本日の一品ボタンがカッコいい？ノキアのBluetoothハンズフリー

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ボタンがカッコいい？ノキアのBluetoothハンズフリー

取付前の操作スイッチ。見える場所に設置してもなかなか良いデザインだが、ほかにスピーカー、マイク、本体の設置が必要だ

　自動車でハンズフリー通話装置は数多く出ているが、たいていのものはデザイン的にもいまひとつ。そこで、デザイン的にもブランド的にも気に入ったハンズフリー装置「Nokia Advanced Car Kit」(CK-7W)をクルマに装着してみた。

　この製品はいちおうノキア製品用だが、ノキア製品しか使えないようにしているわけでもなく、Bluetoothのハンズフリープロファイルを持っていればたいていの携帯電話で使える。また、ノキア製携帯電話に接続できる有線ケーブルも付属されている。ただ、有線で接続したからといって充電できたりするわけではない。ノキアの携帯電話の充電は通信線とは別のコネクターだからだ。

　Nokia Advanced Car Kitのクルマへの設置は、ノキア・ジャパンでは決められた取付店で実施するよう推奨しているが、自己責任で行なう場合は、カーオーディオの設置ができるくらいの自動車電装の知識が必要だ。接続線は4本で、アース、常時電源、イグニッション(アクセサリーON)と、接続しなくても動くミュートだけ。国内のJEITAコードカラーと呼ばれるものと線の色が違うので慣れた人ほど注意が必要だろう。

　操作スイッチ、マイク、スピーカーと本体は別体となっているので、別々に好きな場所に設置できる。メーカーのWebサイトにも操作スイッチの写真をメインに掲載されていて、なんだかカッコ良さそうだ。だが、実際は本体とスピーカーはお世辞にも洒落たデザインとは言い難いもの。マイクは小さいので気にならないが、これもボタンくらいのデザインを施してほしかった。物が届いて初めて見たとき、ちょっとだまされた気持ちにもなったが、操作スイッチ以外は目立たない場所に設置してごまかそうと思ってしまった。

　筆者は操作スイッチを右手を伸ばすと手の届くところ。マイクはAピラーの上のほう、スピーカーと本体は足下に設置した。幸いにもスピーカー音は相当大きな音ができるので、足下設置でも聞きづらいことはなかった。

　接続で使ったのはauのW44T、対応機器表にも載っていないが使えた。他にもソニー・エリクソン製の802SEやノキア製のBluetooth搭載機で動作を確認した。操作は2度押し(ダブルクリック)するとリダイヤル、一度押しで終話。着信時は一度押しで通話開始となる。音量は丸い押しボタンの周りがダイヤルになっており、これで音量が調整できる。

　また、ノキア製携帯電話の場合は音声ダイヤルを登録しておけば、長押し後に登録音声をしゃべればその相手先に電話がかかるという。

　Bluetoothハンズフリーはこの機種以外も多数あるので、何がなんでもノキアという人にはすすめるが、それ以外には、スピーカーやマイクのデザインがイマイチなことを踏まえて検討してほしい。ただ、スピーカーの音量や音質はきちんとしているので、この点を評価して選んでも良い製品だ。


ステアリングの右横に貼り付け。操作スイッチはボタンとダイヤルだけ。動作中は白ランプが点灯。電話帳からの発信は本体操作すればよい。ワイヤレスなので快適だ	マイクは顔から比較的近いフロントガラスとサイドガラスの中央の柱、Aピラー上部に固定した

本体とスピーカーはとりあえずシート下の足下に置いた。スピーカーは大音量でも音が割れずに性能だけは合格。できれば耳に近い場所に設置し直ししたい


検索するとすぐに認識される。ちなみに、Bluetoothも普及しているのか、近所の知らない機器も認識された	W44Tで発信すると、ハンズフリー機器はクルマのイラストで表示される

製品名発売元実売価格購入場所

Nokia Advanced Car Kit(CK-7W) ノキア 13,945円 eXpansys.jp

■ ＵＲＬ
　製品情報
　 http://www.nokia.co.jp/phones/enhancements_car.shtml

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・ノキア、Bluetooth対応のハンズフリー・カーキット

（江須田）
2006/10/23 11:05

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