぷり用意されています。

 もちろん、携帯電話の費用は料金プランだけではなく端末そのものの購入費用も必要であり、携帯電話キャリアの場合は2年契約を前提として端末の価格も安価になります。例えばiPhone 6をNTTドコモで契約する場合、容量が16GBのモデルは新規またはMNPの場合2年契約前提で端末は実質0円、機種変更の場合は実質1万1664円で購入できます(参考)。

 しかし、MVNOで料金を安くした分の差額を考えると、端末費用も十分元を取ることができます。上記の表で考えた場合、2台持ちの月額料金は従来プランと比べて3000円、新プランと比べて4257円安いため、これを2年で考えると従来プランは7万2000円、新プランは10万2168円もオトクなことに。フィーチャーフォンで発生する音声通話やパケット通話の料金も差分として考える必要はありますが、SIMロックフリーのiPhone 6 16GBモデルが6万7800円ということを考えると端末購入費用も十分元が取れます。

 しかも携帯電話キャリアの実質金額は2年しっかり使って適用となるため、2年未満で解約した場合は残月×数千円の費用負担も発生しますし、2年契約を解除する費用として1万円近い解約金も発生します。一方でMVNOならいつ解約してもいいし解約金も発生しないことがほとんど。2年に一度、たった1カ月の間しかキャリア変更を考えられないという束縛から自由になることもできます。

 端末は1台しか持ち歩きたくない人もいるでしょうし、携帯電話キャリアでしか購入できない魅力的なスマートフォンもあるため、これがすべての人に適用できる訳ではもちろんありませんが、こういう運用方法もあるということが、端末選びに毎年悩む方々の参考になれば幸いです。


Ingressエージェント注目の「ちよくる」とは

 千代田区によるレンタサイクルサービス「ちよくる」(※関連記事)が10月1日にスタートした。NTTドコモのシステムを使ったもので、同じくドコモの仕組みを使ったサービスは他の都市でも提供されており、特徴はいくつかある。たとえば一度、会員登録するとおサイフケータイ(ICカード))をかざしてレンタルできる、あるいはポートがある場所ならば借りた場所と返す場所が異なってもよく、いわば乗り捨てできるということ。価格も、現在は30分100円と利用しやすい。

 そして、こうしたレンタサイクルは、最近話題の位置情報ゲーム「Ingress」のプレイヤー、もとい、エージェントたちから注目を浴びている。「Ingress」は現実を舞台にした陣取りゲームであり、陣を広げるためにはさまざまな場所を訪れるため、徒歩だけではなく、より機動力のある移動手段が好まれる。ただ電車など高速移動中はプレイできない。また一定以上のレベルになるために、さまざまな場所を訪れる必要が出てくる。そこで適度な速度で移動するバス、そして一気に移動できる自転車などを活用する人は少なくない。自宅周辺ならば自転車を利用する場合でも、勤務先の都内も……となると、これまではなかなか難しかった人は少なくないだろう。そこに登場したのが「ちよくる」というわけ。

前カゴに利用開始時や返却時の手続きを案内したシートがある。わかりやすい
電動アシストは軽やか

 「Ingress」のエージェントになってもうすぐ1年になる筆者も同じく「ちよくる」に高い関心を持った1人。「GALAXY S5 SC-04F」を手にして、さっそく使ってみた。「ちよくる」の手順は、最初の会員登録がやや面倒ながら、基本的に自転車に据え付けられた装置にスマホをかざすだけでレンタルを開始でき、返却時も鍵をかけてかざすだけ。開始時、返却時などその都度メールでお知らせも届き、手続きがきちんとできているか、確認しやすい。ちょっと店に立ち寄るために一時駐輪するのももちろんできる。千代田区内には坂もそれなりにあるのだが、「ちよくる」で貸し出されるのは電動アシスト自転車なので、蹴り出しも軽やか、坂も楽に登れて、晴れた日の休み時間に乗ったりすると、なんだかリラックスできてウキウキしてくる。

 Ingressを楽しむ、という視点で見ると、なるほど、これまで訪れる機会がなかなか見つけられなかったような場所へ行きやすくなることは確か。ただし、いくつか注意点がある。当然のことだが“ながらスマホ”といった、自転車に乗ったままでのスマホの操作は厳禁。一旦停止すればいい場面もあるように思えるかもしれないが、都内中心部では、車や人がたくさんいて、たとえば不注意からの急停止なんてことになると、とても危険だ。また、それなりに図体のでかい「ちよくる」の自転車は、取り回しにちょっと苦労するかもしれない。そうした乗り方はIngressに限った話ではないが、Ingressはところどころにあるポータルを訪れてプレイする、というスタイルのため、“自転車に乗りながらスマホ操作”という誘惑がとても大きい。繰り返しになるが、これは本当にやってはいけないこと、と肝に銘じておきたいポイントだ。

初回では40分少々、利用した。満足度は高い

 もっとも、A地点からB地点へ行き、自転車を置いて、その周囲のポータル群を訪れる、といった使い方はできる。Ingressでは、それまで訪れたことがない場所でプレイするとそのことが実績としてカウントされる。「ちよくる」のようなレンタサイクルを使うことで、それまで縁がなかったようなエリアを訪れて、その地にしかないもの、あるいはその地の歴史など新たな発見に触れていく、というIngressならではの醍醐味を味わいやすくなるだろう。

会員情報
メールで通知
一時停車でロックしたときにも通知

 そういえばIngressでは、定期的にグローバル規模で、両軍の優劣を競い合うイベントが開催される。これまでも京都や大阪、札幌、名古屋、福岡、5月の石巻などでイベントが実施され、エージェントたちがしのぎをけずった。そして、この12月、東京を舞台にしたイベント「Darsana」の開催が決定。過去にも東京が舞台となったことはあるそうだが、なんといっても今夏、iOS版が登場して、うなぎ登りにエージェントが増え続けている現在、Google+のイベントページには相当数のエージェントが名乗りを挙げ、来たる日に向けて準備を整え始めたよう。まだプレイしたことがない方も、今や2週間もあれば、かなり強いレベル(Lv8が1つの目安)まで到達可能とされており、12月のイベントにはまだまだ間に合う。そんなあなたの相棒としての「ちよくる」が利用される機会もありそうだ。


今、手ぶれ補正がアツい!
手持ち撮影では手ぶれ補正を使いたい

 子供が生まれると、どうしても動画撮影の機会が増える。というか、撮影しとかなくちゃ、みたいな義務感が湧いてくる。デジカメやアクションカムを使うパターンもありつつも、どちらかというと常に持ち歩いているスマホに頼ることが多く、我がARROWS NX F-05Fでもどうせなら可能な限りきれいに撮りたい、と思うわけで。

 ところが、普段使いで動画を撮影していると、手ぶれがどんどん気になってくる。歩きながら動画撮影したりすると、その時は気付かなくても後で大画面で見た際に、なんかブレブレで見るに堪えない、みたいなことが多いのだ。

 そういうこともあって、最近のスマホには電子式の手ぶれ補正が搭載されることが増え、ARROWS NX F-05Fでももちろん利用できるようになっている。筆者は、手持ちする時は必ずこの電子式の手ぶれ補正をオンにして撮影しているのだが、実際のところどれくらい効果があるのか、一度確かめてみようと思った。

 補正をオフにした状態と、オンにした状態、そして参考までにスタビライザーを使った状態で、それぞれ歩きながら動画撮影してみたサンプルが以下。手ぶれ補正オン+スタビライザーという組み合わせでも撮影している。

標準カメラのメニューから設定できる手ぶれ補正
スタビライザーに固定してみた図
歩きながらの撮影で地面も見えるよう、やや下向きにセッティング
横置きだと端末の重心がやや偏るので、カウンターウエートをちょっと横にずらした
【動画サンプル】

 1台しか端末がないので全く同じシーンで比較することはできなかったのだけれど、こうして見ると、ARROWS NXの手ぶれ補正は、「使わないよりは使った方がいい」感じ。足の踏み出し時の揺れはさすがに抑えきれていないものの、補正をオフにすると踏み出し時以外もほぼ常に揺れていることがわかる。手ぶれ補正は、やはりそれなりに効果があるようだ。

 スタビライザーを使った場合は全体的に滑らかで、手ぶれ補正も加えると(差はわずかだけれど)さらに効果的。ただし、手ぶれ補正オン時はオフ時に比べ画角がやや狭くなる。可能な限り視界を広くしたいシーンは、手ぶれ補正を使うかどうかよく考えるべきかも。

 最近は、フルHD撮影は当たり前。機種によっては4K動画の撮影まで可能なものも出てきたが、高解像度カメラの本来の画質を発揮するにはブレをなくすことも重要だ。たとえば最近話題になったiOSアプリの「Hyperlapse」でも、できあがったタイムラプス動画の解像度はさほど高くないのに、ブレを抑制することで映像品質が優れているように見えたりする。

 9月30日に発表されたドコモの新機種の中では、シャープのAQUOS ZETA SH-01Gがついに光学式手ぶれ補正を搭載した。iPhone 6 Plusも光学式手ぶれ補正を(静止画撮影時に限って)利用できるようになっている。新しいARROWS NX F-03Gは動画解像度のアップに止まったけれど、手ぶれ補正機能はこれからどんどん進化していくだろう。子供をもつ親としてはとっても期待している。

ただいまのフリック学習モード。“か行”や“た行”のキーにある文字が時々消えるようになった。しかしコンプリートはまだまだ遠い……

相変わらずフィーチャーフォンでしか使えない「2in1」
2in1で2つ目の電話番号を入手

 1つの携帯電話で2つの電話番号が使えるNTTドコモのサービス「2in1」、久しぶりに手持ちのF-07Fで契約してみました。

 2in1は以前にも利用していたのですが、あれから2年が経過し、すっかり世の中はスマートフォン一色になっているにも関わらず、2in1が利用できるのは未だにFOMAのフィーチャーフォンのみ。仕事で利用する別の番号が欲しいけれどそのためだけに電話を複数台持ちたくないというニーズは少なからず存在すると思うのですが、未だに2in1がスマートフォンでは利用できないこともFOMA回線のフィーチャーフォンから離れられない理由でもあります。

 ちなみに以前紹介した通り、フィーチャーフォンでも楽天でんわを愛用しているのですが、2in1で契約した番号で楽天でんわを使おうとすると相手先ではなく楽天でんわのガイダンスにつながってびっくりしました。冷静に考えると2in1の番号はまったく別の電話番号なので改めて楽天でんわを登録する必要があるというだけだったのですが、2in1で楽天でんわを使おうと思っている人はご注意ください。


もうすぐお別れ、iPhone 5sとの日々を振り返る
au版iPhone 5s(一度水没したので2台目)とAQUOS ZETA SH-04F。iPhone 5sとはぼちぼちお別れです

 この原稿を書いているのは、今晩(明日の早朝)、Appleの発表がある9日です。しっかり眠って体調十分。ウワサ以上のサプライズがあるでしょうか。楽しみです。ウワサだと9月中にiPhone 6が発売されるようなので、メインで使っているiPhone 5s(au版)の使い心地を、夏中使ったAQUOS ZETA SH-04Fと比較しつつ振り返ってみました。

 iPhone 5sでいいなあと常々思ってきたのは、収まりのいいサイズと金属ボディのデザインです。スマートフォンとしては小ぶりなので、パンツの前ポケットに入れてもあまり邪魔になりませんし、はみ出してポケットから落ちてしまうこともありません。金属ボディなので、薄くてもしっかりしていて安心感があります。

 ただ、金属ボディの意外な弱点を夏に発見しました。35度にもなる東京都心で手に持っているとボディが熱くなるのです、「アチチチ」と声が出るくらいに。方向音痴の私はマップを見ながら歩くことが多いのですが、ずっと持っていたらヤケドするんじゃないかと思うくらいになったことも。スマートフォンは裸で使う派なのですが、熱さを防ぐためにカバーを付けるというのはアリかなと思いました。

同じ場所で地図のヘディングアップ機能を使っているのですが、「上赤塚交番前」の場所が大幅に違っております。iPhoneが正しい

 ところで、iPhoneの標準マップは、よくなってきているとはいえ、Googleマップに比べると歩行者にはまだまだ優しくないと感じます。それなのに、なぜAQUOS ZETAでGoogleマップを使わないかといえば、私のAQUOS ZETAだと、自分が向いている方向を上に表示するヘディングアップ表示にしたときに、正しい方向で表示してくれないからです。iPhoneと並べてみると、45度くらいズレちゃっているようです。方向音痴なので、これは致命的です。

 iPhoneでGoogleマップを使えばいいじゃん、といわれそうですが、カレンダーにメモした住所をタップして地図を表示することが多いので、iPhoneの標準マップが起動しちゃうわけです。普段は住所をコピーしてGoogleマップで検索しますが、急いでいると、住所を長押ししてコピーしてGoogleマップを起動して貼り付けて、なんて面倒くさい。iOS 8になると、経路検索には別のアプリを利用できるようになるので、少し楽になるかもしれません。

 それにしても、以前別のAndroid端末を使っていたときにも、マップで正しい方向を向いてくれないということがありました。Android端末がすべてそうだとは思わないので、運の悪さを悲しんでおります。

 手に持つと収まりのいいサイズですが、画面の小ささがいよいよ年齢的に厳しくなってきました。仕事でソーシャルゲームをいくつかやらなくてはいけないことがあったのですが、最初のチュートリアルで文字を読むのが本当にツライ。仕事に支障をきたすほどでしたので、ダイソーで老眼鏡を購入してしまいましたよ。設定メニューやTwitter、Facebookなどはまだ大丈夫ですが、ゲームはもっと大きな画面でプレイしたい。その方が楽しそうですし、本当にiPhone 6の大画面化には期待しております。

 画面サイズと少し関係あるところですと、カメラで撮る普通の静止画が4:3というのが物足りなくなってきました。Instagramのような「スクエア」は、それとしての楽しさがありますし、食事写真なら4:3でまったく問題ないのですが、風景を撮るときはAQUOS ZETAの方が圧倒的に楽しいと感じます。広い範囲を撮れるのでパノラマ写真的な迫力があるのです。

 画質の良し悪しは判断できないのですが、ロック画面からのカメラの起動はiPhoneの方が簡単でよく使っています。AQUOS ZETAはアイコンにタッチしないとカメラのショートカットが表示されないので、一手間多く、また、アイコンが見えないのでタッチしてショートカットを表示させるという行為を忘れがちなのです。

iPhoneはロック画面の右下にカメラのショートカットを表示。それに触れながら上にスワイプするとカメラをすぐ使えます。AQUOS ZETAはロックアイコンのワンタップが必要

