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本日の一品タイトルGIF
手首が疲れないタテ型マウス「VerticalMouse 2」

製品パッケージ。ちなみに発売は2002年と、それほど新しいわけではない

右から見たところ。マウスが倒れているように見えるが、これが正しい置き方
 一般的に、マウスやキーボードを操作する際、手首は内側にねじれてしまっていることが多い。そもそも人間の手首というのはナナメ45度内側を向くのが正しいのであって、パソコン操作の場合、そこからさらに45度内側に曲げてしまっているわけだ。

 この状態が続くと、手のひらの下部が机にこすれて痛くなったり、腱鞘炎につながるようになる。いわゆるエルゴノミクスデザインのキーボードなどは、盤面の中央部が盛り上がった形状を採用することで、手首の確度が自然になるよう工夫しているわけだ。

 今回紹介するマウスは、一般的には水平に配置されているボタン類を垂直に配置し、手首にかかる負担を軽減した製品だ。見た目はかなりキワモノだが、実際使ってみると、これこそがマウス本来の姿であるべきでは? と思わせるほど、手首に負荷がかからない。とくに長時間利用した場合、一般的なマウスとの疲れ方の違いが顕著に現れる。手のひらの下部が痛くなることもない。

 とはいえ、マウスなるものを使い始めて十数年間、ボタンはずっと左右に並んでいたわけで、今になってボタンが縦に並んだインターフェイスを渡されても、脳がなかなか配置を理解してくれないのは困りものだ。一般的な操作はまだしも、右ボタンを押しながらのドラッグといったゼスチュア系の動きでは、操作を間違えまくりである。

 とりあえず2週間ほど使ってみたが、筆者はいまだにこのマウスで画像処理系の操作がうまくできない。本製品が変則的な5ボタン方式を採用しているという事情を差し引いても、使いこなすまで時間がかかる製品だと言えそうである。いやはや。

 おそらく世界初のマウスがこの形状であれば、人類の誰もがスタンダードとして受け入れていたに違いないのだが、慣れというのはつくづく恐ろしいものだと感じる。慣れれば間違いなく快適だと思われるが、そのぶんリスクも高いこの「垂直マウス」。我こそはという方はぜひチャレンジしていただきたい。


一般的なポジション。操作感はマウスとトラックボールくらい違う。なお、親指が当たる部分に5つ目のキーがレイアウトされている 慣れ親しんだ「手首の不自然さ」を取るか、それとも慣れない「手首の自然さ」を取るか。難しいところだ

製品名 発売元 購入価格
VerticalMouse 2 Evoluent 9,240円



URL
  VerticalMouse 2
  http://www.evoluent.com/vmouse2.html


(山口 真弘)
2007/01/19 11:09

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