本日の一品 USBコネクタ標準装備の単3充電池「ECODEN」

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USBコネクタ標準装備の単3充電池「ECODEN」

iPhone充電用の「ACプラグ→USBポート・アダプター」とECODENを組み合わせて快適充電

　地球上で産業廃棄物として棄てるモノを極小化しようとする運動が活発だ。そこにモバイル機器の増加とが折り重なった現代は充電池の需要が過去最大に増加している時代だろう。基本的に短時間に大容量の電池を繰り返し消費する機器には充電池を使用するのが従来から一般的だった。

　たった20～30分、長くても1時間以内に単4電池数本を繰り返し使い切ってしまうラジコンカーやロボットなど、ホビーの世界がそうだ。昨今の、ケータイ電話やモバイル機器の増加による充電池の需要の急激な増加は、その生産コストを大きく下げる役目も果たしている。

　そのため、本来は安価な使い捨ての単3や単4乾電池などを使用する一般的な玩具や、膨大な種類のあるリモコンなど、家庭用電気製品の多くにもユーザーが充電式の電池を選択することができる価格環境になってきた。

　充電池といえば、誰もが思い浮かべるのが三洋電機の「エネループ」だろう。乾電池を使用する製品にはじめから標準でバンドルされてくるケースも増えてきている。筆者宅でも机の引き出しを開けて調べてみたら、エネループ電池が単3単4合わせて16本、充電器が3台も見つかった。

　本日ご紹介するニッケル水素充電池「ECODEN」（エコデン）は、原料は同じニッケル水素だが、「充電器不要」のウルトラ・ユニークな充電池なのだ。外観はごく普通の単3乾電池サイズだが、全体の長さの4分の1くらいが赤いキャップになっており、伸縮性のゴム素材で取り付けられているキャップを外すと、標準的な”USBプラグ”（Aタイプ）が露出する。

　このUSBプラグをパソコン本体にあるUSBポートや、ACアウトレットをUSBポートに変換するiPodやiPhoneなどのアダプタに挿入すれば、簡単に充電が可能な仕組みだ。充電は約500回可能だ。


2本パックのECODEN。筆者はこれを2パック購入、約1本1000円の計算だ。500回使えば1回20円となる	地球環境保全のために充電池の使用機会はますます増えてくるだろう。四角い大きな専用充電器が不要になる！

　充電器不要の「ECODEN」の登場は“バッテリー欠乏心配症”のガジェット・モバイルユーザーにとって福音だ。エネループ専用の充電器だけでも重量60g（2本用）～120g（4本用）なのだ。「ECODEN」なら、充電器分の重量、本数にして3～6本ほどよぶんに持って行ける計算になる。

　いいことずくめだが、落とし穴が1つだけある。「ECODEN」は全体の約4分の1がキャップになっているため、充電池としての容量が1450mAhだ。エネループの充電池1本は1900mAhと大きい。サイズが4分の3である「ECODEN」はエネループに比べて正直に25％容量が少ないことになる。

　小さな頃から算数や数学が大の苦手だった筆者には、結局どっちが得で、どうするのが自分にとって一番良いのかわからなくなってきた。しかし、エネループを使っている友人達にユニークな「ECODEN」を自慢するだけでも十分価値があると判断した次第だ。

　カラーリングと分割メカの関係か、とても単3サイズには見えない、怪しいECODEN。乾電池フェチではなくても、確実に自慢アイテムの一品となるはずだ。


キャップを外すとなんとUSBプラグが露出する。感動の一瞬だ！	筆者のThinkPad X300の側面にあるUSBポートで並列2連装充電開始「変だ！」

商品名購入価格購入場所

ECODEN 3980円（4本組） J-WAVE EC ONLINEショップ

■ ＵＲＬ
　 J-WAVE EC ONLINEショップの「ECODEN」販売ページ
　 http://shop.j-wave.co.jp/shop01/ProductDetail.aspx?&sku=TP0810-064

（ゼロ・ハリ）
2009/05/21 10:56

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