 しかし正直、両方使っていて、片方と比較して「非常に」使いやすい/使いにくいと感じることは、あまりありませんでした。最初のうちはiPhoneに「戻る」キーがない、電話番号をタップすると、すぐ発信して焦る、などと思いましたが、あっという間に慣れてしまいました。慣れって重要だなあと感じた次第です。また、電池持ちについても、片方が極端に良いあるいは悪いと感じたことはありません。そもそも、使っている期間もスペックもまったく違いますから比較できません。

 さて、次のiPhoneはどうでしょうね。早く使ってみたいです。


はじめてのプリペイドSIM、普段の電話番号も生かして
「OCN モバイル ONE プリペイド」で初めてのプリペイドSIM

 どこぞの高級レストランのメニューみたいなタイトルになってしまったが、初めてのプリペイドSIMに挑戦してみた。

 なぜプリペイドSIMを購入したのかというと、海外に行ったから、というわけではなく、単に油断してデータ通信を使いすぎてしまい、高速通信が制限される3GBを突破してしまったため。月の後半だったのでちょっと我慢すれば良かったのだけれど、緊急事態に備えておきたいし、やっぱりネットが遅いとイライラしてしまう。

1カ月3GBの制限を突破してしまった
通信速度はとっても遅い

 月額1000円前後の、いわゆる格安SIMにするのも選択肢としてはアリだったかもしれない。でも、1カ月を通じて使うことはないし、最初の数カ月以内に違約金なしで解約できるタイプは、初期費用で(月額費用とは別に)数千円かかることが多い。だったら初期費用だけでそこそこの容量を通信でき、できるだけ有効期限の長いものがいいのではないか。

 そう思って選んだのが、初期費用3456円ぽっきりで使い始められる「OCN モバイル ONE プリペイド」。最大150MbpsのLTE対応で、1GBを使い切るまで利用できる容量型だ。通信が1GBに満たない限り、利用開始から120日間使うことができる。この有効期限の長さが、個人的にはけっこう大きな決め手となった。

 今までの経験上、通常のキャリアのデータ通信プランで容量上限に到達するのは、あっても今回と同じように月の下旬あたり。数日から1週間程度使うだけなので、1カ月の間にせいぜい通信するとしても多くて200MB程度のはず。30日間しか使えないタイプだともったいないが、120日間有効ならコストパフォーマンスは悪くない。

 家電量販店で購入後、パッケージや公式サイトに記載のある通り、利用申し込みを行ってAPN設定するだけですぐに使い始めることができた。もちろん通信は高速で、いつも通り快適にネットを使える。ちなみに「OCN モバイル ONE プリペイド」はXi/FOMA端末向けのSIMのため、ドコモ端末であるARROWS NX F-05FのSIMロック解除は不要だ。

購入したら発信者番号などを用いてWebの申し込みページで入力
左が通常のSIM(ドコモminiUIMカード)、右が「OCN モバイル ONE プリペイド」のSIMになる
「OCN モバイル ONE プリペイド」のSIMを差し込む
申し込み後に表示される各種情報をもとにAPN設定を行えば使い始められる

 しかし、メイン端末のSIMをデータSIMに差し替えると、電話できなくなってしまう。仕事で使っている電話番号が、予告なく突然使えなくなりました、では困ってしまうわけで……。

もともとの電話番号を使えない問題は、IP電話に転送することで解決

 なので、データSIMを使っている間はIP電話を利用することにし、普段の電話番号にかかってきた電話は全て転送してIP電話にかかってくるようにした。こうしておけば、メイン端末が電波の届く範囲にいる限り電話を受けることができる。テストしてみたところでは、若干音声の遅延はあるものの、大きな問題はなさそう。

 あと1つ、「SMSをどうするか」というやっかいな問題もある。誰かが元々の電話番号宛てにSMSを送っても届かないわけだから、これもなんとかしたい。いろいろ考えた末、元々のSIMを以前使っていた旧端末に移植してSMSを受信できるようにし、さらにそのSMSを“転送”することにした。

 といっても、SMSの転送サービスなるものが存在するわけではない。ここで活躍するのが「IFTTT」というアプリだ。このアプリは、“もし●●になったら、▲▲する”という条件に応じたアクションを簡単に設定できるもの。今回の場合は、旧端末で“もしSMSを受信したら、Gmailに転送する”という設定にしてみた。

旧端末に通常のSIMを移植
その旧端末上でアプリ「IFTTT」を使う
IFTTTの実行ルールは、もし“Any new SMS received”したら、指定のGmailアドレスに送信する、ということにした

 メイン端末上のGmailアプリで(同期設定と)着信通知の設定をしておけば、SMSがGmailへメール転送された直後に気付くことができる、はず。ただ、Gmail側で全てのメール着信を通知するようにしてしまうと、普通のメールも頻繁に受信しているから通知の嵐になってしまうし、他のメールにSMS通知のメールが埋もれてしまうかもしれない。

 なので、あらかじめPCのGmail上でSMSの通知メールについてフィルター設定し、特定のラベルを付加させ、その後メイン端末上のGmailアプリでそのラベルのメール受信時のみ通知するようにしておく。試しに他の端末からSMSを送信してみると、「旧端末でSMS受信→IFTTTがGmailに転送→メイン端末でメール受信→端末上で通知」と想定通り動作し、タイムラグもほとんどなかった。

PC上のGmailでフィルター設定
さらにメイン端末のGmailアプリでラベルごとの通知設定を行う
そうするとこんな風に通知があり、メイン端末上でSMSを受信したことに気付ける

 とりあえずいつもの電話番号からかけ直したり、SMSに返信することを考えなければ、旧端末は家に置いておいても、充電さえしていればほぼ普段通りメイン端末を使えるわけだ。が、ここまでセッティングしたにもかかわらず、月が変わるまで誰からも電話はかかってこないし、SMSも届かなかったのがさみしい限りである。


出張のお供に欠かせない「Xperia Z2」のノイズキャンセリング
飛行機の中で、特に効果を発揮するXperia Z2のノイズキャンセリング機能

 「Xperia Z2」は、Walkmanと同じ方式のデジタルノイズキャンセリングに対応している。スマートフォンで音楽を聴くことが多い自分にとって、これはうれしい新機能だ。

 特に重宝しているのが、飛行機での移動時。自分は長時間のフライトでは、できるだけノイズキャンセリングを搭載したイヤホンやヘッドホンを利用するようにしている。その方が寝やすいし、快適だからだ。ただ、そのために大ぶりなヘッドホンを持ち歩くのは少々悩ましいところ。ただでさえ荷物が多い出張時に、普段使わないアイテムが追加されるのはできるだけ避けたい。

 よく利用するANAの国際線の場合、プレミアムエコノミー以上の席にはこの機能が搭載されたヘッドホンが置かれているため、持ち運ばずに済む。とは言え、コストを抑えたい出張では、エコノミーで移動することがほとんど。ANAは、上級会員向けの特典として、国際線で空席があるときに限りエコノミーからプレミアムエコノミーへのアップグレードを行っており、筆者もこれに当てはまるが、必ずしも利用できるとは限らない。ANA以外で移動することもあるため、ノイズキャンセリング対応のイヤホンまたはヘッドホンを持っていないわけにはいかないのだ。

 Xperia Z2に機種変更してから、こうしたことを気にする必要がなくなった。Xperia Z2なら普段持ち歩いているスマートフォンに、ノイズキャンセリング対応のマイクを備えたイヤホンをプラスするだけでOK。丸めておけば、ポケットにも入れられる。効果もまずまずで、密閉型のヘッドホンにはかなわないが、飛行機の「ゴォーーーー」という音はかなり小さくなる。

 忘れずにやっておきたいのが、設定の変更。Xperia Z2のノイズキャンセリングには、「電車・バス」「航空機」「室内」という3つの設定が用意されている。飛行機に乗っているときは、「航空機」を選択すればよいが、これを忘れているとノイズの低減率が下がってしまう。実際、「電車・バス」にしたまま使っていたら、ややノイズが大きく聞こえた(とは言え、ないよりははるかに騒音が小さくなったため、設定を間違えていても気づかないかもしれない)。

 また、ノイズキャンセリングのモードには、「ON(常時)」と「ON(オート)」がある。オートが少々クセモノで、これは音楽を流していないときなどに画面が消えるとノイズキャンセリングがオフになる設定だ。飛行機の中では音楽を流さず、耳栓として利用することもあるため「常時」にしておいた方がいい。ただし、本体側で騒音を分析し、逆位相の音を出すという仕組み上、どうしてもオフにしたときよりは電池の消費が大きくなる。

騒音のパターンに合わせて設定を変更する必要がある
耳栓代わりに使いたいときは、「ON(常時)」に設定しておくといい

 出張時のフライトのストレスを減らしてくれるノイズキャンセリング機能だが、惜しいと思う点も少しある。1つ目が対応イヤホンが別売だったこと。効果がはっきり分かり、他のスマートフォンにはない機能だけに、別売で利用のハードルを上げてしまうのはもったいない。同梱すればそれだけコストが上がってしまうのも事実だが、セットにしてそれぞれを買うより安く提供するという手はあっただろう。同梱している国や地域もあるため、日本でできないのは残念だ。

 いち利用者として悩ましいのが、イヤホンの選択肢が少ない点。仕組み上、純正のイヤホンに頼らざるをえないため、このバリエーションはもっと増やしてほしい。現時点でソニーから購入できるのはヘッドホン1種類にイヤホン2種類。ソニーモバイルが販売している「MDR-NC31EM」を加えても、その数は4製品だ。イヤホンについてはいずれも4000~6000円ほど。音にこだわる人のために、もっと高級なラインナップがあってもいい(もちろん、高ければ音がいいというわけでもないが)。

 実際、Xperia Z2購入前に使っていたソニーのバランスド・アーマチュアのイヤホン「XBA-2SL」に比べると、ボーカルの音のクリアさがなくなった気がする。ノイズキャンセリングはXperia Z2だけでなく、同時期に発売された「Xperia ZL2」「Xperia Z2 Tablet」にも搭載されており、グローバルでの存在感も大きい。Walkman専用だったときより、機能の普及が進んだと考えてもいいだろう。だからこそ、対応イヤホンの選択肢は、端末の登場に合わせてもっと広げてほしかった。

イヤホンが別売だったため、Walkman用の「MDR-NWNC33」を購入した。ちなみに、ノイズ集音用のマイクは通話時にもマイクとして機能する。ただし、通話した相手によると、あまり音質はよくなかったようだ
ソニーのWalkman用ノイズキャンセリング対応イヤホン、ヘッドホンも使えるが、現在販売されているのは3種類のみ。ソニーモバイル製のものを足しても4種類と選択肢は少ない

「カケホーダイ&パケあえる」で料金を節約してみた
NanoSIM(左)とMicroSIM(右)。ドコモ以外ではNanoSIM採用機も増えつつあるのだが……

 仕事柄、筆者は複数の回線契約を維持している。とくにドコモはAndroid用とiPhone用の2契約を維持している。SIMカードのサイズが違う(ドコモのAndroidでNanoSIM採用機がない)ため、1契約で済ませられないからだ。いずれの回線もメインではないため、レビューや検証時にしか使わず、通話もデータ通信も利用頻度はきわめて低い。

 仕事で使うのだからある程度のコストはかまわないのだが、それでも安く済ませられるなら安く済ませたい。

 ドコモが今夏導入した「カケホーダイ&パケあえる」では、パケットパックのデータ転送量を複数回線でシェアするオプションが用意されている。「カケホーダイ」は無料通話が標準で付属するので、通話をしない場合、従来の料金プランに比べると若干割高になるケースが多いが、複数回線でうまくシェアをできると、従来の料金プランよりも割安になる。

 ただし、このシェアの仕組み、若干クセがある。

 パケットパックには2GB(3500円<税別、以下同>)、5GB(5000円)、10GB(9500円)、15GB(1万2500円)などがあるが、複数の通常回線でシェアできるのは、10GB以上のパックのみとなっている。3人くらいの家族でシェアすることを前提にしていると思われるが、1人で使うにはちょっと大きすぎる。ましては利用頻度の低い回線では不要も良いところだ。

 しかし音声付きの通常回線とデータ専用回線の組み合わせならば、2GBや5GBのプランでもシェアすることが可能だ。しかも基本料金はデータ専用プランの方が若干安い。つまり、iPhoneとAndroidのいずれかをデータ専用にすれば、かなりの節約になるのだ。

利用中のドコモ2端末。移動中も使いやすいコンパクトなiPhoneと座っているときに使いやすいAQUOS PADは相性がなかなか良い

 使っている端末はiPhone 5cとAQUOS PAD(SH-06F)である。AQUOS PADはいわばタブレットなので、普通に考えるとこちらをデータ専用にすれば良さそうなものだが、あえてiPhone 5cをデータ専用契約とし、AQUOS PADを通常のカケホーダイ契約とした。

 最大の理由はVoLTEだ。AQUOS PADはタブレットではあるが、通常の音声通話に加え、最新機能であるVoLTEにも対応している。iPhone側の回線でも音声通話の検証が必要になる可能性があるが、将来的にそのような必要性が生じたとき、音声回線とデータ回線の契約を入れ替えることは可能だという(まだ試していない)。

 従来は2回線あわせて基本料金が1486円、パケット定額料金が9900円のあわせて1万1386円だったが、変更後は2回線あわせて基本料金が4400円、パケット定額が3500円、加えてシェア料金が500円で計8400円と、3000円近く安く済むこととなった。ここから各種オプション契約が足されるが、2回線分の月々サポートが割り引かれる。

 ちなみにドコモのデータ回線契約ではSMSの利用が可能なため、LINEなどSMS認証を必要とするサービスも利用できる。データ通信できるなら、IP電話サービスを使うことも可能だ。仕方なくiPhoneをデータ通信契約にした形ではあるが、なんだか「コレはコレでありかな」と思い始めている。

 とくに最近、飲食店への予約を入れるときにLINE電話を使うようにしているのだが、LINE電話から無料通話できる飲食店というのが実に多い。LINE電話はアプリ内から店舗を検索し、そのまま電話をかけられるので、電話番号のコピペも必要ない。元々、音声通話をする機会は減っているが、数少ない機会もその多くがLINE電話でなんとかなってしまう。

 ただ、メイン回線をデータ専用契約にするのはオススメしにくい。というのも、LINE電話などのIP電話だと緊急通報ができないからだ。幸いにもこれまで、ケータイから緊急通報したことはないが、しかしそれができないというのは大いに問題があると思うのだ。


ガラケーでも使える音声アシスタント

 iPhoneにはSiri、Androidはしゃべってコンシェルといった音声アシスタント機能が利用できますが、富士通のフィーチャーフォン「F-07F」も音声で操作できる機能が搭載されています。

 「音声クイック起動」は、F-07Fに搭載されている機能を音声で呼び出せるというもの。電卓やアラームなど、あるはずだけど、どのメニューから探せばいいのかわからない……、という機能も、音声クイック起動を立ち上げて「電卓」「アラーム」というだけで該当の機能を表示してくれます。

