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コードからの解放、Bluetoothトランスミッターとヘッドセット
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左がヘッドセット、右がトランスミッター。在庫の都合で色違いになってしまった
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ヘッドフォンで聞くコンパクト音楽プレーヤーは、デジタルオーディオの登場により、ここ数年で一気に小型化が促進された。カセットテープやMDといったメディアの大きさから解放され、ポケットに入れておくことが苦にならない製品ばかりが市場に並んでいる。
しかし、9月とはいえまだまだ暑い日も。クールビズ導入のおかげで背広からは解放されたが、必然的にポケットの数は減少する。そうなるとかばんの中にプレーヤーを入れなければならないのだが、イヤフォンコードによって身体の自由度はかなり制限されることになってしまう。この状況を打開し快適に音楽を聴くために、イヤフォンの無線化を試みることにした。
まずはプレーヤーから音を送信しなければならない。そこで入手したのがAudio Bluetooth Transmitterだ。3.5mmのミニプラグに対応した機器ならば何にでも使用できる汎用性が特徴で、電源兼Bluetooth機器とのペアリングに使用するボタンが1つあるだけの非常にシンプルな製品だ。ミニプラグだけあって、テレビやパソコンに接続しても問題なく使用できる。写真のとおりiPodと接続するとプラプラしてしまうが、かばんの中に入れてしまうのでその点は気にならないだろう。
飛ばした音を受信する機器として、同じ会社のmLink Rという製品を購入した。Bluetoothヘッドセットはここ数年で多くの製品が発売されるようになってきたが、好みのヘッドフォンやイヤフォンを接続できる機器は少ない。音漏れが少なく、大きな音を出せるカナル型イヤフォンを愛用しているため、自由に変更できるmLink Rはうってつけであった。AVプロファイル(A2DP)に対応しているほかハンズフリープロファイル(HFP)にも対応しているので、Bluetooth対応携帯電話と接続して通話をすることもできる。
購入から1週間ほど使ってみたが、トランスミッター・ヘッドセットとも見通し通信距離が10mあり、かばんの中に入れていても通信が途切れることはない。また、スタパ氏の記事で挙げられているような、ホワイトノイズは特に感じられなかった。いずれの製品も満充電で8時間使用できるので、1週間・通勤時に1時間ほど使って再充電の必要はなかった。
おおむね満足できる結果だが、不満点を挙げるとすれば電源投入の手間である。当たり前だが、使おうとするときにはプレーヤー・トランスミッター・ヘッドセットと3回電源を入れなければならない。電源を切るときには、ヘッドセットの電源を切ると自動的にトランスミッターの電源も切れるが、電源を入れる際にも同じ仕組みが適用されると嬉しかった。とはいえ、コードの取り回しにイライラしている方には是非ともお勧めしたい一品である。
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3.5mmプラグを使うヘッドフォンやイヤフォンなら何でも使用可能。左は充電用端子
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iPod miniと接続。ぶら下がる格好になるが、かばんの中に入れている限りは気にならない
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製品名 |
発売元 |
購入価格 |
Audio Bluetooth Transmitter mLink R |
モバイルキャスト |
6,000円 7,780円 |
■ URL
製品情報(mLink R)
http://www.mobilecast.co.jp/products/wireless_audio/mlinkr_series/r/
製品情報(Audio Bluetooth Transmitter)
http://www.mobilecast.co.jp/products/adapter/mdongle3/
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(ナカムラ)
2007/09/12 11:58
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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