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世界初! 16:9ワイドを楽しむコンパクトデジカメ「DMC-LX1」

落ち着いたデザインのDMC-LX1

一番目に付くところにアスペクト比の切り替えスイッチがある
 デジカメは、初めてカシオのQV-10を手に入れた時から、個人的にも強い興味を持ち続けている商品の1つだ。今や、いろいろな仕事はもちろん、ブログの情報補完にもなくてはならない存在になっている。デジタルカメラの世界では、常にユニークな技術アプローチでユーザーを楽しませてくれるメーカーの1つにパナソニックがある。

 筆者は、パナソニックのOEMであるLeica(ライカ)のデジカメと、超望遠と手ブレ防止をサポートしたDMC-FZ系シリーズのデジカメを何代かにわたって複数台持っている。そのパナソニック社が、大型ワイドプラズマテレビなどが先行するAVワールドにフォーカス、今までありそうでなかった画期的な楽しいワイドデジカメ「DMC-LX1」を発売した。

 米国への出張を翌日に控えたある晩、都内某所でDMC-LX1のシルバーモデルを衝動買いした。筆者の場合、国内旅行で荷物の少ない時には、キヤノンのEOS Kiss Digital NとTAMRONのXR Di IIを持って行く。しかし、カメラマニアではない筆者にとって、Nモデルで軽量化されたとはいえ、荷物の多い海外旅行にはこのセットは抵抗のあるサイズと重量だ。そこで、多くの海外旅行では、アナログ望遠12倍を簡単に実現してくれる「DMC-FZ1」の出番となっていた。そのFZ1で唯一の不満が、広角をサポートしていないことだった。

 ワイドコンパクト機「DMC-LX1」は、望遠こそ光学4倍となったが、広角28mmは、筆者の使用環境ではありがたいスペックだ。なにより、世界初の16:9のワイドなCCDを搭載していることは理想的だった。「今まで見えなかった世界が見えてくる」という表現が一番ピッタリだろう。いまやテレビはワイドが当たり前だが、画面の外のリアル風景をレンズで切り取る時も、DMC-LX1のワイド撮影がフィットするシーンが多い。


4:3と16:9ではこれだけ視野が違う

 もっとも残念ながら、我が家のパイオニア製ワイドプラズマTVにはSDカードのインターフェイスがなく、ThinkPadの外付けディスプレイとしてプラズマTVを接続しても、ドライバが対応しておらず、大きくワイドな16:9のTV画面の中央付近を遠慮がちに4:3の小さなモニターディスプレイとして使ってしまうので、LX1の威力を発揮できず残念だ。

 DMC-LX1は、レンズの周囲に、縦横のアスペクト比の切り替えスライドスイッチがあるので、撮影時に1枚1枚、その縦横比率を自由に切り替えることが可能だ。時々、周囲の余計なモノを撮影したくないという気持ちから、4:3に切り替えたりした後、16:9のワイドアスペクトに戻すのを忘れて、貴重な写真を効果的に撮影できなかったことが何度かあった。840万画素、16:9の撮影は当然、多くのSDメモリを必要とするが、できれば安くなった1GBクラスのSDを使い、全ての写真を16:9の最高画質で撮影し、不要な部分は後からPC上でトリミングするという考え方の方が良いかもしれない。

 今まで、パナソニックをはじめ多くのメーカーのデジカメを使用したが、DMC-LX1は、その中でも、写真撮影の楽しさというジャンルでは間違いなくナンバーワンクラスだ。185グラムの軽量コンパクト性能、840万画素CCD、広角からアナログ4倍ズーム迄をサポートし、16:9のアスペクト比を実現、起動時間の早さ、電池の持ち、いずれをとっても、しばらく筆者のトラベル・コンパニオン・ベスト・デジカメだろう。


ごく一般の風景にも16:9のワイドが効果的なシーンは多い

商品名 価格 購入場所
パナソニック「DMC-LX1」 58,800円(2005年9月) ヨドバシカメラ上野店



URL
  パナソニック「DMC-LX1」製品情報
  http://panasonic.jp/dc/lx1/


(ゼロ・ハリ)
2005/10/26 10:27

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