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液晶激薄! 機能十分のノートパソコン「バイオ type T」

バイオ type T。上面がフラットすぎて、握ったら割れてしまいそうな印象も受ける。だから、逆に丁寧に扱って長持ちしてしまう? というデザインか

薄い液晶は本当に薄い! 気になる人は店頭で心行くまで触ってみたほうがよいだろう
 最近、ノートパソコンを購入した。選択条件としては20万円を絶対に切る価格で、実質5時間はバッテリーが持ち、持ち歩くので少しでも軽いほうがよい。外で使うのでスタイリングの見栄えも重要だ。

 そこで選んだのが薄型液晶のバイオ type T。PC系のニュースなどで薄いのがさんざん報じられているので知ってる人も多いと思うが、現物を見てその薄さを実感した。

 その液晶部分は、開閉時に手がひっかかるようにちょうどフチの上の部分の厚みが薄く鋭くなる形状。粘土のようなものが上から落ちてきて液晶ディスプレイ部にあたれば、真っ二つになるかもしれないが、そんなことをしても「The クラッシュ!」に投稿することになるだけだろう。気になる耐久性だが、メーカーがいくら丈夫に作っていると言っても、この薄い液晶は、ついつい丁寧に扱ってしまいそうだ。下手に頑丈そうに見えるノートパソコンよりも、壊れやすい印象を受ける造りのほうが丁寧に扱う習慣がつき、そういった面でも長持ちしそうだ。

 type Tは薄い液晶以外にもなかなか便利な1台だ。筆者がお気に入りなのは、なんといってもFeliCaリーダーを搭載していること。電子マネーのEdyや、JR東日本の「Suica」を使っていたりした場合には、このtype T単体で認証をはじめチャージや残高の確認などができる。

 SDカードスロットがついているので、アダプターを持ち歩く必要がなくなった。筆者はあまり使わないが、ソニーなのでメモリースティックは当然対応しているし、PSPや最近のデジタルカメラで使われているメモリースティックDuoだって直接差し込むことができる。

 さらにワイヤレスも充実だ。IEEE 802.11a/b/gに対応し、そのIEEE 802.11aは従来のものだけでなく新たに追加されたチャネルにも対応。世間に出回っている無線LANアクセスポイントのすべてに接続が可能になっている。その上Bluetoothを装備していることでBluetoothマウスが送信機なしで使うことができ、Bluetoothヘッドセットさえもそのまま使うことができる。

 バイオといえば気になる内蔵ソフトだが、以前のジョグダイヤルがついていたころのバイオと比べると常駐するようなものはほぼ皆無だし、HDD容量の問題以外にはクリーンインストールの必要はなさそうだ。クリーンインストールの作業も覚悟して購入したのだが、これはちょっと肩すかしを食らった。もちろんAV関係のソフトウェアは一通り入っている。


Edyカードの残高、Suicaの履歴なども外部機器を接続せずに、これだけで閲覧できてしまう
 そんなtype Tだが、CPU、OS、HDD容量、メモリ、光学ドライブ、保証などをチョイスすると最安は16万9,800円から。筆者は今回、Pentium Mとの価格差3万円を惜しんでCeleron M搭載の最安構成にしてみた。

 CPUの違いは使用状況に合わせてCPUクロックを動的に可変する「SpeedStep Technology」の有無で、動作時間も6.5時間と9時間というようにPentium Mの動作時間が3割近く長い。しかし、使うときはガンガン負荷をかけ、使わないときはすぐにスタンバイや休止状態にするような使い方ではそれほど差が出ないと決め込み、Celeron Mをチョイスしたというわけだ。

 世間では、動作時間はカタログ記載値の60~70%程度と見る向きもあるようだが、このCeleron M版では、筆者の使い方で5時間以上駆動した。ハイスペックな風潮に流されず3万円をケチって結果的には正解だったようだ。

 充実した機能と十分な性能を備え、その上、しばらくは自慢できそうなスタイリング。約17万円にしてはなかなか良いノートに出会えたと思っている。


触ってみるとフラットなタッチパッド シンプルな色使いに薄くてすっきりとした外見。人前で見せることもあるモバイル機だけに、これから活躍してくれそうだ

品名 発売元 購入価格 購入場所
バイオ type T(VGN-TX90S) ソニー 16万9,800円 ソニースタイル



URL
  製品情報(ソニースタイル)
  http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Product/T/


(江須田)
2005/10/18 10:52

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