音声クイック起動
「電卓」で電卓機能を起動できる
しゃべって検索

 もう1つの「しゃべって検索」は、しゃべってコンシェルに近い機能で、駅名を2つ言うとその区間の乗換案内を表示したり、「天気」と地域名を組み合わせて該当地域の天気を表示できる機能。対応する検索はレシピや地図、野球の試合結果など充実しています。

 どちらの機能も音声認識の精度は高く、はっきりと発音するとほぼ100%の精度で表示したい機能や検索結果を表示してくれました。タッチ操作のできないF-07Fはボタン操作が中心になりますが、この音声アシスタント機能を使うとわざわざボタンを押すこともないのがお手軽で嬉しい機能です。

「市ヶ谷から新宿まで」で乗り換え案内を表示
どんな検索ができるかはガイドで確認できる

「GALAXY S5」はサクサクでストレスフリーな感じ

 「GALAXY S5」を使い始めて、もうすぐ3カ月。この機種の印象は? と聞かれたら「ストレスフリー」という言葉が最初に思いつく。いや、もちろん、ひっかかるところがないわけじゃない。しかし、前回Ingressエージェントとして「GALAXY S5」を使い倒した結果(※関連記事)としての評価をご紹介したように、満足度が高いことは間違いない。Ingressに限らず、「Clash of Clans(クラクラ)」「モンスト」「パズドラ」といった最近の人気アプリもサクサク動作するわけで、特に、「クラクラ」は、機種によっては起動に失敗する、なんてことまで体験していたものの、「GALAXY S5」を使い始めてからは、そうした場面もない。

 そうしたアプリたちに加えて、個人的には、そのサクサクした動作を期待したいポイント、つまり、もたつくとストレスを感じてしまう部分は、カメラ、そして文字入力といったあたりだ。

 文字入力機能は、変換精度といったあたりがクローズアップされがちな気もするけれど、過去使った機種の中には英数入力などへ切り替える際にちょっとフリーズすることがあった。たとえば意図せず絵文字入力機能をタップしてしまうと、読み込みに時間がかかるのか、フリーズ状態になってしまう。こうした、ちょっとしたことでイラッとストレスを感じてしまう。それでは「GALAXY S5」ではどうなのか。実は、そうした状況に陥ったことはなく、LINEやHangout、Facebookといったアプリを多く活用する場面でも、気持ち良く入力できる。ただ、記号の入力の手順がちょっと煩雑に思えて、まだ慣れていないところではあったりするのだが、これは個々人の好みによるところかもしれない。

 「GALAXY S5」のカメラ機能では、発生条件はよくわからないのだが、まれに「サーバーエラーが発生した」などと言われ、うまく起動せずムムムと眉間にしわがよってしまうことがあったりする。しかしこの機能も全般的に文句なし。先代の「GALAXY S4」では約1秒かかっていたオートフォーカスが約0.3秒に短縮されるなど、基本的にキビキビ動いてくれる印象。HDRのオン/オフボタンを常に表示して、気軽に操作しているのですが、ここでフリーズすることもない。ロック画面からすぐに起動することもできるのもイイ。サクサク度とは異なる話ながら、画質も基本的に十分満足。たとえば食べ物関連の写真は、暖色を強める、といったことはなく、その場の色合いをそのまま記録する感じだ。

 というわけで、さまざまな場面でサクサク感を味わえる「GALAXY S5」。もちろん、先述したようにいくつか気になるところはあるけれど、多くの場面でひっかかることがないため、自然にさまざまな機能を使えることになり、最近はスマホ関連のストレスから解放されている。今後もさまざまな機種が登場することだろうが、しばらくは「GALAXY S5と比べてどうか」なんて視点で評価しちゃうかもしれない。


写真下手にありがたい「フレーミングアドバイザー」

 カメラはスマートフォンの重要な機能の1つです。私ももちろん、メモしたり、証拠にしたり、きれいだと思ったものを残したりするために写真を撮影し、SNSにアップするなどしています。でも、カメラの撮影が大好きってわけではありません。Facebookにはよく食事の写真がアップされていて見るのは大好きですが、私が撮る場合、大抵は食欲に負けます。ひと口かふた口食べて気持ちが落ち着いたところで撮り忘れていたことに気付き、食べかけの写真は見苦しいと思って撮影を諦めることがほとんどです。だって、ご飯やラーメンは熱々が、冷たいデザートは汗をかいていない状態のものが好きなんですもの。

 ときには積極的に撮影したくなることもあるので、仕事でなければ(たまに仕事用写真でも)スマートフォンのカメラで撮影するわけですが、大抵は撮ったものを見てがっかりします。私はなんて写真が下手なんだ……。スマートフォンで撮る場合は、ピントが外れることはまずありません。手ブレもほとんどありません。フラッシュは失敗が多いので使いませんが、レンズ性能や補正が素晴らしく、暗い場所でもかなりがんばってくれます。でも、なんとなく自分の撮った写真に納得できません。

 撮った写真を見返してみると、構図が悪すぎるんだと感じます。なんとなく斜めになっていたり、なんとなく遠かったり近すぎたり、中心がずれていたり、余計なものが写り込んでいたり。注意力が足りないせいなのか、パシっと決まってくれません。

フレーミングアドバイザーを使わないとこんな感じ。水平線が斜めだったり、中心がずれていたり、フォークとスプーンの方が目立っていたり、ヘンな写り込みがあったり。泣きたい……

 でも、AQUOS ZETAには、被写体に合わせてベストな構図を線やガイドでアドバイスしてくれる「フレーミングアドバイザー」という機能があり、こんな写真下手の私でも、なかなかいい雰囲気の写真が撮れます。オートに設定すると、人物と料理は自動で認識してガイドが表示されます。また、風景の場合はメインにしたい被写体をタッチすると、おすすめの構図を指示してくれます。これを使うと、料理写真はかなり寄って撮った方がいいのだとわかります。

料理にカメラを向けるとグリーンのガイドラインが自動表示。注文したワッフルが思いがけなく変形皿だったので少々迷いましたが、このラインにお皿の左のカーブを合わせるように近くに寄って撮ってみました。手動の設定では四角いお皿や定食の場合のフレームも用意されています。
メインの被写体にしたいものをタッチすると、それに合った構図が提案されます
アドバイザーの教えに従って撮ってみました。少なくとも上の写真よりは見られる写真ではないでしょうか

 フレーミングアドバイザー機能は、AQUOS ZETA購入前から、私のためにある機能だと大いに注目し、使って本当に満足しています。願わくば、食べる前に撮ることをもっと思い出せるようになるといいのですが。


VoLTEのスピードと音質を確かめてみた(動画あり)
VoLTEはどれほど快適なのか?

 6月24日から一部機種でスタートしたドコモの音声通話サービス「VoLTE」。7月下旬になって、いよいよ我がARROWS NX F-05Fも対応した。従来は音声は3Gで、データ通信はLTEで、という使い分けになっていたわけだが、LTE越しで音声通話を可能にするVoice over LTEに変わることで、発着信がスムーズになったり、より高音質になる、という違いがあるとされている。

設定画面でVoLTEを使用するかどうかを選択できる

 ちなみにARROWS NXはアップデートによってVoLTE対応となるが、アップデート後でも普段から画面上でVoLTEになっているかどうかを確認する術はない。設定の[便利機能]-[電話]-[通話設定]-[通話モード設定]で“VoLTE/3G”と“3Gのみ”を選べるようになっていれば、VoLTE対応が完了していることを意味する。

 というわけで、VoLTEでどんな風に変わるのかさっそく確かめてみたい! まずは発着信の速さ。2台のスマートフォンを使い、一方からダイヤルしてもう一方に着信するタイミングを比べてみた。VoLTE対応の端末はARROWS NXともう1台しか確保できなかったため、互いにVoLTE/3Gの設定を行った状態と、3Gのみの設定にした状態とで別撮りして1本の動画にした。

【VoLTEと3Gの発着信のスピードを比較】

 動画をご覧いただくとわかるように、VoLTEでは着信にかかる時間はわずか3秒ほどで、サクサクつながっている。対する3Gでは10秒もかかってしまっており、ことによっては何を電話で伝えようと思っていたのか忘れそうなほどのタイムラグ、というのは大げさだろうか。いずれにしても、よりスムーズに通話を始められ、急用も即座に相手に伝えられるのがVoLTEの利点だろう。

 次に音質を比べてみる。3Gでは音声周波数帯域が300Hz~3.4kHzという範囲だったが、VoLTEでは50Hz~7kHzと、低音域も高音域も大きく広がっている。であれば、音楽のようなものだってきれいに聞こえるのではないか。そう考え、今回はあえて声ではなく、フリー音源の楽曲を受話口で流し、通話録音アプリを使ってWAV形式で保存した。

【VoLTEと3Gの音質を比較】

 結果としては、どちらが高音質とも言いにくい微妙な感じではある。3Gの方はこもったような音だが、聞きづらさはそれほどない。一方のVoLTEは高音域が強調されているように感じ、あまり心地よい聞こえ方にはなっていないように思える。ただ、人と会話して確かめてみたところでは、VoLTEは耳元で話しているかのようにクリアで、自然な音質を実現していると感じた。

音質検証にあたってはLINE-INで音声入力しようと思っていたが、試行錯誤するもなかなかうまくいかず時間切れで断念。スマホでもっと手軽にLINE-IN入力できるようにならないものだろうか

 VoLTEはスタートしたばかりのサービスで、利用できる機種も限られていることから、いつでも誰とでもVoLTEで通話、という状況になるのには、まだまだ時間がかかるだろう。でも、将来的にはほとんどのスマートフォンで利用できるようになり、徐々に3Gから離れてLTEオンリーの世界になっていくと考えられている。他社の動向も含め、VoLTEがこれからどう広がっていくのか楽しみだ。


転ばぬ先の「iPhone構成ユーティリティ」

 NTTドコモが新料金プランを導入したこともあり、複数あるNTTドコモのSIMカードをあれこれ入れ替えて使っている。今までSIMロックフリーのiPhone 5sで使っていたnanoSIMカードをサイズ変更してXperia Z2に挿入する一方、しばらく使っていなかったmicroSIMカードをnanoSIMカードにサイズ変更してiPhone 5sに挿入すると言った具合だ。

 なぜこんな面倒なことをするのかと言えば、もともとiPhone 5sで使っていた電話番号がお気に入りだったので、この番号を使ってVoLTEを楽しみたいと思ったからだ。

 しかし、microSIMカードだった契約を、新しくnanoSIMカードにしてもらい、SIMロックフリーのiPhone 5sに挿入したところ、通信が全く行われない状態になっていた。あれこれ、調べてみると、spモードの契約がされておらず、moperaのUスタンダードプランのみしか契約されていないことが判明した。

 去年前半ぐらいまではこれで問題なかったと記憶しているが、NTTドコモがiPhoneを取り扱うようになって、spモードで接続するようになったと思われる。そのため、spモードの契約がないとうまく通信ができないようなのだ。

 iPhone 5sでmoperaの設定しようと思っても、APNの設定画面が出てこないので、対処のしようがない。素直にspモードの契約をすればいいのだが、最近、moperaのシンプルプランが始まり、月々200円の契約で済むのであれば、こちらのほうが経済的だ。なので、強引にでもmoperaでつなぐ方法を探すこととした。

 あれこれ、調べて出てきたのが、本コーナーで法林さんが書いていた「もしかして、iPhone構成ユーティリティって便利?」という記事だ。アップルではiPhone構成ユーティリティというツールを配布していて、APNやWi-Fi、VPNなどの設定をパソコンからiPhoneに書き込むことができるのだ。

 早速、iPhone構成ユーティリティをアップルのサイトからダウンロードして、moperaのAPNを設定して、iPhone 5sに書き込んでみた。すると、問題なく、moperaに接続して、LTEでも通信ができるようになった。

iPhone構成ユーティリティ

 SIMロックフリーiPhoneを使っていると、いろんなMVNOや海外でのキャリアに接続することもあり、APNの設定は欠かせない。先日も、ケイ・オプティコムのmineoでSIMカードを契約して、SIMフリーiPhoneに挿入してみたが、当然のことながら、刺すだけでは接続できず、mineoのサイトでプロファイルをダウンロードする必要がある。

 iPhone構成ユーティリティがあれば、さまざまなMVNOにも対応できる。SIMロックフリーiPhoneやiPadを持っている人は、是非ともPCに入れておいたほうがいいツールと言えそうだ。


相性のいいドコモの新料金プランとVoLTE

 以前、本連載でシミュレーションした結果に基づき、メインで使っているXperia Z2のドコモ回線を、6月1日から新料金プランに移行した。シミュレーションでは、元々7500円程度かかっていた料金が、4600円程度になる計算だった。

 実際に丸2カ月間運用した結果は、以下のとおりだ。まずは「My docomo」で表示される明細を、そのまま掲載する。

6月分の料金
7月分の料金

 以前行ったシミュレーションでは、変動の多い国際ローミング利用時の通話料はパケット代をカウントしていなかったため、上記の数値とはズレがある。また、7月はケータイ補償サービスを利用しており、その代金が5000円、音楽購入時に利用したspモード決済の料金が2469円加算されている。こうした、一時的なコストを差っ引くと、6月と7月、それぞれの料金は次のようになる。逆に、6月の明細では、2回線目の余った月々サポートが適用された状態になっているため、それも除外した。

【一時的なコストを抜いた6月と7月の料金】

内訳 6月 7月
基本使用料 2,700円 2,700円
パケット定額料 5,000円 5,000円
spモード 300円 300円
留守番電話 300円 300円
あんしんネットセキュリティ 200円 200円
ケータイ補償サービス 380円 380円
ユニバーサルサービス利用料 3円 3円
ケータイ補償サービス補償サービス初回割引 -254円 0円
月々サポート -1,620円 -1,620円
eビリング割引料 -20円 -20円
合計 6,989円 7,243円

 思ったより料金が下がっていないのは、月々サポートの影響によるもの。5月にXperia Z2に機種変更したことで、それまで3500円だった月々サポートが、1620円に減額されている。3500円はMNPで移ってきた契約者用に“盛っていた”額だったので、機種変更で下がってしまうのは残念だが致し方ない。ただし、こうした変動要素を除いた、通話料+パケット通信料は大幅に安くなっている。旧料金プランだった3月と新料金プランの6月を比較すると、次のようになる。

