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「Galaxy S10+」の光る「LED Back Cover」が楽しい

【Galaxy S10+ グローバル版】

 2月19日に米・サンフランシスコで発表され、すでに一部の国と地域では発売された「Galaxy S10」シリーズ。国内向けはおそらく5月に開催される各携帯電話会社の発表待ちということになるが、筆者はひと足早く、グローバル版のデモ機をお借りすることができ、海外へ渡航したときなどに利用している。発表イベントのレポートと端末のファーストインプレッションについては、すでにお伝えしたが、今回はちょっと別の話題を……。

 手に入れたスマートフォンをどう持ち歩くのかは人それぞれ。筆者の周りでは「カバーも何も付けない派」「手帳カバー派」「背面カバー派」がいるが、個人的には端末にキズを付けたくないので、やっぱり、背面カバー派。元々、本人はがさつなので(笑)、そんなに神経質にはならないけど、最新端末はできるだけカバーを付けるようにしている。最近ではデモ機をお借りしたときもAmazonなどで販売されている数百円のカバーを使っているくらいで、今回のGalaxy S10+のグローバル版もしばらくクリアタイプのカバーを装着して、利用していた。

 ところが、3月に個人的な旅行で、香港を訪れたとき、本誌でもおなじみの山根康宏氏に会う機会があり、まだ発売されたばかりのサムスン製純正カバーを自慢されてしまった(笑)。せっかく香港に居たので、家電店や電脳街などを巡り、何とか最終日にゲットできたのがコレ。

 「LED Back Cover」という商品で、一見、何の変哲もない黒い背面カバーなんだけど、かつての「LED View Cover」と同じように、端末本体に装着されたことを認識して、カバーに内蔵されたLEDが点灯するというしくみ。

Galaxy S10+向けに販売されている「LED Back Cover」。背面にLEDが内蔵されている

 点灯のバリエーションが豊富で、まずは中心に表示されるアイコン。「犬」や「象」「ギフトボックス」「ビールジョッキ」など、10種類が用意されている。もうひとつが「ムードライト」という設定で、こちらは背面カバー全体が星空のように、あちらこちらと光るしくみ。まさに「Galaxy(銀河)」な感じで楽しめる。この他にもカメラタイマーが表示されるなど、背面カバーというわりに、意外に高機能で楽しい。

アイコン表示の「ビールジョッキ」は泡があふれるアニメーション
動物系では「犬」のほかに、「象」も登録されている。やはり、東南アジア圏を意識?
設定画面の「LEDカバー」で各機能を設定可能
「LEDアイコン」は「犬」や「象」、「ギフトボックス」など、10種類が登録済み

 このカバーを入手して以来、あちこちで光るカバーを見せてるんだけど、当然のことながら、ウケはいい。特に、女性には人気で、なかには「このカバーのために、Galaxyに買い換えたい」と言い出す人もいるくらい。気になるお値段は、香港購入時の価格が「369香港ドル」だったので、単純に計算すれば、約5000円。ケースそのものは樹脂で成形されたしっかりとした作りなので、端末もちゃんと保護される印象。

 従来のGalaxy SシリーズやGalaxy Noteシリーズには、同じ仕組みで動作するLED View Coverが販売されていて、カバー装着の認識にNFCを利用していたため、当初はグローバル版でしか利用できなかった。ところが、その後、解決策が見つかったらしく、昨年のGalaxy S9シリーズ以降は国内向けにも販売され、国内版で利用できている。もしかしたら、今年のGalaxy S10シリーズの国内版でもLED Back Coverが販売されるかも……。

3種類のアイコンのアニメーションを撮影。いずれも愛嬌があって楽しい
「ムードライト」と呼ばれる効果は背面全体が星空のように光る