みんなのケータイ
USB OTGでデジタル一眼で撮影した写真を見る
すずまり
(2013/9/20 06:00)
スマートフォンやタブレットとデジタル一眼を連携させることに喜びを見いだしているワタクシ。どこにいってもシャリ~ン! とワイヤレス接続。カメラのSDカードに保存された写真を撮りだしてはほくそ笑んでいるのです。
しかし、自分の手元でそれができるのは、Wi-Fi機能を内蔵したカメラに限られるため、内蔵していないカメラでどうするかが悩み。そこでWi-Fi対応のSDカードを再導入しようと考えました。シャッターを切る頻度が高いため、全部転送していたらあっという間に端末側の容量がフルになってしまいます。よく撮れた写真だけ見られればいいので、東芝のFlashAir(16GB版)をオーダーしました。しかし、そのショップでは発送が10月中旬になると言われてしまいました……。急ぐ案件でもないので、まぁいいんですが、その間どうしようかと。そのとき偶然知ったのがこの単語。
「USB OTG」
最初、USB orz……かと思いましたが、そうではな、「USB On-The-Go」の略だそうです。ざっくり言えば、パソコンを介さずとも、USB機器を直接接続できる規格だそうで、ホスト機能を有するスマートフォンやタブレットにマウスをつけて操作しちゃうといったことが可能になるというのです。「マウスをつけるニーズはないけれど、カードリーダーはどうかしら?」と思い、検索してみました。すると、専用のケーブルがあればなんとかなりそうだとわかり、Amazon.co.jpで「Micro USB OTG Host cable for GALAXY S2/S3/Note・Nexus7」という製品を購入。
手元にあったカードリーダーをつないで、GALAXY Note IIの外部接続端子に挿してみました。すると、「マイフォルダ」というアプリが起動し、SDカードのファイルを表示するではないですか! ファイルを直接端末内に保存することはできないようでしたが、共有を使えば、Dropboxに保存したり、SNSに投稿することができます。
同じくSH-06Eや、タブレットのSH-08Eでも、「ESファイルエクスプローラー」や、「Yahoo!ファイルマネージャ」という無料アプリを使って写真を表示することに成功。
Android 2.3.4以降でサポートし始めた機能ということですが、実際使えるかどうかは端末次第とのハナシ。接続したい機器のデバイスドライバが組み込まれているかどうかも大事なポイントのようですが、使えたら結構便利ですよね。専用の「OTGホストケーブル」とカードリーダーさえあれば、デジタルカメラで撮影した写真を確認したり、送信したりできるわけですから、手元のカメラがWi-Fi非対応でも問題ないですよね。おまけに、特に難しい設定を覚える必要もないですし(ご利用になるファイルマネージャの使い方は知っておかなくてはなりませんが)。
というわけで、カメラとスマートフォンをつなげられたらいいな~と思っていた方は、暫定的に「USB OTG」を試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに「逆はどうなの?」と思いますよね。「スマートフォンで撮影した写真や動画を取り出したい!」というニーズです。みなさん特に悩まれるのは、まとまった大量の写真の扱いと、動画のコピーです。動画撮影したはいいけれど、友達に送ろうにもファイルサイズ画大きくてメールには添付できないし、パソコンはないし! というパターン。そんなときも「OTGホストケーブル」があれば解決。試したところ、ファイルマネージャアプリの「共有」で「USBメモリへコピー」とを選択することで、SDカードの指定のフォルダにコピーできました。もちろんUSBメモリカードでもOK。これで心置きなく撮影が楽しめますね。
非対応の方は、機種変更の大きな動機になりそうな気がしますが、いかがでしょうか。