【月々サポートの影響を除いた旧料金との比較】

3月 6月
11,473円 8,609円

 仕事用に使っていて、電話もそこそこするため、音声通話が定額になる新料金プランの恩恵が大きかったと言えるだろう。

 料金以上に大きいのが、定額になり、通話に対する心理的な障壁がなくなったこと。これまでだったら「長電話になりそうなので、固定電話でかけた方がいいかな」と思うようなときでも、遠慮せずにケータイから発信できる。たとえば、フリーダイヤルになっていない各種サポートセンターにケータイからかけるのは、長時間待たされる可能性もあり躊躇していたが、そうした遠慮がなくなった。ただし、0570のナビダイヤルは定額の対象外という点には注意が必要だ。サポートセンターのような代表番号に使われているケースが多く、この場合は定額にならない。

 通話に対する金銭的な障壁がなくなり長電話が増えると、Xperia Z2が対応している新サービス「VoLTE」の価値も上がってくる。お互いに話した内容が聞き取れないということが減り、通話時のストレスも少なくなった。明瞭さがここまで違うと、もっとVoLTEで通話したくなってくる。発信が速いのも、小さなことだが利用時の快適さにつながる。

 もう1つVoLTEのメリットを挙げるとすると、音声通話の安定度が上がった(かもしれない)ことだろう。自宅の近くに線路があり、以前は電車が近づくたびに音が途切れたり、最悪の場合通話が切断されてしまったりしたが、Xperia Z2がVoLTEに対応してからそうしたトラブルがなくなった気がする。電波を測定したわけではないので単なる推測になってしまうが、おそらく、次のようなことが起こっていたのだと思う。電車が通りすぎると大量の端末が同じ基地局に接続する。特に都心部の通勤時間帯だと、1本の電車の中にいる乗客の人数は膨大だ。結果として、瞬間的に3Gの帯域がひっ迫していたのかもしれない。VoLTEはLTEを使うため、こうした影響を受けにくいというわけだ。

相手もVoLTE対応端末だとHDボイスが有効になり、音質がグッと上がる
誤解されがちだが、VoLTEは対応端末同士でなくても有効になる。対応端末同士でないと利用できないのは、HDボイスだけだ。発着信が速くなるなど、HDボイス以外のVoLTEの恩恵は、LTEエリアにいるだけで受けられる
端末はまだ60万台を超えたところ。秋に発表されると見られる、あの端末の対応にも期待したい

 このように、今のところメリットしかないVoLTEだが、HDボイスがVoLTE対応端末同士でないと効果が出ないのは、やはり残念だ。ドコモの加藤薫社長によると、VoLTE対応端末の販売数は7月25日時点で約60万台になったという。その後、ARROWS NXがアップデートでVoLTEに対応したため、今はもう少し台数が増えていると思われるが、ドコモ全体の契約者からすればまだまだ数は少ない。たまたまかけた相手の電話がVoLTEだったということも、1回しか経験していない(示し合わせてかけたケースは何回もある)。対応端末を増やしてHDボイスのよさを伝えることが、目下、ドコモに課せられた課題と言えるだろう。他社がVoLTEを開始した際に、相互接続できるかも注目しておきたいポイントだ。


「dマガジン」を試してみた

 今、購入する書籍のほとんどが電子書籍になっています。そんなこともあり、ドコモの発表会で見て気になっていたサービスにトライしてみました。それが「dマガジン」

 「dマガジン」は、月額400円(税抜)で人気雑誌の厳選記事が読み放題というもの。雑誌は現在70誌以上があり、雑誌、記事、おすすめ、ランキングから読みたいものを探せます。気になる記事は最大100ページまでクリッピングできるそうです。

月額400円で雑誌読み放題?!

 有料サービスなので会員登録は必要ですが、docomo IDさえ取得すればキャリアに関係なく誰でも利用でき、しかも1つのdocomo IDで5台まで使えるというのです。つまり、回線契約のないタブレットなどからでも利用できるというわけ。雑誌ですから、スマートフォンよりは画面の大きなタブレットで使えたほうがいいですしね。

 現在私はメイン回線にiPhone 5s、サブでタブレットを契約しており、「dマガジン」はメイン回線での契約となっております。あとはdocomo IDのログインで利用できます。

 ただ、注意が必要なのは、回線契約があるサブ端末。「dマガジン」へのログイン環境がWi-Fiでないと、別契約扱いで申し込みページに誘導されてしまいます。実際、これで間違って2契約してしまい、ショップで解約してもらうことになりました。Wi-Fi環境ならすんなりdocomo IDの入力画面がでて済むのですが、そうでない場合はどこに接続されているか確認しましょう。

 さて、400円でいろんな雑誌全部チェックできるってホントに? って半信半疑でしたが、とてもカジュアルなサービスですね。立ち読み感覚、つまみ読み感覚で十分という方にはぴったりだと感じました。新しい雑誌をチョット読みたい。見たことない雑誌もチョット読んでみたい。気まぐれにページをめくりたい。こんなときにものすごく便利です。バックナンバーは読めませんが、空いた時間に最新の雑誌をパラパラと立ち読みできるので、最新の雑誌棚を持ち歩いている感覚です。

 特に接点が増えたのが、わりと疎遠な存在である女性ファッション誌(笑)。分厚いし、あれもこれも見てみたいなと思っても、全部買うと部屋の中でかなりかさばるし、買ったからといって必ず全部読むわけでもない。もったいなーいと言ってるうちに疎遠になってしまうというパターンでした。でもこれからは違うかも?!

 バックナンバーも保持したい、オフラインでもガッツリ読みたい、コンテンツの検索を活用したい方は、いくらでもダウンロードして携帯できる、アプリタイプのサービスがいいかもしれません。私はバックナンバーもめくることがあるので、目的に応じて棲み分けはできそうですが、400円のインパクトは強いですね。


ご飯がそこそこおいしく撮れる「F-07F」
多彩なエフェクト機能

 2000万画素級のハイスペックスマートフォンには敵わないものの、フィーチャーフォンであるF-07Fも1310万画素のカメラを搭載しています。

 オートフォーカスや7枚までの自動連続撮影、パノラマ撮影といった機能に加え、アートカメラやHDR、ぼかし撮影といったエフェクト機能も搭載。タッチパネルではないため、好きな場所にピントを当てるといった機能はないものの、日常生活で使うには十分なスペックと画質です。

撮影サンプル
背景ぼかしで撮影
クロマキーで撮影

 ただし問題は写真の取り込みやアップロード。F-07Fをフルに使っているのであればF-07Fから直接送ればいいのですが、F-07Fは音声とメールのみ、パケット通信はスマートフォンと役割を分けている筆者の場合、画像をパケットで送るのはできれば避けたいところ。

 というわけで試行錯誤の結果、写真1枚の時は背面の赤外線ポートを使ってスマートフォンに取り込み、複数写真の場合は富士通の独自機能「F-LINK」で取り込むことにしました。

 赤外線の場合、転送に時間がかかる上に写真1枚しか転送できませんが、スマートフォンへ直接送ることができるのでいつでもどこでも転送できます。一方、F-LINKは無線LAN環境が必要になりますが、大量の写真をまとめてスマートフォンに転送できるのが便利。

スマートフォンに直接写真を送ることができる赤外線通信
無線LAN経由で写真を取り込めるF-LINK

 こうしてスマートフォンに取り込んだ写真をオンラインアルバムやストレージに取り込み、パケットを節約しつつF-07Fで写真も楽しんでいます。


Ingressエージェントが見た「GALAXY S5」

 最近、iOS版も登場(※関連記事)した、グーグルの位置情報ゲーム「Ingress」は、リアルを舞台にしたユニークな世界観、そしてシンプルなルールながらバトルに興じたり、街のなかで見落としていた歴史の足あとに触れたりするなど、多様な楽しみ方を実現し、日々、多くのエージェントがその世界に飛び込んでいます。iOS版でスタートした人の中には、1つの目安であるLV8へもう到達した人もいるとか……。

 謎のエネルギー「エキゾチックマター(XM)」を巡って2つの陣営に分かれてバトルするIngressの世界では、スマートフォンやタブレットは、XMに満ちた世界を映し出す“スキャナー”という役割を担っています。このスキャナーの性能が周囲の敵とのバトルを左右するかもしれない……と言うのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、実際には快適にプレイできるかどうか、というところには繋がってくるでしょう。

 LV10のエージェントな筆者からすると、この夏のパートナーである「GALAXY S5」は、満足度の高い“スキャナー”です。Ingressは、ポータルのある場所を実際に訪れて、爆弾で敵のポータルを破壊したり、自分のアイテムで占拠して自軍のフィールドを作る、というリアル陣取りゲームなのですが、スマートフォンにとって「Ingress」は、5.1インチ画面を常に表示しつつ、GPSで連続測位し、さらに通信もバンバン行う、ということで、一定の処理能力を求められるアプリ。そんな「Ingress」を「GALAXY S5」でプレイしてみると、リチャージ、攻撃などさまざまな局面でサクサク動きます。iOS版登場時、「iPhoneのほうがサクサク」と評価する声も見聞きしましたが、「GALAXY S5」もひけを取らない印象。

 また、ちょっとした機能ですが、いつでも画面のどこかに表示されているアプリランチャーの「ツールボックス」にIngressを登録しておくと、スムーズにアプリを起動できて、使えば使うほど便利に思えてくる。こういう機能は何らかのアプリで実現できるかもしれませんが、最初から用意されている、というのが嬉しいポイントです。

 そして、この季節、防水仕様というのも安心できる要素の1つ。ちなみにバッテリーについては、厳密な測定は行っていないのですが、普段の生活リズム(出社時は寄り道せず、帰宅前に小一時間プレイ)の中ではモバイルバッテリーを使う機会がありません。先日、渋谷で行われたIngress関連のイベントの際、筆者はイベント前に新宿を訪れて40分ほどかけてアイテムを補給、そして100人ほど集まった渋谷でプレイした、という状況を体験しました。その途中でバッテリー残量が20%台になったため、モバイルバッテリーを使い、その日の夜、21時ごろに帰宅するまでしのぎました。歩きスマホは避けているものの、ポータル到着後、すぐにプレイできるようスマホを手にしながら移動するため、「GALAXY S5」にストラップホールがあれば、なお良かった、と感じることもあります。

 さて、Android版「Ingress」では、ポータル候補を写真とともに投稿できます。「GALAXY S5」に限った話ではないのですが、GPSなどで負荷がかかっていたスマートフォンでは、装着しているケースによって熱がこもってしまい、カメラが起動できない、という制限がかかることがあるかもしれません。ケースを外して風を当てる、といったことをすれば、再びカメラを起動できるようになることもありますが、折しも夏本番、日本に降り注ぐ太陽の日差しは、ちょっと厳しすぎるかも。いや、これはスマホに限らず、エージェントの皆様にも言えること。筆者は、エージェント仲間から、パウチ容器入りのアイスがオススメと教えていただきました。もちろん端末、そしてプレイしている本人の冷却用として。

 とはいえ、夏休み、お盆休みのシーズンに入って、日中プレイしたくなるかもしれませんが、くれぐれも熱中症にかからないよう、強い日差しを避けて、お互い注意して参りましょう。早朝や夕方の散歩がてらにIngress、というのも一興かもしれないですね。


電池持ちのよさを確かに感じるAQUOS ZETA
Android Wearの「LG G Watch」を購入。もちろんAQUOS ZETAと連携。バンドを変えようかと思案中

 見出しとは全然違う話題から入って恐縮ですが、Android Wearの「LG G Watch」を購入しました。スマートフォンのさまざまな情報を通知してくれるスマートウォッチを購入したのは初めてです。多くのレビューで言われているように、重要ではないメールをやり過ごすのにいいですし、重要な連絡にすぐ気が付くのもいい。腕時計だから当たり前ですが、スマートフォンをわざわざ手にとってバックライトを点灯しなくても時刻がわかるのが、改めていいなと感じました。

 ただ、デカいです。特に女性の手首には。しかし、腕時計をしている方々を眺めてみると、みなさん意外と大きな時計をつけてらっしゃるのですね。時計もファッションアイテムの1つですから、大きく目立ってもいいのでしょう。あと、電池が1日しかもたないのは、やっぱり不満です。朝、充電忘れに気づいて身に付けるのを諦めること度々。今は充電台を持ち歩いております。400mAhなので充電はすぐ済むのですが、台が必要なのが面倒。ソニーのSmartWatchのようにmicroUSB端子を本体に装備してほしかったです。

 反対に、AQUOS ZETAの電池持ちには毎日感心させられています。定期的にSNSとメールの確認、ときどき動画視聴とテザリング程度で、使い方としては控えめだとは思いますが、うっかり夜に充電を忘れても、次の日も大丈夫。過去、ここまで明らかに電池持ちのよさを感じた端末はありませんでしたし、こんなに安心して使ったこともありませんでした。IGZOと3300mAhの大容量電池、さすがです。

 アプリ、ウィジェット、ショートカットの3シートからなるAQUOS PHONEシリーズの「3ラインホーム」はあまり好きではなかったのですが、今期モデルから一般的なAndroidのホーム画面に近づいて違和感がなくなりました。通知パネルにある各種機能のON/OFFボタンも並べ替えられるようになっています。グリップセンサーを活用した表示のカスタマイズも色々できて便利です。

今まで機能ボタンの並べ替えができなかったことが意外だが、機能ボタンを3行表示にして「カスタマイズ」をタップすると、アイコンをドラッグして動かせるようになる。ボタンは最大14個登録できる

 使うにつれ快適さを強く感じるようになってきたAQUOS ZETAですが、未だにVoLTEでおしゃべりしていないのが不本意。もちろんアップデートはばっちり済んでいるんですけど、通話はもう1台に任せっぱなしなもので……。私にVoLTE対応機種でお電話いただける方、ぜひご連絡ください。特に仕事のご依頼、飲み会のお誘いは大歓迎です!


