ケータイ Watch
連載バックナンバー
Bluetoothで音楽を飛ばして楽しむ。ヤマハ「NX-B02」
[2009/06/26]

サンワサプライのWeb限定商品「Miniトラックボールマウス」
[2009/06/25]

コンパクトな光学ディスク専用プリンター「CW-E60」
[2009/06/24]

長すぎるマウスケーブルをがっちり固定「マウスアンカー」
[2009/06/23]

ポートの見分けやすさはピカイチ「表彰台USBハブ」
[2009/06/22]

ずっと使いたいカメラケースはオーダーメイドで
[2009/06/19]

クリック専用デバイス? 指先で使う超小型トラックボール
[2009/06/18]

「光センサースイッチ」で暗いときに電源をオン!
[2009/06/17]

天井と壁面、どちらにも取り付けられるロジテックのLANカメラ
[2009/06/16]

サルでも使える? amadanaのポケットビデオカメラ「SAL」
[2009/06/15]


2009年6月

2009年5月

2009年4月

2009年3月

2009年2月

2009年1月

2008年

2007年

2006年

2005年

2004年

2003年

2002年

2001年

2000年

本日の一品タイトルGIF
心地よい眠りを求めるなら、枕をオーダーメイドしてみよう

注文してから6日後に届いた、筆者専用のオーダーメイド枕。丁寧な手書きのカードと、取扱説明書、ご使用のしおりが添えられていた

枕本体。直接顔を合わせることなく、悩み、首の隙間や後頭部の状態などを伝えることで作らている
 じわじわと気になり始め、ある瞬間から決定的に不満を持ったのがそれまで使用していた「枕」だった。以前は快適に使用していたはずの枕だが、どうも寝心地が悪い。いつものように頭を乗せて仰向けになっても、安堵感がないのだ。高さとやわらかさがどことなくおかしい。肩が妙に張る。さまざまな対策を講じてみたがダメ。違和感から寝返りが増えてしまい、寝つきが悪くなった上、熟睡感すら失われていったのであった。こうなると最悪だ。寝ても体が休まるどころかストレスがたまる。寝る前から枕の具合が気になり、やっと寝たかと思えばすぐ目が覚める。ほとほと困り、新しい枕を買うことに決めた。

 問題はここから。果たして自分にぴったりの枕はどうやったら見つかるのか。知人が気に入ったという枕の情報をチェックしたり、ショッピングサイトの感想をみたり。「こちらは値段も手ごろで感触はよさそうだが、高さが高いらしい。こちらは値段そのものが高いらしい」などなど。安い枕を重点的に攻めて、ダメならすぐ買い換えるという手もある。体に合えばコストが抑えられてラッキーだ。しかし服を買うのとは異なり、そもそも枕の選び方がわからない。ならば、多少の出費は覚悟で、枕を知っている人に頼りたい……。そこで出会ったのが、インターネットだけで枕をオーダーメイドできるという「天童プップ」である。

 天童プップの特徴は「1万人以上のコンサルティング実績を持つプロの枕のマイスターが、独自のノウハウによってお作りするあなただけのオリジナル枕」という点だ。オーダーメイドといえば、対面式でカウンセリングを行なわないと無理なのでは、と考えるが、天童プップの場合、直接会わない部分を、マイスターの経験値がカバーするという。購入後も調整できるというので、買ってからの後悔も少ないと判断し、オーダーしてみた。注文の際は、まず現在抱えている睡眠に関する悩みを聞かれる。その後、性別、年齢、身長、体重、首の下の隙間、後頭部の形と質問が続く。この「首の下の隙間」はオーダーメイドするにあたって、かなり重要なポイントだろう。測り方はちゃんとガイドが用意されているので安心だ。さらに、現在使っている敷布団と枕についても質問が及ぶ。マイスターに必要な情報なので、サバを読まずに正直に答えるべし。


注文したのは、専用カバー「オーガニックコットンピロケース」付きタイプ。カバーをとると枕が登場。なお、今回はピンク色のカバーを指定。色は10色から選べる 枕の側面にはジッパーがついている。開けてみるとこの通り! これがオーダーメイド枕の正体(!?)だ

実際に寝てみた例。肩口を軽く乗せると非常に安定してホッとする
 届いた枕は、想像していたよりも高くない。むしろ若干低い? という印象だ。寝心地はといえば、普通。これはかなりいい意味での「普通」である。低反発素材のように、寝た瞬間、枕からなんらかのリアクションが返ってくることはない。ゆえに「わぁ~やわらか~い!」「ふわふわ~」といった感想を口にすることはない。そっと肩口と後頭部を受け止める。寝た状態で、正しい姿勢を保つ。それが仕事だと思っているような、寡黙な職人的枕なのである。ゆえに頭を預けてもぜんぜん違和感がない。違和感がなく、枕が自己主張しない分だけ、枕のことが気にならない。なんとも不思議な存在なのだ。

 中をあけてみると、4つのパーツに分かれていた。これが「身体を自然に支える四つの山」。この内部に2種類のポリエチレン製のコルマビーズが入っており、この分量こそがオーダーメイドの秘密なのだ。説明書には「あなたのために、この分量で制作しましたよ」という情報が記載されている。首側と頭側では分量が違うので、枕の向きも大事とのこと。正しい向きで利用できるよう、カバーに印がついている点がニクイ。

 しばらく利用してみたが、以前の枕に感じていたような違和感やコリを感じなくなっている。枕への違和感で目覚めることもなく、「この枕め!」といった反感もない。ざっくり編み上げられたオーガニックコットンカバーのサラサラした肌触りと、ビーズのやさしいフィット感、つまりこれは「寝心地がよい」のである。使い続けていくうちに、病み付きになってしまいそうな予感があるのだった。

 まだまだ枕選びで悩んでいるとう方は、天童プップのサイトにある「正しい枕選び講座」を参考にしてみるといいだろう。


中央部と両サイドのポケットで、それぞれ異なるサイズのポリエチレン製ビーズが収納されている。このビーズの形状と量の加減がプロの仕事というわけだ 首があたる部分のビーズ。非常に軽いのが特徴

枕にはカルテにも似た個人説明書が添付されてくる。正しい向きで利用するために、枕に印がついているのだ 中には若干の調整を要する人もいることを考慮し、調整補充用中身素材(使用されたビーズの予備)と軽量カップもついてくる。これも決め手の1つ

商品名 発売元 購入価格
プップの四山枕 天童プップ 12,390円



URL
  天童プップ
  http://www.puppu.co.jp/


(すずまり)
2007/10/09 12:36

ケータイ Watchホームページ

ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.