みんなのケータイ
いろんな表情を見せる不思議な「Galaxy S6 edge」
【Galaxy S6 edge SCV31】
橋本保
(2015/4/28 06:00)
ドコモとauから「Galaxy S6 edge」が23日に発売されました。この機種は、両脇が曲面になったエッジスクリーンを備えていることが特徴として挙げられます。エッジスクリーンにより、写真などのコンテンツが溢れ出るような表現ができるようになっていること、よく連絡する相手先を5件まで登録し、待受画面からすぐに呼び出すことができる「ピープルエッジ」と呼ばれる機能を備えていることができます。
本体表面のガラスパネルの下に光学フィルムが配置されているため、独特の表情を持っていることも目を引くポイントです。カラーリングは4種類で、(私の独断と偏見で)テンションの高い順に並べると、「グリーン エメラルド」「ゴールド プラチナ」「ブラック サファイア」「ホワイト パール」の4種類、ドコモから「グリーン エメラルド」「ゴールド プラチナ」の2機種、auから「ブラック サファイア」「ホワイト パール」「ゴールド プラチナ」の3機種が発売されます。
この4種類のカラーリングは、写真では良く伝わらないので実際にご自身の目で見ていただきたいのですが、店頭などでは限られた光源でしか表情がわからないのが難点です。そこで今回は自分の好みを探す目的も含めて、いろいろなところで各色の見え方を探ってみました。
まず最初は朝。ちょうど通勤時間の午前8時頃の日陰で撮影してみました。この状態が最もカタログやウェブページなどで見る色味に近いようです。「グリーン エメラルド」は、英国車の伝統色のようなブリティッシュグリーンのような落ち着いた雰囲気ですが、ハイライトが入ると玉虫のような虹色になります。この対比が独特で、これ以上の形容は趣味の域に入るので避けておきます。「ゴールド プラチナ」もゴールドっぽさが最も出ていてエレガントな感じ。「ブラック サファイア」は少し青みがかって見えますが、実際にはもっと深い感じです。「ホワイト パール」は、そのネーミングからパールパウダーのようなキラキラ感を想像するかもしれませんが、もわっとしたハイライトが入り、光源によってはやわらかな虹色が浮き出てきます。
続いては、ケータイ Watch編集部で撮影。ここは天井が高くフロア全体に蛍光灯があります。その蛍光灯が写り込むと、「グリーン エメラルド」と「ゴールド プラチナ」は、こんなグラデーションが現れます。前者は、蛍光灯が当たった部分は白くなりますが、その周辺では透明感が出てきます。ゆえにエメラルドなのでしょうが、私は釉薬がたっぷり塗られた磁器、もっと具体的にいうと九谷焼特有の緑が連想されました。後者は白っぽく光る様子が金色から白金のように変化するため、ネーミングに盛り込まれたことがうかがえます。本体下部が虹色になっていますが、どの機種もハイライトの周辺でフィルムっぽい虹色が現れてきます。
次はケータイ Watch編集部があるビルの下の日陰でも撮ってみました。朝と同様に太陽光下でハイライトがない状態のときには、店頭など室内で見るよりもシックな感じになることがおわかりになるはずです。周りの景色がモノクロームに映り込んでいる雰囲気はハイライトが当たった時の表情とは対照的です。午後4時過ぎの夕方の陽射しが当たったところでも撮ってみましたが、太陽が映り込んでいなければ、こんな感じです。
薄暮の街中で、オレンジ色の街灯(スイマセン、光源は不明)の下でも撮ってみました。他の写真も同様ですが、とくにこれ以降の写真はカメラのホワイトバランスが適当とは言い切れないので色味は伝えきれませんが、「グリーン エメラルド」と「ゴールド プラチナ」は、こんな表情になります。
そして、東京の夜の街の代表のひとつ、六本木交差点でのショット。ハイライトが入ると思い思いに個性を主張し始めます。だんだんテンションが上がってくるので、あまりコメントをしなくても良さそうですね。賑やかなお店では、さらにさまざまな表情を見せてくれると思いますが、本稿ではこのあたりまで紹介すれば十分でしょう。私はミラーボールがキラキラ光るところや、レーザービームが踊るような場所にはご縁がないので、ご興味がある方はめいめいに試してみてください。
おまけは某コンビニエンスストアの店頭でサインを映し込んだ様子。こうした場所で話し込むようなこともあるかな、と思って撮ってみたのですが、どの機種もくっきりとサインが現れます。このように周囲が暗い場面では発光体を本体色にしてしまうところもGalaxy S6 edgeのカラーリングの個性なのかな、との印象を持ちました。
最後は、自宅の机のLED灯の下で撮ったもの。光学フィルムの特性なのか、どうやら光源によっては縦筋が入るようです。
とまぁ、朝から夜にかけて色々な表情を見てきましたが、場面によって抑揚が変わる雰囲気はわかっていただけたのではないでしょうか。ただ、繰り返しますが、撮影上の制約を受けているため必ずしも忠実に再現しているわけではありませんので、ご注意を。
で、私はどれを選んだかといえば、「ホワイト パール」。テンションが高いものを選んでもねぇ~。