ARROWS NXでHDR動画とレンズぼかし撮影を試す
F-01F(左)からはるかに大型化したF-05Fのイメージセンサー
動画も“HDR撮影”が可能に。F-05Fでは手ブレ補正機能も新たに加わっている

 HDR撮影といえば、明暗差が大きい被写体でも隅々まで鮮やかに撮れるということで数年前から流行し、スマートフォンにも標準的に搭載されるようになった機能。近頃はこれを動画に応用した“HDR動画”の撮影が可能な機種まで登場し始めている。その1つがARROWS NX F-05Fだ。

 実は前モデルのF-01FからHDR動画撮影の機能はあったのだけれど、F-05Fで大幅にパワーアップした約2070万画素のイメージセンサーの実力を測るためにも、改めてHDR動画がどんな風に撮れるのか試してみようと思った。さっそくHDRをオン・オフして撮影した結果がこちら。

【台風が迫る新宿の空】

HDRオフ
HDRオン

 HDRオフでは下半分に見える木々が完全に黒つぶれしているところ、HDRオンでは鮮やかな緑色で映し出していることがはっきりわかると思う。ついでに静止画もHDR撮影と通常撮影で比べてみた。

【台風が迫る新宿御苑】

HDRオフ
HDRオン

【台風が迫る首都高速下】

HDRオフ
HDRオン

 HDRをオンにすると全体的にややくすんだ色合いになってしまうものの、空の微妙な明暗や影になっている部分もくっきり見えるようになる。ちなみにHDR撮影では、明るさの異なる2枚の写真を連続撮影する仕組み上、被写体に動きがあると残像が見える奇妙な写真になってしまう。HDR撮影が可能になり始めた頃の端末ではそれが顕著だったが、F-05Fではセンサーや端末性能が向上したおかげか、多少被写体に動きがあっても許容範囲内の写真に仕上がるようだ。

 そして、F-05Fで見逃せないポイントが、今さら言うことでもないけれど、OSバージョンが4.4であること。これが何を意味するのかというと、実は少し前に話題になった“レンズぼかし”撮影が可能なアプリ「Googleカメラ」の対応機種に含まれることになるのだ。

Googleカメラのメニュー
レンズぼかしでの撮影は想像以上に簡単だ

 F-05F標準のカメラアプリは、誰でも手軽かつきれいに撮影できることを目的に、必要最小限の機能に絞っている。さらにこだわった撮影をしたいならストアにあるカメラアプリをダウンロードして使えばよい、ということになるわけだけれど、中でもGoogleカメラは試しておきたい1本。

 “レンズぼかし”機能では、シャッターを切った後に指示方向へススッと少しだけ端末を動かせば、狙った場所をくっきりさせ、その手前や奥をぼかした写真に仕上げてくれる。一眼カメラのようなボケ味のある絵作りが超簡単にできちゃうのだ。こちらも参考までにサンプルをご覧いただければと思う。

【台風が迫る公園の花壇】

通常撮影
レンズぼかし撮影

 ところで、F-05FはIPX8規格の防水に対応している。ドコモ公式サイトの説明によれば、「常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有する」ことを示している。であれば、水深の浅い淡水であれば、そのままケースなども付けずに水中撮影できてしまうのではないか。

テスト撮影ではいまいちきれいに撮れず。いつかもっと透明度の高い水中で再チャレンジしたい

 というわけで、近所の川でテスト撮影してみたのだけれど、これがなかなかうまくいかない。ディスプレイが水に浸かると“画面全体をタッチされている”と誤認識されることもあり、必然的にセルフタイマーかつ“タッチシャッター”をオフにしておく設定が必須となる。が、ややにごり気味な川で流れも早いせいか、フォーカスが合いにくい。近いうちに静かな湖あたりでもう一度チャレンジしたいと思った。

ただいまのフリック学習モード。アルファベットのアメーバの成長が極端に遅れている……

ガラケーでも使える楽天でんわ

 前回ご紹介した通り、F-07Fはパケ・ホーダイ シンプルとタイプシンプル バリューで月額料金を安く抑えているのですが、パケ・ホーダイ シンプルは他のフィーチャーフォン向け料金プランに比べて通話料金が高めなのが悩み。そこで通話料金もできるだけ抑えるべく、「楽天でんわ」を活用することにしました。

 スマートフォン向けサービスという印象が強い楽天でんわですが、実はフィーチャーフォンでも使うことが可能。楽天でんわのサイトでもフィーチャーフォンの利用方法を紹介しています(楽天でんわ: フィーチャーフォンのご利用方法)。

 楽天でんわは、そもそも電話番号の前に「0037-68-」をつけるだけなので、プレフィックス設定にこの番号を登録。あとは毎回電話する時にメニューから楽天でんわのプレフィックスをつけて電話するだけで通話料金が安くなります。

プレフィックスの設定
プレフィックスをつけて発信すれば楽天でんわが使える

 スマートフォンのアプリに比べるとプレフィックスをつけるのが若干面倒ではありますが、この操作するだけで料金が半額近く安くなるというのはありがたい。しばらくは楽天でんわのプレフィックス設定がくせになるくらいまで意識的に使っていきたいと思います。


SIMロック解除後のドコモ端末を海外使用する際の注意点

 普段使っている端末をそのまま海外に持ち出し、通信料を安くするための手段として、SIMロックフリーのスマートフォンは非常に便利です。日本国内では、ドコモがiPhoneやiPadなどの一部を除いて原則SIMロック解除に対応していることで、ドコモ端末をSIMロック解除して海外で使うことを検討する方も多くいらっしゃると思います。今回は、SIMロック解除したドコモ端末を海外で利用する際の注意すべき点について、筆者が実際に経験したトラブルなどをご紹介します。

 まず1点目は、SIMロックを解除しても海外ではテザリング機能を利用できない機種があることです。ドコモのスマートフォンやタブレットでは、テザリングは原則としてドコモのspモードを契約時のみ利用可能な機能となっており、テザリング実行時はアクセス先がテザリング専用のAPNに切り替わるという仕様上、SIMロックを解除してもテザリングについては利用することができませんでした。

 この仕様については、公式なアナウンスは無いものの、2012年冬モデルから一部機種では緩和され、ドコモ以外のSIMカードを利用中は、テザリング時のAPNが切り替わらない挙動となったため、例えばSIMロックを解除して海外のSIMカードを利用する際にもテザリングが利用可能となりました。

 筆者が所有しているドコモ端末では、SIMロックを解除したGALAXY S4 SC-04Eを使って海外のSIMカードでテザリングが利用可能になったことを確認済みでしたが、改めて確認したところ、過去にテザリングが利用可能だったGALAXY S4と台湾のプリペイドSIMカードの組み合わせで、テザリングが利用できなくなっていました。ドコモから特にアナウンスはされていませんが、恐らくソフトウェア更新などのタイミングで仕様が変更となったものと推測されます。

GALAXY S4+台湾モバイルの組み合わせでデータ通信が利用可能
テザリングを実行するとデータ通信が無効になってしまった

 少々ややこしいのは、最新端末であれば海外でテザリングが利用できる、あるいはできない、とはなっておらず、機種の世代に関わらず、機種によって利用できる機種とできない機種が混在している点です。例えば、石野純也氏も紹介しているようにXperia Z2 SO-03Fでは、SIMロックを解除後に海外のSIMカードを使ってテザリングが利用可能です。

 ドコモの端末をSIMロック解除して海外で利用する際に、テザリングが利用できるかどうかは、利用予定の機種および、通信事業者のSIMカードでの動作報告の有無を確認することをおすすめします。

 2点目は、理由は不明なのですが、海外のSIMカードを利用する際に、データローミングを有効にしないとデータ通信が利用できないケースがあることです。筆者が直近で経験したケースとしては、タイの通信事業者『DTAC』が提供する『Happy Tourist SIM』を、Xperia Z2で使用したところ、データローミングを有効にしないとデータ通信を行うことができず、また通信状態を示すアンテナピクトも正常に表示されませんでしたが、通話やデータ通信そのものは利用することが可能でした。

 似たようなケースは、SIMロックを解除したGALAXY S4をマレーシアの通信事業者『Maxis』のプリペイドSIMカードで利用時も発生しましたが、このときはアンテナピクトは正常に反映されていました(2013年6月時点の情報)。

タイ、DTACのHappy Tourist SIM+Xperia Z2ではなぜかローミング表示に
マレーシア、Maxis+GALAXY S4でも類似の問題が発生

 いずれの場合も、データローミングを有効にすれば通信そのものはできるので、致命的な不都合があるわけでありませんが、データローミングを有効にする理由は不明ですし、「データローミングを有効にしないと繋がらないことがある」という予備知識が無いと、解決することができないので注意が必要です。

 3つ目は、インターネットにアクセスするための「APN」情報を知らないと、インターネットにアクセスできないことがあるため、事前に調べる等の準備が必要に点です。

APN設定画面 - マレーシアのCelcom

 海外で販売されているSIMフリーのスマートフォンでは、SIMカードを挿しただけで自動的にAPNが設定される機種も少なくありませんが、筆者の経験上、SIMロックを解除したドコモ端末についてはAPN設定が自動で行われた機種はありません。

 APN情報については、プリペイドSIMカードを購入する際に確認することもできますが、例えばプリペイドSIMの購入場所がコンビニエンスストアなどの場合は、店員に十分な知識が無いこともあり得るため、渡航前に利用予定のプリペイドSIMでのAPN情報を調べておくことをオススメします。

 このように、いくつか注意すべき点があるのは事実ですが、スマートフォンは現地情報が必要になる海外渡航時こそ非常に心強い通信手段であることは間違いがありません。海外渡航中の通信費を節約するための方法として、現地でのプリペイドSIM購入はとても有効なので、一人でも多くの方に挑戦していただければと思います。


「Sweep ON」の「持っているときON」が便利

 AQUOS ZETA SH-04Fでは、本体側面の「グリップセンサー」でいろんな機能をコントロールできることが魅力の1つです。たとえば、持ったときに画面を表示する、着信音量を小さくする、持っている間は画面の回転を抑止する、持ったときに通知を知らせる、手から端末を離すと音量を大きく/小さくする、などです。

 けれど、センサーがむき出しだからかどうかわかりませんが、SH-04Fのグリップセンサーは非常に感度がよく、持ったときに時計やロック画面を表示するように設定していると、ほんのちょっと触れただけで画面が点灯します。気にしなければいいのでしょうが、貧乏性な自分は「バッテリーがもったいない」という気持ちが強く、購入後早々、持ったときに画面を点灯する機能はOFFにしてしまいました。もちろん、他の設定は便利に使わせていただいています。

 もちろん自動で画面が点灯しなくとも、電源ボタンをプッシュすればバックライトが点灯します。電源ボタンを一度プッシュするくらい、なんでもありません、と断言したいのですが、SH-04Fはセンサーで点灯できるという便利機能を搭載しているせいなのか、電源ボタンが小さく出っ張りもほとんどなく、また、音量キーと電源キーがデザイン的に一体化しているので、ちょっとだけ押しにくいのです。誤操作を防ぐにはいいと思うのですが、画面を点灯させるとき、私の場合は毎回、ちゃんと場所を確認してからボタンをプッシュ。ぼーっとしていると音量キーを押してしまって、あれ? となることもあります。

グリップセンサーの設定は「設定」の「便利機能」から。さまざまなコントロールのON/OFF設定のほか、端末にカバーを付けたときの設定も用意。「カバーあり」に設定すると感度がより高くなるとか
AQUOS ZETA SH-04Fは本体右サイドに電源キーと音量キーを配置。他の端末に比べてキーが小さく、厚みも薄い。デザイン上で本体との一体感は得られるが、少々押しにくい

 グリップセンサーに翻弄されず、必要なときだけすぐに画面をONにできる方法を探していたら、「Sweep ON」がいいという話を思い出しました。Sweep ONは従来機から搭載されていますが、画面をサッとなぞるだけでスリープが解除される機能です。ただ、これも端末によっては感度がよすぎるものがあったらしく、過去には意図しないときに画面がなぞられて点灯することもあったそうです。

Sweep ONの設定は「ディスプレイ」の「モーションによる画面ON/OFF」から。なお、「もっているときON」はグリップセンサーと連動する設定なので、グリップセンサーを「ON」にすることが必要

 ところで、SH-04Fでは、Sweep ONの設定に「ON」「OFF」に加え、「持っているときON」という項目があります。グリップセンサーと連動して、手に持ったときだけSweep ONが有効になる設定です。

 これが私には調度いい設定。ただ持っただけでは点灯せず、点灯させるのは画面をなぞるだけだから簡単です。グリップセンサーに触れなければ、なぞっても反応しないので、湯野編集長のこんな事件も恐らく起きることはないでしょう。AQUOS端末で画面が点灯しすぎて困っている方におすすめします。


背面キーでかんたん&セキュアな指紋認証

 まぁ、誰もわたしのケータイの“中身”に興味ないと思うのですが、大人のたしなみとして、モバイル端末には必ずロックをかけます。自分は良くても他人に迷惑がかかってしまうので。「彼氏のケータイにロックがかかっていたら浮気を疑え」とかまだ言っている人もいるけれど、それは違う。そういうのは関係なく浮気する人はする。それよりもセキュリティへの意識がない非常識な大人はどうかと思うのです。

 なんだか愚痴っぽくなってしまいましたが、「ロックかけたほうがいいのはわかっているんだけど面倒なんだよねぇー」という意見にもとても共感できます。パスコードやパターン、PINなどの場合、簡単なコードを設定すれば、利用する方はラクだけれど見破られやすい、とかいろいろありますよね。そこで、簡単かつセキュアな方法として、「指紋認証」によるセキュリティロックがあります。

指紋認証機能を備えた「ARROWS NX F-05F」
背面ボタンに指紋センサー搭載

 iPhone 5sをはじめ、指紋センサーを搭載したスマートフォンが増えているので、それらを使っている人は活用するべき。わたしが先日機種変した「ARROWS NX F-05F」も、指紋認証によるロック解除機能を備えています。背面キーに指紋センサーが搭載されている上に、ホームキーや電源キーと同じようにスリープ解除の機能も兼ねています。そのためワンプッシュでスリープ解除、そのまま下にスライドさせてロック解除が完了。端末本体を持った時に、人差し指が自然と背面キーに位置するので、とてもスムーズに、快適に操作できます。

 指紋は最大10まで登録可能。わたしは念のため、両手10本すべての指を登録しておきました。これなら万が一、何本かの指を怪我してたとしても大丈夫。

10本分すべて登録しておけば安心

 わりと雑な感じにスライドさせてもきちんと解除されますが、指が濡れたりふやけたりしていて指紋を感知しづらい場合は、パターン・暗証番号・パスワードの中から設定したロック解除方法が併用できます。わたしは「パターン」を指紋のバックアップとして設定しました。指紋センサーがうまく感知しなかったときに表示される画面の「パターン」をタップすると、すぐにパターン入力画面に切り替わるので、戸惑うこともありません。

「設定」→「ロック・セキュリティ」→「指紋設定」を選択する
背面の指紋センサーに指のはらをなぞって登録する
指紋のバックアップとして、パターン・暗証番号・パスワードから選んで設定できる

 「指紋センサーといえばF」という話も聞かれるように、富士通は10年ほど前にiモードケータイの「F505i」で初めて指紋センサーを搭載しました。長い歴史の中で培ってきただけあって、今さらと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、私にとっては初めて指紋センサー付きのケータイなので、F-05Fにはちょっと感動してしまったのです。ワンプッシュとスライドで本当に便利!

