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「ラビアン・ローズ」が花言葉？ プラスチックの薔薇
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「ラビアンローズ」。プラスチックでできた薔薇の花だ
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薔薇は女性が好む代表的な花の1つだ。薔薇の花言葉が「愛」であることを知っている人は多い。世界中にファンの多い薔薇関連の書籍を見たところ、薔薇の花言葉は色によってかなり異なるようだ。また、枝の付いた薔薇や、その枝だけ、蕾の場合――などによっても異なるため、その意味するところはあまりにも多岐でディープ、もはや普通の人間ではそれら全てをはかり知ることはできない状況になっている。
「困った時のインターネット頼み」で、さっそく「花言葉」を調べてみれば、例えば、「薔薇の葉」は「希望あり、頑張れ」ということを意味するという。ところが、「薔薇の枝」となると、「貴方の不快さが私を悩ませる」という、意味になるという。さらに、「中輪の黄色い薔薇」をもらったりしたなら、「あなたには誠意がありません」という意味で、もうお先真っ暗って感じになってしまうのだ。
また、薔薇は、色やサイズ、各パーツで、花言葉が変わるだけでなく、そのエレメントの組み合わせで、また別の花言葉が生じるという複雑なものらしい。例えば「3つの蕾に1つの花」は、「あのことは永遠の秘密」を意味する。これが、蕾と花の数が逆転して少し数が変わり、「2つの花に1つの蕾」になると、「あのことは当分秘密」と言うように変化するらしい。ちょっとした勘違いが大きな溝をも生みかねない。もはや数学の集合理論や順列組み合わせをマスターするような感性や能力が要求されるのだ。
そんなことを思いながら、外苑前を表参道に向かって歩いていたら、前から狙っていた北欧産のMP3プレーヤーを販売しているインテリアショップである「シボネ」にたどり着いた。目的のMP3プレーヤーは在庫がなく、あいにくの予約となったが、レジの側でプラスチックでできたフェイクの薔薇を見つけた。アクリルのパッケージの中には「ラビアン・ローズ」（la vie en ROSE）と書かれた硬質の黒いスポンジが敷かれ、その上に枝付きのプラスチック製の薔薇が綺麗に収まっている。薔薇はかなり小輪で、カラーは、少し暗い赤、黒、そして白だったが、筆者は、赤と黒の2本を購入した。
気になって、花言葉を調べてみたところ、小輪の薔薇も黒い薔薇も見当たらない。唯一気になったのは、「黒赤色の薔薇の花言葉」であり、それは「死ぬまで憎みます、化けて出ますよ 」というショッキングな内容だった。少し赤が黒っぽいだけで、ここまで大きくその意味するところが激変するのも薔薇の特徴なのかもしれない。やはり、女性は全て薔薇だと思うべきなのかもしれない。もはや黒い薔薇の花言葉を知りたいとは思わない。そんな扱いにくい薔薇だが、貴方の誠意とTPOで、「ラビアン・ローズ」（素晴らしきバラ色の人生）を実現してくれるかもしれない、と想像してみたりする本日の一品だ。
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1本ずつパッケージされており、色は黒、赤、白の3色がある
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順列組み合わせのように複雑な花言葉を持つ薔薇のプレゼントはよく考えてから……
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| 商品名 |
購入価格 |
製造元 |
| ラビアンローズ |
850円（1本） |
青山ベルコモンズ B1F「CIBONE」（シボネ） |
（ゼロ・ハリ）
2006/06/29 11:02
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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