今年の夏のパートナーとして「GALAXY S5 SC-04F」を使い始めた。久々にグローバルな機種を手にした、つもりだったが、海外メーカーっぽさがあまり感じられない。メニュー項目もわかりやすいし、独自サービスはあるものの、日本語対応で、困ることがほとんどない。

　特に最近、防水防塵が当たり前だった筆者にとって、「GALAXY S5」も防水防塵対応になったことは、スムーズに使い始めることができた大きなポイントの1つ。季節柄、雨に見舞われる場面もあるが、仮にジョギング中でも、あるいはIngress中であっても濡れることへの不安はない。

　ただ、操作体系については、これまで使っていたAndroid 4.x系なスマホと違うところがあって、新たに覚えたことが多い。たとえばスクリーンショットは、これまでは電源キーと音量ボタンの下の同時押し、というパターンで慣れていた。一方、「GALAXY S5」は電源キーとホームボタンの同時押しだ。

　またメニューボタンもAndroidならではの操作、だと思っていたのだが、「GALAXY S5」にそれはない。画面下部に並ぶのは中央にホームボタン、右にバックキー、左に履歴キーの3つ。最近はだいたいのアプリにメニューを呼び出す、画面上のボタンが用意されてはいるが、ディスプレイ下のメニューボタンがないのはなんだか不便に感じていた。ところが使い始めて数日、ふと思いついて履歴キーを長押ししてみるとメニューを呼び出せるではないか。あらためてデジタル版の取扱説明書をダウンロードしてチェックしてみると、そのあたりも「各部の名称と機能」というページにきちんと紹介されている。

履歴キーの長押しでメニューを呼び出せる

　同じようにバックキーを長押しすると、マルチウィンドウを呼び出す「ハンドル」というボタンの表示のON/OFFを切り替えられる。これは2週間ほど気付かず、たまたま指があたってようやく理解した次第だ。ちなみにホームボタンの長押しは「しゃべってコンシェル」か「Google検索」を起動するショートカットになっている。

　ひとまずGALAXY S5ならではのショートカットをこれで理解した、と思う。次回は、特徴の1つである高速AFを含めたカメラ機能を紹介したい……のだが、これもモードがたくさんあって、まだまだ把握しきれていない。なかなか使い出がありそうだ。