やっぱり便利な無接点充電
スマートフォンを持ち歩いて最大の悩みと言えば、やはりバッテリー。一晩、しっかりと充電しておいても、外出先でメールチェックやFacebookなどアクティブに使えば使うほど、夜、自宅に帰るまでバッテリーが持つか不安になってくる。INFOBARは、かつて持っていたIS03に比べても、バッテリーは比較的持つと思う。バッテリー容量は小さいものの、新しいチップセットやOSによって、ずいぶんと改善されているようだ。
しかし、他のスマートフォンと比べると、やはりバッテリーの消耗が早いような気がしてならない。外出先でも安心して使うには、緊急用の外付けバッテリーが欲しいところだ。
これまでも三洋電機のエネループを持ち歩いていたことがあったが、乾電池を充電しておくこと自体が面倒だったこともあり、結局、使わなくなることが多かった。エネループをUSBケーブルと接続し、ACアダプタやパソコンと接続して充電するというのが意外とわずらしいのだ。
そんな経験を思い出しつつ、家電量販店で購入したのがパナソニックから発売されている「Charge Pad」シリーズだった。無接点で充電できる国際標準規格「Qi(チー)」を採用したモバイル電源パックで、パッドに置いておけば、自動的に充電できるという優れもの。コイルによって充電するのだが、「ムービングコイル方式」として、パッドのどの場所においても、機器側が自動的にどこに置かれたかを判別してコイルが移動。効率的なワイヤレス充電が可能になるという。
実際に置いてみると、青く光る送電コイルが機器が置かれた場所に自動的に移動して充電を開始する。ちょっと未来チックな動きが見ていてとても楽しい。
Qiを内蔵したスマートフォンとして、シャープがSH-13Cを製品化しているが、さすがに無接点充電をしたいがためにスマートフォンを機種変更するというのはちょっとハードルが高すぎる。しかし、このようなモバイル充電機器であれば、これまでの充電の煩わしさから解放されるので、かなり便利だ。将来的にはQi対応スマートフォンが相次いで投入されることも予想されるため、Qiの充電パッドがとりあえず1台あってもいいかな、と思って購入してみた次第。充電時間はUSB経由よりも早く、ACコンセントに少し負けるくらい。
今後、いろんなメーカーからQi対応スマートフォンが出てくるとありがたいと思う。