 それはさておき、「眠っている隙に指紋ロック解除させられて彼女に浮気がバレた」なんて話もよく聞くけれど、それに関しては自業自得としか言えません。ちなみにF-05Fには「アプリケーションロック」機能がありますので、万が一、本体のロックを解除されたとしても、「電話帳」や「ギャラリー」など、アプリごとにロックをかけることもできます。二重ロックすることで、より浮気がバレにくくなるはず。話の主旨がだいぶ変わってしまいましたが、このスマホを開発された方はやけに意識の高い方なのだなぁ~と関心してしまいます(笑)。

パスワード管理アプリはどうも信用できない

 キャリアのサービスや、Webサービスで必要なIDとパスワードが覚えられない、むしろ思い浮かばない、長年の悩みでした。同じような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか? 利用するサービスが増えれば、管理しなければならないID・パスワードも増えていく。それでいて“使い回しはよくない”とも言われているし。記憶や、紙にメモして管理している人も多いみたいですが、あわせてスマホでも管理できればより便利ですよね。

 F-05Fには、あらかじめ「パスワードマネージャー」という機能が備わっていて、サービス名・ID・パスワード・メモを記録して管理できます。設定・閲覧・編集にはロックがかかっているのですが、そのロック解除に指紋認証を用いているので便利かつ安心して利用できます。

「設定」→「ロック・セキュリティ」→「パスワードマネージャー」を選択する
指紋認証を経て、新規登録
タイトル、ID、パスワードを入力して保存。備考欄としてメモも書き込める

 いわゆる一般的な“パスワード管理アプリ”は、Google Playでもたくさんの種類が無料で提供されていますが、どれを使ったらいいのか迷いがちです。(偏見かもしれませんが)万が一、不正アプリに気がつかないまま利用していて情報が漏れていたら――そう考えると、恐ろしくて……。F-05Fの「パスワードマネージャー」機能を使うことで、この長年の悩みから解放されました。


台湾と中国で大活躍したSIMロック解除済みの「Xperia Z2」

 6月は、世界的にイベントの多い月だ。台湾・台北で「COMPUTEX TAIPEI」が開催されたのを皮切りに、北米ではWWDCやE3といった開発者会議、展示会が開かれた。その翌週には、中国・上海で「Mobile World Congress」のアジア版に位置づけられる、「Mobile Asia Expo」が行われた。25日には「Google I/O」も開幕する。

台湾で開催された「COMPUTEX TAIPEI」と、上海の「Mobile Asia Expo」を2週間に渡って取材した
「Xperia Z2」のSIMロックを解除して、現地のSIMを挿すことにした。なぜGoogleを表示しているのかは、後述する
羽田の「ドコモ ワールドカウンター」。SIMロック解除の手続きも可能で、場所が場所だけに店員も手馴れている

 筆者は、このうち、台湾のCOMPUTEX TAIPEIと上海のMobile Asia Expoに参加、それぞれの発表会やブースを取材した。海外取材と言えば、海外に行くと、普段はメイン端末をSIMフリーの「Nexus 5」にして現地のSIMカードを挿しているが、今回はドコモの「Xperia Z2」を買ったばかり。まだそれほど使い込んでいない段階で、国際ローミングの電話の発着信だけを行うサブ端末にするのはもったいない。また、カメラの性能もいいため、撮ってすぐにSNSなどにアップロードしたい。そこで、Xperia Z2のSIMロックを解除して、現地のSIMカードを挿し、普段のドコモSIMをNexus 5に挿すことにした。

 とは言え、出張前はそれなりにバタバタするもの。約2週間日本を離れることになるため、あらかじめ済ませておかなければならない仕事も多く、うっかりSIMロックを解除するのを忘れてしまっていた。そこで、出張当日にSIMロックを羽田空港で解除。搭乗するのは朝イチの便だったが、ドコモのワールドカウンターが朝6時30分から開いていたため、無事にSIMロックを解除できた。

台北・松山空港の中華電信カウンター。大行列ができていたが、ほとんどは同時刻帯に到着した韓国からの客。SIMフリーが一般的な韓国人には、海外でプリペイドSIMカードを買うという行動が根づいているようだった

 そのまま飛行機に乗ること約3時間半、最初の目的地の台湾・松山空港に無事に到着した。松山空港には、台湾のキャリアである中華電信のカウンターがあり、ここでプリペイドのSIMカードが販売されている。到着してすぐに立ち寄ったところ、同じ時間帯の韓国からの便の客が大量に並んでいたが、店員がテキパキと処理を進めていたおかげもあり、10~20分ほどでSIMカードを入手できた。料金は10日間のプランで500台湾ドル(約1697円)。これでデータ通信が使い放題(HSPA+で接続される)で、通話用に100台湾ドルぶんの残高が残されている。あとは、APNを設定すればOK。店員に聞いたところ(日本語のまま)端末を操作し、設定もすぐに済ませてくれた。

 COMPUTEX期間中は特に大きな問題もなく、快適に使えた。通信速度は、借りていたアパートのWi-Fiより速かったぐらいだ。国際電話がかけられるのも、重宝した。また、Xperia Z2はSIMロック解除した状態で海外のSIMカードを挿すと、テザリングまで利用できた。一部不可の端末もあるようだが、この機種については問題ないようだ。このように台湾ではSIMカードの入手がとても簡単。ご飯もおいしいし(最後はちょっと飽きたけど)、人は親切だし、SIMカードは簡単に買えるし、COMPUTEXの会場は華やかだしで、また絶対に来ようと思ったのであった。

ご覧のように、COMPUTEXの会場はとても華やかだった
台湾名物の小籠包や、マンゴー雪花氷。「Xperia Z2」なら、「プレミアムおまかせオート」でもそこそこ美味しそうに撮れる。そして、実際おいしかった。ちなみに、夜市の写真を撮ってもノイズが少ない。写真のクオリティが分かるように、リンク先は無加工
中国聯通(チャイナユニコム)のショップ。上海ぐらいの都市になると、それなりに大きな店なら英語が通じる店員もいる

 次に渡った上海では、現地のSIMカードを使うのに少々手間がかかった。上海は虹橋、浦東ともに空港にはきちんとしたキャリアのショップがなく、SIMカードを入手するには街中まで出なければならない。ただし、そこまではほかの都市でもよくあること。大き目のキャリアショップに行けば、カタコトながら英語がしゃべれる店員もいる。中国ではW-CDMAの電波を持つキャリアが中国聯通(チャイナユニコム)1社だけのため、日本から端末を持ち込んだ場合、選択肢はほかにない。

 昨年もMobile Asia Expoで上海を訪れていたが、どうやらその時とはプランが変わっていたようだ。ここでは、100元(1635円)を払い、SIMカードを購入した。あらかじめSIMカードに500MBぶんのデータ通信が含まれているが、100元から定額料が引かれて残高が残る仕組みのようで、これを使ってもう500MB追加できた(少なくとも店員によると)。合計1GBのデータ通信を利用できるようになったというわけだ。APNの設定も店員に聞いた「3gnet」でOK。台湾と同じくHSPA+でつながり、サクサク通信できた。“一部のサイト”を除けば。

中国聯通の電波をつかみ、APNを「3gnet」と入力すると、インターネットにつながる
「金盾」によって、Googleにもアクセスできなくなっていた

 この一部のサイトというのが、やっかいだ。中国では国が巨大なファイヤーウォール、通称「金盾」で特定のサイトをブロックしている。以前から、FacebookやTwitterにアクセスできなかったのは有名な話だ。ところが、昨年はアクセスできたGoogleにも、今年はまったくつながらない。Googleのトップページはもちろん、GoogleカレンダーやGoogle Playにもアクセスできない。Gmail(仕事で使っているGoogle Apps)はかなり接続が不安定で、ほとんどメールをダウンロードできない。どうやら、金盾の制限を強化しているようだった。

 もちろん、金盾があるのは想定済みで、自宅にVPNサーバーを立てておいたのだが、この接続もプチプチ切れる。気づいたら切断されていることが多く、何か疑問に思ったらGoogleで検索しても結果が返ってこない。スマートフォンはもちろん、ホテルのWi-FiにつないだPCも同様だった。しかも速度が遅いため、仕事が捗らないことこの上ない。国際ローミングなら金盾が適用されないため、そんな問題は起きないが、滞在日数が多いと料金がかさんでしまう。通信が多いと思う日だけを国際ローミングにしたりと、節約の工夫をしたい。

VPNを接続し、端末のIPアドレスを日本のものに変えればアクセスはできる
なお、LINEなどのメッセージアプリはVPNなしでもつながるものが多い

 ちなみに、Mobile Asia Expoでは、ドコモが中国移動(チャイナモバイル)のTD-LTEで国際ローミングを行うデモを行っていた。1日最大2980円という海外パケット定額は割高ながら、VPN不要で高速なTD-LTEが使えるのはかなり利用価値が高い。これがもう少し安価だと、なおいいのだが……。ドコモ端末には現時点でTD-LTEが入っていないため、国際ローミングの方法は検討中だというものの、端末は現地で買おうと思えばいくらでも手に入る。中国新興メーカーの端末なら、価格も1万円台から。とりあえず端末はおいおい整えるということにして、すぐにでも始めてもらいたいサービスだと思った。

中国移動のTD-LTEで国際ローミングをするドコモの展示。端末が必要になるのはネックだが、それは何とかするので今すぐにでも始めてほしい

ドコモのARROWS NXでもマルチコネクション!
F-05Fは、外出先の無線LANとともに快適に使えるマルチコネクションに対応

 なにかとSuper ATOK ULTIASばかりが注目されがちなARROWS NX F-05Fだけれども、この端末から「マルチコネクション」にも対応したのをご存じだろうか。2013年に発売されたauの「ARROWS Z FJL22」に富士通独自の機能として初めて搭載されたもので、ドコモ端末としてはF-05Fが最初に利用できる端末となる。

 マルチコネクションは、Wi-Fi接続を維持したまま、3G/LTEのモバイルネットワークでも通信できる機能で、常に安定した通信を実現しやすくする。たとえば公衆無線LANを使用中に電波状態が悪くなり通信しにくくなったりすると、自動で3G/LTE回線を併用する形で通信を継続してくれる。通信方式の切り替えを行わないため、Webページの読み込み中などでも中断しにくいというメリットもある。

Wi-Fi設定の中にある「マルチコネクション」でオン・オフできる
通知パネル内のボタンを長押しして「マルチコネクション」を追加しておくと便利

 個人的にもマルチコネクションの便利さを実感するのは、やはり公衆無線LANを利用する時が多い。公衆無線LANはドコモが提供しているものもあったりして、今や都内だとあちこちでフリーWi-Fiの電波を拾うことができる。しかし、バッチリ通信できる時もあれば、全然通信できない時もあって、Wi-Fiをオンにしておくといつの間にか遅い無線LANに接続していて、通信できずストレスがたまる……なんていうケースがわりとありがち。

 ところが、マルチコネクションをオンにしておけば、そんな場面でもすかさず3G/LTEで通信してくれるので、調子の悪い無線LANに接続していることすら気付かないほど。筆者が通勤に利用している私鉄の京王線は、昨年末から地下を潜る駅間でも3G/LTEが通じるようになったこともあり、駅では公衆無線LANをメインに、電車が発車してWi-Fiがつながりにくくなると3G/LTEに、という感じで通信できるので、特に恩恵を感じやすいかも。

マルチコネクションをオンにすると、ステータスバーにモバイルネットワークとWi-Fiのマークが組み合わされたアイコンが表示される

 ちなみに京王線は、6月16日から車両自体でWi-Fiサービスを提供すると発表している。マルチコネクションと組み合わせることで、通勤時の通信がますますはかどること間違いなし、という恵まれた環境で、本当にうれしい。

 ただ、どんなシチュエーションでも必ずマルチコネクションが活きてくるわけではなく、対応アプリが限定されている点に注意。とはいえ、標準のブラウザだけでなく、Chrome、Gmail、マップ、YouTube、LINEなど一般的によく使われる17種類のアプリに対応しているので、ほとんどの人にとって有用なはずだ。

 あと、マルチコネクションを使うにあたって必ず設定しておきたいのが「Wi-Fi優先スポット」。特定のWi-Fiアクセスポイントを利用する場合のみ、優先的にWi-Fi通信するように設定できるものだ。自宅や職場のように、常に安定して無線LANを使える場所のアクセスポイントをあらかじめ設定しておくとよいだろう。

登録したWi-Fi優先スポットの一覧。自宅や職場のアクセスポイントを設定しておくとよい
一覧画面から優先スポットを登録できるが、Wi-Fiアクセスポイントの一覧上で、すでに接続しているSSIDか、接続したことのあるSSIDの上で長押しして追加することも可能
ただいまのフリック学習モード。“い”と“う”と“す”の3文字はカンストに近づいているか!?

SIMロックフリー版iPadの憂鬱

 auのAQUOS PAD SHT22を使いはじめてから、少しずつ出動回数が減ってきていたAT&T版iPad mini RetinaディスプレイとVerizon版iPad Retinaディスプレイ(Verizon版iPad 4)。いよいよNTTドコモからもiPad/iPad miniが発売されることになり、「ドコモのLTEをつかめるのはSIMフリー版iPadだけ!」なんていう優越感(?)もなくなってしまった。そんな中、5月末日、SIMロックフリー版iPadを使うユーザーには、ちょっとした事件が起きてしまった。

表示された「キャリア設定アップデート」のダイアログボックス。ここでアップデートを押してしまうと……。ちなみに、画面はフルリセット後、再キャプチャしたものなので、左上キャリア名表示やキャリアプロファイルは直前のものとは異なる

 5月31日からアップルはiPadのWi-Fi+Cellularモデル向けに、「キャリア設定(キャリアプロファイル)のアップデート」の配信を開始した。キャリアプロファイルは簡単に言ってしまえば、各携帯電話事業者のネットワークに接続するための設定情報をiPadに書き込むためのプロファイルのこと。iPadの設定画面で、[一般]-[情報]の順にタップすると、[キャリア]の欄にキャリア名とバージョン名が記載されている。これまでSIMロックフリー版iPadにNTTドコモのネットワークを利用したMVNO事業者のSIMカードを挿していると、「ドコモ16.0」が設定されていたが、今回のアップデートで「ドコモ16.2」にアップデートされた。

 ところが、このアップデートはSIMロックフリー版iPadに、思わぬ制限を生み出してしまった。たとえば、テザリングもそのひとつ。iPadの設定画面には[インターネット共有]という欄があり、これが利用できたわけだけど、キャリアプロファイルを「ドコモ16.2」にアップデートすると、これが使えなくなってしまう。同様の事例はiPhone 5s/5cでも半年ほど前から起きていて、現在、SIMロックフリー版のiPhone 5s/5cにMVNO各社のSIMカードを挿してもテザリングが利用できない。

 5月31日、筆者はたまたま、以前から利用していたVerizon版iPad 4を手に取り、キャリアプロファイルのアップデートを促すダイアログが表示され、素直に「アップデート」をタップしてしまった。今年購入したAT&T版iPad mini Retinaディスプレイの方は、幸い、この騒動に気付いた後だったので、アップデートはしなかった。このキャリアプロファイルのアップデートに伴う制限や動作確認の情報は、以前にもこのコーナーで紹介したIIJのエンジニアの方が執筆している「てくろぐ」でも解説されているので、詳しくはそちらを参照していただきたいが、個人的にはちょっとダメージが大きかった。

