≪新刊立ち読み≫スマートフォンのはじめかた
「Androider+」8月号
カードなしでもできる! 有料アプリ 決済方法ガイド!
本コーナーでは、「できる」シリーズをはじめとしたスマートフォン関連の新刊を立ち読み形式で眺めながら、スマートフォンの基本的な使い方や便利な使い方をご紹介していきます。
(90~91ページより)
アプリを買う際に重要な決済手続き。お金がからむところなので、しっかりと仕組みを理解しよう。また、払い戻しや、マルウェアが仕込まれた有害アプリについても解説するので、アプリ購入前に今一度確認してほしい。
■支払い方法1 Googleチェックアウトを利用する
有料アプリを購入するための方法の1つ目は「Googleチェックアウト」を利用することだ。アプリを購入するには、最初にGoogleのアカウントが必要となる。さらにアカウントにクレジットカードの情報を登録することによって、有料アプリ購入の際、Googleが決済を代行してくれる。つまり、アプリの購入代金をクレジットカードで支払うわけだ。
初めて有料アプリを購入する際の流れは、(1)アプリ購入画面で内容確認 → (2)カード情報の登録 → (3)支払い方法の選択 → (4)購入となっている。クレジットカードの情報さえ用意してあれば意外と手続きは簡単だ。右図では手順を解説してあるので参考にしてほしい。
なお、登録できるカードの種類は限られており、2011年6月1日現在、VISA、MasterCard、AmericanExpress、Discoverの4社のカードとなっている。
Googleチェックアウト手順
(1)購入するアプリの価格表示の部分をタップすると手続きへ移行 | (2)一番最初の購入時に、カード番号や有効期限などの情報を入力する |
(3)「支払い方法」の欄のカード名を確認し「今すぐ購入」をタップ | (4)購入後、インストールが完了すると、アラートが表示される |
■支払い方法2 キャリアサービスを利用する
クレジットカードを持っていない人や、クレジットカード情報の登録をしたくないAndroidユーザーも少なくないはず。そんな人は、キャリアの決済サービスを利用することで、有料アプリの購入をすることができる。この方法で決済すると、月々の携帯電話料金の支払いに、購入したアプリの料金が加算される。
購入方法は簡単で、アプリ購入画面の支払い方法を選択する際に、「○○(キャリア名)利用料金と一緒に支払い」を選択するだけ。この決済方法は、NTTドコモ(SPモードの契約が必要)、au、ソフトバンクの3キャリアのAndroidスマートフォンで利用可能だ。
キャリアサービス利用手順
図はNTTドコモのもの「。支払い方法」の欄をタップし、「NTT DOCOMO利用料金と一緒に支払い」を選択 | 次に、パスワードを入力して「購入」ボタンをタップすれば完了。これらの手順はどこのキャリアも共通だ |
■ダメ有料アプリをインストールしてしまったら……
アプリを買ったらすぐに試そう!
Android Marketでは、購入した有料アプリが思ったものと違ったり、不具合があった場合は、購入したユーザーが損をしないように、一定期間内に手続きをすれば払い戻しができるシステムがある。
払い戻しの可否や制限時間は、購入の際に注意書きが表示されるので確認しておこう |
基本的にアプリをインストールした後、15分以内にアンインストールすれば払い戻しができる。ただし、アプリによっては、払い戻しまでの時間が違うものや、払い戻し対象外のものも存在する。払い戻しの有無や時間については、アプリ購入前の確認画面に明記されているので、購入前にチェックするのを忘れないようにしよう。
また、購入したアプリはインストール後にすぐに試して、しっかり動作するか、また本当に自分が欲しかったアプリなのかを確認するのがいいだろう。
なお、一度払い戻しをしたアプリを再インストールする場合は、アンインストールしても払い戻しの対象外となるので注意が必要だ。
払い戻しのポイント
- 払い戻しは基本的にインストール後15分以内!
- 一度払い戻したら、次回からは対象外に!
払い戻し方法は2通り
方法1 「設定」→「アプリケーションの管理」と進むと、アプリ一覧が表示される。払い戻すアプリを選び、「アンインストール」をタップ | 方法2 Android Marketにアクセスし、「マイアプリ」を選択。払い戻しするアプリをタップして「払い戻し」ボタンをタップ |
アプリがアンインストールされると、自動的に払い戻しが完了となる |
■危険なアプリにご用心!
マルウェアの仕込まれたアプリ発見
アクセス権限をチェック! 正規版のアプリにはこのようなことはない。アプリ購入の際に、アクセス権の範囲の確認を怠らないようにするだけでも、マルウェアの被害にあう可能性は低くなる |
Androidには正規のAndroidMarketやキャリア公式のマーケット以外にも、アプリをダウンロードすることができるサイトがある。その中にはマルウェアという、悪意のあるプログラムを組み込んだアプリがある危険性が高い。2011年の2月には日本語版アプリの海賊版にマルウェアが仕込まれているのが報告された。この海賊版のアプリをインストールすると、バックグラウンドでマルウェアが動作し、連絡先や位置情報を抜き取られてしまう。
Androidの普及に従い、今後こういったアプリは増えてくるものと思われる。マルウェアの被害を避けるには、正規のマーケットを利用したり、インストールの際にアクセス許可の警告を確認する、またはウイルスを検出するアプリをインストールするなどの防衛策がある。
対策アプリ
アプリ名:Dr.Webアンチウイルス 価格:無料 開発元:Doctor Web, Ltd. | アプリ名:ウイルスバスター モバイル for Android β 価格:無料 開発元:Trend Micro |
書名 | Androider+ 8月号 |
価格 | 780円(税込) 電子版600円(税込) |
判型 | A4変形 128ページ オールカラー |
付録 | Androidアプリ厳選300 B6 128ページ オールカラー |
発売日 | 2011年6月18日(土) |
発行 | 株式会社インプレスジャパン |
発売 | 株式会社インプレスコミュニケーションズ |
2011/8/3 09:00