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ZenPad 3 8.0に待望のAndroid 7.0がやってきた
【ZenPad 3 8.0】
2017年7月24日 06:00
Android 7.0へのアップデート対応を見込んだ上で購入したZenPad 3 8.0ですが、国内モデルでも無事、Android 7.0対応のソフトウェア更新が7月12日から開始されました。
公開されるやいなや速攻でアップデート、さらにOSのメジャーアップデートということで初期化していろいろと使い込んだところ、細かな点でもいろいろと機能改善が図られており、かなり満足度の高いアップデートでした。今回はその中でも気に入っているポイントをいくつかご紹介します。
動作がサクサク
購入時点でも不満がほとんどなかったZenPad 8 3.0ですが、Android 7.0へアップデートした後はさらに動作が高速になり、よりキビキビと動くようになりました。前回はNexus 7（2013）とそこまで差が無いと書いていましたが、アップデート後の動作は体感も大きく変わり、ハイスペックなタブレットを購入して良かった、という気持ちがわいてきました。
マルチタスクが便利
Android 7.0アップデートの中で目玉とも言える新機能のマルチウィンドウ機能は、マルチタスク画面で任意のアプリを長押しすることで発動。また、ZenPad 3 8.0の場合はクイック設定や、マルチタスクボタン長押しのショートカットに割り当てることもできます。
待望の機能でしたがこれが本当に便利。使えるアプリが限られてはいるものの、電子書籍を読みながらチャットを確認する、動画を見ながらWebサイトをチェックするといったながら作業が非常に捗ります。
手持ちのアプリではPokémon GO、Kindle、dマガジン、dTV、Netflix、LINEあたりが非対応だったものの、dアニメストア、Amazon プライム・ビデオ、Huluなどの動画系、BookLive!、少年ジャンプ＋など電子書籍系、Facebook Messenger、チャットワークなどのコミュニケーション系、Chrome、Firefox、Sleipnirなどのブラウザアプリは問題なく動作しました。また、Facebookは「アプリは分割画面では動作しないことがあります」と表示されるものの、基本的な閲覧は問題ありませんでした。Facebookのアプリは機能が多彩なので、一部機能が動作しないのかもしれません。
ZenPad 3 8.0の大画面が活きるのも嬉しいところ。スマートフォンサイズのマルチウィンドウでは1画面が小さくなってしまい視認性が下がりますが、ZenPad 3 8.0ならスマートフォンの画面を2つ横に並べたくらいの大きさで表示されるため、2画面でも使いにくさがありません。
地味に便利なマナーモード表示
いわゆる音声着信のマナーモードではなく、アプリの通知を着信音やバイブレーションをオフとし、画面上部の表示もせずにただ新着アイコンだけが表示されるというこの機能。タブレットでは電子書籍や映画といったコンテンツ消費をメインにしているため、新着が表示されると気がそがれるのですが、このマナーモードだと新着を気にせずコンテンツに集中できます。
一方で、コンテンツを楽しみたいけれど連絡が来たらすぐ確認しなければ……、というときは前述のマルチウインドウ機能を使えばアプリを切り替える必要もなくコンテンツを楽しめるという、用途に応じて使い方を切り替えられるところが大変気に入っています。
SNSのメッセージを通知エリアでさくっと返信
Android 7.0ではメッセージを通知エリアから返せるようになりました。これも一部アプリではありますが、FacebookのMessengerアプリはこの機能の対象。ちょっとしたコメントならいちいちアプリを起動せず通知画面で処理できるため、これまたコンテンツ消費に集中するときにはとても便利な機能です。
新機能?! なGame Genieがゲームをより楽しく
ZenPad 3 8.0のアップデートには記載されていないものの、いつのまにか使えるようになっていたのがGame Genie機能。実はこの機能が欲しかったのもZenPad 3 8.0に決めた理由の1つであり、買ったはいいものの設定画面のどこを見てもGame Genieの名称がなかった悲しい思い出があったのですが、筆者のチェック漏れでなければいつのまにかアップデートで搭載していたようです。
Game Genieはいくつもの機能がありますが、お気に入りはプレイしているゲームの動画を撮影してライブ配信できる機能。スマートフォンのゲームをYouTubeやTwitchにライブ配信でき、自分のとっておきのプレイ映像を友達とシェアすることができます。
ゲームのプレイ動画ライブ配信を行なうにはいろいろと機材やアプリなどが必要なのですが、Game Genieは本体のみで手軽に配信できるのが強み。最近はスマートフォン向けゲームもどんどん本格的になっていてやりこみ度が高まっているゲームも多いため、ライブ配信やアーカイブで自分のプレイを後から簡単に振り返ることができるGame Genieは、ゲーム好きにはなかなか魅力的な機能です。
マルチウインドウやGame Genieなど大きめの機能はもちろん、細かな使い勝手も含めてかなりの改善が図られたZenPad 3 8.0。購入当初は「Nexus 7（2013）のままでもよかったかも……」なんて思ったりもしましたが、このアップデートは「買って良かった！」と思わせるものでした。本体の大きさゆえに少なめになっていた出番も、このアップデートのおかげで活用する時間が増えそうです。