 というのもMVNOのSIMカードをやりくりする関係上、現在、Verizon版iPad 4にはBB.exciteのSIMカードが挿してあったんだけど、IIJmioと違い、同サービスでは自社でAPN構成プロファイルを配布していないため、そのままではAPN設定の「LTE設定(オプション)」の欄に情報を設定することができない。つまり、今回のキャリアプロファイルのアップデートによって、テザリングができないどころか、Verizon版iPad 4ではLTE接続ができなくなってしまったわけ。3GでしかつながらないiPad 4って……。

設定画面の[一般]-[情報]の[キャリア]が「ドコモ16.2」に更新される
キャリアプロファイルをアップデート後、インターネット共有が表示されているけど、テザリングは使えなくなる
APN設定の画面には「LTE設定(オプション)」や「インターネット共有」の欄が表示されなくなる
APN構成プロファイルが配布されていないと、そのままではLTEでの接続もできなくなってしまう

 結局、「てくろぐ」で説明されているように、フルリセットをかけて、キャリア設定アップデートのダイアログが表示されたら、「今はしない」をタップすることで、何とか元の状態に戻すことができたんだけど、今後、iOS 8へのアップデートが実施されると、否応なしにキャリアプロファイルが書き換えられるわけで、そうなると、テザリングはもちろん、ほかの部分も制限ができてしまう可能性があるわけだ。

フルリセット後、再設定。見慣れた画面が戻ってきたけど、左上のキャリア名表示がなぜか大文字
インターネット共有(テザリング)も問題なく、利用できる

 今回の一件について、ネット上では「NTTドコモ版がiPadを売るから、MVNOを潰しにかかった」なんていうお門違いの書き込みも見かけたけど、MVNO各社はNTTドコモにとって、お客さんなんだし、シェアから考えてもわざわざそんなことをする必要もない。NTTドコモがアップルに情報を提供したという側面はあるものの、キャリアプロファイルを作っているのも配信しているのもアップルなんだし、iOSもiPadもアップルが開発しているのだから、本来、ユーザーが「何とかしてよ!」と言うべき相手はアップルであるはず。本当はもう少しいろんな話もあるんだけど、それはまた別途。

 とまあ、そんなわけで、今のところはVerizon版iPad 4もAT&T版iPad mini RetinaディスプレイもLTEで接続され、テザリングが使えているけど、前述のように、今秋、iOS 8が提供されることを考えると、ちょっと憂鬱であることは確か。一方、SIMロックフリーという観点で見れば、AndroidタブレットもWindowsタブレットも3G/LTE対応モデルが少しずつ増えてきているし、アプリやネットサービスも拡がってきているので、iPadは自宅で使うなど、利用スタイルを変える時期に来ているのかもしれません。


やっぱりガラケーが好き

 自他ともに認めるスマートフォンのヘビーユーザーである私ですが、メイン回線は未だにFOMAのフィーチャーフォンです。理由はシンプルで、バッテリーがスマートフォンよりも圧倒的に持つから。

 おサイフケータイのヘビーユーザーの私としては、インターネットがつながらないことよりおサイフケータイが使えないことのほうが大変。最近ではネットはスマートフォンで行うためフィーチャーフォンは電話とメール、おサイフケータイに特化しており、さらにバッテリーが長持ちするようになりました。一度おサイフケータイの電池がなくなってSuicaのコインロッカーを開けられなくなった苦い思い出があるだけに、バッテリーが長持ちすることへのの思いは強いのです。

F-07F

 これまではスライド式のフィーチャーフォンを使っていましたが、メイン回線とはいえインターネットの利用はほぼスマートフォンに移行しているため、音声とおサイフケータイに特化した薄型の折りたたみが欲しいなと機種変更を決意。せっかくならフィーチャーフォン最新機種の動向も知りたいということで2014年夏モデルのF-07Fを選びました。

 最新機種と言ってもフィーチャーフォンの新機能は一段落しており、機能自体に目新しいものはありません。とはいえ薄型ながらカメラ、ワンセグ、赤外線、おサイフケータイに防水という機能は一通りサポートし、フィーチャーフォンながらWi-FiやBluetoothも搭載。富士通ならではの指紋認証は省かれているのが寂しいものの、機能面ではほぼ全部入りのスマートフォンです。

 機種変更して1カ月ほど経ちますが、やはり物理ボタンの安心感はすばらしい。こと電話に関してはスマートフォンのタッチ操作よりもしっかり番号を押せますし、電話しながらメモを取るとき、肩で固定しながら手ぶらで電話する、なんて使い方も折りたたみのほうが使いやすい。改めて電話はフィーチャーフォンが便利だなあと実感しています。

電話として使いやすい折りたたみ形状

 料金プランもタイプシンプル バリューとパケ・ホーダイ シンプルなので、無料通話がない代わりに月額料金も743円とiモードの300円の合計1000円程度で運用。音声通話の料金を入れても2000円届かない程度なので、スマートフォンとの2回線持ちでもあまり経済的に負担はありません。

 とはいえ久々のフィーチャーフォン新機種なので、いろいろと機能や設定を使い込んでみたいところ。スマートフォン時代におけるフィーチャーフォンの併用方法をいろいろと追求してみたいと思います。


マジボケに鋭くつっこむ「Super ATOK ULTIAS」

 ドコモの夏モデルで気になっていた富士通製の「ARROWS NX F-05F」を使い始めました。ARROWSといえば“全部入りでハイスペック”といったイメージしか持っていなかったのですが、今回のARROWSはひと味違います。なにせ“スマホ史上最高レベルに快適”な日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS」(スーパー エイトック ウルティアス)を搭載しているから。これはかなりグッときました。「本当に?」という興味が沸いてしまうところもあり、ついつい試してみたくなるのです。

「Super ATOK ULTIAS」搭載の「ARROWS NX F-05F」。電池もちと背面の指紋認証機能もお気に入り

 スマートフォンを使うようになって、通話よりも活字でのコミュニケーションがメインという人も多いのではないでしょうか? そこで文字入力機能にがんばってもらいたいところ。F-05Fを使いながら感じたのは、意識をしなくても普通に文字入力がしやすいということ。スマホ史上最高レベルを謳っているくらいなので、それは当たり前のことなのですが「こんなこともできるの?」という驚きの機能があることに気がついたのでご紹介します。

カメラで撮った文字もコピペできる!?

 雑誌やチラシの中で気になる情報があれば、スマホのカメラでメモすることがあります。雑誌はせっかく買っても重たいのであまり持ち歩かないけれど、「あの雑誌に載っていたお店の名前なんだっけ?」と思い出せなくなることがあるからです。カメラでメモは普通なのですが、F-05Fでは撮影した画像から文字をコピーすることができます。

撮影したカタログで画面右下を斜めにスライドすると表示される「なぞってコピー」をタップする
画像内の「らくらくスマートフォン3」の文字を指でなぞるとコピーできる

 これは画像内に含まれる文字をコピーできる「なぞってコピー」という機能。通常はブラウザやメモのテキストデータならできますが、画像からコピーできるのはちょっと驚きました。気になるお店をなぞってコピーしたら、そのままスマホでGoogle検索したり、「ここのお店に行こうよ」というメッセージを送ったりすることができます。スマホのカメラでメモすることが多いので、意外と役立っています。

間違いをさりげなく教えてくれる

 仕事柄あってはならないのですが、日本語を間違ったまま覚えてしまっていることがあります。よくないです。日頃のコミュニケーションにおいて、恥ずかしい間違いをいっぱいしてきたかもしれないけれど、大人になった今そんな間違いを指摘してくれる人はほとんどいません。でも「Super ATOK ULTIAS」を搭載した私のスマホは、さりげなく間違いを教えてくれました。

「てんしゃの」と入力してしまっても候補には「電車の」と予測変換できる
「思考(しこう)を凝らす」ではなく「趣向(しゅこう)を凝らす」が正しい
「シャチハタ」ではなく、正しくは「シヤチハタ」。「シヤチハタ工業」と社名まで表示される

 たとえば、「電車」を「てんしゃ」といった濁点漏れのミスはありがちですが、入力したかった正しい文字を想定して「電車」を表示してくれました。さらに、それが間違いとは限らないので「転写の」や「天赦の」も同時に表示されました。こうしたさりげなさがうれしい。また、「思考を凝らす」と誤入力しそうになったら「しこうをこ」と入力した時点で、私の間違えを鋭く予測して「趣向を凝らす」という正しい日本語を先回りして表示してくれました。

 このように、これまで使っていた本気の間違いに気がつくきっかけにもなるかもしれません。さりげなさと鋭さを併せ持ち、間違いをすかさず拾ってくれる「Super ATOK ULTIAS」の予測変換機能にお世話になりっぱなしです。


フリック入力を極めたくなる「Super ATOK ULTIAS」
シックな雰囲気をかもし出すARROWS NX F-05Fのレッドを選択。奥はF-01F

 これまで使っていたF-01Fの後継機種、「ARROWS NX F-05F」を発売日にさっそく購入した。F-05Fの目玉は、なんといっても大幅に文字入力が快適になるという「Super ATOK ULTIAS」。3回に1回はキーボードをミスタッチしてしまう不器用な筆者にとっては、もしかすると救世主になりうる日本語入力アプリかもしれない、と思った。

 筆者はMacでも、Windows PCでも、これまでのF-01Fでも、すべての環境でずっとATOKを使い続けており、Mac版やWindows版は、ほぼ毎年向上する機能と性能にわくわくしている。新しいSuper ATOK ULTIASは、Windows版ATOK 2014のエンジンがベースになったこともあり、Android版ATOKをベースとしていた富士通独自のNX!inputからあらゆる部分が変わっている。

 まず、入力ミスを正しい言葉に直せる予測変換。たとえばメールの締めでよく使う“よろしく”から始まるセンテンスで、“よおしく”などと誤って入力したとしても、きちんと“よろしく”が変換候補に表示される。ここで注目したいのが、QWERTYキーボードとテンキーキーボード(フリック入力)の、キー配列ごとに異なる犯しがちなミスをきっちりカバーしているところ。

Super ATOK ULTIAS
フリック入力で“よおしく”と入力。変換候補には正しい“よろしく”が表示される

 QWERTYでもフリックでも誤入力してしまう可能性がある“よおしく”は、両方の入力モードで変換候補に“よろしく”が表示される。しかし、QWERTYでしかミスしそうにない“よろしじゅ”というミスでは、QWERTYだけで“よろしく”が表示され、フリック入力では表示されない。その時の入力モードに合わせて適切と思われる修正候補を提示する賢い仕組みになっているわけだ。

“よおしく”はQWERTYでも正しい“よろしく”に修正できる
QWERTYでは“よろしじゅ”でも“よろしく”が候補に出てくる
一方フリック入力では“よろしじゅ”と入力しても“よろしく”は候補に現れない

 アプリの種類によって予測変換候補に現れる言葉の優先順位が変わるのも注目したいところ。地図アプリや乗換案内アプリのように、通常は地名や駅名を入力するようなシーンでは、予測変換の候補の上位に地名が優先的に現れるようになっている。“標茶町”なんか、地図アプリでは“しへ”と入力した段階で候補に現れてくるほどだ。

マップで“しへ”と入力した段階で“標茶町”が候補に出現
マップ以外のアプリでは同じように入力しても“標茶町”は出てこない

 と、文字入力時をサポートする機能はまだまだたくさんあるのだけれど、F-05Fを購入したなら、文字入力を始める前に必ず設定しておきたい点がいくつかある。まず1つ目は、「ATOK キーワード Express」。最近の話題に出てくるキーワードや専門用語など、ジャンル別の語彙を変換辞書に追加登録できる仕組みで、これによって従来より収録語彙数が大幅にアップ。ネット経由で随時更新されるので、必ず初めに有効にしておきたい機能だ。

ジャンルごとに受信の可否を設定して語彙を増やせる「ATOK キーワード Express」
このようなキーワードが随時追加されていく

 すでにPCやMacでATOKを使っているユーザーなら、従来のNX!inputにもあった「ATOK Sync」も設定したい。これによって、PC/Mac版ATOKのユーザー辞書がクラウド経由でSuper ATOK ULTIASに同期され、手間なく辞書を補強できるようになる。最初にPC/Mac側でATOK Syncを設定してからSuper ATOK ULTIAS上で有効にしよう。

ATOK Syncを使い始めるには、最初にPC/Mac側で設定する
その後Super ATOK UltiasでATOK Syncを有効に

 もう1つ、すでにフリック入力が達者な人でも設定をおすすめしたいのが、「フリック学習モード」だ。フリック入力は、慣れればすばやく入力できるものの、どの方向にフリックすればどの文字を入力できるのか、最初のうちはわかりにくいのが難点。筆者もその部分でつまづき、結局QWERTYキーボードを使っていた。

 ところが、「フリック学習モード」では各キーにフリックの入力方向ごとの文字が小さく表示されるので、フリックの方向を迷いがちな人でも安心。キー入力の平均速度が表示されたり、サクッと入力できると“Great!”などと評価されるゲーム的な要素があるのもうれしい。

QWERTYキーボードとフリック入力のテンキーキーボード
キーボードの左上にキー入力の平均速度や評価が表示される

 そして、各キーの中央に表示されている円。最初は正円だけれど、キータッチやフリック方向ごとの頻度によってどんどん形を変え、色も変え、“アメーバ状”になっていく。どうやらこのアメーバ、ひたすら入力し続けて大きくしていき、いずれ“コンプリート”すると、何かが起こるらしいのだ。

まだ文字入力していない状態だと正円
「フリック学習モード」で入力し続けるに従って、アメーバ状に変化していく

 半年先か、1年先かはわからないけれど、その“何か”を目にするまで、「フリック学習モード」を使い続けるつもり。めでたくコンプリートできたら、改めてここで報告したいと思う。


久しぶりのAQUOS端末は大きいのに小さくて素敵な矛盾
3辺狭額縁でギリギリまで画面が広がるスタイルが印象深い「AQUOS ZETA SH-04F」。カラーも悩んだのですが、結局バッグの中で見つけやすいWhiteを選択

 夏モデルで何を購入するか、Xperia Z2か、GALAXY S5か、AQUOSのいずれかで、ずっと悩んできましたが、久しぶりにシャープ端末を使いたいという気持ちが強くAQUOSに決定。メタルフレームでデザインの美しいソフトバンクの「304SH」と5.4インチ大画面のドコモ「AQUOS ZETA SH-04F」のどちらにするかで再び少々悩みましたが、大画面を選択してAQUOS ZETA SH-04Fを購入することにしました。

