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１本４役「Rotring Multipen Executive」
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ロットリングと言えば、建築物の設計や製図をやったことのある人間なら、すぐに「あの赤い輪のついた製図用のペンやろ」と反応をしてくれるくらい有名なメーカーだ。なかには、製図用のペンの名称＝ロットリングという勘違いしている人もいるくらいである（筆者も学生の頃は、この勘違いをしていた）。
そのロットリング社の、最高級タイプのマルチペンが今回ご紹介する「Multipen Executive」だ。長さ14cmのこのペンは、ボールペン黒・赤、蛍光オレンジ、シャープペンシル0.5mmと、１本で４つの機能を持ち、さらに別売の入力ペン用替芯を利用することにより、スタイラスペンとしても利用できる。この入力ペン用替芯は、はじめからついているペンのうちのどれか（シャープペンシル除く）と取り換えて使用する。
本体は重量感のあるシルバーメタルで、グリップも緩やかな曲線がついており、握りやすい。面白いのはクリップ部分のペン先自動収納機構（Automatic Point Retraction）である。クリップ部分は“てこ”のようになっており、通常は短い方を押すことによって収納するのだが、長い方が開いても収納されるようになっている。すなわち、胸ポケットなどに収納する時にペン先が出しっぱなしになっていても、クリップをポケットに狭むときに自動的に収納されるのである！
PDAの入力ペンの機能のついたマルチペンと言うと、機能優先でデザインやペン自体の使い心地と言うのは後回しにされがちであった。多機能であればあるほど、この傾向が強かったように思う。その点「Multipen Executive」は、PDA用のペンとして十分な機能を持ちつつも、高級ペンの実用的で美しいデザインと、製図用ペンのようなシャープな書き心地を実現している。
背広のポケットに違和感なく収納できるスタイリッシュなデザインのPDA用のペンを求めている人や、マルチペンを購入したものの結局は気に入らず、本体のスタイラスと普通のボールペンやシャープペンを併用している人には特にお勧めの一品である。
| 品名 |
購入価格 |
購入場所 |
| Rotring Multipen Executive |
8000円
（入力ペン用替芯 150円） |
アシストオン |
（彩音五郎）
2001/08/08 14:01
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