 AQUOS ZETAの魅力は、なんといっても“EDGEST”と命名された3辺狭額縁デザインでしょう。画面は5.4インチとかなり大きいのに、狭額縁のおかげで本体全体はコンパクトです。持ってみると、そんなに大画面な端末とは思えません。手元にある資料をみると、昨年の冬モデルで画面サイズが5インチの「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」より高さは2mm小さいほどです。大画面なのに小さいとは、本当に素晴らしい。手の小さい女性にもオススメしたいです。

 以前からシャープ製端末は省電力なIGZO液晶や、この3辺狭額縁のデザインに注目していたのですが、どうしても3ラインホームが気になって購入に至りませんでした(ホームアプリを導入すればいいのでしょうが、私は開発者の意図を考えながらプリセットアプリを使うのが好きなのです)。今回のホームUIは、ウィジェットシートとショートカットシートが統合され、少しAndroidらしい画面になりました。それでも他の一般的なAndroidのホームUIとは使用感が異なりますが、個人的には一応、納得できる使い勝手とデザインになっています。

3ラインホームはアプリ、ショートカット、ウィジェットの3シート構成でしたが、今度のホームUIはデスクトップシートとアプリシートの2ライン構成。画面下に常に同じアプリを表示するドックも設定可能になりました

 購入が遅れたため、まだほとんど使っていないのですが、少し気になっているのがグリップセンサー。持つとすぐ画面が点灯するのは、大抵のときは便利なのですが、置き場所をちょっと移動させたいときに触れただけでも点灯してしまうのは無駄な感じです。それだけセンサーがしっかり働いているともいえますが。結構、細かな設定ができるので、これから調整していきたいと思っています。

設定の「便利機能」でクリップセンサーの設定が可能。「持ったときの表示」で「表示しない」も選べます

「Xperia Z2」を使って感じた「Xperia Z1」との違い
「Xperia Z2」を購入。これから、メイン端末として活用していく予定だ

 ドコモ、auと夏モデルの発表が終わり、すでに発売の早い機種から続々と店頭に並んでいる。あれこれ悩んだ末に筆者は、21日の発売日に「Xperia Z2 SO-03F」を購入した。Mobile World Congressでの発表から気になっていた1台で、これまで使っていた「Xperia Z1 SO-01F」よりも画面サイズ、ディスプレイのサイズ・方式、CPU、RAMとさまざまな点が進化している。

 アルミと樹脂の一体成型を使うことで、見た目もXperia Z1よりすっきりした印象を受ける。ただし、遠目で見ると、あまり違いが分からないかもしれないが……。実際、スマートフォンにあまり詳しくない人には、新機種だと気づかれなかった。気分を変えるためにXperia Z1がブラックだったので、Xperia Z2はパープルにしたが、カラバリを変えたと思われたようだ(笑)。

「Xperia Z1」と「Xperia Z2」のデザイン上の大きな違いは、アルミのフレーム。Z2では樹脂との一体成型になっており、継ぎ目はなくなった

 もっとも、ここまで短期間でスマートフォンを機種変更するのは、むしろ例外的だ。Xperia Z2に変えるのは、同じXperiaだと、早くても「Xperia Z SO-02E」を使っていた人だろう。平均的な利用年数で考えると「Xperia acro HD SO-03D」や「Xperia GX SO-04D」辺りからの機種変更も多そうなので、Xperia Z1とXperia Z2のデザインが似ているかどうかは気にならないかもしれない。むしろデザインが好評を博しているのであれば、原型をキープした方がブランドの認知にもつながる。個人的にはそれも戦略の1つとして、“あり”だと思っている。

 前置きはここまでにして、さっそく使用感をといきたいところだが、実はこの原稿を書いているのは5月22日。端末をセットアップして実際に使い始めてから、まだ丸1日も経っていないため、そこまで端末をじっくりと触れていない。それでもZ1との違いとして気づいたこともある。ファーストインプレッションとして感じたのは、以下の点だ。

・デザインは似ているが、持った感覚がXperia Z1と微妙に違うため、文字入力に多少手間取る。ただし、これは慣れれば気にならないと思う
・通知エリアがAndroid 4.4の標準にのっとり、「通知」と「クイック設定ツール」に分かれたため、ボタンを押すのにワンステップ増えてしまった(もしくは2本指で通知をドラッグする必要がある)
・「アルバム」「WALKMAN」「ムービー」といったアプリの使用感はほぼ同じ(だが、アルバムのみ、なぜか旧バージョンのままアップデートされていない)
・細かな点では、バイブがちょっと弱くなったと感じている。これは好き嫌いあると思うが、個人的にはXperia Z1ぐらいうるさい方が好みだったため、慣れが必要
・デバイスは同じだが、チューニングでカメラの画質が明らかに上がっている。シャッター音も静かになり、ご飯の写真などが撮りやすくなった。こちらの方が仕事でも使いやすい
・充電を止めたときに、すぐに画面が点灯するようになり、使いやすくなった
・ディスプレイの色味も、すぐに分かるほどよくなっている。また、視野角も広がった
・フロントスピーカーの効果は絶大で、音質が大きく向上している。もちろん専用スピーカーほどではないが、そのまま音楽を聴いてもいいと思えたほど
・カレンダーに天気予報が出るなど、地味に便利になっている

 などなど、ほかにも挙げていくときりがないが、1日でもXperia Z2がXperia Z1からかなり進化していることは分かった。と同時に、Xperia Z1と使用感が違う点もあり、そこには慣れが必要になるだろう(もしくは、そのまま慣れないかもしれない)。

 個人的には、Xperia Z1でもっとも気になっていたカメラの画質、特に料理を撮ったときの画質が大きく改善されているのはうれしいポイントだ。まだカメラもそこまで使い込んでいないが、Xperia Z1が苦手だった赤みの多い被写体も「プレミアムおまかせオート」できれいに撮れるようになっている。これは、ホワイトバランスを改善した成果と言えるだろう。

セットアップ後から、まだ2回しかご飯を食べていないため、撮った写真はまだまだ少ないが、少なくとも「Xperia Z1」のころより、料理の色味がみずみずしくなっていることは分かった

 もちろん、長く使っているうちに気づくことはまだまだあるだろう。6月には、VoLTE対応も控えているので、アップデートによる進化も楽しみだ。そのような点は、今後、本コーナーで随時取り上げていきたい。


音声アプリ付きの本「ことりっぷ会話帖」で英会話学習

 「明日、どこいく?」をテーマに、2泊3日の女子旅を提案する昭文社の旅行ガイド本「ことりっぷ」シリーズ。旅行に持っていきやすい小さなサイズがちょうどよくて、たまに利用しているのですが、先日本屋さんで見つけたのが「ことりっぷ会話帖」というシリーズ。外国語の会話文や単語が載っている本で、英語・中国語・ベトナム語など、9カ国語ほどラインナップしているようです。なるほど、旅先で役立つ語学書として展開しているというわけですね。ガイド本とのセット購入がねらいなのか、うまいな~。

 そして気になったのは、「ことりっぷ会話帖」シリーズの帯に「音声アプリ付き」と書かれていたことです。海外旅行の予定はないけれど、思わず購入。

「英語」を買ってみた

 音声アプリは“読者限定”なので、表紙を開くと袋とじになっていました。袋とじの中には、使い方とQRコードが載っています。まずはことりっぷのアプリをGoogle Playでダウンロード。アプリそのものは無料なのですが、本とセットになっているのは音声コンテンツです。アプリを立ち上げてから袋とじの中に印刷されていたQRコードを読み込み、音声コンテンツをダウンロードします。

袋とじを開けるのは、ちょっとドキドキ
QRコードをスキャン
「ことりっぷ会話帖」アプリ。左の「スタート」をタップする。ちなみに右の「オンライン翻訳」はアプリの標準機能でなかなか便利
「本からQRコード読み取り」をタップしたらスキャンして音声コンテンツをダウンロード
登録ページに「英語」が追加された。ほかにも会話帖シリーズの本がいくつも登録できる

 シチュエーション別の章立てで、よく使う会話・単語が載っている本とアプリが連携しているので、本を見ていて発音が気になったらスマホで再生、確認できます。このほか、「コミュニケーションのコツ」や「国ごとの衛生事情」などのコラム、巻末には単語集も用意され、なかなか充実した内容です。スマホがあれば通勤途中などすきま時間に勉強できるし、写真やイラストも豊富で見やすいです。

本のシチュエーションで分かれている「シーン選択」画面
会話リストが表示される
スピーカーのアイコンをタップすると音声が聞ける

 ひとつ、ちょっと気になったのは発音のカタカナ表記です。たとえば「ハウ マッチ ア~ オール ズィーズ トゥゲザ~?」といった具合。親切なのですが、なんだか無理矢理な気もするし、アプリのほうには音声がついているのだから、せめてカタカナは外してほしいと思いました。ついついズルをしてカタカナのほうを読んでしまうからです(笑)。

 ガイド本のほうのことりっぷは、いつも旅行に行くことが決まったらすぐに購入して数日間じっくり堪能します。ことりっぷを見るところからが旅行、というイメージ。木曜日に枠順が出てから日曜日のメインレースまでが楽しい競馬と同じような感覚です。海外旅行であれば、基本的な単語や会話を会話帖シリーズで予習しておきたいもの。

 そうめったに海外へは行きませんが、たとえばことりっぷの「バンコク」と会話帖の「タイ語」を一緒に買って、ガイド本を見ながら練習してみるのもよさそう。想像の翼が広がって、まるで旅行に行ったような気分が味わえるかも。


はじめてのウェアラブルデバイス「UP24」

 ライフログは続かないし、時計やアクセサリーを身につけるのも苦手。そんなわたしですが、このたびJawbone(ジョウボーン)の「UP24」を導入してみました。すっごく落ち込んだ時の効果音に聞こえる“ジョウボーン”ですが、 高品質とデザイン性の高さに定評のあるブランド。人生初のウェアラブルデバイスです。

「UP24」カラーはオニキス(黒)とパーシモン(オレンジ)の2色。クールなオニキスを愛用中

 「UP24」は、モーションセンサーを搭載し、睡眠・運動・消費カロリーといった活動量が計測できるリストバンド型のデバイス。専用アプリをインストールしたスマートフォンにデータが転送され、アプリの画面上でログを見ることができます。スマートフォンのイヤホンジャックに挿して接続するタイプの前モデルから進化して、UP24ではBluetooth 4.0に対応、ワイヤレスで自動同期できるようになったのです。

 アプリが日本語に対応済みだったこともあり、初期設定は驚くほどに丁寧でわかりやすい仕様でした。画面の案内に従って、性別・身長・体重・生年月日・ID・パスワードなどもろもろ入力したら、睡眠時間と歩数の目標を設定します。アクティブで健康なライフスタイルのために、睡眠8時間、歩数1万歩を推奨しているらしいです。わたしは“翌日お酒を飲んでもフラフラにならない”基準の7時間(個人差があります)、歩数はとりあえず推奨どおりの1万歩に設定してみました。

ペアリング方法もしっかり順を追って説明してくれる
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睡眠と運動の目標を設定する

 設定を終えたらもう真夜中、すぐに就寝することに。腕に着けたままで眠れるかな? と不安でしたが不快感もなくスッと眠ることができました。床についてから眠りに入るまでの時間・浅い眠り・深い眠り・目覚めた時間と回数など、睡眠はかなり詳細に記録されます。こりゃすごい。睡眠記録を振り返る朝がなんだかとても楽しいことに気がつきました。7時間の目標に対して6時間42分、目標達成率95%かぁ、あとちょっとで達成だったのに…!と思うともう少し早く床に入ればよかったなぁ、と思えてくるのです。意識が芽生えることで、生活習慣が改善されるきっかけには十分なりうると感じました。

 一方、活動量は屋内でも掃除などちょこちょこ動いたぶんがカウントされ、グラフが伸びていくのが楽しい。外出するとどんどんグラフが伸びていきます。たびたびスマホを取り出しては、その様子をにやにやと眺めて過ごしました。週末の午後に近所をウロウロしただけでそんなに歩いていないと思うんだけど、あっさり1万歩達成。睡眠はかなり正確そうだけれど、この歩数はどうなんだろうか……とつい疑ってしまうのでした。睡眠と歩数の目標は都度変更できるので、少し意識して達成感の得られる自分なりの目標を、これからさがしていこうと思います。

濃いブルーは深い眠り、薄いブルーは浅い眠り、オレンジは起きている時間帯
1万歩は達成。ちょっとずつ目標を上げていきたいところ
目標達成したわりに消費カロリーが少なめ。摂取カロリーとのバランス、とても大事
キャップを外して付属のUSBケーブルにミニプラグを差して充電。どうかキャップをなくしませんように

 肝心のバッテリーですが、フル充電で1週間ほどもつのだとか。でも私みたいに、しょっちゅうスマホと同期していたら、カロリーよりも電力ばかり消費するだろうと想像がつきます。眠っている間も外すわけにはいかないので、入浴中に充電することにしました。UP24は生活防水はサポートするけれど、お風呂やプールのときは外す必要があるようで、外し忘れや充電忘れを防ぐためにも、これを習慣化するとよさそう。

 ところで、たくさんある機能の中に「Smart Alarm」というものがあります。これは、アラームに指定した時刻が近づくと、比較的眠りの浅い時間帯にバイブを振動させ、良きタイミングで起こしてくれるというもの。編集部の太田さんによると、この機能がすばらしいらしく「スッキリ目覚められる」と絶賛されていました。ところが、わたしが鈍感すぎるせいか、振動にはまったく気がつかず……。結局のところ、いつもと同じようにスマホのアラームと、テレビのタイマーと、目覚まし時計の大音量で目覚めることに。こればっかりは残念でなりません。


Twitterに買収された「Cover」を使用中
ロックスクリーンアプリ「Cover」がアツい
Gmailアイコンを右方向にスライドさせるとアプリ画面に遷移する

 4月7日にTwitterによる買収が発表されたロックスクリーンアプリ「Cover」。当コーナーでも2年近く前の2012年7月に「ロックスクリーンアプリがアツい!」なんていうタイトルで記事にしていたんだけれど、ロックスクリーンアプリはやっぱりアツくなってきているのかもしれない。

 この「Cover」は、これまでの他のロックスクリーンアプリよりもランチャー要素の強い作りになっている。操作性自体はロック画面でよく使われる左右のスライド操作が基本で、左サイドに縦に並ぶアプリアイコンを右方向へスライドさせると、そのアプリが直接起動する仕組み。ロック解除を兼ねた操作で目的のアプリを素早く起動でき、効率的な使い方が可能になるというわけだ。

 ロック画面に並ぶこれらのアプリアイコンは、ユーザーの使う頻度に応じて自動で入れ替わる。さらに、あらかじめ自宅やオフィスの場所を指定しておけば、GPSなどから取得した位置情報をもとに今どこにいるのかを判定して、その場所に応じたアプリアイコンが表示され